1級土木施工管理技士(第一次検定) ④ 基礎工

構造物を支える基礎の設計と施工を扱います。直接基礎の支持力と沈下、既製杭の打込み工法と埋込み工法、場所打ちコンクリート杭(オールケーシング・リバース・アースドリル)の施工手順と孔壁保護の方法が中心です。ケーソン基礎の沈設方法、土留め工の種類(親杭横矢板・鋼矢板・地下連続壁)と支保工形式、掘削時のヒービング・ボイリングといった異常現象も繰り返し問われます。工法ごとの適用地盤と管理項目をセットで覚えるのが効率的です。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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137良質な支持層の目安となるN値として正しい組み合わせはどれか。

  1. A砂質土・砂礫で30以上、粘性土層で20以上
  2. B砂質土・砂礫で20以上、粘性土層で20以上
  3. C砂質土・砂礫で20以上、粘性土層で30以上
  4. D砂質土・砂礫で30以上、粘性土層で30以上
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正解:A砂質土・砂礫で30以上、粘性土層で20以上

直接基礎に適した良質な支持層の目安となるN値は、砂質土・砂礫で30以上、粘性土層で20以上である。

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138岩盤上の直接基礎の施工において、適切な対応はどれか。

  1. A掘削したときに出たずりで埋め戻して、平滑な面とする
  2. B掘削したときに出たずりで埋め戻さず、富配合のコンクリートを打設する
  3. C掘削したときに出たずりで埋め戻して、貧配合のコンクリートを打設する
  4. D掘削したときに出たずりで埋め戻さず、貧配合のコンクリートを打設する
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正解:D掘削したときに出たずりで埋め戻さず、貧配合のコンクリートを打設する

掘削したときに出たずりで埋め戻してはならず、岩盤と同様の強度の貧配合のコンクリートを打設するとよい。

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139砂地盤上の直接基礎で水平抵抗力が不足するときにとるべき措置として、適切でないものはどれか。

  1. A基礎底面に突起を設け、滑動を防止する
  2. B突起を設けて、地震力などの水平せん断力に抵抗させる
  3. C基礎底面を平滑に仕上げて、摩擦抵抗を減少させる
  4. D割栗石を貫いて、突起を支持地盤に十分貫入させる
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正解:C基礎底面を平滑に仕上げて、摩擦抵抗を減少させる

砂地盤で水平抵抗力が不足するときは、突起を設けて地震力に抵抗させ、滑動を防止するとよい。

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140粘性土地盤上の直接基礎の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. AN値が10程度あれば良質な支持層と考えてよい
  2. B荷重の増加により地盤面が隆起するため注意が必要である
  3. C砂質土層に比べて大きな支持力が期待できる
  4. DN値が20程度以上の基準を満たさない場合、原則作らない
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正解:DN値が20程度以上の基準を満たさない場合、原則作らない

N値が20程度以上の基準を満たさない粘性土地盤では、原則、直接基礎はつくらない。

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141軟弱な地盤を現場で安定処理した改良土の強度について、施工時に考慮すべき事項はどれか。

  1. A同じ添加量の室内配合における強度よりも大きくなること
  2. B同じ添加量の室内配合における強度よりも小さくなること
  3. C添加量にかかわらず室内配合における強度と同じになること
  4. D添加量にかかわらず室内配合における強度の2倍になること
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正解:B同じ添加量の室内配合における強度よりも小さくなること

基礎地盤を現場で安定処理した改良土の強度は、一般に同じ添加量の室内配合における強度よりも小さくなることを考慮して施工しなければならない。

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142支持杭基礎と摩擦杭基礎の支持機構に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A摩擦杭基礎は、基礎底面の支持力を加算せずに周面摩擦力により支持力を得る
  2. B支持杭基礎の場合、鉛直荷重および水平荷重は基礎底面と杭で支持させる
  3. C長期的な基礎の変位を防止するためには一般に摩擦杭基礎とする
  4. D杭先端の支持層への根入れ深さは、少なくとも杭径の半分以上を確保する
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正解:A摩擦杭基礎は、基礎底面の支持力を加算せずに周面摩擦力により支持力を得る

摩擦杭基礎は、周面摩擦力により所要の支持力が得られるように根入れ深さを確保し、基礎底面の支持力は加算しない。

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143既製杭の打込み順序として、一般的な基本原則はどれか。

  1. A杭群の周辺部から中央部に向かって打ち進む
  2. B既設構造物に近接する場合は、構造物に近づく方向に打ち進む
  3. C杭群の中央部から周辺に向かって打ち進む
  4. D既設構造物に近接する場合は、構造物と平行に交互に打ち進む
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正解:C杭群の中央部から周辺に向かって打ち進む

杭群の中央部から周辺に向かって打ち進み、既設構造物に近接する場合は、構造物の近くから離れる方向に打ち進むとよい。

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144打撃工法において、硬質地盤への打込みを容易にするための措置はどれか。

  1. A杭の先端内側に補強バンドを取り付け、周面摩擦力を増加させる
  2. B杭の先端外側に補強バンドを取り付け、周面摩擦力を減少させる
  3. C鋼管の板厚を減らして、ハンマの打撃力を杭に均等に伝える
  4. D鋼管の板厚を減らして、リバウンド量を極力小さくする
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正解:B杭の先端外側に補強バンドを取り付け、周面摩擦力を減少させる

硬質地盤への打込みを容易にするには、鋼管の先端外側の補強バンドを取り付ける。これにより周面摩擦力を減少させる働きがある。

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145振動工法(バイブロハンマ工法)における打止め位置の決定方法として、最も適当なものはどれか。

  1. Aバイブロハンマモータの電流値や貫入速度から動的支持力を推定して決定する
  2. B試験杭におけるリバウンド量のみから決定する
  3. Cリバウンド量と貫入量を実測して決定する
  4. Dバイブロハンマモータの電圧値や引き抜き速度から動的支持力を推定して決定する
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正解:Aバイブロハンマモータの電流値や貫入速度から動的支持力を推定して決定する

試験杭施工時に、支持層におけるバイブロハンマモータの電流値や貫入速度などから動的支持力算定式を用いて支持力を推定し、打止め位置を決定する。

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146中掘り杭工法における掘削および沈設の留意事項として、正しくないものはどれか。

  1. A杭径以上の拡大掘りは、周辺地盤を乱し、周面摩擦力を低減させるため行わない
  2. B中間層が硬質で沈設が困難な場合は、杭径以上の拡大掘りを行う
  3. Cフリクションカッターの厚さは、周面摩擦力を低減させないため必要最小限とする
  4. Dボイリングを引き起こさないよう、杭中空部の水位を地下水位より高くなるように注水する
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正解:B中間層が硬質で沈設が困難な場合は、杭径以上の拡大掘りを行う

原則、杭径以上の拡大掘りは周辺地盤を乱し、周面摩擦力を低減させるため行わない。

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147中掘り杭工法の根固め球根築造後のオーガ引き上げ時の対応として、正しいものはどれか。

  1. A吸引現象防止のため、富配合の安定液を噴出しながら急速に引き上げる
  2. B吸引現象防止のため、富配合の安定液を噴出しながらゆっくりと引き上げる
  3. C吸引現象防止のため、貧配合の安定液を噴出しながら急速に引き上げる
  4. D吸引現象防止のため、貧配合の安定液を噴出しながらゆっくりと引き上げる
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正解:D吸引現象防止のため、貧配合の安定液を噴出しながらゆっくりと引き上げる

中掘り杭工法における根固め球根築造後のオーガの引上げ時は、吸引現象防止のため貧配合の安定液を噴出しながらゆっくりと引き上げる。

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148プレボーリング杭工法における杭周固定部のソイルセメント強度として、望ましい値はどれか。

  1. A28日圧縮強度が 1.0 N/mm2 以上
  2. B28日圧縮強度が 2.0 N/mm2 以上
  3. C28日圧縮強度が 1.5 N/mm2 以上
  4. D28日圧縮強度が 2.5 N/mm2 以上
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正解:C28日圧縮強度が 1.5 N/mm2 以上

杭体と杭周面のソイルセメント柱間の付着力がより確実に得られるように、28日圧縮強度が1.5N/mm2以上とするのが望ましい。

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149回転杭工法における支持層の確認方法として、最も適切な記述はどれか。

  1. A回転速度、付加する押込み力を一定に保ち、回転トルクの増加により確認する
  2. B回転速度、付加する押込み力を一定に保ち、回転トルクの減少により確認する
  3. C回転速度、付加する引き抜き力を一定に保ち、回転トルクの増加により確認する
  4. D回転速度、付加する引き抜き力を一定に保ち、回転トルクの減少により確認する
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正解:A回転速度、付加する押込み力を一定に保ち、回転トルクの増加により確認する

回転速度、付加する押込み力を一定に保ち、回転トルク(回転抵抗値)とN値の変化を対比し、支持層上部よりも回転トルクが増加していることにより確認する。

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150鋼管杭の腐食しろとして、一般的な土壌条件で見込むべき値はどれか。

  1. A内面 1 mm
  2. B外面 2 mm
  3. C内面 2 mm
  4. D外面 1 mm
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正解:D外面 1 mm

鋼管杭の内面は閉鎖環境にありほとんど腐食しないため、一般的な土壌条件にある腐食しろとしては外面1mmを見込んでおけばよい。

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151鋼管杭の現場溶接における気温の条件として、溶接作業が中止となるのはどれか。

  1. A気温が -10 ℃ 以下のとき
  2. B気温が 5 ℃ 以下のとき
  3. C気温が 0 ℃ 以下のとき
  4. D気温が 10 ℃ 以下のとき
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正解:B気温が 5 ℃ 以下のとき

気温が5℃以下であれば溶接作業を中止とする。ただし一定条件で予熱すれば-10〜+5℃でも作業可能。

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152鋼管杭の現場溶接継手に関して、原則として行ってはならないものはどれか。

  1. A半自動溶接法による溶接を行うこと
  2. Bアーク溶接継手を採用すること
  3. C板厚の異なる鋼管を接合すること
  4. D溶接部が天候の影響を受けない処置を行って降雨中に溶接すること
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正解:C板厚の異なる鋼管を接合すること

現場溶接継手は既製杭による基礎全体の信頼性に大きな影響をおよぼすため、原則、板厚の異なる鋼管を接合する箇所に用いてはならない。

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153現場溶接完了後の杭の打込みに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A溶着金属の急冷を避けるため、少なくとも200℃程度まで自然放熱させた後に行う
  2. B溶着金属の急冷を避けるため、0℃程度まで急速冷却させてから打込みを行う
  3. C溶着金属の急冷を避けるため、少なくとも100℃程度まで自然放熱させた後に行う
  4. D溶着金属の急冷を避けるため、溶接後直ちに打込みを行う
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正解:A溶着金属の急冷を避けるため、少なくとも200℃程度まで自然放熱させた後に行う

現場溶接完了後の杭の打込みは、溶着金属の急冷を避けるため、少なくとも200℃程度まで自然放熱させた後に行う。

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154場所打ち杭工法の一般的な施工手順として、正しい順序はどれか。

  1. A掘削 → 鉄筋かごの建込み → スライム処理(一次) → スライム処理(二次) → コンクリート打設
  2. B掘削 → スライム処理(一次) → スライム処理(二次) → 鉄筋かごの建込み → コンクリート打設
  3. C掘削 → スライム処理(一次) → 鉄筋かごの建込み → スライム処理(二次) → コンクリート打設
  4. D掘削 → スライム処理(一次) → 鉄筋かごの建込み → コンクリート打設 → スライム処理(二次)
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正解:C掘削 → スライム処理(一次) → 鉄筋かごの建込み → スライム処理(二次) → コンクリート打設

一般に、「掘削」→「スライム処理(一次処理)」→「鉄筋かごの建込み」→「スライム処理(二次処理)」→「コンクリートの打設」の手順で行われる。

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155場所打ち杭工法の鉄筋かごの組立における禁止事項はどれか。

  1. Aかごの内側を十字や井ゲタ状に補強すること
  2. B鉄筋かごの鉛直度を確保するため、形状保持のための溶接を行うこと
  3. C主鉄筋の継手方法に重ね継手を用いること
  4. D組立用補強材にできる限り剛性の大きいものを使用すること
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正解:B鉄筋かごの鉛直度を確保するため、形状保持のための溶接を行うこと

鉄筋かごの鉛直度を確保するような、形状保持のための溶接は禁止されている。

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156鉄筋かごのスペーサーの配置間隔の目安として、正しいものはどれか。

  1. A深さ方向に1〜2m間隔、同一深さに2〜4箇所程度
  2. B深さ方向に5〜7m間隔、同一深さに4〜6箇所程度
  3. C深さ方向に3〜5m間隔、同一深さに2〜4箇所程度
  4. D深さ方向に3〜5m間隔、同一深さに4〜6箇所程度
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正解:D深さ方向に3〜5m間隔、同一深さに4〜6箇所程度

スペーサーは鉄筋かご挿入時にはずれないようにし、深さ方向に3〜5m間隔、同一深さに4〜6箇所程度を目安に取付ける。

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157場所打ち杭工法のコンクリート打設において、ケーシングチューブ下端の管理として適切なものはどれか。

  1. Aコンクリート上面より常に1m以上下げておく
  2. Bコンクリート上面より常に2m以上下げておく
  3. Cコンクリート上面より常に2m以上引き上げておく
  4. Dコンクリート上面より常に1m以上引き上げておく
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正解:Bコンクリート上面より常に2m以上下げておく

孔壁土砂が崩れコンクリート中に混入することを防ぐため、ケーシングチューブ下端はコンクリート上面より常に2m以上下げておく。

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158オールケーシング工法における軟弱な粘性土地盤でのヒービング現象の対策として、正しいものはどれか。

  1. Aケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径の半分だけ先行圧入させる
  2. Bケーシングチューブを孔内掘削底面よりハンマグラブ径以上先行圧入させる
  3. Cケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径の2倍先行圧入させる
  4. Dケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径以上先行圧入させる
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正解:Dケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径以上先行圧入させる

ヒービング現象が発生するような軟弱な粘性土地盤では、ケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径以上先行圧入させて掘削する。

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159アースドリル工法において、掘削土で満杯になったドリリングバケットを孔底から急激に引き上げると発生する現象はどれか。

  1. Aヒービング現象
  2. Bボイリング現象
  3. Cバキューム現象
  4. Dパイピング現象
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正解:Cバキューム現象

アースドリル工法では、掘削土で満杯になったドリリングバケットを孔底から急激に引き上げると、地盤との間にバキューム現象が発生する。

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160リバース工法における孔内水位の保持に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A孔内水位を地下水位より2m以上高く保持する
  2. B孔内水位を地下水位より1m以上高く保持する
  3. C孔内水位を地下水位より2m以上低く保持する
  4. D孔内水位を地下水位と同じ高さに保持する
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正解:A孔内水位を地下水位より2m以上高く保持する

リバース工法は、スタンドパイプを建込み、孔内水位を地下水位より2m以上高く保持し、孔壁に水圧をかけて崩壊を防ぎながら掘削を行う。

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161リバース工法のスライム処理に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A泥水循環時に粗粒子の沈降が期待できず、一次孔底処理ではスライムはほとんど処理できない
  2. B泥水循環時に粗粒子の沈降が期待でき、一次孔底処理により泥水中のスライムはほとんど処理できる
  3. C二次孔底処理は、コンクリート打設完了後に沈積した物を処理する
  4. D二次孔底処理は、鉄筋かご建込み前に沈積した物を処理する
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正解:B泥水循環時に粗粒子の沈降が期待でき、一次孔底処理により泥水中のスライムはほとんど処理できる

泥水循環時に粗粒子の沈降が期待でき、一次孔底処理により泥水中のスライムはほとんど処理できる。二次孔底処理では、鉄筋かご建込み後、コンクリート打設前に沈積した物を処理する。

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162深礎工法におけるライナープレートの取り扱いとして、正しいものはどれか。

  1. Aコンクリート打設直前にすべて撤去する
  2. Bコンクリート打設完了後にすべて撤去する
  3. C掘削孔の半分まで土留めを行い、残りは撤去する
  4. D掘削孔全長にわたり土留めを行いながら掘削し、撤去しない
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正解:D掘削孔全長にわたり土留めを行いながら掘削し、撤去しない

掘削孔全長にわたりライナープレートなどによる土留めを行いながら掘削し、ライナープレートは撤去しない。

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163ケーソン基礎の鉛直荷重に対する支持の原則として、正しいものはどれか。

  1. A周面摩擦による分担支持のみで支持する
  2. B基礎底面の支持と周面摩擦による分担支持を等しく期待する
  3. C周面摩擦による分担支持を期待せず、基礎底面のみで支持する
  4. D基礎底面の支持を期待せず、周面摩擦による分担支持で支持する
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正解:C周面摩擦による分担支持を期待せず、基礎底面のみで支持する

ケーソン基礎は、沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を低減する措置がとられるため、鉛直荷重に対しては周面摩擦による分担支持を期待せず基礎底面のみで支持することを原則とする。

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164鋼管矢板基礎を圧密沈下が生じると考えられる地盤へ打設する際、考慮して検討すべき影響はどれか。

  1. A負の周面摩擦力による影響
  2. B正の周面摩擦力による影響
  3. Cバキューム現象による影響
  4. Dボイリング現象による影響
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正解:A負の周面摩擦力による影響

圧密沈下が生じると考えられる地盤への打設は、負の周面摩擦力等による影響を考慮して検討しなければならない。

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165土留めを設けることが原則とされる根切り工事の掘削深さはどれか。

  1. A0.5 m 以上
  2. B1.5 m 以上
  3. C1.0 m 以上
  4. D2.0 m 以上
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正解:B1.5 m 以上

深さ1.5m以上根切り工事を行う場合は、原則、土留めを設けなければならない。

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166アンカー式土留めの特徴として、正しくないものはどれか。

  1. A掘削周辺地盤中に定着させた土留めアンカーを用いる
  2. B掘削側の地盤の抵抗により土留め壁を支持する
  3. C良質な定着地盤が必要ないため、軟弱地盤でも容易に施工できる
  4. D掘削面内に切ばりがないため掘削が容易である
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正解:C良質な定着地盤が必要ないため、軟弱地盤でも容易に施工できる

アンカー式土留めは良質な定着地盤が必要である。

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167土留め支保工の腹起しと土留め壁の間の処理として、適切なものはどれか。

  1. Aすきまが生じやすいため、モルタルやコンクリートを裏込めする
  2. Bパッキング材を詰めて、すきまを完全に開放しておく
  3. Cすきまが生じやすいため、腹起し材を加熱して密着させる
  4. Dすきまが生じにくいため、そのまま密着させる
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正解:Aすきまが生じやすいため、モルタルやコンクリートを裏込めする

腹起しと土留め壁との間は、すきまが生じやすく密着しない場合が多いため、土留め壁と腹起しの間にモルタルやコンクリートを裏込めする。

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168土留め支保工における腹起し材の継手位置として、最も適切な場所はどれか。

  1. A応力的に最も厳しくなるコーナーの火打梁の直下
  2. B応力的に最も厳しくなるスパンの中央位置
  3. C応力的に余裕のある中間杭の真上
  4. D応力的に余裕のある切ばりや火打ちの支点に近い位置
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正解:D応力的に余裕のある切ばりや火打ちの支点に近い位置

腹起し材の継手部は弱点となりやすいため、継手位置は応力的に余裕のある切ばりや火打ちの支点に近い位置に設ける。

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169土留め支保工のジャッキの取付け位置に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A腹起しの付近あるいは中間杭付近とし、同一線上に並ぶように直線配置とする
  2. B腹起しの付近あるいはコーナー付近とし、同一線上に並ぶように直線配置とする
  3. C腹起しの付近あるいは中間杭付近とし、同一線上に並ばないように千鳥配置とする
  4. D腹起しの付近あるいはコーナー付近とし、同一線上に並ばないように千鳥配置とする
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正解:C腹起しの付近あるいは中間杭付近とし、同一線上に並ばないように千鳥配置とする

ジャッキの取付け位置は腹起しの付近あるいは中間杭付近とし、同一線上に並ばないように千鳥配置とする。

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170土留め壁の応力度が許容値を超えると予測される場合の対策として、誤っているものはどれか。

  1. A切ばりの段数を増やす
  2. B切ばりにプレロードを導入する
  3. C腹起しの段数を増やす
  4. D切ばりの段数を減らして応力を分散させる
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正解:D切ばりの段数を減らして応力を分散させる

土留め壁の応力度が許容値を超えると予測される場合、切ばりや腹起しの段数を増やす、切ばりにプレロードを導入するなどの対策がある。

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171ヒービング現象の特徴として、最も適切なものはどれか。

  1. A粘性土において生じ、掘削底面の隆起が生じる現象
  2. B砂質地盤において生じ、上向きの浸透流により土が沸き上がる現象
  3. C地盤の弱い箇所の土粒子が洗い流され、地中に水みちが拡大する現象
  4. D難透水層下面に上向きの水圧が作用し、掘削底面が浮き上がる現象
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正解:A粘性土において生じ、掘削底面の隆起が生じる現象

ヒービングは粘性土において生じる破壊現象であり、掘削底面の隆起が生じ最終的には土留め崩壊に至る。

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172ボイリング現象の対策として、有効なものはどれか。

  1. Aヒービングの起動力を減少させるため、背面地盤をすき取る
  2. B水頭差を増加させるため、ディープウェルにより背面側の地下水位を上昇させる
  3. C水頭差を低減させるため、ディープウェルやウェルポイントにより背面側の地下水位を低下させる
  4. D被圧水位を上昇させるため、ウェルポイントにより地下水位を高く保つ
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正解:C水頭差を低減させるため、ディープウェルやウェルポイントにより背面側の地下水位を低下させる

ボイリング対策としては、水頭差を低減させるため、ディープウェルやウェルポイントにより背面側の地下水位を低下させるなどの方法がある。

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173盤ぶくれ現象の特徴に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A砂質地盤において、上向きの浸透流が生じて土がせん断抵抗を失う
  2. B地盤が粘性土等の難透水層のとき、難透水層下面に上向きの水圧が作用し掘削底面が浮き上がる
  3. C粘性土において、土留め背面の土の重量により掘削底面の隆起が生じる
  4. D砂質地盤において、地盤の弱い箇所の土粒子が洗い流され地中に水みちが拡大する
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正解:B地盤が粘性土等の難透水層のとき、難透水層下面に上向きの水圧が作用し掘削底面が浮き上がる

盤ぶくれとは、地盤が粘性土等の難透水層のとき、難透水層下面に上向きの水圧が作用し、掘削底面が浮き上がり、最終的にはボイリング状の破壊に至る現象。

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174パイピング現象の対策として、最も適当なものはどれか。

  1. A掘削底面の地盤改良や、土留め壁の根入れを深くする
  2. B掘削面側の地盤改良を行わず、背面地盤をすき取る
  3. C土留め壁の根入れを浅くする
  4. Dウェルポイントを用いて被圧水位を上昇させる
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正解:A掘削底面の地盤改良や、土留め壁の根入れを深くする

パイピングの対策としては、掘削底面の地盤改良や、土留め壁の根入れを深くする等がある。

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175切ばり用鋼材の継手を用いる場合の措置として、正しいものはどれか。

  1. A継手位置は火打ちの支点付近に設けるとともに、継手部には溶接のみで補強する
  2. B継手位置は中間杭付近に設けるとともに、継手部にはジョイントプレートなどを取り付けて補強する
  3. C継手位置は中間杭付近に設けるとともに、継手部にはパッキング材を取り付けて補強する
  4. D継手位置はスパンの中央位置に設けるとともに、継手部にはジョイントプレートなどを取り付けて補強する
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正解:B継手位置は中間杭付近に設けるとともに、継手部にはジョイントプレートなどを取り付けて補強する

継手を用いる場合には、継手位置は中間杭付近に設けるとともに、継手部にはジョイントプレートなどを取り付けて補強する。

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176切ばりを撤去する際の留意事項として、最も適切なものはどれか。

  1. A掘削に伴いボルトに緩みが生じているため、増締めを行ってから一気に撤去する
  2. B土留め壁の変形を助長するため、本体構造物への受け替えは行わない
  3. C土圧や水圧が低下しているため、特に受け替えを行わずに撤去する
  4. D土留め壁に作用している荷重を鋼材や松丸太などを用いて本体構造物に受け替えるなどして、土留め壁の変形を防止する
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正解:D土留め壁に作用している荷重を鋼材や松丸太などを用いて本体構造物に受け替えるなどして、土留め壁の変形を防止する

切ばりを撤去する際は、土留め壁に作用している荷重を鋼材や松丸太などを用いて本体構造物に受け替えるなどして、土留め壁の変形を防止する。

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