第247問ポートフォリオの期待リターンの算出方法として正しいものはどれか。
- A各資産の期待リターンの単純平均をとる
- B各資産の標準偏差を構成比で加重平均する
- C各資産の期待リターンのうち最大値を採用する
- D各資産の構成比を各資産の期待リターンに掛けて合計する(加重平均)
正解と解説を見る
正解:D.各資産の構成比を各資産の期待リターンに掛けて合計する(加重平均)
ポートフォリオの期待リターンは、各資産の構成比×各資産の期待リターンを合計した加重平均で求める。
この問題の解説ページを開く →分散投資の考え方と運用成果の評価方法を扱う、計算問題の多い分野です。複数資産を組み合わせたポートフォリオの期待リターンの算出、構成比と標準偏差・相関係数を用いたリスク(標準偏差)の計算、相関係数による分散効果が頻出です。相関係数が低いほどリスク低減効果が大きいという原則を、計算を通じて理解しておく必要があります。さらにシャープレシオなどによるパフォーマンス評価も問われます。長期・分散という確定拠出年金の運用の柱を支える理論分野なので、公式と計算手順を繰り返し練習して定着させましょう。
この分野の問題35問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:D.各資産の構成比を各資産の期待リターンに掛けて合計する(加重平均)
ポートフォリオの期待リターンは、各資産の構成比×各資産の期待リターンを合計した加重平均で求める。
この問題の解説ページを開く →正解:C.√(wA^2×σA^2 + wB^2×σB^2 + 2×wA×wB×σA×σB×ρ)
2資産ポートフォリオのリスクは√(wA^2σA^2+wB^2σB^2+2wAwBσAσBρ)で求める。相関項2wAwBσAσBρを含むのが正しい。
この問題の解説ページを開く →正解:D.5.29%
wA²σA²=0.16×30.25=4.84、wB²σB²=0.36×70.56=25.40、共分散項=2×0.4×0.6×5.5×8.4×(−0.1)=−2.22、和≒28.02、√28.02≒5.29%。
この問題の解説ページを開く →正解:B.相関係数が小さい(−1に近い)ほど低減効果が大きい
相関係数が小さく−1に近いほど分散投資によるリスク低減効果が大きい。+1では低減効果がなく加重平均に一致する。
この問題の解説ページを開く →正解:D.システマティックリスク(市場リスク)
市場全体に起因するシステマティックリスク(市場リスク)は分散投資で除去できない。個別企業に起因する非システマティックリスクは分散で低減できる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.一定金額を定期的に購入する方法である
ドルコスト平均法は一定金額で定期的に購入する手法で、安いとき多く・高いとき少なく買うため平均購入単価を引き下げる効果がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.同じリスクならリターン最大・同じリターンならリスク最小となる組合せの集合
効率的フロンティアは、同一リスクで期待リターンが最大、同一リターンでリスクが最小となる効率的な資産組合せの集合である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.その日の株式市場の終値
リスク許容度は年齢・投資期間・収入・保有資産・投資経験・投資目的などで決まる。その日の市場終値はリスク許容度そのものを決める要因ではない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.価格変動でずれた配分比率を当初の比率に戻す調整
リバランスは、値動きで崩れた構成比を当初定めた配分比率に戻す調整をいう。配分方針自体の変更はリアロケーションである。
この問題の解説ページを開く →正解:B.(ポートフォリオのリターン−無リスク利子率)÷ポートフォリオの標準偏差
シャープレシオ=(ポートフォリオのリターン−無リスク資産利子率)÷ポートフォリオのリスク(標準偏差)。値が大きいほど運用効率が良い。
この問題の解説ページを開く →正解:A.値が大きいほど運用効率が高いと評価される
シャープレシオは(リターン−無リスク利子率)÷標準偏差で、値が大きいほどリスク1単位あたりの超過リターンが大きく運用効率が高い。
この問題の解説ページを開く →正解:B.(ポートフォリオのリターン−ベンチマークのリターン)÷トラッキングエラー
インフォメーションレシオ=(ポートフォリオのリターン−ベンチマークのリターン)÷トラッキングエラー(アクティブリスク)。
この問題の解説ページを開く →正解:D.分母にトラッキングエラー(アクティブリスク)を用いる
インフォメーションレシオは(ポートフォリオのリターン−ベンチマークのリターン)÷トラッキングエラーで、ベンチマークに対する超過リターンの効率を測る。
この問題の解説ページを開く →正解:B.シャープレシオは無リスク資産基準・インフォメーションレシオはベンチマーク基準
シャープレシオは無リスク資産利子率を基準にした超過リターンを評価し、インフォメーションレシオはベンチマークを基準にした超過リターンを評価する。
この問題の解説ページを開く →正解:C.トラッキングエラーが標準偏差と一致するため両者は一致する
ベンチマークを無リスク資産とすればトラッキングエラーが標準偏差と等しくなり、インフォメーションレシオとシャープレシオは一致する。
この問題の解説ページを開く →