ペット栄養管理士 ⑥ 疾病の栄養学③:行動・外科・がん・感染症・栄養評価

疾病の栄養学の第三弾で、行動学・外科・がん・感染症と、栄養状態の評価法を扱う分野です。術後や重症時の栄養補給、がん・感染症における代謝変化、ボディコンディションスコアなどの栄養評価が頻出です。臨床現場で必要な総合的な視点が問われます。範囲が幅広いので、栄養評価の指標と各病態での栄養サポートの考え方を中心に整理し、ケースごとに対応をイメージしながら学習するのが効果的です。

この分野の問題80問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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397大型犬種の子犬において、急速な発育が整形外科疾患のリスクを高める要因として正しいものはどれか。

  1. Aエネルギー過剰摂取とカルシウムの不適切な給与
  2. Bタンパク質のみを制限することによる筋肉量の低下
  3. CビタミンCの過剰摂取による骨格形成の促進
  4. D炭水化物の過剰摂取による代謝性アシドーシスの発症
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正解:Aエネルギー過剰摂取とカルシウムの不適切な給与

過剰なエネルギーとカルシウムの給与は、骨格形成に悪影響を及ぼし、成長期整形外科疾患のリスクを高める。

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398大型犬の成長期において、一度に大量の食事を与えず、計算された食事量を1日2回以上に分けて与える主な目的はどれか。

  1. A食事の嗜好性を高めるため
  2. B胃拡張・胃捻転のリスクを低減するため
  3. C食糞行動を誘発するため
  4. Dタンパク質の利用効率を下げるため
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正解:B胃拡張・胃捻転のリスクを低減するため

自由給与や一度の大量給与は胃拡張・胃捻転の危険性を高めるため、食事を小分けにすることが推奨される。

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399イヌの異食行動(嗜食症)への対処方法として、適切でないものはどれか。

  1. A異物を取り上げやすい環境管理を行う
  2. B他に興味を引くものを与えてストレスを軽減する
  3. C学習を強化するために、異物を食べた際に飼い主が注目する
  4. D「出せ」などのコマンドをしつける
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正解:C学習を強化するために、異物を食べた際に飼い主が注目する

異物を食べた際に飼い主が注目(反応)すると、それが報酬となって行動が強化される可能性がある。

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400ネコの肥満解消において、去勢・避妊手術後に注意すべき理由として正しいものはどれか。

  1. A基礎代謝が上昇し、食欲が極端に低下するため
  2. B性ホルモンの消失により、食欲抑制効果が失われ、代謝が低下するため
  3. C消化吸収率が急激に悪化するため
  4. D手術により運動能力が完全に失われるため
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正解:B性ホルモンの消失により、食欲抑制効果が失われ、代謝が低下するため

性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)は食欲抑制や代謝に関与しており、消失により肥満リスクが高まる。

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401がん性悪液質において、がん細胞が炭水化物代謝に与える影響として正しいものはどれか。

  1. Aがん細胞は脂肪を優先的に代謝するため、糖の要求は減る
  2. Bがん細胞はブドウ糖をエネルギーとし、乳酸を産生するが、その処理に宿主のエネルギーが消費される
  3. Cがん細胞は宿主のタンパク質を保護する働きがある
  4. Dがん細胞はインスリン分泌を促進し、血糖値を安定させる
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正解:Bがん細胞はブドウ糖をエネルギーとし、乳酸を産生するが、その処理に宿主のエネルギーが消費される

がん細胞は嫌気的解糖により乳酸を産生し、それをブドウ糖に戻すための回路(Cori回路)で宿主のエネルギーが浪費される。

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402がん治療中のイヌにおいて、ブドウ糖や乳酸を多く含む輸液剤の使用に注意が必要とされる主な理由はどれか。

  1. A腎臓への負担を軽減するため
  2. B炭水化物代謝に負担をかけ、乳酸アシドーシスを誘発する可能性があるため
  3. C免疫機能を完全に停止させるため
  4. D輸液の浸透圧が高すぎるため
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正解:B炭水化物代謝に負担をかけ、乳酸アシドーシスを誘発する可能性があるため

がん細胞の影響で代謝異常が起きている場合、これらの輸液がさらなる代謝負荷やアシドーシスを招く恐れがある。

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403関節軟骨の特性を維持するために、運動が重要である理由として最も適切なものはどれか。

  1. A軟骨組織を硬くして損傷を防ぐため
  2. B運動による圧縮と復元が組織内の栄養交換を効率化するため
  3. C運動が軟骨細胞を直接移動させるため
  4. D軟骨内の血液循環を直接的に促すため
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正解:B運動による圧縮と復元が組織内の栄養交換を効率化するため

軟骨には血管がないため、運動による荷重(圧縮・復元)が栄養成分や酸素の輸送を助けている。

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404人獣共通感染症(ズーノーシス)の定義として最も正確なものはどれか。

  1. Aヒトからヒトへ直接感染するすべての病気
  2. B動物とヒトの間で自然に伝播するすべての病気または感染
  3. C野生動物からのみ感染する特殊な疾患
  4. D細菌が原因の病気のみを指す
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正解:B動物とヒトの間で自然に伝播するすべての病気または感染

WHOの定義により、脊椎動物とヒトの間で伝播するすべての疾患や感染を指す。

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405「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」の考え方として正しいものはどれか。

  1. A特定の疾患を持つ動物のみを隔離する考え方
  2. Bすべての動物の体液・排泄物には病原体が存在すると想定して対応する考え方
  3. C健康な動物には手洗いを行わなくてもよいという考え方
  4. D消毒薬の使用を最小限に抑える考え方
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正解:Bすべての動物の体液・排泄物には病原体が存在すると想定して対応する考え方

すべての患者(動物)から出る血液や排泄物を感染性があると見なし、防護策をとることが基本である。

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406高齢犬に認知障害(認知機能不全)が見られる場合、食事管理として有効な成分はどれか。

  1. A多量の飽和脂肪酸
  2. B抗酸化成分およびオメガ3脂肪酸
  3. C高濃度のミネラル
  4. D過剰な炭水化物
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正解:B抗酸化成分およびオメガ3脂肪酸

抗酸化成分やEPA、DHAなどのオメガ3脂肪酸は、老化や認知障害の軽減に効果が期待されている。

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407行動学的に、イヌやネコが「問題行動」を起こす根本的な要因の一つとして考えられるものはどれか。

  1. A食事のタンパク質が不足していること
  2. B本来の習性を発現できず、退屈や欲求不満が生じること
  3. C飼い主との年齢差が大きすぎること
  4. D特定のビタミンが欠乏していること
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正解:B本来の習性を発現できず、退屈や欲求不満が生じること

動物が本来持つ行動を発現できない環境はストレスとなり、問題行動の引き金となるため。

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408イヌやネコの「正常行動」と「異常行動」の境界に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A人間社会での許容範囲かどうかで決まる
  2. B獣医学的に脳の病気と診断されたもののみを指す
  3. Cすべての行動は正常であり、異常は存在しない
  4. D遺伝子のみによって決定される
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正解:A人間社会での許容範囲かどうかで決まる

動物にとっては正常な行動でも、人間社会で支障をきたす場合は「問題行動」とみなされる。

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409MCS(筋肉量評価)を実施する際の視診と触診のポイントとして正しいものはどれか。

  1. A首の皮下脂肪の厚みのみを測る
  2. B背骨や肩甲骨、骨盤などの骨の突出具合を確認する
  3. C体重計での測定値のみを重視する
  4. D被毛の光沢だけで筋肉量を判定する
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正解:B背骨や肩甲骨、骨盤などの骨の突出具合を確認する

MCSは、骨格筋の減少を評価するため、骨格の突出度合いを確認することが重要である。

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410栄養評価の一環として、AAFCOの給与試験プロトコルを確認する目的は何か。

  1. Aその食事が科学的根拠に基づき適切と証明されているか確認するため
  2. Bパッケージのデザインが適切か確認するため
  3. C動物の嗜好性が高いか確認するため
  4. D食事の単価が適正か確認するため
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正解:Aその食事が科学的根拠に基づき適切と証明されているか確認するため

AAFCOによる給与試験は、栄養的な適正を検証する重要な指標の一つである。

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411がん性悪液質において、宿主が筋肉量の低下(消耗)を来す直接的なメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A脂肪組織が増加してタンパク質を圧迫するため
  2. B代謝異常により体タンパク質が異化され、エネルギー源として利用されるため
  3. Cがん細胞がタンパク質を直接合成しているため
  4. Dビタミン剤の過剰投与による代謝促進のため
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正解:B代謝異常により体タンパク質が異化され、エネルギー源として利用されるため

がん細胞の影響により、異化(分解)が同化(合成)を上回り、筋肉などのタンパク質がエネルギーとして消費される。

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412「身体脂肪インデックス(BFI)」を用いるメリットとして正しいものはどれか。

  1. A体重測定だけでは判断しにくい脂肪の蓄積状態を形態学的に評価できる
  2. B血液検査のみで体脂肪率を特定できる
  3. C運動能力を直接数値化できる
  4. D食事の消化率を測定できる
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正解:A体重測定だけでは判断しにくい脂肪の蓄積状態を形態学的に評価できる

BFIは、体型や身体計測をもとに、体重だけでは判断しにくい脂肪蓄積の程度をより具体的に評価するためのツールです。

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413高齢動物において、慢性的な疾患がある場合の栄養管理として適切な考え方はどれか。

  1. A治療の必要性を無視して通常の食事を続ける
  2. B基礎疾患に合わせて栄養バランスを微調整し、QOLの維持を目指す
  3. C食事量を減らして空腹にさせる
  4. Dサプリメントだけで全ての栄養を補う
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正解:B基礎疾患に合わせて栄養バランスを微調整し、QOLの維持を目指す

疾患に応じた適切な栄養管理は、高齢動物の疾患の進行を遅らせ、生活の質(QOL)を維持するうえで重要です。

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414感染症予防において、免疫機能を正常に保つために栄養が果たす役割として正しいものはどれか。

  1. A感染を完全に防ぐためのワクチン代わり
  2. B免疫細胞の構成や防御反応に不可欠な栄養素を供給する
  3. C体温を急激に上昇させる
  4. D抗生物質の効果を消失させる
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正解:B免疫細胞の構成や防御反応に不可欠な栄養素を供給する

適切な栄養は免疫システムの維持・強化に直結しており、感染に対する防御力を左右する。

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415ネコの尿石症リスクに関与する食事要因として、適切なものはどれか。

  1. A尿のpHをコントロールし、ミネラルバランスを考慮すること
  2. B炭水化物を一切排除すること
  3. C水分摂取を極端に制限すること
  4. Dタンパク質を極限まで低くすること
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正解:A尿のpHをコントロールし、ミネラルバランスを考慮すること

尿のpH(酸性・アルカリ性)とミネラル成分(マグネシウム等)のバランスは、尿石の形成に大きく関与する。

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416外科手術後の動物に対して適切な栄養サポートを行う主な目的はどれか。

  1. A手術の傷跡を消すため
  2. B組織の修復を促し、合併症を予防して回復を早めるため
  3. C麻酔による記憶障害を治すため
  4. D食欲を意図的に抑制させるため
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正解:B組織の修復を促し、合併症を予防して回復を早めるため

十分な栄養補給は傷の治癒や免疫力の回復に不可欠であり、術後の回復期間を短縮させる。

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417関節軟骨の健康を維持するための栄養アプローチとして、適切なものはどれか。

  1. A糖質のみを摂取する
  2. Bオメガ3脂肪酸やコンドロイチン等の関節サポート成分を活用する
  3. Cミネラルを一切制限する
  4. D高タンパク質のみに頼る
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正解:Bオメガ3脂肪酸やコンドロイチン等の関節サポート成分を活用する

オメガ3脂肪酸等は炎症を抑える働きが期待され、関節の健康維持に役立つ可能性があります。

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418「栄養評価(Nutritional Assessment)」のプロセスにおいて、最初に行うべきことは何か。

  1. A獣医師の判断のみを仰ぐ
  2. B動物の現在の身体状態、既往歴、現在の食事内容を詳細に把握する
  3. C高価なサプリメントを処方する
  4. D食事の種類を強制的に変更する
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正解:B動物の現在の身体状態、既往歴、現在の食事内容を詳細に把握する

正確な評価のためには、現状の食事と身体状態の正確な把握(スクリーニング)が不可欠である。

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419肥満動物の減量プランにおいて、食事量を減らす際に最も注意すべき点はどれか。

  1. A総エネルギー量は減らすが、必要な栄養素密度は維持する
  2. B全ての栄養素を均等に半分にする
  3. C食事回数を1回にする
  4. D水を飲ませないようにする
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正解:A総エネルギー量は減らすが、必要な栄養素密度は維持する

単純に食事量を減らすと栄養欠乏を招くため、栄養密度を高めて低エネルギーに調整する必要がある。

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420行動治療の一環として、フードパズル(知育玩具)を用いる主な目的はどれか。

  1. A食事のスピードを早めるため
  2. B退屈を防ぎ、採食による精神的満足感を与えるため
  3. C消化吸収率を低下させるため
  4. D動物の満腹感を減少させるため
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正解:B退屈を防ぎ、採食による精神的満足感を与えるため

適切な採食行動を促すことで、欲求不満を解消し、ストレスを軽減する効果がある。

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421イヌの栄養評価における「身体状態スコア(BCS)」の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A体重計を使用せずに、視診と触診で脂肪蓄積を評価する
  2. B血液中のホルモン値で評価する
  3. C被毛の色のみで評価する
  4. D動物の気分で評価する
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正解:A体重計を使用せずに、視診と触診で脂肪蓄積を評価する

BCSは、見た目と触診により、客観的に体脂肪の蓄積状態を5段階や9段階で評価する方法である。

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422感染症の治療中に、動物の食欲が低下した際の対応として適切なものはどれか。

  1. A強制給餌を即座に開始する
  2. B嗜好性の高い食事や、少量の補助栄養を検討する
  3. C絶食を数週間続ける
  4. D食事を変更せず放置する
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正解:B嗜好性の高い食事や、少量の補助栄養を検討する

感染による食欲低下時には、無理のない範囲で適切な栄養摂取を維持することが回復を助ける。

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423外科手術後に適切な栄養状態が維持されていない場合のリスクとして、正しいものはどれか。

  1. A免疫力の低下や傷の治癒遅延
  2. B代謝が極端に良くなる
  3. C被毛が非常に美しくなる
  4. D体重が減りすぎて運動能力が向上する
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正解:A免疫力の低下や傷の治癒遅延

栄養不足は組織修復を阻害し、感染症リスクを高め、回復を大幅に遅らせる。

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424獣医師と看護師が連携して「栄養評価」を行うメリットとして、正しいものはどれか。

  1. A獣医師の負担が増える
  2. Bより詳細なフォローや適切な食餌の提案が可能になり、動物の健康増進につながる
  3. C動物病院の運営費が下がる
  4. Dスタッフの業務を減らすためだけに存在する
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正解:Bより詳細なフォローや適切な食餌の提案が可能になり、動物の健康増進につながる

チームで栄養管理に関わることで、情報の収集とクライアントへの指導の質が向上し、治療の成果が出やすくなる。

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425「がん」の栄養管理において、脂質をエネルギー源として利用することの利点はどれか。

  1. A脂質はがん細胞のエネルギー源になりにくいため、宿主の栄養維持に役立つ
  2. B脂質は炭水化物よりも高価だから
  3. C脂質は消化が非常に速いから
  4. D脂質はすべての病気に効くから
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正解:A脂質はがん細胞のエネルギー源になりにくいため、宿主の栄養維持に役立つ

がん細胞は炭水化物を優先的に利用する傾向があるため、良質な脂質を活用して宿主の栄養維持を図る考え方があります。

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426動物の「正常な行動」を阻害する環境要因として、誤っているものはどれか。

  1. A適切な運動スペースの欠如
  2. B飼い主との十分なコミュニケーション
  3. C不適切な食事管理
  4. D過度な隔離環境
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正解:B飼い主との十分なコミュニケーション

飼い主とのコミュニケーションは、通常、動物の福祉にとってポジティブな要素である。

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427獣医師と看護師が連携する臨床栄養学において、看護師の役割として最も重要なことはどれか。

  1. A獣医師の診察を代行すること
  2. B処方食の販売のみを行うこと
  3. C詳細な食事調査や継続的なフォロー、クライアント教育を行うこと
  4. D高価なサプリメントを積極的に勧めること
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正解:C詳細な食事調査や継続的なフォロー、クライアント教育を行うこと

看護師は継続的なフォローを通じて、治療方針の遵守や動物の状態変化を早期に発見する重要な役割を担う。

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428成長期のイヌにおける骨軟骨炎(OCD)の発症要因として、最も関連が高いものはどれか。

  1. A適度なタンパク質の摂取
  2. B急速な成長と過剰なエネルギー・カルシウムの摂取
  3. C穀物アレルギー
  4. DビタミンB群の過剰摂取
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正解:B急速な成長と過剰なエネルギー・カルシウムの摂取

急速な成長に伴う骨格への負荷に、過剰な栄養素が加わることで骨軟骨の発育異常が誘発される。

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429標準予防策(スタンダード・プリコーション)において、手洗いを行うべきタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A特定の感染症が確定した直後のみ
  2. B動物の取り扱いの前後や、体液・排泄物に接触した可能性のある前後
  3. C診察終了後の一回のみ
  4. D汚染が目に見える場合のみ
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正解:B動物の取り扱いの前後や、体液・排泄物に接触した可能性のある前後

すべての動物が何らかの病原体を持つと想定し、接触ごとに手洗いを行うことが原則である。

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430高齢犬において、基礎代謝が低下しているにもかかわらず太りやすい理由として正しいものはどれか。

  1. A運動量が減る一方で食事内容が変わらないことが多いため
  2. B筋肉が増加して体重を押し上げるため
  3. C消化吸収が良くなりすぎるため
  4. Dホルモン分泌が過剰になるため
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正解:A運動量が減る一方で食事内容が変わらないことが多いため

活動性の低下と加齢による代謝減少に見合った給与量への調整が必要だが、それがなされないと肥満を招く。

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431がん性悪液質でタンパク質が浪費される際、筋肉量(MCS)への影響はどう現れるか。

  1. A筋肉量が増加する
  2. B筋肉が分解され、骨格の突出が顕著になる
  3. C皮膚の弾力が向上する
  4. D被毛の密度が増す
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正解:B筋肉が分解され、骨格の突出が顕著になる

筋肉がエネルギー源として異化されるため、肩甲骨や骨盤周囲の骨格が目立つようになる。

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432ペットの「問題行動」に対して、栄養面からアプローチする場合に考慮すべき点はどれか。

  1. A栄養素を制限して空腹にさせる
  2. B腸内環境や脳内神経伝達物質に関連する成分を考慮する
  3. C特定のサプリメントを全頭に与える
  4. D食事の回数を減らす
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正解:B腸内環境や脳内神経伝達物質に関連する成分を考慮する

栄養と脳の機能(神経伝達)には密接な関連があり、食事調整が行動に影響を与えることがある。

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433外科手術後の栄養補給において、最も優先されるべき栄養素の役割はどれか。

  1. A被毛を美しくすること
  2. B組織の修復と免疫機能の維持
  3. C嗜好性を高めること
  4. D排泄量を増やすこと
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正解:B組織の修復と免疫機能の維持

組織修復にはタンパク質やビタミン、ミネラルが必要であり、術後の回復において極めて重要である。

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434尿石症の管理において、尿pHを酸性化させることの意味はどれか。

  1. A尿を濃縮させるため
  2. B特定の結晶(ストルバイトなど)の溶解・生成抑制を助けるため
  3. C尿の量を減らすため
  4. D膀胱の筋肉を鍛えるため
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正解:B特定の結晶(ストルバイトなど)の溶解・生成抑制を助けるため

尿石の種類によりpH管理の目標は異なりますが、ストルバイトでは尿の酸性化が溶解や生成抑制に役立つ場合があります。

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435イヌの認知機能不全症候群の疑いがある場合、食事管理で抗酸化成分を強化する理由はどれか。

  1. A体重を増やすため
  2. B脳組織の酸化ストレスを軽減するため
  3. C消化を遅らせるため
  4. D排便を促すため
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正解:B脳組織の酸化ストレスを軽減するため

加齢に伴う脳の酸化損傷を抑制することで、認知機能の低下を緩やかにする。

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436「肥満」を単なる太りすぎではなく「疾患」と捉えるべき理由はどれか。

  1. A寿命が延びるから
  2. B様々な全身疾患(関節、代謝、呼吸器など)のリスクを著しく高めるため
  3. C治療が非常に簡単だから
  4. D見栄えが悪くなるだけだから
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正解:B様々な全身疾患(関節、代謝、呼吸器など)のリスクを著しく高めるため

肥満は炎症性物質を産生し、多くの慢性疾患の引き金となるため、積極的に管理すべき病態である。

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437がん細胞が好んで利用するエネルギー源はどれか。

  1. Aビタミン類
  2. Bブドウ糖(グルコース)
  3. C食物繊維
  4. Dミネラル
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正解:Bブドウ糖(グルコース)

がん細胞は解糖系を利用して増殖するため、ブドウ糖を優先的に消費する特性がある。

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438感染症の治療において、栄養管理の最大の目標はどれか。

  1. A動物を太らせること
  2. B自己治癒力を最大限に発揮させるための土台作り
  3. Cフードの売り上げを上げること
  4. D手術時間を短縮させること
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正解:B自己治癒力を最大限に発揮させるための土台作り

栄養状態が悪いと免疫反応が正常に機能せず、感染の制御が困難になる。

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439「行動」と「食事」の関係において、採食時間を延ばす工夫(知育玩具など)が有効な理由はどれか。

  1. A消化を完全に止めるため
  2. B採食という本来の行動を長時間行わせることで精神的満足を得るため
  3. C食事量を強制的に減らすため
  4. D胃を大きくするため
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正解:B採食という本来の行動を長時間行わせることで精神的満足を得るため

動物は摂食行動自体に満足感を得るため、食べる時間をかける工夫は行動上のストレス軽減に役立つ。

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440高齢動物で「食欲はあるのに痩せてくる」場合に疑うべきことはどれか。

  1. A病気による代謝要求量の増加や吸収不全
  2. B単なるわがまま
  3. C運動不足
  4. Dフードの過剰摂取
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正解:A病気による代謝要求量の増加や吸収不全

加齢による吸収率の低下や、隠れた疾患によるエネルギー浪費が考えられる。

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441ネコの肥満管理において、一度に多くの量を給与すると起こりやすい問題はどれか。

  1. A食欲が増しすぎる
  2. B一過性の血糖上昇や肥満の進行
  3. C毛玉がなくなる
  4. D睡眠時間が減る
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正解:B一過性の血糖上昇や肥満の進行

急激な食事負荷は血糖値を乱し、インスリン分泌を刺激して脂肪蓄積を促す要因となる。

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442術後の動物が食べない場合、看護師が最初に行うべき対応として適切なものはどれか。

  1. A無理やり口を開けて食べさせる
  2. B食器の高さ、静かな環境、フードの温め直しなどの工夫を検討する
  3. C即座に点滴を中止する
  4. D飼い主を帰宅させる
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正解:B食器の高さ、静かな環境、フードの温め直しなどの工夫を検討する

食欲不振には環境的・身体的な要因があり、まずは食事環境を整えることが基本である。

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443「共通感染症」を予防する上で、動物の栄養状態が重要なのはなぜか。

  1. A栄養状態が良好であれば全ての感染が防げるため
  2. B免疫システムを構成するタンパク質やビタミンが十分でないと防御できないため
  3. C栄養が殺菌作用を持つため
  4. D栄養がワクチンそのものだから
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正解:B免疫システムを構成するタンパク質やビタミンが十分でないと防御できないため

宿主の免疫能が低下していると、普段は防げるような病原体にも感染しやすくなる。

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444関節炎の動物に体重管理が有効な理由はどれか。

  1. A関節への物理的な荷重を減らし、炎症の悪化を防ぐため
  2. B体重が減ると骨が伸びるから
  3. C体重が減ると関節軟骨が完全に再生するため
  4. D関節液が増えるから
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正解:A関節への物理的な荷重を減らし、炎症の悪化を防ぐため

過剰な体重は関節への負担を増大させ、慢性的な痛みを引き起こす。

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445慢性的な下痢をしている動物の栄養評価で注意すべきことはどれか。

  1. A体重測定のみを行う
  2. B脱水と電解質のバランス、吸収障害の有無を評価する
  3. Cおやつを増やす
  4. D運動制限をする
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正解:B脱水と電解質のバランス、吸収障害の有無を評価する

下痢は栄養の吸収を阻害し、体液のバランスを崩すため、慎重な評価が必要。

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446がん治療中の動物に「食欲低下」が見られた場合、どう対処するのが適切か。

  1. A絶食させて胃を休める
  2. B好みの食材や温めたフードを少量ずつ頻回に与える
  3. C高タンパクサプリメントを強制給与
  4. D放置して様子を見る
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正解:B好みの食材や温めたフードを少量ずつ頻回に与える

強制給与はストレスになる可能性があるため、まずは自主的な摂取を促す工夫が優先される。

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447イヌの骨格形成において、カルシウムを過剰に与えることがなぜ問題なのか。

  1. A骨が柔らかくなるから
  2. B過剰なカルシウムが吸収を調整するホルモンに悪影響を及ぼし、骨格異常を招くため
  3. C筋肉が過剰に発達するから
  4. D被毛が硬くなるから
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正解:B過剰なカルシウムが吸収を調整するホルモンに悪影響を及ぼし、骨格異常を招くため

成長期のカルシウムバランスは極めて繊細であり、過剰摂取は骨格の発育バランスを崩す。

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448「栄養評価ガイドライン」が動物病院にある意義として正しいものはどれか。

  1. A看護師の業務を増やすため
  2. Bスタッフ間で評価の基準を統一し、最適な栄養管理を提供するため
  3. C個々の動物に関係なく、全て同じ食事を与えるため
  4. D栄養評価を行わず、経験だけで判断するため
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正解:Bスタッフ間で評価の基準を統一し、最適な栄養管理を提供するため

共通の基準(ガイドライン)を持つことで、病院全体として一貫した質の高い栄養指導が可能になる。

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449食糞行動への対応として、最も基本的な考え方はどれか。

  1. A罰を与える
  2. B食事内容を見直し、消化吸収率の良い食事への変更や環境管理を行う
  3. C食事内容を変えず、便を片付けずに様子を見る
  4. D食事量を極端に減らして便の量を減らす
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正解:B食事内容を見直し、消化吸収率の良い食事への変更や環境管理を行う

消化吸収が悪いために便に栄養が残っている場合や、退屈さが原因である場合が多く、これらを改善する。

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450ネコの食事において「嗜好性」が重要である理由はどれか。

  1. Aネコは特定の栄養素が欠乏すると自ら栄養を調整できないため
  2. B一度食欲を失うと、肝リピドーシス等の深刻な合併症を起こしやすいため
  3. Cネコは高級なフードしか食べないから
  4. D栄養価よりも味を優先すべきだから
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正解:B一度食欲を失うと、肝リピドーシス等の深刻な合併症を起こしやすいため

ネコは食欲不振が続くと短期間で肝リピドーシスを併発するリスクがあるため、食欲の維持は治療上の優先度が高い。

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451外科手術後に「低アルブミン血症」が懸念される際、栄養で注意することはどれか。

  1. A脂質のみを減らす
  2. Bタンパク質の摂取を確保し、組織修復を促す
  3. C炭水化物を禁止する
  4. D絶食を続ける
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正解:Bタンパク質の摂取を確保し、組織修復を促す

アルブミンはタンパク質から合成されるため、十分なタンパク質摂取が回復には欠かせない。

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452「行動学的な問題」を持つ動物のカウンセリングにおいて、看護師の役割として適切なものはどれか。

  1. A獣医師に代わってトレーニング法を指示する
  2. B現在の生活環境や食事状況を詳しく聞き取り、獣医師へ報告する
  3. C飼い主にサプリを売りつける
  4. D問題行動を否定する
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正解:B現在の生活環境や食事状況を詳しく聞き取り、獣医師へ報告する

正確な聞き取り(インテーク)は、獣医師が適切な診断と治療方針を立てるための最重要情報となる。

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453がん性悪液質において、オメガ3脂肪酸が注目される理由はどれか。

  1. Aがん細胞を完全に消滅させるため
  2. B抗炎症作用により、代謝異常や筋肉の減少を抑制する効果が期待されているから
  3. C脂質の味を良くするため
  4. Dがん細胞のエネルギー源になるため
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正解:B抗炎症作用により、代謝異常や筋肉の減少を抑制する効果が期待されているから

オメガ3脂肪酸には抗炎症効果があり、がん特有の消耗状態を緩和する研究がなされている。

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454「予防医学」としての栄養学の考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. A病気になったら初めて考えるもの
  2. B毎日の食事を通じて、疾患の発症を遅らせ、健康寿命を延ばすもの
  3. C高いサプリを飲ませること
  4. D特定のフードを一生与えること
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正解:B毎日の食事を通じて、疾患の発症を遅らせ、健康寿命を延ばすもの

栄養管理の目的は、病気になってからの治療だけでなく、日々の食餌により健康を維持・増進することにある。

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455高齢犬の栄養管理で「リン」の摂取を制限することが検討される主な疾患はどれか。

  1. A心臓病
  2. B慢性腎臓病
  3. C糖尿病
  4. D肥満
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正解:B慢性腎臓病

腎機能が低下するとリンの排泄が滞り、高リン血症を招くため、食事での調整が重要となる。

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456「ズーノーシス(共通感染症)」において、ペットからの感染を防ぐために最も効果的な方法はどれか。

  1. Aペットを飼育しないこと
  2. B飼い主とペットの衛生管理を徹底し、定期的な健康診断を行うこと
  3. Cペットを完全に隔離すること
  4. D消毒薬を毎日大量にまくこと
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正解:B飼い主とペットの衛生管理を徹底し、定期的な健康診断を行うこと

手洗いや環境衛生、ペットの健康維持が最も現実的で効果的な予防策である。

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457関節軟骨の健康のために、運動後に注意すべきことはどれか。

  1. Aすぐに寝かせる
  2. B過度な負荷を避け、クールダウンを行う
  3. C食事を抜く
  4. D散歩をさらに長くする
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正解:B過度な負荷を避け、クールダウンを行う

急激な運動や過剰な負荷は関節を傷めるため、適切な休息と運動量のコントロールが必要である。

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458栄養評価のツールとして「体脂肪インデックス(BFI)」を用いる際、体重だけでは不十分な理由はどれか。

  1. A体重は水分量や筋肉量にも影響されるため
  2. B体重計が壊れやすいため
  3. C体重が変動するのは脂肪だけだから
  4. D体重だけで体脂肪の分布まで正確に判断できるため
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正解:A体重は水分量や筋肉量にも影響されるため

体重は脂肪以外の要素によっても変動するため、形態評価を加えることでより正確な脂肪蓄積レベルを知ることができる。

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459ネコにおいて「食餌の選択肢」を増やすことは、何に役立つか。

  1. A体重増加
  2. Bストレス軽減と、将来の病気による食事制限への順応性向上
  3. C病気の治癒
  4. D毛並みの改善
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正解:Bストレス軽減と、将来の病気による食事制限への順応性向上

小さい頃から多様な食事に慣らしておくことは、将来的な療法食への切り替えをスムーズにする。

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460外科手術後の傷の治癒を遅らせる要因として、最も栄養学的に注意すべきものはどれか。

  1. A過剰な水分
  2. B低タンパク状態や栄養不足
  3. Cビタミンの過剰摂取
  4. D適度なカロリー摂取
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正解:B低タンパク状態や栄養不足

タンパク質不足は傷を塞ぐ組織の形成を阻害する。

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461感染症の治療において、なぜ「高消化性」の食事が推奨されるのか。

  1. A消化にエネルギーを使わせないため
  2. B腸への負担を減らし、吸収効率を上げるため
  3. C排泄物の量を増やすため
  4. D味が良くなるため
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正解:B腸への負担を減らし、吸収効率を上げるため

消化器官が弱っている状態では、吸収効率の良い食事を与えることが栄養効率を最大化する。

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462「行動」へのアプローチにおいて、飼い主の「接し方」を変えることがなぜ必要なのか。

  1. A飼い主にトレーニングをさせるため
  2. B飼い主の反応が問題行動を強化(学習)させている場合があるため
  3. C飼い主に責任を感じさせるため
  4. D動物を叱るため
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正解:B飼い主の反応が問題行動を強化(学習)させている場合があるため

不適切な反応(過剰な注目など)は、動物にとって「報酬」と認識され、問題行動を繰り返させる原因となる。

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463がん性悪液質において、代謝が「異化」に傾くとはどのような状態か。

  1. A体を構成する組織が分解され、エネルギーとして使われている状態
  2. B体が急激に成長している状態
  3. C脂肪が蓄積されている状態
  4. D免疫力が最大化されている状態
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正解:A体を構成する組織が分解され、エネルギーとして使われている状態

異化とは分解のことであり、体組織(筋肉など)が壊されているエネルギー浪費状態を指す。

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464高齢動物でよく見られる「嗅覚や味覚の低下」への対応として、看護師ができることはどれか。

  1. A食事量を減らす
  2. Bフードを温める、香りの強いものを選ぶなどの工夫
  3. C治療を諦める
  4. Dサプリを強制給与
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正解:Bフードを温める、香りの強いものを選ぶなどの工夫

食欲は五感と密接に関係しており、感覚を刺激することで食事摂取を促せる。

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465「栄養評価」を継続的に行う理由はどれか。

  1. Aカルテを埋めるため
  2. B動物の身体状態や代謝要求量は年齢・疾患とともに変化するため
  3. Cスタッフの暇つぶし
  4. D飼い主を安心させるため
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正解:B動物の身体状態や代謝要求量は年齢・疾患とともに変化するため

状態は常に変化するため、その時々の最適解を求めるためには継続的な評価が必要。

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466肥満の管理において、「目標体重」を設定する根拠として適切なものはどれか。

  1. A見た目の可愛さ
  2. B獣医師が体格や年齢から算出した適正な体脂肪率に基づく体重
  3. C飼い主の希望する体重
  4. D市場の流行
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正解:B獣医師が体格や年齢から算出した適正な体脂肪率に基づく体重

主観的な判断ではなく、医学的な指標(BCSやBFI)に基づく適正体重を目指すことが重要である。

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467関節炎の痛みがある動物の行動面での特徴はどれか。

  1. A活発に走り回る
  2. B痛みがあるため動きたがらなくなる(活動性の低下)
  3. C食欲が増す
  4. D睡眠時間が減る
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正解:B痛みがあるため動きたがらなくなる(活動性の低下)

痛みは活動を抑制する。この活動性の低下が肥満を招くという悪循環に注意が必要。

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468ネコの尿石症を食事で予防する際、最も意識すべきことはどれか。

  1. A食事の回数を極端に増やすこと
  2. B飲水量を増やし、尿の濃度を薄くすること
  3. Cフードの価格を高くすること
  4. D食事の内容を毎日変えること
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正解:B飲水量を増やし、尿の濃度を薄くすること

尿を薄くし、結石の成分を飽和させないことが尿石症予防の基本である。

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469「感染症予防」において、栄養学的な観点から特に強化すべき成分群はどれか。

  1. A単純な糖質
  2. Bタンパク質、ビタミン、ミネラルなど免疫機能をサポートする栄養素
  3. C油分
  4. D水分のみ
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正解:Bタンパク質、ビタミン、ミネラルなど免疫機能をサポートする栄養素

免疫細胞の合成には良質なタンパク質、反応にはビタミンやミネラルが不可欠。

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470外科手術後の「栄養管理」において、経口摂取が可能になったらどうすべきか。

  1. A無理のない範囲で積極的に経口摂取を開始する
  2. B点滴のみで数日間過ごさせる
  3. C絶食を続ける
  4. D水分だけ与える
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正解:A無理のない範囲で積極的に経口摂取を開始する

腸管を動かすことは免疫や代謝の回復に有効であり、可能な限り経口摂取を目指す。

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471がん細胞が原因で起こる「代謝異常」を、食事によって完全に止めることは可能か。

  1. A可能である
  2. B現在のところ困難であるが、栄養管理で負担を軽減し、QOLを維持することは可能である
  3. C食事を抜けば完全に止まる
  4. D特定のサプリメントだけで必ず止まる
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正解:B現在のところ困難であるが、栄養管理で負担を軽減し、QOLを維持することは可能である

がんそのものを栄養で治すことは難しいが、栄養管理で消耗を遅らせ、生活の質を支えることは可能。

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472「行動」と「食」の関連において、留守番中のイヌがイタズラをする原因として考えられるものはどれか。

  1. A愛情不足
  2. B退屈や不安によるストレス発散(代替行動)
  3. Cタンパク質不足
  4. D運動しすぎ
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正解:B退屈や不安によるストレス発散(代替行動)

本来の習性である探求行動や発散行動が、退屈な環境でイタズラという形で現れる。

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473高齢動物の食事で「高消化性」が好まれる理由はどれか。

  1. A若々しく見えるから
  2. B消化管の機能低下を補い、少ない負担で効率的に栄養を吸収するため
  3. C安上がりだから
  4. D病気が治るから
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正解:B消化管の機能低下を補い、少ない負担で効率的に栄養を吸収するため

加齢により消化機能や腸の働きが低下する場合があるため、消化に配慮した食事が役立ちます。

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474「共通感染症」の予防において、ペットのワクチン接種が重要な理由はどれか。

  1. Aペットが病気にならないためだけ
  2. Bペットの健康を守ることは、結果としてヒトへの感染源を減らすことに繋がるため
  3. C法律だから
  4. D誰かが決めたことだから
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正解:Bペットの健康を守ることは、結果としてヒトへの感染源を減らすことに繋がるため

ペットを感染から守ることは、家庭内でのズーノーシスリスクを低減する公衆衛生的な意味がある。

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475肥満を放置して「関節」に負荷がかかり続けるとどうなるか。

  1. A骨が丈夫になる
  2. B炎症が慢性化し、変形性関節症などの痛みが生じる
  3. C関節が柔らかくなる
  4. D体重が減りやすくなる
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正解:B炎症が慢性化し、変形性関節症などの痛みが生じる

物理的負荷は軟骨を磨り減らし、慢性的炎症を引き起こす。

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476栄養評価において、「病歴(既往歴)」を確認する理由はどれか。

  1. A病院の歴史を知るため
  2. B過去の疾患が現在の栄養要求量や代謝能力に影響を与えている可能性があるため
  3. Cスタッフの知識確認
  4. D動物の年齢を知るため
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正解:B過去の疾患が現在の栄養要求量や代謝能力に影響を与えている可能性があるため

現在の状態は過去の疾患や治療の影響を受けていることが多いため、把握が不可欠。

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