AML/CFTスタンダードコース ① 金融犯罪

マネー・ローンダリングとテロ資金供与の全体像をつかむ導入分野です。資金洗浄の3段階(プレースメント・レイヤリング・インテグレーション)、犯罪収益移転危険度調査書が示す取引・顧客・国別のリスク、匿名・流動型犯罪グループや特殊詐欺の手口、FATFなど国際的枠組みの基礎を扱います。テロ資金供与とマネロンの違いも問われます。43問と最多クラスの出題があり、各手口とリスク要因を用語とセットで押さえることが以降の分野の土台になります。

この分野の問題43問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1マネー・ローンダリングの3段階に分類されるものとして、含まれないものはどれか。

  1. Aプレースメント
  2. Bレイヤリング
  3. Cインテグレーション
  4. Dアロケーション
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正解:Dアロケーション

マネー・ローンダリングはプレースメント、レイヤリング、インテグレーションの3段階に分類されます。

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2金融機関等に要請されている預貯金口座開設時等の「取引時確認」は、主にどの段階の防止のために行われるか。

  1. Aレイヤリング
  2. Bインテグレーション
  3. Cすべての段階
  4. Dプレースメント
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正解:Dプレースメント

プレースメント段階で防止することがマネー・ローンダリング対策として効果的な施策とされています。

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3犯罪行為で得た資金を金融商品や不動産等に形態を変えたり、金融口座を転々とさせたりして出所を隠す行為は何と呼ばれるか。

  1. Aレイヤリング
  2. Bプレースメント
  3. Cインテグレーション
  4. Dストラクチャリング
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正解:Aレイヤリング

資金の出所や流れをわかりにくくする段階をレイヤリングと呼びます。

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4マネー・ローンダリングにおける「プレースメント」の説明として最も適切なものはどれか。

  1. A非合法的な行為によって得た収益が金融口座に入金される段階
  2. B資金の出所や流れをわかりにくくする段階
  3. C最終的に合法的な取引を通じて資金が入出金される段階
  4. D犯罪収益を金融商品や不動産等に形態を変える段階
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正解:A非合法的な行為によって得た収益が金融口座に入金される段階

非合法的な行為によって得た収益が金融口座に入金される段階をプレースメントといいます。

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5FATF勧告において顧客管理義務が適用される「指定非金融業者及び職業専門家(DNFBPs)」に含まれていない職種はどれか。

  1. Aカジノ
  2. B不動産業者
  3. C医師
  4. D会計士
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正解:C医師

FATF勧告における職業専門家の範囲に医師は含まれていません。

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6日本においてマネー・ローンダリング情報等を専門に収集・分析・提供するFIU(資金情報機関)の機能は、現在どこに移管されているか。

  1. A国家公安委員会
  2. B金融庁
  3. C警察庁
  4. D財務省
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正解:A国家公安委員会

かつては金融庁に設置されていましたが、現在は国家公安委員会に移管されています。

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7日本のFIUに関する業務を担っている「犯罪収益対策室(JAFIC)」が設置されている機関はどこか。

  1. A金融庁
  2. B警察庁
  3. C法務省
  4. D財務省
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正解:B警察庁

犯罪収益対策室(JAFIC)は警察庁刑事局組織犯罪対策部に置かれ、日本のFIU業務を担っています。

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8マネー・ローンダリング対策の対象となる犯罪の変遷について、最も適切なものはどれか。

  1. A当初は組織犯罪のみだったが現在は薬物犯罪も含む
  2. B当初から一貫してすべての犯罪が対象とされている
  3. C当初は薬物取引を取り締まるためだったが現在は重大犯罪全般を含む
  4. D当初はテロ資金のみが対象であった
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正解:C当初は薬物取引を取り締まるためだったが現在は重大犯罪全般を含む

当初は薬物取引を取り締まるためのものでしたが、現在では重大犯罪から得た収益の隠匿を防止する対策と位置付けられています。

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9特定事業者が行う取引の種別ごとの犯罪による収益の移転の危険性の程度等を記載した「犯罪収益移転危険度調査書」は、毎年どこが作成するか。

  1. A金融庁長官
  2. B国家公安委員会
  3. C内閣総理大臣
  4. D法務大臣
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正解:B国家公安委員会

犯罪収益移転防止法等を根拠に国家公安委員会が毎年作成します。

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10「犯罪収益移転危険度調査書」の作成根拠となっている法律はどれか。

  1. A外国為替及び外国貿易法
  2. B資金決済に関する法律
  3. C犯罪による収益の移転防止に関する法律
  4. D金融商品取引法
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正解:C犯罪による収益の移転防止に関する法律

犯罪収益移転危険度調査書は、犯罪収益移転防止法3条3項を根拠に作成されます。

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11「令和7年犯罪収益移転危険度調査書」において、マネロン対策上の欠陥があり、FATFがすべての国等に対し対抗措置の適用を要請している国はどれか。

  1. A北朝鮮とミャンマー
  2. Bイランとミャンマー
  3. C北朝鮮とイラン
  4. D北朝鮮とシリア
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正解:C北朝鮮とイラン

北朝鮮およびイランに対して、対抗措置の適用が要請されています。

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12FATFがすべての国・地域に対し、リスクに見合った厳格な顧客管理措置を適用することを要請しているが、対抗措置の適用の要請には至っていない国はどれか。

  1. A北朝鮮
  2. Bミャンマー
  3. Cイラン
  4. Dシリア
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正解:Bミャンマー

ミャンマーは厳格な顧客管理措置の適用が要請されていますが、対抗措置の適用の要請には至っていません。

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132022年から2024年までのマネー・ローンダリング事犯の検挙事例において、前提となった犯罪で最も多いものはどれか。

  1. A窃盗
  2. B詐欺
  3. C薬物事犯
  4. D電子計算機使用詐欺
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正解:B詐欺

検挙の前提となった犯罪で最も多かったのは詐欺(1,050件)です。

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142022年から2024年までのマネー・ローンダリング事犯の検挙事例において、検挙の前提となった犯罪として2番目に多いものはどれか。

  1. A詐欺
  2. B薬物事犯
  3. C窃盗
  4. D強盗
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正解:C窃盗

詐欺に次いで多い犯罪は窃盗(962件)です。

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152022年から2024年までのマネー・ローンダリング事犯の検挙事例において、最も多く悪用された取引はどれか。

  1. A内国為替取引
  2. B現金取引
  3. Cクレジットカード
  4. D暗号資産取引
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正解:A内国為替取引

最も多く悪用された取引は内国為替取引(1,128件)です。

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16マネー・ローンダリング事犯における決済手段の悪用傾向として、最も不適切なものはどれか。

  1. A前払式支払手段の悪用が増加している
  2. B内国為替取引の悪用は減少している
  3. C暗号資産の悪用が増加している
  4. D資金移動サービスの悪用が増加している
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正解:B内国為替取引の悪用は減少している

内国為替取引は最も多く悪用されており、減少しているという記載はありません。決済手段の多様化を受けて悪用される取引に広がりがみられます。

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17犯罪収益移転危険度調査書が2024年よりマネー・ローンダリングを行う主体として分析の範囲を拡大した対象はどれか。

  1. A特殊詐欺の犯行グループ
  2. B匿名・流動型犯罪グループ
  3. C来日外国人犯罪グループ
  4. D国際テロ組織
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正解:B匿名・流動型犯罪グループ

特殊詐欺に限らずより広い資金獲得活動を行う主体として「匿名・流動型犯罪グループ」について分析を行っています。

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18「匿名・流動型犯罪グループ」の特徴として適切なものはどれか。

  1. A中核的人物の匿名化と犯罪実行者の流動化
  2. B中核的人物の流動化と犯罪実行者の匿名化
  3. C中核的人物の流動化と犯罪実行者の固定化
  4. D中核的人物の匿名化と犯罪実行者の固定化
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正解:A中核的人物の匿名化と犯罪実行者の流動化

特徴として「中核的人物の匿名化と犯罪実行者の流動化」や「多様な資金獲得活動と犯罪収益の還流」が挙げられます。

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192024年中の匿名・流動型犯罪グループによる資金獲得犯罪を罪種別にみた場合、最も多いものはどれか。

  1. A詐欺
  2. B窃盗
  3. C薬物事犯
  4. D強盗
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正解:A詐欺

詐欺が2,655人と最も多く、主な資金源としている状況がうかがわれます。

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20匿名・流動型犯罪グループのマネー・ローンダリングの手口として、調査書に挙げられていないものはどれか。

  1. A海外カジノを利用して資金洗浄をするもの
  2. B架空名義口座を使用して送金するもの
  3. C他人名義口座を使用して送金するもの
  4. Dコインロッカーを使用して犯罪収益等の受け渡しをするもの
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正解:A海外カジノを利用して資金洗浄をするもの

海外カジノを利用した資金洗浄は、この項目の手口としては挙げられていません。

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21犯罪収益移転防止法において「危険度を低下させる要因を有する具体的な取引」に該当し、危険性が低いとされる取引はどれか。

  1. A電気、ガス又は水道水の料金の現金での支払
  2. B両替業者での外貨両替
  3. C不動産の売買
  4. D蓄財性を有する保険商品の契約
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正解:A電気、ガス又は水道水の料金の現金での支払

電気等の料金の現金払いは、危険度を低下させる要因を有する具体的な取引に該当します。

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22取引金額が規制の敷居値を下回る取引について、危険度が高くなるのはどのような場合か。

  1. Aあえて複数取引に分割して行う場合
  2. B1回限りの取引である場合
  3. C国や地方公共団体を顧客とする場合
  4. D任意後見契約の締結の場合
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正解:Aあえて複数取引に分割して行う場合

脱法的に規制を免れるためのもの(ストラクチャリング)であると考えられ、危険度は高くなります。

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23「危険度を低下させる要因を有する具体的な取引」に該当しないものはどれか。

  1. A小学校に対する授業料の支払
  2. B任意後見契約の締結
  3. C取引金額が200万円を超える無記名の公社債の本券を担保に提供する取引
  4. D払戻総額が保険料払込総額の8割未満の保険の満期保険金の支払
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正解:C取引金額が200万円を超える無記名の公社債の本券を担保に提供する取引

200万円以下の公社債の取引等が危険性が低いとされており、200万円を超える場合は該当しません。

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24両替業者が取り扱う「外貨両替」について、犯罪による収益の移転に利用される危険性が認められる理由として適切なものはどれか。

  1. A蓄財性が非常に高いため
  2. B国等の監督が全く行われていないため
  3. C非対面取引が主流であるため
  4. D物理的に金銭の外観を変えたり小額紙幣を高額紙幣に交換できるため
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正解:D物理的に金銭の外観を変えたり小額紙幣を高額紙幣に交換できるため

物理的に金銭の外観を変えたり、大量の小額紙幣を少量の高額紙幣に交換したりできるため危険性が認められます。

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25法律専門家が受任する「任意後見契約の締結」について、危険性が低いと認められる理由として適切なものはどれか。

  1. A財産管理に関する契約であり、契約内容が公的書面で確認されるため
  2. B非対面取引が物理的に不可能であるため
  3. C法律専門家に本人確認や記録保存の義務が課されているため
  4. D法令により国等の監督が行われ本人性を確認する手段が担保されているため
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正解:D法令により国等の監督が行われ本人性を確認する手段が担保されているため

法令により国等の監督が行われており、本人性を確認する手段が法令等により担保されているため危険性は低いとされます。

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26宅地建物取引業者が取り扱う「不動産」がマネー・ローンダリングに利用される危険性が認められる理由として、不適切なものはどれか。

  1. A多額の現金との交換を行うことができるため
  2. B通常の価格に上乗せして対価を支払うことができるため
  3. C犯罪収益を移転することができるため
  4. D中途解約により高い解約返戻金が支払われるため
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正解:D中途解約により高い解約返戻金が支払われるため

中途解約により高い解約返戻金が支払われるのは、保険会社等が取り扱う「蓄財性を有する商品」の特徴です。

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27犯罪による収益の移転に悪用することが困難な取引の特徴として、不適切なものはどれか。

  1. A法令等により取引を行うことができる顧客等が限定されている取引
  2. B国への届出や国による承認が必要となる取引
  3. C外国の重要な公的地位を有する者(外国PEPs)と行う取引
  4. D顧客の本人性を確認する手段が法令等で担保されている取引
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正解:C外国の重要な公的地位を有する者(外国PEPs)と行う取引

外国PEPsとの取引は贈収賄などに利用される可能性等もあるため、悪用が困難な取引とはいえません。

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28外国PEPs(外国の重要な公的地位を有する者)との間で行う特定取引について、犯罪収益移転防止法で求められている措置はどれか。

  1. A簡素な取引時確認
  2. B通常の取引時確認
  3. C厳格な取引時確認
  4. D取引の全面的な謝絶
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正解:C厳格な取引時確認

外国PEPsとの特定取引は「厳格な取引時確認」が必要です。

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29会社等の事業実態を仮装することが困難な取引は、犯罪による収益の移転に悪用することが困難な取引といえるか。

  1. A容易な取引といえる
  2. B非常に危険度が高いといえる
  3. Cどちらともいえない
  4. D困難な取引といえる
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正解:D困難な取引といえる

事業実態を仮装することが困難なものは、犯罪による収益の移転に悪用することが困難な取引とされています。

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30国または地方公共団体を顧客等とする取引について、危険性が低いとされる理由として不適切なものはどれか。

  1. A法令上の権限や内部管理体制等のもとで行われるため
  2. B取引の過程・内容に関して透明性が高いため
  3. C資金の出所または使途先が明らかであるため
  4. D国内で隠匿できる影響力を持つため
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正解:D国内で隠匿できる影響力を持つため

透明性が高く資金の出所が明らかであるため危険性が低いです。隠匿できる影響力を持つという記述は不適切です。

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31顧客の属性とマネロン・テロ資金供与の危険度について、危険度が高いと認められないものはどれか。

  1. A反社会的勢力
  2. B国または地方公共団体
  3. C実質的支配者が不透明な法人
  4. D非居住者
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正解:B国または地方公共団体

国または地方公共団体を顧客とする取引は、取引の透明性が高く悪用が困難であるため危険性が低いです。

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32「実質的支配者が不透明な法人」との取引の危険度が高い理由として適切なものはどれか。

  1. A継続的な顧客管理の手段が制限されるため
  2. B財産を複雑な支配関係のもとに置き、実質的に支配する自然人を容易に隠蔽できるため
  3. C犯罪収益の獲得防止が不可能なため
  4. D非対面取引となることが多いため
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正解:B財産を複雑な支配関係のもとに置き、実質的に支配する自然人を容易に隠蔽できるため

所有する財産を複雑な権利・支配関係のもとに置くことで、財産を実質的に支配する自然人を容易に隠蔽できるためです。

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33「非居住者」との取引の危険度が高い理由として、不適切なものはどれか。

  1. A法令により本人確認が完全に免除されているから
  2. B非対面取引となることも多いから
  3. C匿名性が高く、容易に本人特定事項を偽ることができるから
  4. D居住者との取引に比べて、継続的な顧客管理の手段が制限されるから
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正解:A法令により本人確認が完全に免除されているから

本人確認が免除されているという記述はありません。継続的な顧客管理の手段が制限される等の理由で危険度が高いとされます。

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34非居住者に係る金融口座情報を税務当局間で自動的に交換するための国際基準はどれか。

  1. AFATFの40の勧告
  2. BCRS(共通報告基準)
  3. CDNFBPs
  4. DFIU
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正解:BCRS(共通報告基準)

自動的に交換するための国際基準はCRS(Common Reporting Standard)です。

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35FATFの事務局が置かれている国際機関はどこか。

  1. AIMF(国際通貨基金)
  2. B国連
  3. C世界銀行
  4. DOECD(経済協力開発機構)
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正解:DOECD(経済協力開発機構)

FATFの事務局はOECD(経済協力開発機構)に置かれています。

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36テロ資金供与の特徴として、マネー・ローンダリングと比較して不適切な記述はどれか。

  1. A一定の重大な犯罪などの前提犯罪が必ず存在する
  2. B必ずしも違法な手段で得られるとは限らない
  3. C関係する取引は少額でありうる
  4. D資金提供先として周辺国を中継する傾向もある
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正解:A一定の重大な犯罪などの前提犯罪が必ず存在する

テロ資金供与は、薬物犯罪や一定の重大な犯罪等の前提犯罪が存在しない場合があります。

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37法人等に対して実質所有者情報の入手や保持が義務付けられた契機となった、2013年の合意はどれか。

  1. Aテロ資金供与防止条約
  2. B新40の勧告
  3. C国際組織犯罪対策戦略
  4. D法人及び法的取極めの悪用を防止するためのG8行動計画原則
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正解:D法人及び法的取極めの悪用を防止するためのG8行動計画原則

2013年のロック・アーン・サミットで合意された「法人及び法的取極めの悪用を防止するためのG8行動計画原則」が契機です。

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38犯罪収益との関係において、反社会的勢力対策とマネー・ローンダリング対策の目的の組み合わせで適切なものはどれか。

  1. A反社対策:犯罪収益の隠匿の防止 / マネロン対策:犯罪収益の獲得防止
  2. B反社対策:犯罪収益の還流 / マネロン対策:犯罪収益の投資
  3. C反社対策:犯罪収益の投資 / マネロン対策:犯罪収益の還流
  4. D反社対策:犯罪収益の獲得防止 / マネロン対策:犯罪収益の隠匿の防止
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正解:D反社対策:犯罪収益の獲得防止 / マネロン対策:犯罪収益の隠匿の防止

反社会的勢力対策は「犯罪収益の獲得防止」、マネロン対策は「犯罪収益の隠匿の防止」が目的です。

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392022年から2024年の間に、預金取扱金融機関等から疑わしい取引として最も多く届出のあった取引はどれか。

  1. A暴力団員、暴力団関係者等に係る取引
  2. B不自然な態様の取引又は不自然な態度、動向等が認められる顧客に係る取引
  3. C多数の者から頻繁に送金を受ける口座に係る取引
  4. D外国PEPsに係る取引
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正解:B不自然な態様の取引又は不自然な態度、動向等が認められる顧客に係る取引

最も多い届出は「不自然な態様の取引又は不自然な態度、動向等が認められる顧客に係る取引」です。

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40日本の暴力団を「重大な国際犯罪組織」の1つに指定し、暴力団の資産凍結や取引禁止を行っている国はどこか。

  1. Aイギリス
  2. Bフランス
  3. C米国
  4. Dオーストラリア
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正解:C米国

米国は「国際組織犯罪対策戦略」等の中で日本の暴力団を重大な国際犯罪組織に指定し、資産凍結等を行っています。

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41「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」が公表されたのはいつか。

  1. A2024年6月
  2. B2025年4月
  3. C2024年12月
  4. D2026年4月
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正解:B2025年4月

政府の犯罪対策閣僚会議は2025年4月に「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」を公表しました。

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42「国民を詐欺から守るための総合対策2.0」における金融機関に関係する施策として、挙げられていないものはどれか。

  1. Aインターネットバンキングの初期利用限度額の適切な設定
  2. B預金取扱金融機関によるモニタリングの強化
  3. C口座開設時等の非対面の本人確認方法を郵送による方法に一本化する
  4. D預金取扱金融機関間において不正利用口座に係る情報を共有する枠組みの創設検討
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正解:C口座開設時等の非対面の本人確認方法を郵送による方法に一本化する

非対面の本人確認方法はマイナンバーカードの公的個人認証に原則として一本化する取組みが推進されています。

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43口座開設時等の非対面の本人確認方法について、今後の方向性として正しいものはどれか。

  1. A運転免許証の画像送信に原則として一本化する
  2. B顔写真付き身分証明書のコピー郵送に原則として一本化する
  3. Cマイナンバーカードの公的個人認証に原則として一本化する
  4. Dすべての非対面本人確認を廃止し対面のみとする
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正解:Cマイナンバーカードの公的個人認証に原則として一本化する

犯罪収益移転防止法に基づく非対面の本人確認方法は、マイナンバーカードの公的個人認証に原則一本化される方向です。

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