第1問気象庁における気温の観測基準高度として正しいものはどれか。
- A地上2.0m
- B地上1.25m〜2.0mの間
- C地上10m
- D地上1.5m
地上気象観測の基礎となる気温・風・降水・気圧の観測を学ぶ分野です。気象庁の気温観測基準高度(地上1.5m)や電気式温度計、風速計の設置高度(10m)、瞬間風速・最大風速の定義、転倒ます型雨量計、気圧の海面更正といった観測の原理と数値がねらわれます。相対湿度や露点温度、相当温位などの湿度に関わる基礎概念も頻出です。定義や単位、観測手法の細かな違いを正確に押さえることが、以降の予報分野の理解につながります。
この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.最低気温は0時から9時、最高気温は9時から18時まで。
統計データとしての記録は0〜24時間だが、明日の天気予報等では最低気温は0〜9時、最高気温は9〜18時を対象とする。
この問題の解説ページを開く →正解:D.2025年に群馬県伊勢崎で観測された41.8℃
日本の観測史上最高気温は2025年8月5日に群馬県伊勢崎で記録された41.8℃である(気象庁歴代全国ランキング)。
この問題の解説ページを開く →正解:A.厳冬期(12月〜2月)に霜が降りることは当然であるため、この期間は原則として発表されない。
霜注意報は農作物への被害を注意喚起するものであり、日本本土で霜が降りて当然の冬季には発表されない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.風速は1秒間に空気が移動する距離(m/s)であり、0.1m/s単位で観測される。
風向は吹いてくる方向、気象官署は36方位、1ktは1時間に1海里進む速度であり、風速は0.1m/s単位で観測される。
この問題の解説ページを開く →正解:C.台風接近時など平均風速が30m/sを超える場合、突風率は常に3.0倍以上となる。
平均風速が30m/sを超えるような強風時の突風率はおおむね1.5倍前後となり、3.0倍を超えることはまずあり得ない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.突風とは、平均風速が一時的に20m/s以上となる現象と数値で明確に定義されている。
突風には明確な風速の定義がなく、「急に吹く強い風で継続時間の短いもの」と説明されている。
この問題の解説ページを開く →正解:A.超音波式積雪計を用いた観測では、音波の速度が気温に依存するため、同時に気温も観測する。
超音波の空気中の伝播速度は空気密度(気温)に依存するため、積雪観測の際は同時に気温も観測して補正する。
この問題の解説ページを開く →正解:A.(そのときの水蒸気圧 ÷ そのときの飽和水蒸気圧) × 100
相対湿度(%)は、そのときの水蒸気圧(水蒸気密度)をそのときの飽和水蒸気圧(飽和水蒸気密度)で割り、100を掛けたものである。
この問題の解説ページを開く →正解:B.空気が乾燥しているほど湿球からの水分の蒸発が盛んになり、奪われる蒸発熱により乾球との温度差が大きくなる。
空気が乾燥しているほど蒸発が促進され、蒸発熱(潜熱)が奪われるため湿球温度がより下がり、乾球との温度差が大きくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.気圧が一定のまま空気中の水蒸気量が増加した場合、露点温度は低くなる。
水蒸気量が増加すれば、より高い温度で飽和に達するようになるため、露点温度は高くなるのが正しい。
この問題の解説ページを開く →正解:C.気象庁では自然対流のみに頼らず、0.15m/sの通風を行って観測している。
気象庁では0.15m/sの通風を行っている。風速が強すぎると誤差が生じ、急激な変動には追従しにくい短所がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.1Paの圧力とは、1平方メートルの面に1ニュートン(N)の力が働くことをいう。
1Paは1m²あたり1Nの力を表す。また1hPa=100Paであり、気圧は流体のためあらゆる方向に働く。大気の99.9%は高度50km以下にある。
この問題の解説ページを開く →正解:B.標高が1000mの観測所でも、海面更正を行って地上天気図の解析データとして利用される。
海抜800m以上で観測された現地気圧は、海面更正を行うと誤差が大きくなるため更正を行わず現地気圧のみ発表する。
この問題の解説ページを開く →正解:D.鉛直p速度が -50hPa/h であるとは、1時間に気圧が50hPa減少するような上昇流であることを意味する。
気圧の時間変化率なので、負の値が上昇流を意味する。高度(空気密度)が違えば実際の速度(m/s)は異なる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.温度変化に敏感に反応するため、温度変化の大きい屋外を避け、室内のエアコンから遠ざけて設置する。
気圧計は温度変化に敏感に反応するため、温度変化の少ない室内に設置し、エアコンなどの影響を避ける必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.下降気流による断熱圧縮で気温が上昇し、飽和水蒸気圧が高くなることで相対湿度が下がるため。
下降気流による断熱圧縮で気温が上昇し、飽和水蒸気圧が大きくなることで相対湿度が低下(乾燥)する。
この問題の解説ページを開く →正解:D.現地気圧に、200m分の気圧低下量(絶対値)を足し合わせて海面気圧とする。
気圧は下層ほど高いため、観測された現地気圧に高度差分の気圧変化量の絶対値を足して海面気圧(海抜0m)を求める。
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