1級土木施工管理技士(第一次検定) ⑥ 河川・砂防

治水に関わる構造物の施工を扱います。河川工事では、堤防の構造と施工(腹付け・引堤・天端の仕上げ)、護岸の構成要素(法覆工・基礎工・根固工)、樋門と水制工が中心テーマです。砂防では、砂防えん堤の各部名称と施工順序、渓流保全工、地すべり防止工(抑制工と抑止工の区別)、急傾斜地崩壊防止工が問われます。用語の定義を正確に押さえることと、施工順序を問う出題に備えることが得点の鍵になります。

この分野の問題45問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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217河川堤防において、堤防により洪水氾濫から保護されている側の土地を指す用語はどれか

  1. A堤内地
  2. B堤外地
  3. C法尻
  4. D法肩
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正解:A堤内地

堤防により保護されている側を堤内地、水の流れる側を堤外地という。

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218河川の低水路部における一連の区間の掘削を行う際の原則的な施工方向はどれか

  1. A上流から下流に向かって掘削する
  2. B川幅の中央から両岸に向かって掘削する
  3. C両岸から中央に向かって掘削する
  4. D下流から上流に向かって掘削する
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正解:D下流から上流に向かって掘削する

流水の乱流による洗掘等を防ぐため、原則として下流から上流に向かって掘削する。

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219引堤により既設堤防の背後に新堤を築造する場合、旧堤を撤去するまでの併存期間の目安として正しいものはどれか

  1. A3年程度
  2. B1年程度
  3. C5年程度
  4. D10年程度
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正解:A3年程度

新堤の圧密沈下の促進や植生の生育状況を確認するため、3年程度は併存させる。

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220築堤材料の配置において、土質が異なる材料を使用する場合の原則として正しいものはどれか

  1. A川表側に透水性の大きい土を、川裏側に透水性の小さい土を用いる
  2. B川表側に透水性の小さい土を、川裏側に透水性の大きい土を用いる
  3. C川表・川裏ともに透水性の大きい材料を均一に配置する
  4. D川表・川裏ともに透水性の小さい材料を均一に配置する
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正解:B川表側に透水性の小さい土を、川裏側に透水性の大きい土を用いる

堤体内の浸透を抑制するため、川表側には透水性の小さい土を配する。

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221盛土材料が高含水比粘性土である場合の施工上の留意点として、正しいものはどれか

  1. A大型ダンプトラックによる直接的な敷均しを繰り返す
  2. B締固め効果を高めるためにあえてこね返しを行う
  3. C接地圧の大きいブルドーザで強力に締め固める
  4. D接地圧の小さいブルドーザによる二次運搬を行う
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正解:D接地圧の小さいブルドーザによる二次運搬を行う

こね返しによる強度低下を防ぐため、別途運搬路を設けるか接地圧の小さい機械を使用する。

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222既設の堤防に腹付けを行う際の新旧法面をなじませるための段切りの高さ(一層仕上り厚の2倍)として正しいものはどれか

  1. A10〜20cm
  2. B30〜40cm
  3. C50〜60cm
  4. D80〜100cm
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正解:C50〜60cm

段切りは一層仕上り厚(30cm以下)の2倍である50〜60cm程度とする。

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223堤防の拡築に伴う段切り施工における、段切り面の水平部分の取り扱いとして正しいものはどれか

  1. A雨水の浸透を促進するために逆勾配をつける
  2. B施工中の排水を考慮して横断勾配をつける
  3. C完全に水平に仕上げて盛土との密着を図る
  4. Dあえて凹凸を設けて摩擦抵抗を大きくする
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正解:B施工中の排水を考慮して横断勾配をつける

水平部分には横断勾配をつけて、施工中の排水に注意する必要がある。

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224堤防の基礎地盤処理において、地盤面下から切株や竹根などの障害物を除去すべき深さの目安はどれか

  1. A約0.5m以内
  2. B約2m以内
  3. C約1m以内
  4. D約3m以内
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正解:C約1m以内

盛土と地盤の密着を図るため、基礎地盤面下約1m以内の障害物は丁寧に除去する。

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225堤防工事の施工において、降水の集中を防ぐために堤体横断方向に設ける排水勾配の範囲として正しいものはどれか

  1. A3〜5%
  2. B1〜2%
  3. C6〜8%
  4. D10〜12%
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正解:A3〜5%

降雨による法面侵食を防止するため、3〜5%程度の排水勾配を設ける。

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226築堤盛土の締固め作業を行う方向についての原則として、正しいものはどれか

  1. A河川堤防法線と直角に(横断方向に)行う
  2. B堤防の中央から法尻に向かって放射状に行う
  3. C河川堤防法線と平行に(縦断方向に)行う
  4. D法面の下方から上方に向かって斜めに行う
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正解:C河川堤防法線と平行に(縦断方向に)行う

締固め幅が重複するように、堤防法線と平行に(縦断方向に)作業を行う。

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227築堤盛土の敷均しにおいて、締固め後の1層の仕上り厚として定められている数値はどれか

  1. A20cm以下
  2. B30cm以下
  3. C50cm以下
  4. D60cm以下
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正解:B30cm以下

高まきによる締固め不足を防ぐため、1層の仕上り厚は30cm以下とする。

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228河川堤防の軟弱地盤対策として用いられる軽量盛土工法に関する記述として、正しいものはどれか

  1. A堤防の定規断面内には使用しない
  2. B既設堤防のかさ上げには積極的に使用する
  3. C腹付け盛土の全区間にわたり使用する
  4. D軟弱な粘性土地盤の表層改良として使用する
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正解:A堤防の定規断面内には使用しない

人工材料を用いる軽量盛土工法は、河川堤防の定規断面内には使用しない。

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229河川護岸の構造において、高水時の表法面を保護する施設と、低水路を維持する施設の名称の組み合わせとして正しいものはどれか

  1. A堤防護岸 - 寄石護岸
  2. B高水護岸 - 低水護岸
  3. C法覆護岸 - 根固護岸
  4. D表法護岸 - 裏法護岸
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正解:B高水護岸 - 低水護岸

高水時の表法を保護するのが高水護岸、低水路を維持するのが低水護岸である。

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230河川護岸における水抜きの設置に関する記述として、正しいものはどれか

  1. A河川護岸には、原則として水抜きを設置する
  2. B河川護岸には、いかなる場合も水抜きを設置しない
  3. C水抜きを設ける場合は、堤体材料の細粒土が共に排出されるようにする
  4. D残留水圧が大きくなる掘込河道等では、必要に応じて水抜きを設ける
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正解:D残留水圧が大きくなる掘込河道等では、必要に応じて水抜きを設ける

一般に水抜きは設けないが、残留水圧が懸念される場合には土砂流出に留意して設ける。

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231石積工・石張工の構造において、河川環境面の観点から優れているとされる工法はどれか

  1. A目地にモルタルを詰めない「空石積」
  2. B石の隙間にコンクリートを充填する「練石積」
  3. C石の大きさを揃えて横に同じ高さで積む「布積」
  4. D強度を重視して石同士をかみ合わせる「谷積」
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正解:A目地にモルタルを詰めない「空石積」

目地にモルタル等を使用しない空石積が、河川環境面からは優れている。

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232石張・石積の護岸工において、高い安定性があり地震や洪水に対しても強いため原則とされる積み方はどれか

  1. A布積(整層積)
  2. B縦積(垂直積)
  3. C平積(水平積)
  4. D谷積(乱層積)
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正解:D谷積(乱層積)

上下左右の石をかみ合わせて積む谷積は自重で締まり安定性が高いため、原則とされる。

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233コンクリートブロック張り工や連節ブロック工に使用するコンクリートの施工上の留意点として、正しいものはどれか

  1. A流動性を高めるためにスランプを大きくする
  2. B水中での分離を防ぐために水中不分離性混和剤を必ず混ぜる
  3. Cコンクリートの流動化を防止するためにスランプを小さくする
  4. D表面の明度を高くして周辺環境とのコントラストを強調する
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正解:Cコンクリートの流動化を防止するためにスランプを小さくする

斜面での流動化を防止するため、スランプを小さくして施工する。

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234根固め工の施工において、その敷設天端高に関する原則として正しいものはどれか

  1. A基礎工天端高と同じ高さとする
  2. B基礎工天端高より50cm高くする
  3. C計画高水位と同じ高さとする
  4. D最深河床高よりさらに1m下げる
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正解:A基礎工天端高と同じ高さとする

根固め工の敷設天端高は、基礎工天端高と同じ高さとすることを基本とする。

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235根固め工に使用するブロックの重量を決定する際の基準として、正しいものはどれか

  1. A現場付近の河床にある転石類の平均重量とする
  2. B堤防に使用されている築堤材料の単位体積重量とする
  3. C現場付近の河床にある転石類の最大級の重量以上とする
  4. D法覆工に使用されている石材1個あたりの重量とする
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正解:C現場付近の河床にある転石類の最大級の重量以上とする

最大流速や流石に抵抗するため、現場の転石類の最大級の重量以上とする必要がある。

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236鋼矢板の二重仮締切りにおいて、壁体の剛性を高め土圧を低減するために用いる中埋め土の土質として、原則とされるものはどれか

  1. A高含水比の粘性土
  2. B透水性の低い青粘土
  3. C現地発生のシルト質土
  4. D良質な砂質土
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正解:D良質な砂質土

中埋め土には、剛性確保と土圧低減の目的から原則として良質な砂質土を用いる。

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237仮締切り工を撤去する際、流水の影響がある場所での撤去順序として正しいものはどれか

  1. A上流側 → 下流側 → 流水側
  2. B下流側 → 上流側 → 流水側
  3. C流水側 → 上流側 → 下流側
  4. D上流側 → 流水側 → 下流側
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正解:B下流側 → 上流側 → 流水側

土圧や水圧をバランスさせるため、下流側、上流側、流水側の順で撤去する。

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238渓流に設置される水制工の構造および設置に関する記述として、正しいものはどれか

  1. A流水や転石の衝撃に耐えるよう頭部を露出させた非越流水制とする
  2. B水制頭部を渓床の中に深く埋め込んだ越流水制とする
  3. C瀬や淵の創出効果を積極的に期待して設置する
  4. D不透過水制は、川の流れの一部を透過させて堆砂を促進させる
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正解:A流水や転石の衝撃に耐えるよう頭部を露出させた非越流水制とする

荒廃渓流では衝撃が大きいため、堅固な構造の非越流水制を設置する。

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239床固め工のうち、原則として天端高と計画渓床高を同一とし、落差を設けないものを何というか

  1. A落差工
  2. B前庭保護工
  3. C水叩き
  4. D帯工
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正解:D帯工

帯工は落差を設けず、計画河床を維持するために設置される。

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240柔構造樋門の施工において、樋門本体の沈下形状を設計想定に近づけるための配慮として正しいものはどれか

  1. A堤体の川表側から優先して片盛りを行う
  2. B盛土を函軸に沿って水平に盛り上げる
  3. C函体の中央部を厚く、両端を薄く盛り上げる
  4. D地盤が沈下しきった後に樋門を設置する
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正解:B盛土を函軸に沿って水平に盛り上げる

想定した沈下形状にするため、盛土は函軸に沿って水平に積み上げる必要がある。

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241樋門本体の不同沈下対策として、地盤の残留沈下を考慮して堤体中央部付近に設置するのを避けるべきものはどれか

  1. A遮水壁
  2. B門柱
  3. C可とう性継手
  4. D止水矢板
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正解:C可とう性継手

可とう性継手は、地盤の残留沈下等を考慮し、堤体中央部付近は避けて配置する。

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242砂防えん堤の基礎地盤の掘削において、一応の目安とされている掘削深さの組み合わせとして正しいものはどれか

  1. A砂礫基礎:1m以上 / 岩盤基礎:0.5m以上
  2. B砂礫基礎:5m以上 / 岩盤基礎:3m以上
  3. C砂礫基礎:3m以上 / 岩盤基礎:2m以上
  4. D砂礫基礎:2m以上 / 岩盤基礎:1m以上
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正解:D砂礫基礎:2m以上 / 岩盤基礎:1m以上

一般に砂礫基礎で2m以上、岩盤基礎で1m以上の掘削が目安とされる。

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243砂防えん堤の基礎地盤が砂礫盤である場合、堰堤高に関する制限として原則的な数値はどれか

  1. A10m未満
  2. B20m未満
  3. C15m未満
  4. D30m未満
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正解:C15m未満

砂礫基礎の場合は、安全性の観点から堰堤高を15m未満に抑えることが原則である。

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244砂防えん堤の基礎仕上げ面付近の掘削施工において、地盤の撹乱を防ぐための手法として正しいものはどれか

  1. A大型バックホウのバケットで一気に仕上げる
  2. B仕上げ面付近の約50cmは人力で施工する
  3. Cブルドーザのクローラで踏み固めて仕上げる
  4. D火薬による発破で岩盤の亀裂を最小限にする
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正解:B仕上げ面付近の約50cmは人力で施工する

重機による地盤撹乱を防ぐため、仕上げ面付近の約50cmは人力施工とする。

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245砂防えん堤の基礎地盤にパイピングのおそれがある場合の一般的な対策はどれか

  1. Aえん堤の堤高を高くして重量を増やす
  2. B水抜き暗渠の数を増やして排水を促進する
  3. C堤底幅を広くするか遮水壁(止水壁)を設ける
  4. D基礎地盤を緩めて透水性を高める
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正解:C堤底幅を広くするか遮水壁(止水壁)を設ける

パイピング対策には堤底幅の拡大、または鋼矢板等の遮水壁の設置が有効である。

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246砂防えん堤の基礎が岩盤である場合、コンクリート打ち込み直前に行うべき作業はどれか

  1. A岩盤清掃を行い、たまり水をふき取る
  2. B乾燥を保つために岩盤をバーナーで加熱する
  3. C岩盤をあえて荒らして付着力を高める
  4. D岩盤の風化を待ってからコンクリートを打つ
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正解:A岩盤清掃を行い、たまり水をふき取る

清掃によって緩んだ岩盤を取り除き、たまり水を完全に除去してから打設する。

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247砂防工事現場における材料運搬用の索道設置に関する留意点として、正しいものはどれか

  1. A既存の強固な樹木をアンカーとして利用する
  2. B既存の樹木は利用せず、埋設アンカーを基本とする
  3. C余ったコンクリートはアンカー周辺の地盤に埋めて処分する
  4. D索道下の樹木は、施工の邪魔になるためすべて抜根する
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正解:B既存の樹木は利用せず、埋設アンカーを基本とする

樹木の保護と安全のため、既存樹木は利用せず埋設アンカーを使用する。

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248渓流保全工(流路工)を扇状地に施工する場合、特に調査・留意すべき事項はどれか

  1. A周辺の地下水や伏流水などの水利への影響
  2. B砂防えん堤の袖天端の意匠性
  3. C渓流内に生息する魚類の個体数調査
  4. D上流部の土砂生産量の大幅な削減
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正解:A周辺の地下水や伏流水などの水利への影響

扇状地での施工は地下水や伏流水に影響を及ぼすおそれがあるため、十分な調査が必要である。

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249渓流保全工の護岸工において、背後地に湧水が多い場合に設置する水抜き孔の位置として正しいものはどれか

  1. A基礎工の天端より低い位置
  2. B常時の水位と同じ位置
  3. C河床面と同じ高さの位置
  4. D常時の水位より高い位置
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正解:D常時の水位より高い位置

外力の減少を図るため水抜き孔を設けるが、その位置は常時の水位より高くする。

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250地滑り防止工の施工計画において、原則とされる施工順序はどれか

  1. A抑止工を施工した後に、抑制工で仕上げる
  2. B抑制工により活動を緩和させた後に、抑止工を施工する
  3. C抑止工を数年かけて施工し、抑制工は省略する
  4. D抑制工と抑止工を完全に同時に着工する
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正解:B抑制工により活動を緩和させた後に、抑止工を施工する

まず抑制工で自然条件を変化させ、その後に構造物による抑止工を行うのが原則である。

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251地滑り防止工のうち、地表水排除工の水路構造に関する記述として正しいものはどれか

  1. A地震等の変状に耐えるため、極めて剛性の高いコンクリート構造とする
  2. B一度設置したら修理が不要な永久構造とする
  3. Cある程度の変状に対しても機能を維持できる柔軟な構造とする
  4. D水路の途中に集水ますを設置することは避ける
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正解:Cある程度の変状に対しても機能を維持できる柔軟な構造とする

地滑り地内では地盤が動くため、変状に追随できる柔軟な構造が求められる。

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252地滑り抑制工の「排土工」を施工する際の原則的な順序として正しいものはどれか

  1. A地滑りの末端部のみを重点的に行う
  2. B斜面下部から上部に向かって行う
  3. C斜面の中央部から両端に向かって行う
  4. D斜面上部から下部に向かって行う
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正解:D斜面上部から下部に向かって行う

上部斜面の地塊を下部に向かって押し出して排除するため、上部から下部へ施工する。

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253地滑り抑制工の「押え盛土工」が特に大きな効果を発揮する条件はどれか

  1. Aすべり面が直線形状である場合
  2. B頭部域の地塊が末端域より極端に厚い場合
  3. C末端域の地塊の厚さが頭部域より大きい場合
  4. D下方斜面に別の潜在性地滑りがある場合
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正解:C末端域の地塊の厚さが頭部域より大きい場合

円弧滑りにおいて、末端域の荷重を増すことで滑りを抑える効果が大きくなる。

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254地滑り抑止工の「杭工」において、せん断杭の基礎部への根入れ長さは原則として全長のどの程度とするか

  1. A1/4〜1/3
  2. B1/10〜1/5
  3. C1/2〜2/3
  4. D3/4〜4/5
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正解:A1/4〜1/3

杭の基礎部への根入れ長さは、原則として杭全長の1/4〜1/3とする。

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255グラウンドアンカー工の定着長を決定する際、比較検討すべき項目の組み合わせとして正しいものはどれか

  1. A杭の曲げ剛性とアンカーの引張強さ
  2. B地盤とグラウトの付着長と、テンドンとグラウトの付着長
  3. Cアンカー頭部の厚さと、引張部の鋼材の長さ
  4. Dグラウト材のブリーディング率と、残留スライムの量
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正解:B地盤とグラウトの付着長と、テンドンとグラウトの付着長

両者の付着長を比較し、それらのうち長い方を定着長とする。

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256急傾斜地崩壊防止対策工における法肩排水路の設計上の留意点として、正しいものはどれか

  1. A越水による不安定化を防ぐため、断面を十分大きくする
  2. B維持管理が容易なため、断面は最小限にする
  3. C斜面の安定を保つため、あえて水路に蓋をしない
  4. D斜面最上部ではなく、必ず斜面の中腹に設置する
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正解:A越水による不安定化を防ぐため、断面を十分大きくする

法肩排水路は維持管理しにくい場所に多いため、越水しないよう十分な断面を確保する。

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257急傾斜地崩壊防止工の「法枠工」における、現場打ちコンクリート枠工の間隔(標準)として正しいものはどれか

  1. A0.5〜1.0m
  2. B10m以上
  3. C5〜8m
  4. D1〜4m
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正解:D1〜4m

現場打ちコンクリート枠工の桁の間隔は、1〜4mを標準とする。

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258現場打ちコンクリート枠工の施工において、桁の交点に施すべき補強策として正しいものはどれか

  1. Aすべり止め杭または鉄筋を法面に直角に入れる
  2. B交点に砂利を敷き詰めてクッション材とする
  3. C桁同士を溶接して一体化させる
  4. D交点付近のコンクリートの厚さを2倍にする
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正解:Aすべり止め杭または鉄筋を法面に直角に入れる

桁の安定を図るため、交点にはすべり止め杭や鉄筋を法面に直角に入れて補強する。

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259待受け式コンクリート擁壁工において、ポケット容量が不足する場合の対応として正しいものはどれか

  1. A地山を切土してポケット容量を拡大する
  2. B擁壁の高さを下げて土砂を乗り越えさせる
  3. C地山を切土せず、斜面脚部から離して設置する
  4. D擁壁背面のポケットをすべてコンクリートで埋める
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正解:C地山を切土せず、斜面脚部から離して設置する

地山を切土すると斜面が不安定になるため、切土は行わず脚部から離して配置する。

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260重力式コンクリート擁壁を急傾斜地崩壊防止のために施工する際、排水のために設ける水抜き孔の向きとして正しいものはどれか

  1. A水平より上向きに傾斜をつける
  2. B完全に水平に設置する
  3. C擁壁の天端に向かって垂直に設ける
  4. D下向きに傾斜をつけて設置する
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正解:D下向きに傾斜をつけて設置する

擁壁背面の水を効率よく排除するため、水抜き孔は下向きに傾斜をつける。

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261落石対策工のうち、斜面上の転石の除去など「落石の発生を未然に防ぐ」ものを何というか

  1. A落石防護工
  2. B落石予防工
  3. C待受け工
  4. Dポケット工
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正解:B落石予防工

発生を未然に防ぐのが落石予防工、発生した落石を途中で止めるのが落石防護工である。

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