ビジネス会計検定3級 ② 貸借対照表

一定時点の財政状態を示す貸借対照表の構造を学ぶ、本検定最大の分野です。資産=負債+純資産の等式、他人資本と自己資本、正常営業循環基準とワンイヤー・ルールによる流動・固定の区分、流動性配列法などの基本ルールを押さえます。流動資産・固定資産(有形・無形・投資その他)・繰延資産、流動負債・固定負債・引当金、株主資本や評価・換算差額等といった純資産の内訳まで、勘定科目の分類が幅広く問われます。減価償却費や棚卸資産合計などの計算問題も出るため、区分と計算をセットで固めるのが得点のコツです。出題数55問。

この分野の問題55問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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29貸借対照表の右側に示される資金の調達源泉は、大きく2つに分けられます。正しい組み合わせはどれか。

  1. A資産と負債
  2. B流動資産と固定資産
  3. C資産と純資産
  4. D負債と純資産
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正解:D負債と純資産

貸借対照表の右側は資金の調達源泉を示し、負債と純資産に区分して表示されます。

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30貸借対照表における等式として正しいものはどれか。

  1. A負債合計=資産合計+純資産合計
  2. B資産合計=負債合計+純資産合計
  3. C純資産合計=資産合計+負債合計
  4. D資産合計=純資産合計-負債合計
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正解:B資産合計=負債合計+純資産合計

貸借対照表は左右の合計が等しくなり、「資産合計=負債合計+純資産合計」となります。

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31負債と純資産の別の呼び方として正しい組み合わせはどれか。

  1. A負債は他人資本、純資産は自己資本
  2. B負債は外部資本、純資産は内部資本
  3. C負債は自己資本、純資産は他人資本
  4. D負債は留保資本、純資産は払込資本
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正解:A負債は他人資本、純資産は自己資本

負債はいずれ返済が必要なため他人資本、純資産は原則返済不要なため自己資本と呼ばれます。

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32「報告式」の貸借対照表の配列方法として正しいものはどれか。

  1. A負債、純資産、資産の順に上から下へ配列する
  2. B資産、負債、純資産の順に上から下へ配列する
  3. C資産を左側、負債と純資産を右側に対照表示する
  4. D流動項目を左側、固定項目を右側に対照表示する
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正解:B資産、負債、純資産の順に上から下へ配列する

報告式は複数の期間の数値を並列表示しやすくするため、資産、負債、純資産の順に上から下に配列します。

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33資産・負債を流動項目と固定項目に区分する基準の適用順序として正しいものはどれか。

  1. A正常営業循環基準を先に適用し、該当しないものにワンイヤー・ルールを適用する
  2. B重要性の原則を先に適用し、該当しないものに正常営業循環基準を適用する
  3. Cワンイヤー・ルールを先に適用し、該当しないものに正常営業循環基準を適用する
  4. D流動性配列法を先に適用し、該当しないものにワンイヤー・ルールを適用する
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正解:A正常営業循環基準を先に適用し、該当しないものにワンイヤー・ルールを適用する

まず正常営業循環基準を適用し、分類されなかった項目に対してワンイヤー・ルールを適用します。

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34正常営業循環基準によって流動資産に区分されるものはどれか。

  1. A建物
  2. B長期前払費用
  3. C投資有価証券
  4. D売掛金
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正解:D売掛金

売掛金は営業の循環(正常営業循環)の過程にあるため、流動資産に区分されます。

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35ワンイヤー・ルール(1年基準)の期間計算の起算日はいつか。

  1. A契約締結日
  2. B期首日
  3. C決算日当日
  4. D決算日の翌日
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正解:D決算日の翌日

決算日の翌日から起算して1年以内に期限が到来するかどうかで流動と固定を区分します。

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36「流動性配列法」における流動資産の配列順序として正しいものはどれか。

  1. A金額の大きいものから順に配列する
  2. B取得日の新しいものから順に配列する
  3. C流動性の高いもの(現金化しやすいもの)から順に配列する
  4. D流動性の低いものから順に配列する
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正解:C流動性の高いもの(現金化しやすいもの)から順に配列する

流動性配列法では、流動資産を流動性の高い順(現金化しやすい順)に配列します。

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37固定性配列法の採用が義務づけられている業種はどれか。

  1. A製造業、建設業
  2. B電力業、ガス業
  3. C銀行業、証券業
  4. D卸売業、小売業
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正解:B電力業、ガス業

電力業やガス業はその特性から、法令により固定資産や固定負債を先に記載する固定性配列法が義務づけられています。

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38資産と負債を相殺せず、総額で貸借対照表に表示しなければならないとする原則を何というか。

  1. A正常営業循環基準
  2. B重要性の原則
  3. C総額主義の原則
  4. D費用収益対応の原則
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正解:C総額主義の原則

財政状態を正しく理解するため、資産と負債等を相殺して除外してはならないとする原則です。

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39性質や金額について重要性が乏しい場合は簡潔に示すことができるとする原則はどれか。

  1. A重要性の原則
  2. B総額主義の原則
  3. Cワンイヤー・ルール
  4. D流動性配列法
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正解:A重要性の原則

貸借対照表上、重要性が乏しい項目は簡潔に示すことが認められており、これを重要性の原則といいます。

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40資産の定義として正しいものはどれか。

  1. A原則として返済する必要がなく、自己資本と呼ばれるもの
  2. B将来企業に経済的利益をもたらすと期待され、貨幣額で示せるもの
  3. C企業が保有するすべての有形物および無形権利のこと
  4. D過去に企業が支出した全額のうち、まだ回収されていないもの
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正解:B将来企業に経済的利益をもたらすと期待され、貨幣額で示せるもの

資産は、将来において企業に排他的な経済的利益をもたらし、貨幣額で計れるものを指します。

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41企業経営において重要な「人的資源(優れた人材など)」の会計上の扱いはどれか。

  1. A将来収益に貢献するため無形固定資産として計上される
  2. B会社の営業循環過程にあるため流動資産として計上される
  3. C重要性の原則に基づき貸借対照表に簡潔に表示される
  4. D貨幣単位に適切に置き換えることができないため資産計上されない
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正解:D貨幣単位に適切に置き換えることができないため資産計上されない

企業活動は貨幣単位で記録されるため、貨幣額で示せない人的資源は会計の対象になりません。

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42建物や土地などの「事業用資産」の原則的な評価基準はどれか。

  1. A取得原価
  2. B実現可能価額
  3. C現在価値
  4. D時価
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正解:A取得原価

事業用資産は本来の企業活動に利用するため、価格変動は意味を持たず取得原価で評価するのが原則です。

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43売買を目的とした有価証券などの「金融資産」の原則的な評価基準はどれか。

  1. A取得原価
  2. B時価
  3. C製造原価
  4. D残存価額
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正解:B時価

売買目的の金融資産は売却が容易で最新の市場価格で売買可能であるため、時価評価が原則です。

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44資産を「取得原価」で評価する場合の短所(欠点)はどれか。

  1. A客観的で信頼性が高いため計算が煩雑になること
  2. B資金的裏付けに欠ける未実現の評価益が計上されること
  3. C時が経過するにつれて資産価額が実態からかけ離れてしまうこと
  4. D期末時点の最新の価格を反映しすぎてしまうこと
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正解:C時が経過するにつれて資産価額が実態からかけ離れてしまうこと

取得原価は過去の取引結果のため、価値が変動しても帳簿価額に反映されず実態から乖離する欠点があります。

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45資産を「時価」で評価する場合の短所(欠点)はどれか。

  1. A過去の取引の結果しか反映されないこと
  2. B資金的裏付けに欠ける未実現の評価益が計上されること
  3. C客観性が完全に失われ、信頼性が皆無となること
  4. D時が経過するにつれて実態からかけ離れてしまうこと
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正解:B資金的裏付けに欠ける未実現の評価益が計上されること

時価評価は市場価格等を用いるため、値上がり時に現金の裏付けがない未実現の評価益が計上される欠点があります。

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46次のうち、流動資産に該当する項目はどれか。

  1. A長期前払費用
  2. B特許権
  3. C構築物
  4. D受取手形
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正解:D受取手形

受取手形は通常の営業活動から生じる債権であり、正常営業循環基準により流動資産となります。

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47売掛金に対する「貸倒引当金」の貸借対照表での表示方法はどれか。

  1. A流動負債として負債の部に表示する
  2. B売掛金から控除する形式(または控除後残高)で資産の部に表示する
  3. C投資その他の資産として資産の部に表示する
  4. D株主資本から控除する形式で純資産の部に表示する
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正解:B売掛金から控除する形式(または控除後残高)で資産の部に表示する

貸倒引当金は債権の回収不能見積額であり、対象となる受取手形や売掛金から控除する形式で表示します。

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48「契約資産」の計上が適切となるケースはどれか。

  1. A引渡し済みの製品の対価が、別の製品の引渡し後に無条件で支払われる契約の場合
  2. B商品やサービスを提供していない時点で前もって代金を受け取った場合
  3. C支払期限が到来し、無条件で代金を受け取ることができる売掛金の場合
  4. D商品の購入代金を先払いした場合
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正解:A引渡し済みの製品の対価が、別の製品の引渡し後に無条件で支払われる契約の場合

条件付きで対価を受け取る権利の場合に契約資産が計上され、無条件の権利は売掛金等になります。

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49「売買目的有価証券」の表示区分はどれか。

  1. A有形固定資産
  2. B投資その他の資産
  3. C評価・換算差額等
  4. D流動資産
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正解:D流動資産

値上がり益を得るために保有する市場性のある有価証券は、流動資産に分類されます。

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50満期保有目的の債券で、決算日の翌日から起算して1年以内に満期が到来するものの表示区分はどれか。

  1. A流動資産
  2. B有形固定資産
  3. C固定資産(投資その他の資産)
  4. D流動負債
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正解:A流動資産

通常は固定資産ですが、ワンイヤー・ルールにより満期が1年以内に到来するものは流動資産となります。

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51子会社株式および関連会社株式の表示区分はどれか。

  1. A純資産(株主資本)
  2. B繰延資産
  3. C流動資産
  4. D固定資産
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正解:D固定資産

子会社株式および関連会社株式は、売買目的ではないため固定資産(投資その他の資産)に分類されます。

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52棚卸資産に分類される項目の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. Aのれん、特許権、商標権
  2. B売掛金、買掛金、前渡金
  3. C商品、製品、原材料
  4. D建物、機械及び装置、土地
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正解:C商品、製品、原材料

棚卸資産には、商品、製品、仕掛品、貯蔵品、原材料が含まれます。

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53次の金額から「棚卸資産」の合計額を計算しなさい。[現金:30、商品:20、貯蔵品:10、備品:20、売掛金:40]

  1. A30
  2. B50
  3. C40
  4. D60
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正解:A30

棚卸資産は商品(20)と貯蔵品(10)の合計30です。現金・備品・売掛金は棚卸資産に含まれません。

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54流動資産である「前渡金」の説明として正しいものはどれか。

  1. Aすでに提供したサービスに対していまだ対価を受け取っていない額
  2. B継続してサービスの提供を受けるための代金の前払い分
  3. C商品や原材料などの購入代金を先払いしたときの金額
  4. D会社の主たる営業活動以外の取引から生じた未収額
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正解:C商品や原材料などの購入代金を先払いしたときの金額

前渡金は商品等の購入代金を先払いした金額であり、継続的サービスの前払いは前払費用です。

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55「未収収益」の説明として正しいものはどれか。

  1. A継続的なサービス提供において、すでに提供した分のいまだ対価を受け取っていない額
  2. B商品やサービスを提供していない時点で前もって受け取った代金
  3. C商品や原材料などの購入代金を先払いしたときの金額
  4. D主たる営業活動以外の取引から生じた単発的な未収額
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正解:A継続的なサービス提供において、すでに提供した分のいまだ対価を受け取っていない額

未収収益は継続したサービス提供ですでに提供した分に対する未収額を指します。

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56有価証券明細表のように、重要な項目の増減や内訳明細を示す財務諸表を構成する書類を何というか。

  1. A附属明細表
  2. B株主資本等変動計算書
  3. C注記
  4. D勘定式貸借対照表
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正解:A附属明細表

金融商品取引法により、重要な項目の増減や内訳を明らかにする附属明細表の作成が義務づけられています。

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57固定資産の3つの分類として正しいものはどれか。

  1. A金融資産、事業用資産、投資資産
  2. B有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産
  3. C流動資産、有形固定資産、繰延資産
  4. D無形固定資産、繰延資産、評価差額等
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正解:B有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産

固定資産は形態的な特徴などから、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産に分類されます。

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58「有形固定資産」に該当する項目はどれか。

  1. A投資有価証券
  2. B構築物
  3. Cソフトウェア
  4. Dのれん
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正解:B構築物

構築物は土地に定着した土木設備等であり、物理的な形態を持つ有形固定資産です。

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59「無形固定資産」に該当する項目はどれか。

  1. A長期貸付金
  2. B工具、器具及び備品
  3. C建設仮勘定
  4. Dのれん
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正解:Dのれん

のれんは企業買収時等の超過収益力を示し、物理的形態を持たない無形固定資産です。

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60「投資その他の資産」に該当する項目はどれか。

  1. A長期貸付金
  2. B車両運搬具
  3. C電子記録債権
  4. D商標権
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正解:A長期貸付金

長期貸付金は長期的余裕資金の運用などであり、投資その他の資産に分類されます。

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61有形固定資産の建設において、工事完成前に支払った支出を集計する「建設仮勘定」の区分はどれか。

  1. A繰延資産
  2. B流動資産
  3. C有形固定資産
  4. D無形固定資産
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正解:C有形固定資産

建設仮勘定は建物などの有形固定資産の建設過程の支出であり、有形固定資産に区分されます。

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62減価償却費の計算に利用される3要素として正しいものはどれか。

  1. A時価、耐用年数、減価償却累計額
  2. B製造原価、引渡日、回収可能価額
  3. C取得原価、市場価格、評価差額
  4. D取得原価、耐用年数、残存価額
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正解:D取得原価、耐用年数、残存価額

減価償却計算は、取得原価、耐用年数(使用可能年数)、残存価額の3要素を利用します。

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63定額法による1年分の減価償却費を計算しなさい。[取得原価:6000、残存価額:600、耐用年数:6年]

  1. A1000
  2. B900
  3. C800
  4. D1100
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正解:B900

定額法の減価償却費=(取得原価6000-残存価額600)÷耐用年数6年=900です。

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64貸借対照表の「減価償却累計額」が意味するものはどれか。

  1. A耐用年数到来時の残存価額
  2. B将来計上される減価償却費の予定額
  3. C毎期の減価償却費の合計額
  4. D未払いの減価償却費の総額
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正解:C毎期の減価償却費の合計額

過去から当期までに計上された毎期の減価償却費を合計したものが減価償却累計額です。

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65無形固定資産の償却額の貸借対照表上での表示方法として正しいものはどれか。

  1. A減価償却累計額を用いて間接的に控除する形式で示される
  2. B流動負債の部に引当金として計上される
  3. C純資産の部の評価・換算差額等に計上される
  4. D取得原価から直接控除され、その残高のみが示される
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正解:D取得原価から直接控除され、その残高のみが示される

無形固定資産は累計額を用いず、費用となった金額を取得原価から直接控除して残高のみを表示します。

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66「繰延資産」に該当する項目はどれか。

  1. A長期前払費用
  2. Bのれん
  3. C開発費
  4. D特許権
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正解:C開発費

創立費、開業費、開発費などが繰延資産に含まれます。

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67支出額が貸借対照表に「繰延資産」として計上される理由はどれか。

  1. A会社の営業循環過程において、1年以内に現金化できると見込まれるため
  2. Bまだ役務の提供を受けておらず、将来において現金として回収されるため
  3. C対価の支払いが完了し役務提供を受けたが、将来にわたって効果が発現するため
  4. D客観的な時価の算定が困難であり、取得原価で据え置く必要があるため
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正解:C対価の支払いが完了し役務提供を受けたが、将来にわたって効果が発現するため

支払いや役務提供は済んでいるが、その効果が将来に及ぶため経過的に資産として計上されます。

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68「流動負債」に該当する項目はどれか。

  1. A預り金
  2. B退職給付引当金
  3. C社債(償還まで3年)
  4. D繰延税金負債
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正解:A預り金

預り金は従業員の所得税など第三者から一時的に預かった額であり、流動負債です。

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69「固定負債」に該当する項目はどれか。

  1. A電子記録債務
  2. B契約負債
  3. C未払法人税等
  4. D退職給付引当金
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正解:D退職給付引当金

退職給付引当金は従業員の退職時に支払われる長期の引当金であり、固定負債に該当します。

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70流動負債である「契約負債」の説明として正しいものはどれか。

  1. A財やサービスを引き渡す義務に対して、顧客からすでに対価を受け取ったもの
  2. B単発的な固定資産の購入などから生じた未払額
  3. C製品保証の無償修理など将来の費用に備えて設定された額
  4. D商品の購入代金を先払いしたときの金額
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正解:A財やサービスを引き渡す義務に対して、顧客からすでに対価を受け取ったもの

契約負債は、財などを引き渡す義務に対し、すでに対価を受け取っているものを指します。

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71「未払金」と「未払費用」の違いとして正しいものはどれか。

  1. A未払金は役務提供前に生じ、未払費用は役務提供後に生じる
  2. B未払金は主たる営業以外の単発の取引から生じ、未払費用は継続的サービスの未払分である
  3. C未払金は商品仕入から生じ、未払費用は固定資産購入から生じる
  4. D未払金は1年以内に支払うもので、未払費用は1年を超えて支払うものである
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正解:B未払金は主たる営業以外の単発の取引から生じ、未払費用は継続的サービスの未払分である

未払金は有価証券購入など単発の未払額、未払費用は保険料など継続的サービスの未払額です。

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72次の資料から「流動負債」の合計額を計算しなさい。[買掛金:50、未払金:20、社債(2年後償還):100、短期借入金:40]

  1. A150
  2. B210
  3. C110
  4. D70
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正解:C110

流動負債は買掛金(50)+未払金(20)+短期借入金(40)=110です。社債は2年後償還なので固定負債です。

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73「引当金」を貸借対照表に記載するための条件に【含まれない】ものはどれか。

  1. Aその発生の可能性が高いこと
  2. B金額が確定しており、支払い先が特定されていること
  3. C将来の特定の費用または損失に関するものであること
  4. Dその発生が当期以前の出来事に起因していること
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正解:B金額が確定しており、支払い先が特定されていること

引当金は将来の費用等を見積もるものであり、金額が確定していることは条件ではありません。

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74「純資産の部」の分類として正しい組み合わせはどれか。

  1. A流動資産、固定資産、流動負債、固定負債
  2. B自己資本、他人資本、払込資本、留保利益
  3. C資本金、資本準備金、利益剰余金、自己株式
  4. D株主資本、評価・換算差額等、株式引受権、新株予約権
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正解:D株主資本、評価・換算差額等、株式引受権、新株予約権

純資産の部は、株主資本、評価・換算差額等、株式引受権、新株予約権に分類されます。

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75「株主資本」を構成する項目の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A払込資本、他人資本、土地再評価差額金、資本金
  2. B資本金、新株予約権、評価・換算差額等、自己株式
  3. C資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式
  4. D利益準備金、株式引受権、資本準備金、利益剰余金
正解と解説を見る

正解:C資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式

株主資本は、資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式の4つに区分表示されます。

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76株主資本のうち「留保利益(稼得利益)」に該当するものはどれか。

  1. A利益剰余金
  2. B自己株式
  3. C資本金
  4. D資本準備金
正解と解説を見る

正解:A利益剰余金

利益剰余金は、会社が稼ぎ出した利益を源泉として社内に留保された部分(留保利益)です。

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77保有する「自己株式」の表示方法として正しいものはどれか。

  1. A流動資産に投資有価証券として表示される
  2. B評価・換算差額等にプラスの金額として表示される
  3. C固定負債として純資産とは区別して表示される
  4. D株主資本の末尾から控除する形式(マイナス)で表示される
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正解:D株主資本の末尾から控除する形式(マイナス)で表示される

自己株式の取得は株主に対する会社財産の払い戻しと考えられ、株主資本から控除します。

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78「その他有価証券評価差額金」が表示される純資産の区分はどれか。

  1. A評価・換算差額等
  2. B新株予約権
  3. C株式引受権
  4. D株主資本
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正解:A評価・換算差額等

その他有価証券の時価評価による差額は損益とせず、純資産の評価・換算差額等に直接計上されます。

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79「新株予約権」の説明として正しいものはどれか。

  1. A会社に対して一定期間、あらかじめ定めた価額で株式の交付を請求できる権利
  2. B他社を支配するために保有する株式の議決権
  3. C会社が発行済みの自社株式を自ら買い戻して保有する権利
  4. D取締役への報酬として自社株式を条件付きで無償交付する場合の権利
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正解:A会社に対して一定期間、あらかじめ定めた価額で株式の交付を請求できる権利

新株予約権は、一定期間・一定価額で株式交付を請求できる権利であり、純資産の部に計上されます。

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80次の資料から「純資産合計」を計算しなさい。[資本金:400、利益剰余金:200、自己株式:50、新株予約権:20、長期借入金:100]

  1. A550
  2. B670
  3. C570
  4. D620
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正解:C570

純資産=資本金(400)+利益剰余金(200)-自己株式(50)+新株予約権(20)=570です。

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81次の資料から「株主資本」の合計額を計算しなさい。[資本金:300、資本準備金:150、利益剰余金:100、自己株式:30、土地再評価差額金:40]

  1. A560
  2. B520
  3. C580
  4. D550
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正解:B520

株主資本=資本金(300)+資本準備金(150)+利益剰余金(100)-自己株式(30)=520です。評価差額は除外します。

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82「株主資本等変動計算書」の主な役割はどれか。

  1. A企業の一定期間の経営成績や利益の使い道を報告すること
  2. B純資産の部の各項目の変動事由や増減額を報告すること
  3. C重要な勘定科目の明細や算定基礎を注記として報告すること
  4. D営業活動によるキャッシュの増減を報告すること
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正解:B純資産の部の各項目の変動事由や増減額を報告すること

すべての会社は、純資産の部の各項目の期中の変動事由を報告するためにこの書類を作成します。

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83企業の会計報告のために区切られた会計期間の終了日を何と呼ぶか。

  1. A配当基準日
  2. B期首日
  3. C権利確定日
  4. D決算日
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正解:D決算日

基本的な会計期間は1年であり、その終了日を決算日といいます。

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