第1問民法の規定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A民法の規定と異なる特約を定めた場合、民法の規定が特約よりも優先される。
- B親族編や相続編の規定は、取引上の自由が優先されるため、任意規定として定められている。
- C民法の規定はすべて強行規定であり、当事者の合意によって適用しないことはできない。
- D民法において、私人間のルールは個人の自由に委ねられており、多くの規定は任意規定である。
管理業務の法的土台となる民法の総則分野を学びます。特別法と一般法の関係、契約の成立、諾成契約、債権と債務といった基本概念に加え、公序良俗・無効と取消し・心裡留保・虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫など、意思表示に関するルールが中心です。マンション管理では区分所有者・管理組合・管理業者の間で多くの契約や意思表示が交わされるため、その効力を判断する基礎知識が問われます。専門用語の定義と要件を条文に沿って正確に押さえるのが得点のコツです。
この分野の問題59問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:D.一般法である民法は、特別の事情を考慮して定められた特別法があれば、特別法が優先される。
一般法である民法に対し、特別の事情を考慮して制定された特別法が優先して適用される。
この問題の解説ページを開く →正解:B.売買契約が成立すると、売主と買主の双方に債権と債務が発生する。
売買契約成立により、売主は代金請求権(債権)と引渡義務(債務)、買主は引渡請求権(債権)と代金支払義務(債務)を負う。
この問題の解説ページを開く →正解:B.相手方が第三者による詐欺の事実を知り、又は知ることができたときに限り、意思表示を取り消すことができる。
相手方が知得可能であった場合に限り、意思表示を取り消すことができる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.表見代理は、無権代理であっても本人に効果が帰属する制度である。
表見代理は本人の関与と相手方の善意無過失により効果帰属を認める制度であり、相手方に過失があれば成立せず、権限踰越の場合も成立し得る。
この問題の解説ページを開く →正解:A.委任による代理人は、やむを得ない事由があるときなどでなければ復代理人を選任できない。
本人の許諾ややむを得ない事由がなければ選任できず、代理人の権限も消滅しない。
この問題の解説ページを開く →正解:A.消費貸借は、原則として要物・片務契約である。
消費貸借は原則として要物・片務契約であり、借りた物と同種・同等・同量の物を返還する。売買は有償・双務・諾成、請負は有償・双務・諾成、贈与は無償・片務・諾成である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.建物の賃貸借の場合、引渡しを受ければ、登記がなくても新賃貸人に対抗できる。
建物の賃貸借は引渡しにより対抗力が生じ、借地は借地上の登記ある建物の所有により対抗できる。賃貸人に賃借権登記への協力義務は当然には認められない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.売買契約において、不適合責任を追及する期限は、売主が不適合を知っていたか否かで変わる場合がある。
売主が悪意又は重過失の場合は、通知期間の制限が適用されないことがある。
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