1級土木施工管理技士(第一次検定) ⑤ 構造物

鋼構造物とコンクリート構造物を扱う分野です。鋼構造では、溶接(開先形状・溶接欠陥・非破壊検査)、高力ボルト接合の締付け管理とすべり係数、部材の運搬と架設工法(ベント式・片持ち式・ケーブルエレクション)が問われます。コンクリート構造では、鉄筋の加工と組立て、プレストレストコンクリートの緊張管理、支承と伸縮装置が対象です。あわせて鋼材の防食(塗装・溶融亜鉛めっき・耐候性鋼材)も出題されます。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

177鋼材の応力ーひずみ曲線において、応力とひずみの比例関係を超えても、引張力を除くと元の伸び量に戻ることのできる限界点を何というか。

  1. A弾性限度
  2. B比例限度
  3. C上降伏点
  4. D下降伏点
正解と解説を見る

正解:A弾性限度

応力とひずみが比例を超えても、引張力を除くと元の伸び量に戻る限界点を弾性限度という。

この問題の解説ページを開く →

178鋼材における弾性の法則を表す式として正しいものはどれか。ただし、σは応力度、εはひずみ度、Eは弾性係数(ヤング率)とする。

  1. Aσ = E / ε
  2. Bσ = E + ε
  3. Cσ = E × ε
  4. Dσ = E - ε
正解と解説を見る

正解:Cσ = E × ε

応力度とひずみ度の比例関係を表す弾性の法則は「σ=Eε」となる。

この問題の解説ページを開く →

179鋼材の破壊現象のうち、炭素量の多い鋼材において、変形を伴うことなく突然破壊する現象を何というか。

  1. A座屈破壊
  2. B延性破壊
  3. C疲労破壊
  4. D脆性破壊
正解と解説を見る

正解:D脆性破壊

脆性破壊は、変形を伴うことなく突然破壊する現象であり、炭素量の多い鋼材で起こりやすい。

この問題の解説ページを開く →

180JIS規格による鋼種記号の表示について、正しくないものはどれか。

  1. ASSは一般構造用圧延鋼材を意味する。
  2. B鋼種記号の数字は、その鋼材の最小降伏点強度を表している。
  3. CSMAは溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材を意味する。
  4. DSMは溶接構造用圧延鋼材を意味する。
正解と解説を見る

正解:B鋼種記号の数字は、その鋼材の最小降伏点強度を表している。

鋼種記号のアルファベットの後の数字は、その鋼材の最小引張り強さを表している。

この問題の解説ページを開く →

181耐候性鋼橋に用いる高力ボルトの素材として、適切なものはどれか。

  1. A主要構造部材と同等以上の耐候性能を有する耐候性高力ボルトを使用する。
  2. B表面をクロムメッキした高力ボルトを使用する。
  3. C普通鋼材の高力ボルトを使用する。
  4. D耐候性鋼材より強度の高いステンレス製高力ボルトを使用する。
正解と解説を見る

正解:A主要構造部材と同等以上の耐候性能を有する耐候性高力ボルトを使用する。

耐候性鋼橋に用いる高力ボルトは、主要構造部材と同等以上の耐候性能を有する耐候性高力ボルトを使用する必要がある。

この問題の解説ページを開く →

182耐候性鋼材の利用に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A水中などで常に表面が濡れている場合でも、保護層は問題なく発生する。
  2. B塩分過多な地域においても、問題なく保護層が形成される。
  3. C閉鎖された空間で結露が生じやすい環境では、普通鋼材と同様に内面用塗装仕様を適用する。
  4. D桁の端部などの局所環境が悪い箇所では、塗装等の防食法を併用してはならない。
正解と解説を見る

正解:C閉鎖された空間で結露が生じやすい環境では、普通鋼材と同様に内面用塗装仕様を適用する。

閉鎖空間など適度な乾湿の繰り返しが得られず耐候性鋼材の適用環境とならない場合は、普通鋼材と同様に内面用塗装仕様を適用する。

この問題の解説ページを開く →

183鋼材の孔あけ加工において、仕上り孔径よりも2〜3mm小さい孔径で予備孔をあけて、仮組立て時に本孔をあける工法を何というか。

  1. Aフルサイズ工法
  2. B熱加工法
  3. C冷間加工法
  4. Dサブサイズ工法
正解と解説を見る

正解:Dサブサイズ工法

仕上り孔径より2〜3mm小さい予備孔をあけ、仮組立て時に本孔をあける工法をサブサイズ工法という。

この問題の解説ページを開く →

184鋼材の加工に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A熱切断法は一般に鋼板の切断に用いられる。
  2. B主要部材を冷間加工で曲げ加工する場合、亀裂を防ぐために局所的に大きなひずみを与える必要がある。
  3. C曲げ加工には、金属を常温で曲げる冷間加工と鋼板全体を加熱して行う熱加工がある。
  4. D機械切断法は形鋼や板厚の薄い板の切断に用いられることが多い。
正解と解説を見る

正解:B主要部材を冷間加工で曲げ加工する場合、亀裂を防ぐために局所的に大きなひずみを与える必要がある。

冷間加工では亀裂が生じるおそれがあるため、局所的に大きなひずみを与えないように注意する必要がある。

この問題の解説ページを開く →

185高力ボルト接合部において、肌すきがある場合に用いるフィラープレートの規定として正しいものはどれか。

  1. A2枚以上重ねて用いてもよい。
  2. B1枚の厚さは1mm以下のものを用いる。
  3. C2mm以下の厚さのものを用いてはならない。
  4. D厚さに関係なく、複数枚を重ねて隙間を埋める。
正解と解説を見る

正解:C2mm以下の厚さのものを用いてはならない。

フィラープレートは2枚以上重ねたり2mm以下の厚さのものを用いてはならない。

この問題の解説ページを開く →

186ボルトの締付け順序に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A継手の外側から中央に向かって順次締め付ける。
  2. B継手の中央のボルトから順次端に向かって締め付ける。
  3. C継手の上部から下部に向かって順次締め付ける。
  4. D締め付ける順序に規定はなく、ランダムに行ってよい。
正解と解説を見る

正解:B継手の中央のボルトから順次端に向かって締め付ける。

外側から中央へ締めると中央部が浮き上がり密着性が悪くなるため、中央から端に向かって締め付ける。

この問題の解説ページを開く →

187高力ボルトの締付けにおいて、正しくないものはどれか。

  1. Aトルシア形高力ボルトの本締めには、専用締付け機を使用する。
  2. Bトルク法によって行う場合は、締付けボルト軸力が各ボルトに均一に導入されるよう調整する。
  3. Cトルシア形高力ボルトの予備締めには、制御式(電動)インパクトレンチを使用してもよい。
  4. D高力ボルトの締付けは、ボルトの頭を回して行うのが原則である。
正解と解説を見る

正解:D高力ボルトの締付けは、ボルトの頭を回して行うのが原則である。

高力ボルトの締付けは、ナットを回して行うのが原則である。

この問題の解説ページを開く →

188ボルトの締付け検査において、ボルト長が径の5倍以下の場合、1次締め後の回転法による外観検査で確認する回転量の範囲はどれか。

  1. A1/3回転(120度)±30度
  2. B1/3回転(120度)±15度
  3. C1/2回転(180度)±30度
  4. D1/2回転(180度)±15度
正解と解説を見る

正解:A1/3回転(120度)±30度

ボルト長が径の5倍以下の場合は、回転量が1/3回転(120度)±30度の範囲内であることを確認する。

この問題の解説ページを開く →

189溶接と高力ボルト摩擦接合をそれぞれ用いるような場合の施工順序として、正しいものはどれか。

  1. A原則として高力ボルトの締付け完了後に溶接を行う。
  2. B原則として溶接の完了後に高力ボルトを締め付ける。
  3. C溶接と高力ボルトの締付けを同時に進行させる。
  4. D応力に直角なすみ肉溶接と高力ボルト摩擦接合を併用して設計・施工する。
正解と解説を見る

正解:B原則として溶接の完了後に高力ボルトを締め付ける。

溶接と高力ボルトをそれぞれ用いる場合、原則として溶接の完了後に高力ボルトを締め付ける。

この問題の解説ページを開く →

190溶接作業に用いるエンドタブの取扱いについて、正しくないものはどれか。

  1. A原則として部材と同等な開先を有するエンドタブを取り付ける。
  2. B除去した跡はグラインダ仕上げする。
  3. C溶接の始端および終端が溶接する部材に入らないようにする。
  4. D溶接終了後はハンマーで叩き落として除去する。
正解と解説を見る

正解:D溶接終了後はハンマーで叩き落として除去する。

エンドタブの除去はガス切断法によって行い、その跡をグラインダ仕上げする。

この問題の解説ページを開く →

191溶接作業の留意事項として、正しいものはどれか。

  1. A現場溶接において被覆アーク溶接法による手溶接を行う場合、原則として溶接施工試験を行う必要がある。
  2. B組立溶接に従事する作業者は、本溶接に従事する作業者と同じ資格を有していなくてもよい。
  3. C雨天時や雨あがり直後、気温5℃以下、強風時は作業を行わない。
  4. Dすみ肉溶接の脚長を不等脚とすると、等脚と比較して欠陥が生じにくくなる。
正解と解説を見る

正解:C雨天時や雨あがり直後、気温5℃以下、強風時は作業を行わない。

溶接作業は雨天時や雨あがり直後、気温5℃以下、強風時には行わない。

この問題の解説ページを開く →

192溶接ビードの外部傷検査において、ピットの許容基準として正しいものはどれか。

  1. A断面に考慮する突合せ溶接継手では、ビード表面にピットがあってはならない。
  2. Bすみ肉溶接継手においては、長さ1mにつき5個まで許容されている。
  3. C部分溶込み開先溶接継手においては、ピットが1継手につき5個まで許容されている。
  4. Dいかなる溶接継手においても、ビード表面にピットがあってはならない。
正解と解説を見る

正解:A断面に考慮する突合せ溶接継手では、ビード表面にピットがあってはならない。

部分溶込みやすみ肉では1継手3個または1mにつき3個まで許容されるが、突合せ溶接継手ではピットがあってはならない。

この問題の解説ページを開く →

193溶接のオーバーラップおよびアンダーカットに関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. Aオーバーラップは、ビード部材のなじみが悪い部分のことであり、いかなる場合もあってはならない。
  2. Bアンダーカットは応力集中の主因となり腐食の促進にもつながる。
  3. Cアンダーカットは、ビード幅を基準にした余盛り高さが規定内であればそのまま仕上げをしなくてよい。
  4. Dアンダーカットの深さは、特別に厳しい規定がある場合を除き、0.5mm以下でなければならない。
正解と解説を見る

正解:Cアンダーカットは、ビード幅を基準にした余盛り高さが規定内であればそのまま仕上げをしなくてよい。

余盛り高さが規定の範囲内なら仕上げ不要という記述は開先溶接の余盛りのことであり、アンダーカットには当てはまらない。

この問題の解説ページを開く →

194アークスタッド溶接の検査に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aスタッドジベルの外観検査は、全体の50%を抜き取って行う。
  2. B外観検査に合格したものは、すべて曲げ検査を行う必要がある。
  3. C曲げ検査で合格したものは、ハンマーで元の位置に真っ直ぐ戻しておく。
  4. D外観検査に不合格となったスタッドジベルは、全数ハンマー打撃による15度の曲げ検査を行う。
正解と解説を見る

正解:D外観検査に不合格となったスタッドジベルは、全数ハンマー打撃による15度の曲げ検査を行う。

不合格となったスタッドジベルは全数ハンマー打撃による曲げ検査を行い、曲げたままにしておく。

この問題の解説ページを開く →

195鋼橋の構造形式とその特徴に関する組合せで、正しくないものはどれか。

  1. Aトラス橋 ─ 部材と継手が少なく応力が単純なため、キャンバー調整が容易である。
  2. B曲線桁橋 ─ 架設中にねじれ、傾き、転倒等が生じないよう重心位置を把握する。
  3. C斜橋 ─ 架設中の各段階について算定し、キャンバー調整を行う。
  4. D箱桁橋 ─ 剛性が大きいため架設時のキャンバー調整でベントに大きな反力がかかる。
正解と解説を見る

正解:Aトラス橋 ─ 部材と継手が少なく応力が単純なため、キャンバー調整が容易である。

トラス橋は部材と継手の数が多く複雑な応力で構成されているため、キャンバー調整は難しい。

この問題の解説ページを開く →

196鋼橋の架設工法の一つである「ベント工法」の記述として、正しいものはどれか。

  1. A橋桁の載荷位置をベント等の重心位置から偏心させ、転倒に対する安全照査を省略できる。
  2. Bベントの施工高さは一般的に30m〜50mが標準とされる。
  3. C供用中の道路に近接するベントと架設橋桁は、ワイヤーロープや固定治具で固定するのが有効である。
  4. D深い谷や河川などで桁下空間が利用できない場合に多く用いられる。
正解と解説を見る

正解:C供用中の道路に近接するベントと架設橋桁は、ワイヤーロープや固定治具で固定するのが有効である。

道路に近接する場合、受け点位置でズレが生じないようワイヤーロープや固定治具で固定するのが有効である。

この問題の解説ページを開く →

197ケーブルエレクション工法において、架設中のキャンバー調整を行う主な理由として正しいものはどれか。

  1. Aベントに過大な反力が集中するのを防ぐため。
  2. Bケーブルの伸びによる架設中の橋体の変形量が大きくなるため。
  3. C桁下空間が使用できず、架設桁を安定させるため。
  4. D連続桁を架設する際の死荷重応力を減少させるため。
正解と解説を見る

正解:Bケーブルの伸びによる架設中の橋体の変形量が大きくなるため。

ケーブルの伸びにより橋体の変形量が大きくなるため、調整装置を設けてキャンバー調整を行う。

この問題の解説ページを開く →

198鋼橋の架設作業において、部材の玉掛けを2点吊りで行う場合、本体自重のほかに考慮しなければならない不均等荷重の割合はどれか。

  1. A本体自重の50%
  2. B本体自重の30%
  3. C本体自重の10%
  4. D本体自重の100%
正解と解説を見る

正解:A本体自重の50%

2点吊りの場合には本体自重の50%の不均等荷重を考慮しなければならない。

この問題の解説ページを開く →

199架設作業時の仮置き等における注意点として、正しくないものはどれか。

  1. A部材の組立に使用する仮締めボルトとドリフトピンの合計は、連結ボルト数の1/3程度を標準とする。
  2. BI形断面の鋼板橋は水平曲げ剛度やねじり剛度が高いため、桁を1本のみで仮置きしても横倒れ座屈の心配はない。
  3. CI形断面部材を仮置きする場合は、汚れや腐食に対する養生として地面から15cm以上離す。
  4. Dジャッキを架台上にセットする場合は、鉛直荷重の10%以上の水平荷重が頭部に作用するものとして照査する。
正解と解説を見る

正解:BI形断面の鋼板橋は水平曲げ剛度やねじり剛度が高いため、桁を1本のみで仮置きしても横倒れ座屈の心配はない。

I形断面の鋼板橋は水平曲げ剛度やねじり剛度が低いため、桁1本のみでの仮置きや吊り上げは横倒れ座屈に注意が必要である。

この問題の解説ページを開く →

200鋼橋塗装において、原則として「5℃以下」では塗装作業を行ってはならない塗料として、該当しないものはどれか。

  1. Aエッチングプライマー
  2. B長油性フタル酸樹脂塗料
  3. Cエポキシ樹脂塗料(コンクリート塗装用)
  4. Dジンクリッチペイント(下塗り用)
正解と解説を見る

正解:Dジンクリッチペイント(下塗り用)

ジンクリッチプライマーやジンクリッチペイントの下塗りは「0℃以下」で作業制限となる。

この問題の解説ページを開く →

201コンクリート橋の型枠支保工および打継目の施工に関して、正しいものはどれか。

  1. A原則として、スラブや梁などの水平部材の型枠は、柱や壁などの鉛直部材の型枠より先に取り外す。
  2. B橋軸方向の打継目は、できる限り多く設置したほうがよい。
  3. C片持部床版の張出し量が大きくなると、コンクリート打込み時の振動の影響が大きくなるため、堅固な型枠支保工を組み立てる。
  4. D床版に勾配が設けられている場合は、コンクリートが低い方に流動するのを防ぐため、高い方から低い方へ打ち込む。
正解と解説を見る

正解:C片持部床版の張出し量が大きくなると、コンクリート打込み時の振動の影響が大きくなるため、堅固な型枠支保工を組み立てる。

片持部床版では振動やたわみの影響が大きいため、十分に堅固な支保工を組み立てることが重要である。

この問題の解説ページを開く →

202連続桁橋のコンクリート打設順序として一般的なものはどれか。

  1. A端支点部から順次、中間支点部、中央径間中央部へと打ち進める。
  2. B中央径間中央部を先に打設し、次に中間支点部、最後に端支点部と打設していく。
  3. C中間支点部をすべて打設した後に、各径間の中央部を打設する。
  4. D片側の端支点部から、もう片側の端支点部へ一方向に片押しで打設する。
正解と解説を見る

正解:B中央径間中央部を先に打設し、次に中間支点部、最後に端支点部と打設していく。

連続桁では打設に伴う曲げモーメントを小さくするため、中央径間中央部から中間支点部、端支点部と打設する。

この問題の解説ページを開く →

203コンクリート構造物の劣化機構とその外観上の主な特徴の組合せとして、正しくないものはどれか。

  1. A中性化 ─ 鉄筋軸方向のひび割れ、コンクリートはく離
  2. B塩害 ─ 錆汁、コンクリートや鉄筋の断面欠損
  3. Cアルカリシリカ反応 ─ 亀甲状の膨張ひび割れ、ゲル浸出
  4. D化学的侵食 ─ ひび割れ、スケーリング、ポップアウト
正解と解説を見る

正解:D化学的侵食 ─ ひび割れ、スケーリング、ポップアウト

スケーリングやポップアウトは「凍害」や「物理的劣化」の特徴である。化学的侵食は変色やコンクリートはく落などが特徴である。

この問題の解説ページを開く →

204断面修復工法に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A断面修復材としては、一般に樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルなどが用いられる。
  2. Bコンクリート中の塩化物イオンを増加させることを目的とする。
  3. C吹付け工法による断面修復は、型枠が必要であるため修復面積が小さい部位に適している。
  4. D補修範囲の端部はフェザーエッジとなるように仕上げる。
正解と解説を見る

正解:A断面修復材としては、一般に樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルなどが用いられる。

断面修復材としては樹脂モルタルやポリマーセメントモルタルが用いられる。

この問題の解説ページを開く →

205表面処理工法における各材料の特徴として、正しくないものはどれか。

  1. A有機系表面被覆工法の塗装工法は、コンクリート表面を乾燥させた状態で塗布する。
  2. B無機系表面被覆工法を行う場合は、局所的なぜい弱部は除去し、空げきはパテにより充てんする。
  3. C有機系表面被覆工法は、コンクリート中に塩化物イオンが多く浸透した状態での補修には適していない。
  4. Dシラン系表面含浸材は、細孔が充填されるためコンクリート内部からの水蒸気透過が不可能になる。
正解と解説を見る

正解:Dシラン系表面含浸材は、細孔が充填されるためコンクリート内部からの水蒸気透過が不可能になる。

シラン系表面含浸材は細孔が充填されないため、コンクリート内部からの水蒸気透過が可能である。

この問題の解説ページを開く →

206電気化学的防食工法の適用にあたり、注意すべき事項として正しいものはどれか。

  1. A脱塩工法は、コンクリート中の塩化物イオンを増加させて腐食速度を促進するものである。
  2. B電気防食工法は、陰極システムを設置して鉄筋に電流を流すことでアノード反応を促進させる工法である。
  3. C電気防食工法をアルカリシリカ反応と塩害が複合した構造物に適用すると、アルカリシリカ反応を促進することがある。
  4. D電気防食工法は、陽極システムの劣化や電流供給の安定性については考慮しなくてもよい。
正解と解説を見る

正解:C電気防食工法をアルカリシリカ反応と塩害が複合した構造物に適用すると、アルカリシリカ反応を促進することがある。

電気防食工法はアルカリシリカ反応を促進することがあるため注意が必要である。

この問題の解説ページを開く →

207増厚工法の施工に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A床版下面増厚工法の下地処理では、既設コンクリート表面の劣化したコンクリートを残したままモルタルを吹き付ける。
  2. B床版上面増厚工法の下地処理において、下地が湿潤状態にあるとエポキシ樹脂は接着不良を起こしやすい。
  3. C床版下面増厚工法では、事前に橋面防水工により床版下面への漏水を防ぐ。
  4. D床版上面増厚工法では、鋼繊維補強コンクリートを用い、既設床版と一体化させる。
正解と解説を見る

正解:A床版下面増厚工法の下地処理では、既設コンクリート表面の劣化したコンクリートを残したままモルタルを吹き付ける。

下地処理では劣化部分のみを除去し、コンクリート表面の活性化をはかる必要がある。

この問題の解説ページを開く →

208FRP巻立て工法(連続繊維シート工法)の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A連続繊維接着工法は、大型の機械設備が必須であり人力での施工は不可能である。
  2. B連続繊維の種類によっては紫外線に暴露されると強度が低下するものがあるため取扱いに注意する。
  3. Cエポキシ樹脂の施工に適した環境条件は、気温5℃以下、湿度85%以上である。
  4. D連続繊維シートの重ね継手部は、せん断耐力の向上を図るため重ね継手長を50mm程度とする。
正解と解説を見る

正解:B連続繊維の種類によっては紫外線に暴露されると強度が低下するものがあるため取扱いに注意する。

紫外線で強度が低下するものがあるため取扱いに注意する。重ね継手長は200mm程度とする。

この問題の解説ページを開く →

209プレストレストコンクリート(PC)のプレテンション方式の施工手順として、正しいものはどれか。

  1. Aシースの配置 → コンクリート打設 → PC鋼材の挿入 → ジャッキで緊張
  2. Bコンクリート打設 → PC鋼材の緊張 → コンクリート硬化後に定着
  3. CPC鋼材の緊張 → コンクリート打設 → コンクリート硬化後に緊張力を解放し圧縮力を導入
  4. Dコンクリート打設 → シース内にモルタル注入 → PC鋼材の緊張
正解と解説を見る

正解:CPC鋼材の緊張 → コンクリート打設 → コンクリート硬化後に緊張力を解放し圧縮力を導入

プレテンション方式は、打設前にPC鋼材を緊張させ、コンクリート硬化後に緊張力を緩めて圧縮力を導入する方式である。

この問題の解説ページを開く →

210ポストテンション方式のPC鋼材の緊張時に必要なコンクリートの圧縮強度の基準として、一般的なものはどれか。

  1. A緊張により生じるコンクリートの最大圧縮応力度の1.0倍以上
  2. B緊張により生じるコンクリートの最大圧縮応力度の1.7倍以上
  3. C緊張により生じるコンクリートの最大圧縮応力度の1.3倍以上
  4. D緊張により生じるコンクリートの最大圧縮応力度の2.0倍以上
正解と解説を見る

正解:B緊張により生じるコンクリートの最大圧縮応力度の1.7倍以上

ポストテンション方式の緊張時に必要なコンクリート圧縮強度は、一般に最大圧縮応力度の1.7倍以上とする。

この問題の解説ページを開く →

211内ケーブル工法に適用するPCグラウトに含まれる塩化物イオン総量の規定として、正しいものはどれか。

  1. A練混ぜ水質量の0.08%以下
  2. Bコンクリート全体の質量の0.08%以下
  3. C細骨材質量の0.08%以下
  4. Dセメント質量の0.08%以下
正解と解説を見る

正解:Dセメント質量の0.08%以下

PCグラウト中に含まれる塩化物イオンの総量は、セメント質量の0.08%以下としなければならない。

この問題の解説ページを開く →

212プレストレッシングの管理における測定方法として、用いられるふたつの値の組合せで正しいものはどれか。

  1. A荷重計の示度 と PC鋼材の伸び量
  2. BPC鋼材の伸び量 と ジャッキのストローク長
  3. C荷重計の示度 と コンクリートの圧縮強度
  4. DPCグラウトの注入圧 と PC鋼材の引張応力
正解と解説を見る

正解:A荷重計の示度 と PC鋼材の伸び量

プレストレッシングの管理は、荷重計の示度およびPC鋼材の伸び量のふたつの測定方法により行う。

この問題の解説ページを開く →

213溶接接合の開先(グルーブ)溶接において、完全溶込み開先溶接からすみ肉溶接に変化する場合など、溶接線内で開先形状が変化する箇所に設けなければならないものはどれか。

  1. Aエンドタブ
  2. Bフィラープレート
  3. C遷移区間
  4. Dスカラップ
正解と解説を見る

正解:C遷移区間

開先形状が変化する場合は、遷移区間を設けなければならない。

この問題の解説ページを開く →

214鋼橋の架設作業の留意事項として、ジャッキをサンドル材で組み上げた架台上にセットする場合、鉛直荷重の何%以上の水平荷重が頭部に作用するものとして照査しなければならないか。

  1. A5%
  2. B10%
  3. C15%
  4. D20%
正解と解説を見る

正解:B10%

ジャッキを架台上にセットする場合は、鉛直荷重の10%以上の水平荷重がジャッキの頭部に作用するものとして照査する。

この問題の解説ページを開く →

215コンクリート構造物の補修において、鋼板接着を行う場合の接着剤の厚さとして、不陸の状態や施工性を考慮して確保する平均的な値はどれか。

  1. A1〜2mm
  2. B15〜20mm
  3. C7〜10mm
  4. D3〜5mm
正解と解説を見る

正解:D3〜5mm

鋼板接着を行う場合の接着剤の厚さは、平均3〜5mmとする場合が多い。

この問題の解説ページを開く →

216連続繊維シートによるFRP巻立て工法において、補強後に既設部材の表面状態が直接確認できなくなるため、点検への配慮として行うべき配置方法はどれか。

  1. A帯状に補強部材を配置する。
  2. B格子状に配置する。
  3. C全面を隙間なく被覆する。
  4. D端部のみに配置する。
正解と解説を見る

正解:A帯状に補強部材を配置する。

既設部材の表面状態が直接確認できなくなるため、帯状に補強部材を配置する等点検への配慮を行う。

この問題の解説ページを開く →
1級土木施工管理技士(第一次検定)の全分野一覧へ戻る