統計検定2級 ⑤ 正規分布と標本分布

統計的推測の中核となる正規分布と標本分布を学ぶ分野です。正規分布の形を決める平均と分散、±1・±2・±3標準偏差の範囲に入る割合(約68%・95%・99.7%)、標準正規分布や正規分布の再生性・線形変換の性質が頻出です。歪度・尖度による分布の特徴づけも扱います。後半では母集団と標本の関係、標本平均の期待値が母平均に一致すること、標準誤差、そして中心極限定理を学び、χ²分布・t分布・F分布といった標本分布へと広がります。ここは推定・検定に直結する重要分野なので、確率の面積計算に慣れておきましょう。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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161正規分布の確率密度関数の形状を決定する2つの要素として正しいものはどれか。

  1. A平均と分散
  2. B平均と中央値
  3. C中央値と最頻値
  4. D分散と標準偏差
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正解:A平均と分散

正規分布は平均と分散によってその形が決まります。

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162正規分布のグラフにおいて、分散が小さくなるとグラフの形状はどのように変化するか。

  1. A山が左右対称でなくなり右に傾く
  2. B山が平らになりなだらかになる
  3. C山を中心として急斜面になる
  4. D山の裾野が途中で0に達する
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正解:C山を中心として急斜面になる

分散が小さいほどデータのばらつきが少なくなるため、釣りがね型の山は急斜面になります。

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163正規分布において、平均からプラスマイナス1標準偏差の範囲に含まれるデータの割合はおよそ何パーセントか。

  1. A0.5
  2. B0.6826
  3. C0.9974
  4. D0.9544
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正解:B0.6826

正規分布では平均からプラスマイナス1標準偏差の範囲に全体の約68.26パーセントが含まれます。

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164正規分布において、平均からプラスマイナス2標準偏差の範囲に含まれるデータの割合はおよそ何パーセントか。

  1. A0.9544
  2. B0.6826
  3. C0.9974
  4. D0.75
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正解:A0.9544

正規分布では平均からプラスマイナス2標準偏差の範囲に全体の約95.44パーセントが含まれます。

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165正規分布において、平均からプラスマイナス3標準偏差の範囲に含まれるデータの割合はおよそ何パーセントか。

  1. A0.9544
  2. B0.9974
  3. C0.6826
  4. D0.975
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正解:B0.9974

正規分布では平均からプラスマイナス3標準偏差の範囲に全体の約99.74パーセントが含まれます。

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166確率変数Xが正規分布に従うとき、その1次関数であるaX+bはどのような分布に従うか。

  1. A正規分布
  2. Bt分布
  3. Cカイ二乗分布
  4. D二項分布
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正解:A正規分布

確率変数Xが正規分布に従うとき、その1次関数aX+bも正規分布に従います。

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167互いに独立な確率変数XとYがそれぞれ正規分布に従うとき、その和であるX+Yも正規分布に従うという性質を何というか。

  1. A再生性
  2. B不偏性
  3. C独立性
  4. D中心極限定理
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正解:A再生性

互いに独立な正規分布の和が再び正規分布になる性質を正規分布の再生性といいます。

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168平均が0、分散が1である正規分布のことを何と呼ぶか。

  1. A不偏正規分布
  2. B標準正規分布
  3. C標本平均分布
  4. D母集団分布
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正解:B標準正規分布

平均0、分散1の正規分布を標準正規分布といいます。

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169分布のゆがみ(非対称性)を数値で表した指標を何というか。

  1. A歪度
  2. B分散
  3. C尖度
  4. D標準偏差
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正解:A歪度

分布の非対称性を表す指標は歪度です。

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170分布のとがり具合や裾の長さを数値で表した指標を何というか。

  1. A歪度
  2. B尖度
  3. C共分散
  4. D相関係数
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正解:B尖度

分布のとがり具合や裾の長さを表す指標は尖度です。

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171調査対象となるデータの全体、およびそこから取り出した一部のデータの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A母平均と標本平均
  2. B不偏分散と標本分散
  3. C確率変数と統計量
  4. D母集団と標本
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正解:D母集団と標本

データ全体を母集団、そこから取り出した一部を標本(サンプル)といいます。

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172標本平均の期待値(平均)と母平均の関係について正しい記述はどれか。

  1. A標本平均の期待値は母平均より必ず大きくなる
  2. B標本平均の期待値は標本の大きさによって母平均から離れていく
  3. C標本平均の期待値は母平均に一致する
  4. D標本平均の期待値は母平均より必ず小さくなる
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正解:C標本平均の期待値は母平均に一致する

標本平均の期待値は母集団の分布にかかわらず母平均に一致します。

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173標本の大きさをn、母分散をσの2乗とするとき、標本平均の分散を表す式はどれか。

  1. Aσの2乗 / (n - 1)
  2. Bσの2乗 / n
  3. Cσの2乗
  4. Dn×σの2乗
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正解:Bσの2乗 / n

標本平均の分散は母分散を標本の大きさnで割った「σの2乗 / n」になります。

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174互いに独立に標準正規分布に従うn個の確率変数の2乗和が従う確率分布を何というか。

  1. Aカイ二乗分布
  2. BF分布
  3. C二項分布
  4. Dt分布
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正解:Aカイ二乗分布

標準正規分布の2乗和が従う分布をカイ二乗分布(χの2乗分布)といいます。

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175カイ二乗分布において、その2乗和の個数のことを何と呼ぶか。

  1. A尖度
  2. B自由度
  3. C歪度
  4. D標本の大きさ
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正解:B自由度

カイ二乗分布における2乗和の個数を自由度といいます。

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176標準正規分布に従う確率変数Zと、自由度mのカイ二乗分布に従う確率変数Wが独立であるとき、Z / ルート(W / m) が従う分布はどれか。

  1. A自由度mのt分布
  2. B自由度(1, m)のF分布
  3. C自由度mのカイ二乗分布
  4. D自由度mのF分布
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正解:A自由度mのt分布

この数式で表される統計量は自由度mのt分布に従います。

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177自由度mのt分布のグラフの形状について、標準正規分布と比較した特徴として正しいものはどれか。

  1. A標準正規分布よりも裾が厚く、尖度は正の値になる
  2. B標準正規分布よりも山の頂点が高く、裾が薄い
  3. C左右非対称で、常に正の値のみをとる
  4. D標準正規分布と完全に一致する
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正解:A標準正規分布よりも裾が厚く、尖度は正の値になる

t分布は標準正規分布に似た左右対称ですが、標準正規分布より裾が厚く、尖度は正になります。

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1782つの独立なカイ二乗分布W1(自由度m1)とW2(自由度m2)があるとき、(W1 / m1) / (W2 / m2) が従う分布はどれか。

  1. A自由度(m1 + m2)のカイ二乗分布
  2. B自由度(m2, m1)のF分布
  3. C自由度m1のt分布
  4. D自由度(m1, m2)のF分布
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正解:D自由度(m1, m2)のF分布

2つのカイ二乗分布をそれぞれの自由度で割った比は、自由度(m1, m2)のF分布に従います。

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179標本平均は、標本の大きさ(サンプルサイズ)を大きくしていくと母平均に限りなく近づくという法則を何というか。

  1. Aチェビシェフの不等式
  2. Bラプラスの定理
  3. C中心極限定理
  4. D大数の法則
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正解:D大数の法則

標本平均が母平均に近づいていく現象を大数の法則といいます。

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180標本平均の分布は、標本の大きさが十分に大きければ、母集団の分布の形にかかわらず正規分布に近似するという定理を何というか。

  1. A再生性の定理
  2. Bチェビシェフの不等式
  3. C中心極限定理
  4. D大数の法則
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正解:C中心極限定理

母集団が正規分布でなくても標本が大きければ標本平均が正規分布に近似することを中心極限定理といいます。

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1811万人が受験した全国統一テストの偏差値(平均50、標準偏差10)が正規分布に従うとき、偏差値60以上の受験者は推定で約何人か(±1標準偏差の面積を68.26%とする)。

  1. A3174人
  2. B5000人
  3. C8413人
  4. D1587人
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正解:D1587人

偏差値60以上は平均+1標準偏差以上であり、その割合は(100% - 68.26%) / 2 = 15.87%なので、1万×0.1587 = 1587人です。

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182ある予備校の模試(平均55点、標準偏差12点)の点数が正規分布に従うとき、ある受験者の点数が70点であった。この点数を標準化した値(Z値)として正しいものはどれか。

  1. A-1.25
  2. B1.25
  3. C0.85
  4. D1.55
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正解:B1.25

標準化の式 Z = (X - μ) / σ より、(70 - 55) / 12 = 15 / 12 = 1.25 となります。

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183800人が受験したテスト(平均60点、標準偏差10点)が正規分布に従うとき、70点以上80点以下の受験者は約何人か(標準正規分布の上側確率をP(Z≧1.0)=0.1587、P(Z≧2.0)=0.0228とする)。

  1. A19人
  2. B145人
  3. C109人
  4. D127人
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正解:C109人

70点と80点を標準化するとZは1.0と2.0。確率は0.1587 - 0.0228 = 0.1359。800×0.1359 = 108.72点より約109人です。

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184サイコロを300回振ったとき、1の目が出る回数は二項分布B(300, 1/6)に従う。この分布をラプラスの定理により正規分布に近似するとき、その正規分布の平均(期待値)と分散の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A平均60、分散50
  2. B平均50、分散250/3
  3. C平均50、分散125/3
  4. D平均60、分散125/3
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正解:C平均50、分散125/3

期待値は np = 300 × (1/6) = 50、分散は np(1-p) = 300 × (1/6) × (5/6) = 250/6 = 125/3 です。

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185あるクラスの数学のテストにおいて、平均点が73点、中央値が60点であった。この点数分布の歪度と裾の長さの特徴として適切なものはどれか。

  1. A歪度は正の値となり、左に長い裾を持つ
  2. B歪度は負の値となり、左に長い裾を持つ
  3. C歪度は負の値となり、右に長い裾を持つ
  4. D歪度は正の値となり、右に長い裾を持つ
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正解:D歪度は正の値となり、右に長い裾を持つ

平均点>中央値であるため点数の高い生徒が平均を上げており、分布は右に長い裾を持ち、歪度は正の値になります。

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186受験者全体(平均60点、標準偏差10点)の正規分布から無作為に5人を選んだとき、5人の点数の平均が65点以上である確率を求めるため、標本平均の分布を標準化したZ値として最も近いものはどれか。

  1. A1.58
  2. B1.12
  3. C0.5
  4. D2.24
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正解:B1.12

標本平均の標準偏差は 10 / ルート5 ≒ 4.472。Z = (65 - 60) / 4.472 = 5 / 4.472 ≒ 1.12 となります。

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187標本の大きさをn、母分散をσの2乗とするとき、標本分散Sの2乗の期待値E[Sの2乗]を表す式として正しいものはどれか。

  1. A(1 / n) × σの2乗
  2. B((n - 1) / n) × σの2乗
  3. C(n / (n - 1)) × σの2乗
  4. Dσの2乗
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正解:B((n - 1) / n) × σの2乗

標本分散の平均(期待値)は母分散よりもやや小さくなり、((n - 1) / n) × σの2乗となります。

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188標本分散Sの2乗から、期待値が母分散σの2乗に一致する「不偏分散Uの2乗」を求めるための正しい計算式はどれか。

  1. AUの2乗 = Sの2乗 × ((n - 1) / n)
  2. BUの2乗 = Sの2乗 × (n / (n - 1))
  3. CUの2乗 = Sの2乗 × n
  4. DUの2乗 = Sの2乗 / n
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正解:BUの2乗 = Sの2乗 × (n / (n - 1))

不偏分散は標本分散に n / (n - 1) を掛けることで、期待値を母分散に一致させます。

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189確率変数Wが自由度3のカイ二乗分布に従うとき、W≦wとなる下側確率が0.025となる点wを求めたい。付表の「上側確率のパーセント点」からこの値を読み取る際、対応する上側確率αの値はいくらになるか。

  1. A0.05
  2. B0.95
  3. C0.975
  4. D0.025
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正解:C0.975

下側確率が0.025となる点は、それ以外の右側の面積(上側確率)が 1 - 0.025 = 0.975 となる点と同じです。

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190自由度(15, 20)のF分布に従う確率変数の下側2.5パーセント点を求めたい。自由度(20, 15)の上側2.5パーセント点の値が2.756であるとき、求める下側2.5パーセント点の値はいくらか。

  1. A0.363
  2. B0.744
  3. C-2.756
  4. D0.222
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正解:A0.363

F分布の性質より、自由度(15, 20)の下側点は自由度(20, 15)の上側点の逆数となるため、1 / 2.756 ≒ 0.363 です。

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191生徒36人の期末テストで平均55点、標準偏差10点であった。チェビシェフの不等式を用いて、40点以上70点以下の生徒は「最小で何人」と確実に言えるか。

  1. A16人
  2. B24人
  3. C27人
  4. D20人
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正解:D20人

40点〜70点は平均±1.5標準偏差。チェビシェフの不等式でk=1.5のとき範囲外は最大1/(1.5^2)=1/2.25。36×(1/2.25)=16人が範囲外(最大)。よって範囲内は最小で36-16=20人です。

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192数学の得点Xが正規分布N(58, 12の2乗)、国語の得点Yが正規分布N(71, 9の2乗)に独立に従うとき、合計得点X+Yが従う正規分布の平均と分散の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A平均129、分散225
  2. B平均129、分散144
  3. C平均129、分散15
  4. D平均129、分散21
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正解:A平均129、分散225

正規分布の再生性より、平均は 58 + 71 = 129、分散は 12の2乗 + 9の2乗 = 144 + 81 = 225 となります。

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193確率変数W1とW2がそれぞれ独立に自由度m1、m2のカイ二乗分布に従うとき、その和であるW1+W2はどのような分布に従うか。

  1. A自由度(m1、m2)のF分布
  2. B自由度(m1 × m2)のカイ二乗分布
  3. C自由度m1のt分布
  4. D自由度(m1 + m2)のカイ二乗分布
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正解:D自由度(m1 + m2)のカイ二乗分布

カイ二乗分布には再生性があり、独立なカイ二乗分布の和は自由度の和のカイ二乗分布に従います。

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194ある大学の入試結果が平均64.2、標準偏差17.66の正規分布に従うとき、無作為に16人を抽出した。この16人の得点の「標本平均」の期待値と標準偏差の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A期待値64.2、標準偏差17.66
  2. B期待値16.05、標準偏差4.42
  3. C期待値64.2、標準偏差1.10
  4. D期待値64.2、標準偏差4.42
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正解:D期待値64.2、標準偏差4.42

標本平均の期待値は母平均と同じ64.2。標準偏差は母標準偏差をルートnで割るため、17.66 / ルート16 = 17.66 / 4 ≒ 4.42 です。

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195小学生の1日のエネルギー摂取量について、母集団の変動係数が0.6である。標本平均(推定量)の変動係数を0.05以下に抑えるために必要な最小の調査人数(標本の大きさn)はいくらか。

  1. A169人
  2. B100人
  3. C121人
  4. D144人
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正解:D144人

標本平均の変動係数は 0.6 / ルートn。これが0.05以下なので 0.6 / 0.05 ≦ 12 ≦ ルートn、よって n ≧ 144 となります。

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196確率変数Z1, Z2, Z3, Z4が互いに独立に標準正規分布に従うとき、W = Z1^2 + Z2^2 + Z3^2 + Z4^2 とおくと、Wはどのような分布に従うか。

  1. A自由度4の標準正規分布
  2. B自由度4のt分布
  3. C自由度4のカイ二乗分布
  4. D自由度(4, 1)のF分布
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正解:C自由度4のカイ二乗分布

独立な標準正規分布の4つの2乗和であるため、自由度4のカイ二乗分布に従います。

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197左右対称の正規分布のグラフにおいて、平均値から離れた山の裾野(両端)の挙動について正しい記述はどれか。

  1. A平均から離れるほど再び数値が上昇する
  2. Bばらつきの大きさに応じて特定の有限の値で途切れる
  3. C平均から3標準偏差以上離れると確率密度は完全に0になる
  4. D平均から離れるほど0に近づくが完全に0になることはない
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正解:D平均から離れるほど0に近づくが完全に0になることはない

正規分布の確率密度関数の山は、平均から離れるほど0に近づきますが、0になることはありません。

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198標本分散と不偏分散の不偏性に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A不偏分散には不偏性があるが標本分散にはない
  2. B標本分散には不偏性があるが不偏分散にはない
  3. C標本分散にも不偏分散にも不偏性はない
  4. D標本分散にも不偏分散にも不偏性がある
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正解:A不偏分散には不偏性があるが標本分散にはない

不偏分散の平均(期待値)は母分散に一致するため不偏性がありますが、標本分散の平均は母分散より小さくなるため不偏性がありません。

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199カイ二乗分布に従う確率変数Wの値の範囲について、正しい記述はどれか。

  1. A常に負の値のみをとる
  2. B自由度が3以上のときのみ負の値をとる
  3. C各値の2乗の和であるため必ず0以上の値をとる
  4. D正の値も負の値も対称にとる
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正解:C各値の2乗の和であるため必ず0以上の値をとる

カイ二乗分布は標準正規分布の「2乗の和」として定義されるため、統計量Wが0より小さくなることはありません。

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200自由度mのt分布が、自由度mを限りなく大きくしていったときに近づく確率分布はどれか。

  1. AF分布
  2. B二項分布
  3. C標準正規分布
  4. Dカイ二乗分布
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正解:C標準正規分布

t分布は、自由度mが大きくなるにつれて、標準正規分布に近づくという性質を持っています。

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201自由度(m1, m2)のF分布の上側5パーセント点をpとするとき、自由度(m2, m1)のF分布において値1/pが表す点として正しいものはどれか。

  1. A上側5パーセント点
  2. B下側5パーセント点
  3. C下側2.5パーセント点
  4. D上側2.5パーセント点
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正解:B下側5パーセント点

F分布の逆数の性質より、F(m1, m2)の上側α点(p)の逆数(1/p)は、自由度を入れ替えたF(m2, m1)の下側α点になります。

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202次の記述のうち、歪度または尖度の説明として「誤っているもの」はどれか。

  1. A右に長い裾をもつ分布の場合に歪度は正の値をとる
  2. B正規分布より中心が平坦で裾が短い分布のとき尖度は負の値をとる
  3. C正規分布より中心が尖って裾が長い分布のとき尖度は負の値をとる
  4. D左に長い裾をもつ分布の場合に歪度は負の値をとる
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正解:C正規分布より中心が尖って裾が長い分布のとき尖度は負の値をとる

正規分布よりも中心が上に尖って裾が長いグラフの場合、尖度は「正の値」になります。

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