ペット栄養管理士 ⑤ 疾病の栄養学②:泌尿器・循環器・肝・糖尿病

疾病の栄養学の第二弾として、泌尿器疾患・循環器疾患・肝疾患・糖尿病を学ぶ分野です。尿石症の種類と食事による予防、心臓病でのナトリウム制限、肝疾患・糖尿病の食事療法が頻出テーマです。療法食の成分設計の根拠が問われます。臓器ごとに制限・強化すべき栄養素が異なるため、疾患ごとの栄養管理のポイントを整理し、なぜその制限が必要かを病態から理解すると記憶に残りやすくなります。

この分野の問題70問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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327尿石症で結石の成分となる「ストルバイト」の正式な化学名として正しいものはどれか。

  1. A炭酸カルシウムリン酸塩
  2. Bリン酸アンモニウムマグネシウム
  3. Cシュウ酸カルシウム一水和物
  4. D尿酸アンモニウム水和物
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正解:Bリン酸アンモニウムマグネシウム

ストルバイトはリン酸アンモニウムマグネシウムの別名です。

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328尿石症の発生要因として、体質とともに最も密接に関係しているものはどれか。

  1. A睡眠時間とストレスの程度
  2. B先天的な心臓の構造的異常
  3. C日々の食事の内容と水分量
  4. D日照時間と屋外での運動量
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正解:C日々の食事の内容と水分量

結石の発生には食事中の無機塩類の不均衡が大きく関与します。

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329ストルバイト結石が溶解しやすくなる尿の環境として正しいものはどれか。

  1. ApHが酸性に傾いた尿
  2. BpHがアルカリ性に傾いた尿
  3. Cタンパク質を多く含む尿
  4. DpHが完全に中性である尿
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正解:ApHが酸性に傾いた尿

ストルバイトはアルカリ性で析出しやすく、酸性で溶解する性質があります。

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330イヌの感染性ストルバイト尿石症の原因菌が産生し、尿をアルカリ化する酵素はどれか。

  1. Aアミラーゼ
  2. Bリパーゼ
  3. Cプロテアーゼ
  4. Dウレアーゼ
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正解:Dウレアーゼ

ウレアーゼが尿素を分解してアンモニアを生じ、尿をアルカリ性にします。

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331ストルバイト結石の溶解療法において、食事から制限すべきミネラルの組み合わせはどれか。

  1. Aカルシウムとナトリウム
  2. Bリンとマグネシウム
  3. C鉄分と亜鉛
  4. Dカリウムとクロール
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正解:Bリンとマグネシウム

ストルバイトの成分であるリンとマグネシウムの摂取を抑える必要があります。

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332シュウ酸カルシウム結石が析出しやすくなる尿の環境として正しいものはどれか。

  1. Aブドウ糖を多く含む尿
  2. BpHが完全に中性である尿
  3. CpHが酸性に傾いた尿
  4. DpHがアルカリ性に傾いた尿
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正解:CpHが酸性に傾いた尿

シュウ酸カルシウムは酸性の尿で析出する傾向があります。

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333尿道に結石が詰まることで引き起こされる、最も警戒すべき致命的な病態はどれか。

  1. A劇症型肝炎
  2. B急性腎不全
  3. C糖尿病性昏睡
  4. D慢性心不全
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正解:B急性腎不全

尿道閉塞により尿が排泄できなくなると、急性腎不全や尿毒症に陥ります。

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334ストルバイト溶解療法でタンパク質を制限することが有効な理由として正しいものはどれか。

  1. A腸内細菌の活動を抑えて消化を助けるため
  2. B尿素の排出を減らしアンモニアの産生を抑えるため
  3. C結石の核となるタンパク質を直接減らすため
  4. Dアレルギー反応による膀胱炎を予防するため
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正解:B尿素の排出を減らしアンモニアの産生を抑えるため

タンパク質制限により尿素が減り、結果として尿のアルカリ化を防ぎます。

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335尿道閉塞の解除後に、適切な輸液療法などの管理が必要となる主な理由はどれか。

  1. A膀胱内の細菌を尿と一緒に一気に洗い流すため
  2. B結石を溶かす成分を血液中から尿へ送るため
  3. C急激な利尿による脱水や低カリウム血症を防ぐため
  4. D腎臓の濾過機能を一時的に停止して休ませるため
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正解:C急激な利尿による脱水や低カリウム血症を防ぐため

閉塞解除後は利尿が亢進し、脱水や電解質異常が起きやすくなります。

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336ネコの非感染性ストルバイト予防において、自由採食が推奨される理由として正しいものはどれか。

  1. A食後の急激な尿のアルカリ化を防ぎpHを安定させるため
  2. B空腹による胃酸の分泌過多を防ぐため
  3. Cいつでも水を飲める環境を作り尿量を増やすため
  4. Dネコのストレスを減らして免疫力を維持するため
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正解:A食後の急激な尿のアルカリ化を防ぎpHを安定させるため

1日1回の給与は食後の尿pHを急上昇させるため、分割や自由採食が有効です。

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337シュウ酸カルシウム結石の予防で、ビタミンCの過剰摂取を避けるべき理由はどれか。

  1. A尿を極度にアルカリ化してしまうため
  2. Bカルシウムの腸からの吸収を異常に高めるため
  3. C結石を強力に結合させるセメントの役割をするため
  4. D体内で代謝されてシュウ酸の原料となるため
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正解:D体内で代謝されてシュウ酸の原料となるため

ビタミンCは体内で代謝されるとシュウ酸になるため過剰摂取は避けます。

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338ストルバイト尿石症の溶解療法における尿の酸性化方法として、適切なものはどれか。

  1. A飲水量を極端に減らして尿を濃縮し酸性化する
  2. B原因ミネラルを調整した食事療法で酸性化する
  3. CビタミンCサプリメントを与えて酸性化する
  4. D尿酸性化剤を大量に投与して急激に酸性化する
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正解:B原因ミネラルを調整した食事療法で酸性化する

尿酸性化剤の過剰投与は危険な副作用があるため、食事療法で達成します。

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339イヌとネコのストルバイト結石の特徴の違いについて、正しいものはどれか。

  1. Aどちらも加齢による代謝異常が原因で発生する
  2. Bどちらも細菌感染が原因となることがほとんどである
  3. Cイヌは感染性が多く、ネコは非感染性が多い
  4. Dイヌは非感染性が多く、ネコは感染性が高い
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正解:Cイヌは感染性が多く、ネコは非感染性が多い

イヌは尿路感染によるものが大半ですが、ネコでは非感染性が主流です。

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340飲水量と尿石症の発生に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A気温が下がる冬にかけて飲水量が低下し発生しやすくなる
  2. B十分な飲水を確保することはすべての結石予防に共通する
  3. C飲水量が低下すると尿が希釈され結石ができやすくなる
  4. D飲水量が減ると尿比重が上昇し無機塩類が析出しやすくなる
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正解:C飲水量が低下すると尿が希釈され結石ができやすくなる

飲水量が低下すると尿は「希釈」ではなく「濃縮」されるため誤りです。

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341腎臓の糸球体で行われる「限外濾過」の特徴として正しいものはどれか。

  1. Aアミノ酸やグルコースは濾過されずに血液に残る
  2. B血液中のすべての成分がそのまま原尿となる
  3. C老廃物だけを選択して濾過し、水分は濾過しない
  4. Dアルブミンなど大きなタンパク質は通過できない
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正解:Dアルブミンなど大きなタンパク質は通過できない

糸球体はタンパク質や血球など大きな物質を通さない性質があります。

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342健康な動物において、原尿中に濾過されたグルコースが完全に再吸収される場所はどこか。

  1. Aボウマン嚢
  2. B集合管
  3. C近位尿細管
  4. Dヘンレのループ
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正解:C近位尿細管

グルコースやアミノ酸など必要な栄養素は近位尿細管で再吸収されます。

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343腎臓で合成・分泌されるホルモンで、骨髄に作用して赤血球の産生を促すものはどれか。

  1. Aアルドステロン
  2. Bレニン
  3. Cインスリン
  4. Dエリスロポエチン
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正解:Dエリスロポエチン

エリスロポエチンの分泌が低下すると、腎臓病性の貧血を引き起こします。

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344慢性腎臓病で比較的早期から飼い主が気づくことのある代表的な症状はどれか。

  1. A水をよく飲み、尿の量が増える多飲多尿
  2. B食事を全く受け付けなくなる重度の食欲不振
  3. C全身の筋肉が激しく痙攣する神経症状
  4. D白目が黄色くなる顕著な黄疸
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正解:A水をよく飲み、尿の量が増える多飲多尿

尿の濃縮機能が落ちるため、水分を補おうと多飲多尿が見られます。

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345腎臓で活性化され、腸管からのカルシウム吸収などに関わるビタミンはどれか。

  1. AビタミンD
  2. BビタミンA
  3. CビタミンB1
  4. DビタミンE
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正解:AビタミンD

腎臓はビタミンDを活性型に変換する重要な役割を担っています。

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346慢性腎臓病の進行に伴い、血液検査で数値が上昇する代表的な老廃物はどれか。

  1. Aインスリンやグルカゴン
  2. Bアルブミンや総タンパク
  3. C血液尿素窒素(BUN)やクレアチニン
  4. Dビリルビンや胆汁酸
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正解:C血液尿素窒素(BUN)やクレアチニン

腎機能低下により排泄できなくなった尿毒症物質が血中に蓄積します。

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347慢性腎臓病の進行を遅らせる食事療法において、制限することが推奨される栄養素はどれか。

  1. A炭水化物と食物繊維
  2. Bタンパク質とリン
  3. Cカルシウムと鉄分
  4. D脂肪とビタミン類
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正解:Bタンパク質とリン

腎臓の負担を減らすため、タンパク質とリンの制限が基本となります。

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348慢性腎臓病で「多飲多尿」が起こるメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A尿を濃縮する機能が低下し、失われる水分を補うため
  2. B心臓の機能が亢進し、腎臓への血流量が異常に増えるため
  3. C飲中枢が直接刺激され、異常な喉の渇きを感じるため
  4. D血糖値が上昇し、浸透圧利尿が引き起こされるため
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正解:A尿を濃縮する機能が低下し、失われる水分を補うため

再吸収機能の低下により薄い尿が大量に出るため、脱水を防ぐべく多飲になります。

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349慢性腎臓病の食事療法でリンを制限する目的として正しいものはどれか。

  1. A尿のpHをアルカリ性に保ち、結石の形成を防ぐため
  2. B血圧を低下させ、糸球体の濾過圧を正常に保つため
  3. Cアンモニアの発生を抑え、肝性脳症の発症を防ぐため
  4. D続発性上皮小体機能亢進症や軟部組織の石灰化を防ぐため
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正解:D続発性上皮小体機能亢進症や軟部組織の石灰化を防ぐため

高リン血症はホルモン異常や石灰化を招き、寿命を縮める要因となります。

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350腎臓病でタンパク質を制限することが推奨される理由として正しいものはどれか。

  1. A尿毒症物質の蓄積を減らし、糸球体の負担を軽減するため
  2. Bアレルギー反応を抑え、腎臓の炎症を和らげるため
  3. Cカロリー摂取量を劇的に減らし、肥満を解消するため
  4. D消化管の働きを休ませて下痢や嘔吐を防ぐため
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正解:A尿毒症物質の蓄積を減らし、糸球体の負担を軽減するため

タンパク質の代謝産物が尿毒症物質となるため、適度な制限が必要です。

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351慢性腎臓病でレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化した結果、どうなるか。

  1. A血糖値が急激に下がり、低血糖ショックを引き起こす
  2. Bナトリウムと水の再吸収が促進され、血圧が上昇する
  3. C心拍数が著しく低下し、全身の血流量が減少する
  4. Dカリウムの再吸収が促進され、高カリウム血症になる
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正解:Bナトリウムと水の再吸収が促進され、血圧が上昇する

血圧を維持しようとする代償反応ですが、結果的に腎臓にさらなる負担をかけます。

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352慢性腎臓病の食事療法におけるカロリー摂取の考え方として、正しいものはどれか。

  1. Aカロリーよりもビタミン類の大量摂取を最優先とする
  2. B非タンパク質である炭水化物や脂肪で十分なカロリーを補う
  3. C肥満を防ぐために脂質を極限までカットしてカロリーを下げる
  4. Dタンパク質を制限するため全体のカロリーも同時に減らす
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正解:B非タンパク質である炭水化物や脂肪で十分なカロリーを補う

タンパク質を制限する分、体重維持のために炭水化物や脂肪でカロリーを確保します。

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353慢性腎臓病のナトリウム制限に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A過度な制限は細胞外液量を低下させ脱水を悪化させる恐れがある
  2. Bナトリウムを制限すると結石ができやすくなるため制限しない
  3. C血圧を下げるため、ナトリウムは完全にゼロにする必要がある
  4. Dナトリウムの代わりに大量のカリウムを添加することが必須である
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正解:A過度な制限は細胞外液量を低下させ脱水を悪化させる恐れがある

高血圧緩和のために制限しますが、極端な制限は脱水を招くため適正量が求められます。

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354慢性腎臓病で貧血が起こる原因についての記述で、誤っているものはどれか。

  1. A腎臓からのエリスロポエチン分泌が低下するため
  2. B骨髄での赤血球産生がうまく刺激されなくなるため
  3. C尿毒症物質の蓄積が造血機能に悪影響を与えるため
  4. D赤血球を破壊する細胞が腎臓内で異常増殖するため
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正解:D赤血球を破壊する細胞が腎臓内で異常増殖するため

腎臓病性の貧血は、主にホルモン(エリスロポエチン)の不足によるものです。

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355イヌの中年期以降に最も多発する代表的な心臓病はどれか。

  1. A拡張型心筋症
  2. B大動脈弁狭窄症
  3. C肥大型心筋症
  4. D僧帽弁閉鎖不全症
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正解:D僧帽弁閉鎖不全症

小型犬などに多く見られ、咳や運動時の疲れやすさが特徴です。

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356ネコにおいて最も多発する代表的な心臓病はどれか。

  1. A心室中隔欠損症
  2. B肥大型心筋症
  3. C肺動脈弁狭窄症
  4. D僧帽弁閉鎖不全症
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正解:B肥大型心筋症

ネコでは心筋が厚くなる肥大型心筋症が多く、血栓症を併発しやすいです。

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357心不全の代償反応で活性化し、血管を収縮させて血圧を上昇させる神経・ホルモン系はどれか。

  1. A副交感神経とインスリン
  2. Bセロトニンとメラトニン
  3. Cカテコラミン系とRAA系
  4. D迷走神経とグルカゴン
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正解:Cカテコラミン系とRAA系

交感神経(カテコラミン)やレニン・アンジオテンシン系が血圧を維持しようと働きます。

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358慢性心臓病の食事療法において、うっ血症状を軽減するために最も優先して制限するものはどれか。

  1. A食物繊維
  2. B炭水化物
  3. Cタンパク質
  4. Dナトリウム
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正解:Dナトリウム

ナトリウム(塩分)の過剰摂取は体液の貯留を招き、心臓の負担を増やします。

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359「obesity paradox(肥満パラドックス)」が意味する現象として正しいものはどれか。

  1. A心臓病患者では肥満している方が長生きする傾向がある現象
  2. B肥満動物は心臓病の診断が不可能になるという現象
  3. C心臓病の薬を与えると必ず肥満になってしまうという現象
  4. D肥満になると心臓病のリスクが完全に消失するという現象
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正解:A心臓病患者では肥満している方が長生きする傾向がある現象

減量した方が良いと思われがちですが、心不全では体重維持が生存率向上に寄与します。

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360心不全においてレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活性化する理由として正しいものはどれか。

  1. A血液中のナトリウム濃度が異常に高くなるのを防ぐため
  2. B心拍出量の低下を「血液量が足りない」と生体が誤認するため
  3. C心筋の異常な肥大を抑えて心臓のサイズを元に戻すため
  4. D肺に溜まった水分を積極的に尿として排泄させるため
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正解:B心拍出量の低下を「血液量が足りない」と生体が誤認するため

血流低下を補うために体液を増やそうとしますが、これが逆にうっ血を助長します。

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361慢性心不全の食事療法で低ナトリウム食を用いる理由として、最も適切なものはどれか。

  1. A心臓の筋肉を直接強化し、心拍出量を根本的に回復させるため
  2. B腎臓の濾過機能を高め、老廃物の排出を促進するため
  3. C体液の過剰な貯留を防ぎ、むくみや肺水腫などのうっ血症状を軽減するため
  4. D血液をサラサラにして、血栓が形成されるのを防ぐため
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正解:C体液の過剰な貯留を防ぎ、むくみや肺水腫などのうっ血症状を軽減するため

ナトリウムは水を保持する性質があるため、制限することで体液過多を防ぎます。

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362心臓性悪液質において、筋肉などの生体タンパクが消耗してしまう理由として正しいものはどれか。

  1. A心臓が栄養を独占し、他の臓器へ栄養が全く送られなくなるため
  2. B利尿剤の副作用でタンパク質が尿中にすべて漏れ出てしまうため
  3. Cサイトカインの活性化により安静時エネルギー消費や異化が加速するため
  4. D消化管への血流が完全に止まり、栄養の吸収がゼロになるため
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正解:Cサイトカインの活性化により安静時エネルギー消費や異化が加速するため

炎症性サイトカインなどが代謝を異常に亢進させ、体を消耗させます。

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363ネコの肥大型心筋症の症状に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A咳をすることが最も典型的な初期症状である
  2. B病気が進行すると胸水が溜まり、呼吸困難になることがある
  3. C無症状のまま進行し、突然死を引き起こすこともある
  4. D後肢の動脈に血栓が詰まり、突然の麻痺や痛みを起こすことがある
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正解:A咳をすることが最も典型的な初期症状である

ネコはイヌと異なり、心臓病で咳をすることはほとんどありません。

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364慢性心不全の食事療法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A心不全の初期(無症状)からナトリウムを過剰に与えないことが推奨される
  2. B悪液質を防ぐため、腎疾患がなければタンパク質は制限しない
  3. C低ナトリウム食は即効性がないため、緊急療法には向かない
  4. D低ナトリウム食単独で、利尿剤よりも強いうっ血軽減効果が得られる
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正解:D低ナトリウム食単独で、利尿剤よりも強いうっ血軽減効果が得られる

食事療法のうっ血軽減効果は利尿剤などの薬物療法には劣ります。

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365消化管から吸収された栄養素を豊富に含み、肝臓へと流れ込む特別な血管はどれか。

  1. A後大静脈
  2. B肺動脈
  3. C大動脈
  4. D門脈
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正解:D門脈

門脈は胃腸などで吸収された栄養素を直接肝臓へ運ぶ重要な役割を持ちます。

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366肝臓で合成され、胆嚢に蓄えられた後、脂質の消化吸収を助けるために分泌される物質はどれか。

  1. A胆汁酸
  2. Bペプシン
  3. Cインスリン
  4. Dアミラーゼ
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正解:A胆汁酸

胆汁酸は脂質を乳化し、消化酵素が働きやすい状態にします。

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367古くなった赤血球が破壊されて生じ、肝臓で水溶性に代謝される黄色い色素はどれか。

  1. Aウロビリノーゲン
  2. Bヘモグロビン
  3. Cビリルビン
  4. Dメラニン
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正解:Cビリルビン

ビリルビンの代謝が滞ると、血液中に蓄積して黄疸を引き起こします。

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368タンパク質の分解で生じる有害物質で、肝臓で無毒な尿素に変換されるものはどれか。

  1. Aクレアチニン
  2. Bアンモニア
  3. Cケトン体
  4. D尿酸
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正解:Bアンモニア

アンモニアは神経毒性を持ち、肝臓で解毒されないと肝性脳症の原因となります。

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369肝不全の末期症状として、解毒できなかった毒素が脳に達して引き起こされる神経症状はどれか。

  1. Aてんかん
  2. B肝性脳症
  3. C糖尿病性昏睡
  4. D尿毒症
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正解:B肝性脳症

アンモニアなどが蓄積することで、意識障害や痙攣などの神経症状が出ます。

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370ネコの特発性肝リピドーシス(脂肪肝)の発症の主な引き金となる状態はどれか。

  1. Aウイルスによる急性胃腸炎
  2. B高炭水化物食の長期的な過剰摂取
  3. C過度な運動によるエネルギー枯渇
  4. D数日間の絶食や著しい食欲不振
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正解:D数日間の絶食や著しい食欲不振

肥満のネコが急に食べなくなると、脂肪が肝臓に過剰に動員されて発症します。

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371肝性脳症を呈している肝疾患の食事療法において、最も厳格に制限すべき栄養素はどれか。

  1. Aタンパク質
  2. B食物繊維
  3. C炭水化物
  4. DビタミンC
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正解:Aタンパク質

アンモニアの発生源となるタンパク質を制限し、良質なものを少量与えます。

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372門脈体循環シャント(門脈シャント)の診断の手がかりとなる、尿検査の所見はどれか。

  1. Aストルバイト結晶の出現
  2. B大量のブドウ糖の検出
  3. Cシュウ酸カルシウム結晶の出現
  4. D尿酸アンモニウム結晶の出現
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正解:D尿酸アンモニウム結晶の出現

門脈シャントではアンモニアや尿酸代謝に異常が生じ、尿酸アンモニウム結晶が尿中に見られることがあります。

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373重度な肝疾患において、低血糖や低アルブミン血症が引き起こされる理由として正しいものはどれか。

  1. A肝臓が糖やタンパク質を異常に消費してエネルギーにするため
  2. B肝細胞の機能低下により、糖新生やタンパク質合成が滞るため
  3. C腎臓からの排出が亢進し、尿中にすべて漏れ出てしまうため
  4. D消化管からの糖やタンパク質の吸収が完全にストップするため
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正解:B肝細胞の機能低下により、糖新生やタンパク質合成が滞るため

肝臓は糖やアルブミンを作り出す工場であるため、機能低下はこれらの不足を招きます。

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374肝硬変が進行した際に腹水が貯留するメカニズムとして、最も適切なものはどれか。

  1. Aアルブミン低下による膠質浸透圧の低下と、門脈圧の亢進が重なるため
  2. B心臓のポンプ機能が低下し、全身の血液が腹部に集中するため
  3. C腎臓が水分を全く排泄できなくなり、余剰水分が腹部に溜まるため
  4. D肝臓から分泌される消化液が直接腹腔内に漏れ出すため
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正解:Aアルブミン低下による膠質浸透圧の低下と、門脈圧の亢進が重なるため

血管内に水を保つ力が弱まり、さらに血管内の圧力が高まることで水が漏れ出します。

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375肝性脳症の治療において、ラクツロースを投与する目的として正しいものはどれか。

  1. A肝臓の細胞を直接刺激して、解毒機能を強制的に回復させるため
  2. B腸内を酸性に保ち、アンモニアの吸収を阻害して便中へ排泄させるため
  3. C脳の神経細胞を保護し、毒素の侵入を物理的にブロックするため
  4. D血液中のアンモニアを直接分解する酵素として働くため
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正解:B腸内を酸性に保ち、アンモニアの吸収を阻害して便中へ排泄させるため

ラクツロースは腸内環境を変え、アンモニアを腸内に閉じ込めて排出します。

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376ネコの肝リピドーシスにおいて、初期の無理な経口給与を避けるべき理由として正しいものはどれか。

  1. A胃腸が完全に機能停止しており、食べると腸閉塞を起こすため
  2. B食べ物が直接肝臓の炎症を悪化させる毒となるため
  3. C嘔吐を誘発しやすく、誤嚥や電解質異常の悪化を防ぐため
  4. D絶食させることで肝臓に蓄積した脂肪を燃焼させるため
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正解:C嘔吐を誘発しやすく、誤嚥や電解質異常の悪化を防ぐため

初期は嘔吐しやすいため、点滴等で状態を安定させてから経口栄養を開始します。

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377肝疾患の食事療法における糖質(炭水化物)の扱いについて、誤っているものはどれか。

  1. A肝臓の修復やエネルギー確保のために糖質は必要である
  2. B一気に与えると高血糖を招くため、少量ずつ頻回に給与する
  3. C低血糖を防ぐため、糖質を適度に摂取させる
  4. D肝臓の代謝負担を減らすため、糖質は徹底的に制限して与えない
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正解:D肝臓の代謝負担を減らすため、糖質は徹底的に制限して与えない

糖質を極端に制限すると、エネルギー不足により体タンパク質の分解が進み、アンモニア産生が増えるため不適切です。

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378黄疸の分類に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A肝性黄疸は、胆管が物理的に閉塞することで起こる
  2. Bすべての黄疸は、食事からビリルビンを過剰摂取した結果である
  3. C溶血性黄疸は、肝臓の機能低下とは無関係に赤血球の過剰破壊で起こる
  4. D閉塞性黄疸は、血液中のアルブミンが減少することで起こる
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正解:C溶血性黄疸は、肝臓の機能低下とは無関係に赤血球の過剰破壊で起こる

溶血性黄疸は赤血球の破壊が原因であり、肝臓そのものの異常が起点ではありません。

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379肝性脳症を悪化させる要因についての記述で、誤っているものはどれか。

  1. A便通を良くして便秘を解消すること
  2. B消化管内で出血が起こること
  3. C低カリウム血症などの電解質異常
  4. Dタンパク質を過剰に摂取すること
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正解:A便通を良くして便秘を解消すること

便秘は腸内でのアンモニア産生・吸収を増やすため、解消することは「改善」につながります。

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380肝疾患と出血傾向の関係について、誤っている記述はどれか。

  1. A胆汁の分泌障害により、ビタミンKの吸収が低下することが原因となる
  2. B肝臓で赤血球が過剰に破壊されるため、出血が止まらなくなる
  3. CビタミンKが不足すると、特定の凝固因子が作られなくなる
  4. D肝臓での血液凝固因子の合成能力が低下するため出血しやすくなる
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正解:B肝臓で赤血球が過剰に破壊されるため、出血が止まらなくなる

出血傾向は赤血球の破壊ではなく、血を固めるタンパク質(凝固因子)の不足によるものです。

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381糖尿病の原因となる、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込ませる働きを持つホルモンはどれか。

  1. Aコルチゾール
  2. Bインスリン
  3. Cアドレナリン
  4. Dグルカゴン
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正解:Bインスリン

インスリンの不足や効きの悪さが糖尿病を引き起こします。

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382インスリンが合成・分泌される臓器はどこか。

  1. A膵臓
  2. B副腎
  3. C肝臓
  4. D腎臓
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正解:A膵臓

膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞からインスリンが分泌されます。

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3831型糖尿病(IDDM)の主な病態として正しいものはどれか。

  1. Aインスリンは十分出ているが、細胞がそれを受け付けない状態
  2. B肝臓でブドウ糖が作られすぎている状態
  3. C食べ過ぎにより一時的に血糖値が上昇しているだけの状態
  4. D膵臓の細胞が破壊され、インスリンが絶対的に不足している状態
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正解:D膵臓の細胞が破壊され、インスリンが絶対的に不足している状態

イヌに多い1型糖尿病は、インスリンを自ら作り出せなくなる病態です。

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384ネコに多く見られ、インスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性)ことが主な原因となる糖尿病のタイプはどれか。

  1. A尿崩症
  2. B2型糖尿病(NIDDM)
  3. C妊娠糖尿病
  4. D1型糖尿病(IDDM)
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正解:B2型糖尿病(NIDDM)

肥満などが原因でインスリンが効きにくくなる、ヒトの2型に似たタイプです。

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385糖尿病の典型的な初期症状の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A多飲、多尿、多食
  2. B嘔吐、下痢、血便
  3. C脱毛、痒み、フケ
  4. D咳、呼吸困難、チアノーゼ
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正解:A多飲、多尿、多食

高血糖による浸透圧利尿とエネルギー不足から、よく飲み、よく食べ、よく尿をします。

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386糖尿病が悪化し、脂肪の異常な分解が進むことで引き起こされる、致命的な急性合併症はどれか。

  1. A肝性脳症
  2. B急性膵炎
  3. Cケトアシドーシス
  4. D慢性腎不全
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正解:Cケトアシドーシス

体液が酸性に傾き、嘔吐や昏睡を引き起こす危険な状態です。

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387過去数週間の平均的な血糖値の推移を評価するために用いられる血液検査項目はどれか。

  1. A総コレステロールや中性脂肪
  2. Bフルクトサミンや糖化アルブミン
  3. CALTやAST
  4. DBUNやクレアチニン
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正解:Bフルクトサミンや糖化アルブミン

採血時のストレスによる一時的な高血糖の影響を受けずに評価できる指標です。

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388糖尿病の食事療法において、食後の急激な血糖上昇を抑える目的でフードに添加される成分はどれか。

  1. Aナトリウム
  2. Bアミノ酸
  3. C食物繊維
  4. D飽和脂肪酸
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正解:C食物繊維

食物繊維は糖の吸収を緩やかにし、食後の血糖値スパイクを防ぐ効果があります。

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389糖尿病において「多飲多尿」が起こるメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A体温が上昇し、水分を蒸発させるために尿量が増えるため
  2. B尿中の糖が水分を道連れにして排泄される浸透圧利尿が起きるため
  3. Cインスリンが脳の口渇中枢を刺激し、異常に水を飲みたくなるため
  4. D高血糖が直接腎臓の細胞を破壊し、尿を濃縮できなくなるため
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正解:B尿中の糖が水分を道連れにして排泄される浸透圧利尿が起きるため

尿に排出される糖が周りの水分を引き寄せるため、尿量が増え脱水して水を飲みます。

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390ケトアシドーシスにおいて、血液中にケトン体が蓄積するメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A糖を利用できず、脂肪が過剰に分解されてエネルギー源となる過程で産生されるため
  2. B肝臓が機能停止し、老廃物であるアンモニアがケトン体に変化するため
  3. C高血糖によって赤血球が破壊され、その残骸が変化して産生されるため
  4. D筋肉のタンパク質が急激に分解されることで直接産生されるため
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正解:A糖を利用できず、脂肪が過剰に分解されてエネルギー源となる過程で産生されるため

エネルギー不足を補うための脂肪分解が過剰になり、有害な副産物(ケトン体)が生じます。

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391イヌのインスリン依存性糖尿病(IDDM)の食事管理において、最も重要な考え方はどれか。

  1. Aインスリンを打たなくて済むよう、限界まで食事量を減らすこと
  2. B炭水化物を完全に排除し、脂肪だけの食事に切り替えること
  3. C食後の血糖値を抑えるため、食事を1日1回にまとめて与えること
  4. D食事からのエネルギー流入のタイミングと量に、インスリン投与を合わせること
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正解:D食事からのエネルギー流入のタイミングと量に、インスリン投与を合わせること

食事による血糖上昇とインスリンの降下作用のピークを一致させることが重要です。

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392ネコの糖尿病において、タンパク質比率の高い食事が推奨される理由として適切なものはどれか。

  1. A肝臓に蓄積した脂肪を強制的に排出させるため
  2. B尿路結石の発生を同時に予防できるため
  3. C食後の血糖値上昇を緩やかにし、インスリン分泌の負担を減らすため
  4. Dタンパク質が直接インスリンの代わりとして細胞に働くため
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正解:C食後の血糖値上昇を緩やかにし、インスリン分泌の負担を減らすため

ネコは本来肉食であり、高タンパク・低炭水化物食の方が食後血糖が安定しやすいです。

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393糖尿病の治療目的に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A日内血糖値の変動を正常に近い範囲にコントロールすること
  2. B尿中の糖を完全にゼロにし、元の健康な膵臓に完治させること
  3. C症状を緩和し、動物のQOL(生活の質)を向上させること
  4. Dケトアシドーシスなどの深刻な合併症の発症を防ぐこと
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正解:B尿中の糖を完全にゼロにし、元の健康な膵臓に完治させること

糖尿病は基本的に「完治」するものではなく、うまく「付き合う(コントロールする)」病気です。

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394糖尿病の動物の飲水管理についての記述で、正しいものはどれか。

  1. A尿の量を減らすため、夜間の飲水は禁止すべきである
  2. B高血糖を薄めるため、スポーツドリンクを水代わりに与える
  3. C水飲み場を1箇所に限定し、飲んだ量を厳密に制限する
  4. D多尿による脱水を防ぐため、飲水は絶対に制限してはいけない
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正解:D多尿による脱水を防ぐため、飲水は絶対に制限してはいけない

飲水を制限すると致命的な脱水症状に陥るため、常に新鮮な水が飲めるようにします。

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395ケトアシドーシス性昏睡の引き金(誘因)となる状態として、誤っているものはどれか。

  1. A発情期のホルモン変化でインスリンが効きにくくなったこと
  2. Bインスリンを過剰に投与しすぎたこと
  3. C感染症などのストレスが加わり血糖値が急上昇したこと
  4. Dインスリンの投与を勝手に自己中断したこと
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正解:Bインスリンを過剰に投与しすぎたこと

インスリンの過剰投与は「低血糖ショック」を引き起こしますが、ケトアシドーシスは「インスリン不足」で起こります。

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396インスリン療法中、食後4時間以内で低血糖が見られた場合の対処として、誤っているものはどれか。

  1. A食事内容を、食後早期に血糖が上がりやすいものに変更検討する
  2. Bインスリンの作用ピークが早く来すぎている可能性を考慮する
  3. Cインスリン量をさらに増やし、効果を強める
  4. D現在使用しているインスリンの量が多すぎる可能性を疑う
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正解:Cインスリン量をさらに増やし、効果を強める

食後すぐに低血糖になるのはインスリンの効きすぎ・早すぎが原因なので、効果を強めるのは逆効果です。

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