第397問大型犬種の子犬において、急速な発育が整形外科疾患のリスクを高める要因として正しいものはどれか。
- Aエネルギー過剰摂取とカルシウムの不適切な給与
- Bタンパク質のみを制限することによる筋肉量の低下
- CビタミンCの過剰摂取による骨格形成の促進
- D炭水化物の過剰摂取による代謝性アシドーシスの発症
疾病の栄養学の第三弾で、行動学・外科・がん・感染症と、栄養状態の評価法を扱う分野です。術後や重症時の栄養補給、がん・感染症における代謝変化、ボディコンディションスコアなどの栄養評価が頻出です。臨床現場で必要な総合的な視点が問われます。範囲が幅広いので、栄養評価の指標と各病態での栄養サポートの考え方を中心に整理し、ケースごとに対応をイメージしながら学習するのが効果的です。
この分野の問題80問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.性ホルモンの消失により、食欲抑制効果が失われ、代謝が低下するため
性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)は食欲抑制や代謝に関与しており、消失により肥満リスクが高まる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.がん細胞はブドウ糖をエネルギーとし、乳酸を産生するが、その処理に宿主のエネルギーが消費される
がん細胞は嫌気的解糖により乳酸を産生し、それをブドウ糖に戻すための回路(Cori回路)で宿主のエネルギーが浪費される。
この問題の解説ページを開く →正解:B.炭水化物代謝に負担をかけ、乳酸アシドーシスを誘発する可能性があるため
がん細胞の影響で代謝異常が起きている場合、これらの輸液がさらなる代謝負荷やアシドーシスを招く恐れがある。
この問題の解説ページを開く →正解:B.すべての動物の体液・排泄物には病原体が存在すると想定して対応する考え方
すべての患者(動物)から出る血液や排泄物を感染性があると見なし、防護策をとることが基本である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.代謝異常により体タンパク質が異化され、エネルギー源として利用されるため
がん細胞の影響により、異化(分解)が同化(合成)を上回り、筋肉などのタンパク質がエネルギーとして消費される。
この問題の解説ページを開く →正解:A.体重測定だけでは判断しにくい脂肪の蓄積状態を形態学的に評価できる
BFIは、体型や身体計測をもとに、体重だけでは判断しにくい脂肪蓄積の程度をより具体的に評価するためのツールです。
この問題の解説ページを開く →正解:B.基礎疾患に合わせて栄養バランスを微調整し、QOLの維持を目指す
疾患に応じた適切な栄養管理は、高齢動物の疾患の進行を遅らせ、生活の質(QOL)を維持するうえで重要です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.より詳細なフォローや適切な食餌の提案が可能になり、動物の健康増進につながる
チームで栄養管理に関わることで、情報の収集とクライアントへの指導の質が向上し、治療の成果が出やすくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.脂質はがん細胞のエネルギー源になりにくいため、宿主の栄養維持に役立つ
がん細胞は炭水化物を優先的に利用する傾向があるため、良質な脂質を活用して宿主の栄養維持を図る考え方があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.特定の結晶(ストルバイトなど)の溶解・生成抑制を助けるため
尿石の種類によりpH管理の目標は異なりますが、ストルバイトでは尿の酸性化が溶解や生成抑制に役立つ場合があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.一度食欲を失うと、肝リピドーシス等の深刻な合併症を起こしやすいため
ネコは食欲不振が続くと短期間で肝リピドーシスを併発するリスクがあるため、食欲の維持は治療上の優先度が高い。
この問題の解説ページを開く →正解:B.毎日の食事を通じて、疾患の発症を遅らせ、健康寿命を延ばすもの
栄養管理の目的は、病気になってからの治療だけでなく、日々の食餌により健康を維持・増進することにある。
この問題の解説ページを開く →正解:B.飼い主の反応が問題行動を強化(学習)させている場合があるため
不適切な反応(過剰な注目など)は、動物にとって「報酬」と認識され、問題行動を繰り返させる原因となる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.現在のところ困難であるが、栄養管理で負担を軽減し、QOLを維持することは可能である
がんそのものを栄養で治すことは難しいが、栄養管理で消耗を遅らせ、生活の質を支えることは可能。
この問題の解説ページを開く →正解:B.ペットの健康を守ることは、結果としてヒトへの感染源を減らすことに繋がるため
ペットを感染から守ることは、家庭内でのズーノーシスリスクを低減する公衆衛生的な意味がある。
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