知的財産管理技能検定2級 ⑦ 不正競争防止法・独占禁止法・民法・その他

産業財産権・著作権を補完する周辺法を横断的に扱う分野です。不正競争防止法の混同惹起行為・営業秘密・限定提供データ、独占禁止法、民法上の契約や実施権、種苗法など、知的財産管理の実務で必要になるテーマが頻出です。登録によらない保護や契約の視点を学びます。範囲が広く用語も多いため、各法律が「何を守るためのものか」を軸に整理するのが効果的です。営業秘密の3要件や商品形態模倣の期間など、要件・期間を数値まで正確に押さえることが2級では重要になります。

この分野の問題43問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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268不正競争防止法の目的として保護・確保すべきものとして規定されていないものはどれか。

  1. A事業者間の公正な競争
  2. B文化の発展への寄与
  3. C国民経済の健全な発展
  4. D国際約束の的確な実施
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正解:B文化の発展への寄与

不正競争防止法は事業者間の公正な競争や国際約束の的確な実施を確保し国民経済の健全な発展に寄与することを目的としており文化の発展は含まれません。

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269不正競争防止法における「混同惹起行為」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A他人の商品等表示が全国的に著名である必要がある
  2. B一地方で知られている程度では周知とは認められない
  3. C他人の商品又は営業と混同を生じさせることが要件となる
  4. D混同を生じるおそれがなくても不正競争行為となる
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正解:C他人の商品又は営業と混同を生じさせることが要件となる

混同惹起行為は他人の周知な商品等表示を使用して混同を生じさせることが要件であり一地方で知られていれば周知となります。

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270不正競争防止法における「著名商品等表示冒用行為」に関する記述として最も適切なものはどれか。

  1. A他人の商品又は営業と混同を生じさせることが要件である
  2. B他人の商品等表示が「一地方で知られている」程度で足りる
  3. C混同が生じるおそれがまったく無い業種での使用であっても不正競争行為となる
  4. D自己の商品等表示として使用する行為は対象外である
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正解:C混同が生じるおそれがまったく無い業種での使用であっても不正競争行為となる

著名商品等表示冒用行為は混同を生じさせることは要件となっておらず混同のおそれがない別業種での使用も不正競争行為となります。

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271不正競争防止法において「商品形態模倣行為」が不正競争行為とならなくなるのは日本国内で最初に販売した日から何年が経過したときか。

  1. A1年
  2. B3年
  3. C2年
  4. D5年
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正解:B3年

商品形態の模倣行為については日本国内で最初に販売した日から3年が経過した場合には不正競争行為とはなりません。

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272不正競争防止法における「商品形態模倣行為」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A模倣した形態がその商品の機能を確保するために不可欠な形態である場合は不正競争行為とならない
  2. B他人の商品の形態に依拠せず偶然実質的に同一の形態となった場合も模倣に該当する
  3. Cデジタル空間における他人の商品形態を模倣した商品の提供行為は対象外である
  4. D最初に販売した日から5年以内であればいかなる形態の模倣も不正競争行為となる
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正解:A模倣した形態がその商品の機能を確保するために不可欠な形態である場合は不正競争行為とならない

模倣した形態がその商品の機能を確保するために不可欠な形態の場合は不正競争行為となりません。

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273不正競争防止法における「限定提供データ」の定義に関する記述として最も不適切なものはどれか。

  1. A営業秘密として管理されている情報も含めること
  2. B電磁的方法により相当量蓄積されていること
  3. C電磁的方法により管理されていること
  4. D業として特定の者に提供する情報であること
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正解:A営業秘密として管理されている情報も含めること

限定提供データは電磁的方法により相当量蓄積・管理されている技術上又は営業上の情報ですが営業秘密を除くものと定義されています。

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274不正競争防止法において限定提供データとして保護を受けるための3つの要件に該当しないものはどれか。

  1. A限定提供性
  2. B相当蓄積性
  3. C電磁的管理性
  4. D非公知性
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正解:D非公知性

限定提供データとして保護を受けるためには限定提供性、相当蓄積性、電磁的管理性の3つの要件を満たす必要があります。

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275不正競争防止法においてドメイン名の不正取得等が不正競争行為となるための目的(図利加害目的)として正しいものはどれか。

  1. A誤認を防止する目的又は品質を保証する目的
  2. B公共の利益に資する目的又は自己の技術を向上させる目的
  3. C他人の営業を補助する目的又は国際的な流通を促進する目的
  4. D不正の利益を得る目的又は他人に損害を加える目的
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正解:D不正の利益を得る目的又は他人に損害を加える目的

他人の商品等表示と同一又は類似のドメイン名を使用する権利を取得等する行為は不正の利益を得る目的又は他人に損害を加える目的がある場合に不正競争行為となります。

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276不正競争防止法における「原産地等誤認惹起表示」に該当する事例はどれか。

  1. A他人の著名な登録商標を自社の製品のロゴとして無断で使用した
  2. B競争関係にある他人の営業上の信用を害する嘘の事実を流布した
  3. C他人の商品の形態をそっくりそのまま真似てデジタル空間で提供した
  4. D海外産の商品に国産と表示して販売した
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正解:D海外産の商品に国産と表示して販売した

商品の原産地や品質などを誤認させるような表示をする行為の例として海外産の商品に国産と表示して販売した場合が挙げられています。

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277不正競争防止法における「虚偽の事実の流布」が不正競争行為に該当するための要件として正しいものはどれか。

  1. A当事者間に競争関係があり流布された事実が虚偽であること
  2. B当事者間に競争関係がなく流布された事実が真実であること
  3. C国内全域に広く知れ渡る方法で告知されること
  4. D他人の営業秘密を不正に取得して開示すること
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正解:A当事者間に競争関係があり流布された事実が虚偽であること

競争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知・流布する行為が不正競争行為に該当し虚偽の事実でなければ該当しません。

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278不正競争防止法において「営業秘密」として保護されるための3つの要件の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A確定性、適法性、社会的妥当性
  2. B限定提供性、相当蓄積性、電磁的管理性
  3. C秘密管理性、有用性、非公知性
  4. D区別性、均一性、安定性
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正解:C秘密管理性、有用性、非公知性

営業秘密として保護されるためには秘密管理性、有用性、非公知性の3つの要件をすべて満たす必要があります。

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279営業秘密の要件である「秘密管理性」の具体的内容に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A情報にアクセスできる者を制限すること(アクセス制限)のみが独立した絶対的要件である
  2. B十分なアクセス制限があっても秘密であるとの表示がなければ認識可能性は常に担保される
  3. C情報にアクセスした者がそれが秘密であると認識できること(認識可能性)が必要である
  4. Dアクセス制限と認識可能性は別個独立した要件であり互いに関連性はない
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正解:C情報にアクセスした者がそれが秘密であると認識できること(認識可能性)が必要である

秘密管理性にはアクセス制限および情報にアクセスした者が秘密であると認識できること(認識可能性)が必要です。

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280営業秘密の要件である「有用性」に関する記述として最も適切なものはどれか。

  1. Aネガティブインフォメーション(失敗の情報)は有用性がある情報には該当しない
  2. B販売協力先情報や製造技術情報は有用性がある情報に該当する
  3. C公序良俗に反する内容の情報であっても事業活動に役立てば有用性がある情報に該当する
  4. D賄賂を受け取っているという情報は有用性がある情報に該当し営業秘密となり得る
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正解:B販売協力先情報や製造技術情報は有用性がある情報に該当する

有用性には販売協力先情報や技術ノウハウなどが該当し失敗の情報(ネガティブインフォメーション)も含みますが公序良俗に反する情報は除かれます。

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281日本国内において事業を行う営業秘密保有者の営業秘密が日本国内において管理されている場合における不正競争防止法の適用範囲として適切なものはどれか。

  1. A日本国内で行われた不正行為のみが対象となる
  2. B外国での行為にはいかなる場合も日本の不正競争防止法は適用されない
  3. C営業秘密が専ら日本国外において事業の用に供される場合も含めて外国での行為がすべて対象となる
  4. D外国において行われた不正行為であっても原則として不正競争行為となる
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正解:D外国において行われた不正行為であっても原則として不正競争行為となる

日本国内で管理されている営業秘密への特定の不正行為は日本国内だけでなく外国において行った場合も不正競争行為となりますが専ら国外で供される場合は除かれます。

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282取引によって営業秘密を取得した者がその取得した時に不正開示行為であること等を知らずかつ知らないことに重大な過失がない場合(善意無重過失)の取り扱いとして最も適切なものはどれか。

  1. Aいかなる場合もその営業秘密を一切使用又は開示することはできない
  2. B国から直ちに営業停止の措置命令を受けることになる
  3. C善意無重過失であっても刑事罰の対象となる
  4. D取得した権原の範囲内であればその営業秘密を使用又は開示することができる
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正解:D取得した権原の範囲内であればその営業秘密を使用又は開示することができる

取引において取得時に不正開示であることを知らず知らないことに重大な過失がない場合はその取引によって取得した権原の範囲内で使用・開示が可能です。

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283種苗法の目的として定められているものはどれか。

  1. A工業経済の健全な発展に寄与すること
  2. B農林水産業の発展に寄与すること
  3. C文化の発展に寄与すること
  4. D公正かつ自由な競争を促進すること
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正解:B農林水産業の発展に寄与すること

種苗法は品種の育成の振興と種苗の流通の適正化を図りもって農林水産業の発展に寄与することを目的としています。

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284種苗法に基づく品種登録制度に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A品種登録出願の審査および登録は経済産業大臣が行う
  2. B品種登録出願においては後願主義が採用されている
  3. C農林水産大臣は品種登録出願を受理したときは遅滞なく出願公表を行う
  4. D出願が受理された後は拒絶理由が通知されることはない
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正解:C農林水産大臣は品種登録出願を受理したときは遅滞なく出願公表を行う

新品種を育成した場合は農林水産大臣に品種登録出願を行い先願主義が採用され受理後は遅滞なく出願公表が行われます。

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285種苗法において品種登録出願が拒絶の処分を受けた場合の不服申立て手続に関する記述として最も適切なものはどれか。

  1. A特許法と同様に拒絶査定不服審判を請求することができる
  2. B拒絶の処分に対して不服を申し立てる制度は存在しない
  3. C公正取引委員会に対して審判の請求を行う必要がある
  4. D農林水産大臣に対して行政不服審査法の審査請求を行う必要がある
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正解:D農林水産大臣に対して行政不服審査法の審査請求を行う必要がある

品種登録出願が拒絶された場合特許法と異なり拒絶査定不服審判のような制度はなく農林水産大臣に対して行政不服審査法の審査請求を行う必要があります。

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286種苗法において品種登録がされた場合登録品種の種苗を譲渡するときに義務づけられている事項として正しいものはどれか。

  1. A購入者の氏名および住所を記録すること
  2. B譲渡価格を農林水産大臣に届け出ること
  3. C登録された品種の名称を使用すること
  4. D3年以内にすべての種苗を回収すること
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正解:C登録された品種の名称を使用すること

品種登録がされた場合登録品種の種苗を譲渡するときは登録された品種の名称を使用することが義務づけられており登録品種である旨の表示も必要です。

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287種苗法において品種登録されるために必要な主な登録要件に含まれないものはどれか。

  1. A非公知性
  2. B均一性
  3. C安定性
  4. D区別性
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正解:A非公知性

登録要件としては主に区別性、均一性、安定性、未譲渡性、名称の適切性があります。

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288種苗法における「未譲渡性」の要件について品種登録出願の日からさかのぼって譲渡されていてはならない期間の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  1. A日本国内:1年以内 / 外国(永年性植物):4年以内
  2. B日本国内:1年以内 / 外国(永年性植物):6年以内
  3. C日本国内:3年以内 / 外国(永年性植物):5年以内
  4. D日本国内:半年以内 / 外国(永年性植物):3年以内
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正解:B日本国内:1年以内 / 外国(永年性植物):6年以内

未譲渡性は日本国内で品種登録出願の日から1年さかのぼった日前外国においては4年(永年性植物については6年)さかのぼった日前に譲渡されていないことが要件です。

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289種苗法における育成者権の存続期間として正しいものはどれか。

  1. A品種登録の日から20年間(果樹等の永年性植物は25年間)
  2. B品種登録の日から25年間(果樹等の永年性植物は30年間)
  3. C品種登録出願の日から20年間(果樹等の永年性植物は30年間)
  4. D品種登録出願の日から25年間(果樹等の永年性植物は35年間)
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正解:B品種登録の日から25年間(果樹等の永年性植物は30年間)

育成者権の存続期間は品種登録の日から25年間(果樹等の永年性植物は30年間)です。

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290種苗法において育成者権の効力が及ばない範囲として定められているものはどれか。

  1. A業として登録品種の種苗を他人に譲渡する行為
  2. B新品種の育成その他の試験又は研究のためにする品種の利用
  3. C登録品種の種苗をインターネットを通じて海外へ輸出する行為
  4. D小売店から購入した登録品種の種苗を増殖させる行為
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正解:B新品種の育成その他の試験又は研究のためにする品種の利用

新品種の育成その他の試験又は研究のためにする品種の利用については育成者権の効力が及びません。

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291種苗法において育成者権の効力が及ばない事例として適切なものはどれか。

  1. A農家が育成者権者の許諾を得ずに自家増殖を行う行為
  2. B卸売業者から購入した新品種の種苗を増殖させて販売する行為
  3. C登録品種の育成方法についての特許権者が当該特許による方法を使用して登録品種の種苗を生産する行為
  4. D海外で無断で育成された登録品種の種苗を日本国内に輸入する行為
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正解:C登録品種の育成方法についての特許権者が当該特許による方法を使用して登録品種の種苗を生産する行為

登録品種の育成方法についての特許権者等が当該特許による方法を使用して登録品種の種苗を生産・譲渡等する行為には育成者権の効力は及びません。

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292種苗法における「農家の自家増殖」に関する現在の取り扱いとして正しいものはどれか。

  1. A近年の法改正により自家増殖を行うには育成者権者の許諾が必要となった
  2. B近年の法改正により一律に刑事罰の対象から除外された
  3. C農業経営の発展のため育成者権者の許諾なく自由に行うことができる
  4. D果樹等の永年性植物に限り許諾なく自家増殖を行うことが認められている
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正解:A近年の法改正により自家増殖を行うには育成者権者の許諾が必要となった

農家の自家増殖については近年の法改正により育成者権者の許諾が必要となり許諾なく行った場合は育成者権の侵害となります。

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293種苗法における「権利の消尽」とその例外に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A新品種の種苗を卸売業者から購入しそれを転売する行為には権利者の許諾が必要である
  2. B新品種の種苗を小売店から購入しその種苗を用いて種苗を増殖させる場合は育成者権者の許諾が必要である
  3. C育成者権者の意思により譲渡された種苗であっても転売すれば常に権利侵害となる
  4. D譲渡された種苗であればどのような目的で利用しても育成者権の効力が及ぶことはない
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正解:B新品種の種苗を小売店から購入しその種苗を用いて種苗を増殖させる場合は育成者権者の許諾が必要である

意思により譲渡された場合は権利が消尽し転売に許諾は不要ですが登録品種等の種苗を生産(増殖)する場合は許諾が必要です。

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294民法において原則として契約が成立するタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A契約書を作成し当事者が署名・捺印したとき
  2. B契約の目的物が実際に相手方に引き渡されたとき
  3. C当事者の意思表示が合致したとき
  4. D公証人役場で契約書の認証を受けたとき
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正解:C当事者の意思表示が合致したとき

原則として契約の成立には特に書類を交わす必要はなく当事者の意思表示が合致することによって成立します。

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295成立した契約が有効であるために満たすべき民法上の有効要件の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A確定性・適法性・社会的妥当性
  2. B秘密管理性・有用性・非公知性
  3. C限定提供性・相当蓄積性・電磁的管理性
  4. D区別性・均一性・安定性
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正解:A確定性・適法性・社会的妥当性

成立した契約が有効であるためには確定性、適法性、社会的妥当性のすべてを満たす必要があります。

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296民法における契約書や押印に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A契約書の表題が「覚書」である場合は有効な契約として認められない
  2. B契約書の作成者が代表取締役でなければその契約は常に無効となる
  3. C法人との契約において担当者が契約締結権限を有するか否かを確認する必要はない
  4. D契約時に押印する判子は実印であろうと認印であろうと有効な契約となる
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正解:D契約時に押印する判子は実印であろうと認印であろうと有効な契約となる

契約書でも覚書でも有効な契約となり契約時に押印する判子は実印であろうと認印であろうと有効な契約となります。

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297瑕疵ある意思表示による契約として民法上取り消すことができる事例に該当するものはどれか。

  1. A詐欺や強迫によって契約を結ばされてしまった場合
  2. B商品の価格を誤記してしまいその価格のまま契約してしまった場合
  3. C当事者の申込みと承諾の意思表示が口頭で合致した場合
  4. D契約の内容が社会的妥当性を欠いている場合
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正解:A詐欺や強迫によって契約を結ばされてしまった場合

詐欺や強迫によりされた契約などは瑕疵ある意思表示による契約として取り消すことができます。

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298通常実施権の許諾契約において契約で取り決めた期日に実施料が支払われない場合(債務不履行)の対応として適切なものはどれか。

  1. A相当の期間を定めて支払いを求めその期間内に支払いがないときは契約を解除できる
  2. B何らの催告をすることなく直ちに通常実施権の許諾契約を解除しなければならない
  3. C相当の期間を定めて支払いを求めても履行がない場合であっても契約を解除することはできない
  4. D債務不履行を理由とする契約解除は口頭による契約の場合に限って認められる
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正解:A相当の期間を定めて支払いを求めその期間内に支払いがないときは契約を解除できる

債務不履行があった場合相当の期間を定めて履行の催告をしてその期間内に履行がないときは契約を解除できます。

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299民法における「契約不適合責任」に基づく買主の権利に関する記述として最も適切なものはどれか。

  1. A相当の期間を定めて履行の催告をしても期間内に履行がないときは契約を解除できる
  2. B履行の追完がなされないときであっても代金の減額を請求することは認められない
  3. C契約不適合について売主に帰責性がない場合であっても債務不履行に基づく損害賠償請求ができる
  4. D目的物に不適合があっても履行の追完(修補や代替物の引渡し)を請求することはできない
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正解:A相当の期間を定めて履行の催告をしても期間内に履行がないときは契約を解除できる

契約不適合があり催告をしてその期間内に履行がないときは契約を解除できます。売主に帰責性がない場合は損害賠償請求はできません。

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300独占禁止法の正式名称およびその運用機関の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律 / 公正取引委員会
  2. B特定農林水産物等の名称の保護に関する法律 / 農林水産省
  3. C不正競争防止法 / 経済産業省
  4. D知的財産基本法 / 特許庁
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正解:A私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律 / 公正取引委員会

独占禁止法の正式名称は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」であり運用機関は公正取引委員会です。

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301独占禁止法違反となる主な行為の類型に含まれないものはどれか。

  1. A商品形態模倣行為
  2. B不当な取引制限
  3. C不公正な取引方法
  4. D私的独占
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正解:A商品形態模倣行為

独占禁止法違反となる主な行為には私的独占、不当な取引制限、不公正な取引方法が挙げられています。商品形態模倣行為は不正競争防止法です。

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302独占禁止法違反となる行為のうち「不当な取引制限」に該当するものとして定められている組み合わせはどれか。

  1. A不当な低価格販売 ・ 供給拒絶
  2. B株式取得による市場支配 ・ 単独の取引拒絶
  3. C改良発明の権利帰属 ・ 技術開発の制限
  4. Dカルテル ・ 入札談合
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正解:Dカルテル ・ 入札談合

不当な取引制限に該当する行為としてはカルテルや入札談合があります。

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303特許権等のライセンス契約において独占禁止法に違反する可能性が高い行為はどれか。

  1. Aライセンシーが利用する過程で取得した知識や経験をライセンサーに報告させる行為
  2. Bライセンシーの販売価格を制限したり改良発明をした場合に権利をライセンサーに帰属させたりする行為
  3. Cライセンス契約終了後にライセンシーが特許技術を無断で使用することを禁止する行為
  4. D複数の特許権者が所有する特許をある組織に集中させてライセンスを行う行為
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正解:Bライセンシーの販売価格を制限したり改良発明をした場合に権利をライセンサーに帰属させたりする行為

ライセンシーの販売価格制限、技術開発制限、改良発明の権利をライセンサーに帰属させる行為などは独占禁止法違反の可能性が高いです。

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304特許権の「パテントプール」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. Aパテントプールへの参加を不当に制限することは独占禁止法上問題とはならない
  2. B特定のライセンシーにのみ特段の理由なくライセンス料を著しく高くすることは独占禁止法上問題となる
  3. Cパテントプールの参加者に合理的に必要な範囲のルールを課すことは常に独占禁止法違反となる
  4. D規格策定後にライセンシーが行う研究開発を制限することは独占禁止法上まったく問題ない
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正解:B特定のライセンシーにのみ特段の理由なくライセンス料を著しく高くすることは独占禁止法上問題となる

特段の合理的な理由なく特定のライセンシーにのみライセンス料を著しく高くするなどの差を設けることは独占禁止法上問題となります。

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305弁理士法において弁理士又は弁理士法人以外の者が行うことができない「独占業務」に該当するものはどれか。

  1. A特許料や登録料の納付手続
  2. B特許権等の移転登録手続の代理
  3. C特許出願等の特許庁における手続
  4. D競合他社の特許調査や商標調査
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正解:C特許出願等の特許庁における手続

特許、実用新案、意匠もしくは商標又は国際出願等の特許庁における手続などは弁理士の独占業務です。

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306弁理士法において「弁理士の独占業務ではない(弁理士でなくてもできる)」と定められている業務はどれか。

  1. A特許庁における審査請求の手続の代理
  2. B特許出願手続に係る事項に関する鑑定
  3. C特許無効審判事件における代理業務
  4. D特許料や登録料の納付手続
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正解:D特許料や登録料の納付手続

特許料や登録料の納付手続、移転登録手続の代理、特許調査などは弁理士の独占業務ではありません。

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307弁理士が「単独で」訴訟代理人となることができる訴訟として弁理士法に規定されているものはどれか。

  1. A特許権の侵害訴訟
  2. B著作権の侵害訴訟
  3. C審決取消訴訟
  4. D契約不履行に基づく損害賠償請求訴訟
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正解:C審決取消訴訟

審決取消訴訟においては弁理士は単独で訴訟代理人となることができます。

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308弁理士法における「利益相反行為の禁止」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A利益相反の禁止規定は特許庁における出願手続にのみ適用され無効審判事件には適用されない
  2. B所属する法人の他の弁理士が関与した事件であれば自らが担当者として関与していなくても独立後に相手方を代理することは一切できない
  3. C無効審判事件で請求人側に関与した弁理士が後から被請求人側に関与することは禁止される
  4. D弁護士と共同で臨む特定侵害訴訟の代理業務であれば利益相反の制限は及ばない
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正解:C無効審判事件で請求人側に関与した弁理士が後から被請求人側に関与することは禁止される

無効審判事件で弁理士が請求人側に関与(担当者として関与)した場合後々もう一方の側(被請求人側)に立って関与することはできません。

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309関税法に基づく水際措置における「認定手続」に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A税関長は権利者からの申立てがない限り職権で認定手続を開始することはできない
  2. B認定手続の申立て(差止の申立て)ができるのは回路配置利用権の権利者に限られる
  3. C税関長は輸入侵害疑義物品を発見した場合認定手続を経ずにいきなり廃棄処分にする
  4. D特許侵害品等が輸入されようとしている場合権利者は疑義貨物について見本の検査を申請できる
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正解:D特許侵害品等が輸入されようとしている場合権利者は疑義貨物について見本の検査を申請できる

特許侵害品等が輸入されようとしている場合特許権者等の申立人は認定手続が執られている間に限り見本の検査を申請できます。

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310地理的表示法(特定農林水産物等の名称の保護に関する法律)に関する記述として最も適切なものはどれか。

  1. A保護対象には農林水産物や加工食品のほか酒類や医薬品も含まれる
  2. B地理的表示等が不正使用された場合には国(農林水産大臣)が措置命令などの取締りを行う
  3. C地理的表示を不正使用された場合権利者は相手方に対して直接差止請求訴訟を提起できる
  4. D地理的表示の保護の申請は生産者団体等だけでなく個人でも行うことができる
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正解:B地理的表示等が不正使用された場合には国(農林水産大臣)が措置命令などの取締りを行う

地理的表示が不正使用された場合権利者が直接差止請求を行うことはできず農林水産大臣が措置命令を行うなど国が取締りを行います。

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