コンプライアンス・オフィサー(銀行コース) ③ 預金・為替業務1

預金・為替業務のうち、口座開設や本人確認に関わるルールを中心に学ぶ分野です。犯罪収益移転防止法に基づく取引時確認(本人特定事項・取引目的・事業内容・実質的支配者の判定)、振り込め詐欺救済法による被害回復、預金保険制度と決済用預金・名寄せの考え方、休眠預金等活用法、導入預金の禁止などが頻出テーマです。特に実質的支配者の議決権25%超・50%超といった判定基準や、取引時確認の項目ごとの確認方法は混同しやすいため、要件を整理して覚えることが重要です。

この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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85犯罪収益移転防止法上の取引時確認において、顧客が自然人である場合の氏名、住居、生年月日の確認方法として正しいものはどれか。

  1. A申告を受ける方法のみで確認することができる
  2. B第三者からの聞き取りにより確認しなければならない
  3. C所定の本人確認書類等の提示を受ける方法等により確認しなければならない
  4. D電話での口頭確認のみで足りる
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正解:C所定の本人確認書類等の提示を受ける方法等により確認しなければならない

自然人の本人特定事項は、本人確認書類等の提示を受ける方法等による確認が必要です。

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86犯罪収益移転防止法上の取引時確認において、自然人・法人を問わず「申告を受ける方法のみ」により確認することができる事項はどれか。

  1. A顧客が自然人である場合の本人特定事項(氏名・住居・生年月日)
  2. B顧客が法人である場合の事業の内容
  3. C顧客が法人である場合の本人特定事項(名称・本店所在地)
  4. D取引を行う目的
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正解:D取引を行う目的

取引を行う目的は自然人・法人を問わず申告を受ける方法のみで確認できる。本人特定事項や法人の事業の内容は本人確認書類や登記事項証明書等による確認が必要となる。

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87犯罪収益移転防止法上の取引時確認において、顧客が法人である場合の「事業の内容」の確認方法として最も適切なものはどれか。

  1. A定款や登記事項証明書等の所定の書類により確認する
  2. B代表者の口頭による申告のみで確認する
  3. C法人のホームページの閲覧のみで確認する
  4. D取引先からの紹介状をもって確認する
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正解:A定款や登記事項証明書等の所定の書類により確認する

法人の事業の内容は、定款や登記事項証明書等の所定の書類により確認を行わなければなりません。

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88犯罪収益移転防止法における法人の実質的支配者の判定に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A議決権の総数の10%を超える議決権を有する自然人
  2. B議決権の総数の25%を超える議決権を有する自然人
  3. C議決権の総数の50%を超える議決権を有する自然人
  4. D代表取締役として登記されているすべての自然人
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正解:B議決権の総数の25%を超える議決権を有する自然人

原則として、議決権の総数の25%を超える議決権を直接または間接に有していると認められる自然人が実質的支配者とされます。

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89株式会社において、個人Mが議決権の30%、個人Nが議決権の55%を直接保有している場合、実質的支配者とされるのは誰か。

  1. A個人Mのみ
  2. B個人Mと個人Nの2人
  3. C個人Nのみ
  4. D該当者なし
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正解:C個人Nのみ

個人Mは25%超保有していますが、他の者(個人N)が50%超保有しているため、個人Nのみが実質的支配者となります。

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90議決権保有割合の定めによる実質的支配者がいない場合の扱いで、正しいものはどれか。

  1. A実質的支配者は存在しないものとして扱う
  2. B直近の事業年度で最も配当を受けた者が実質的支配者となる
  3. C金融庁長官が指定した者が実質的支配者となる
  4. D事業活動に支配的な影響力を有すると認められる自然人が実質的支配者となる
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正解:D事業活動に支配的な影響力を有すると認められる自然人が実質的支配者となる

議決権による該当者がいない場合は、出資・融資等を通じて法人の事業活動に支配的な影響力を有する自然人が実質的支配者とされます。

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91上場会社Xの100%子会社である株式会社Bの実質的支配者の判定において、株式会社Bはどのように扱われるか。

  1. A自然人とみなされる
  2. B上場会社Xの実質的支配者を調査しなければならない
  3. C国等とみなされ実質的支配者の確認は免除される
  4. D実質的支配者が存在しない法人とみなされる
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正解:A自然人とみなされる

上場会社やその子会社等は実質的支配者の判定において、自然人とみなされます。

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92疑わしい取引の届出を行うにあたり、対象となる預金口座の事前の支払停止措置はどのように定められているか。

  1. A必ず実施しなければならない要件である
  2. B要件とされていない
  3. C金融庁長官の許可がある場合のみ要件となる
  4. D届出の1週間前から実施することが要件である
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正解:B要件とされていない

疑わしい取引の届出を行うにあたって、当該口座の支払停止の措置をとることは要件とされていません。

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93疑わしい取引の届出の要件として、最も適切な記述はどれか。

  1. A具体的な特定の犯罪の存在が確認できなければならない
  2. B警察署長からの届出要請がなければならない
  3. C犯罪による収益である疑いがあるというだけで足りる
  4. D被害者からの被害届が提出されていなければならない
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正解:C犯罪による収益である疑いがあるというだけで足りる

疑わしい取引の届出は、具体的な特定の犯罪の存在確認までは不要で、犯罪による収益である疑いがあることで要件を満たします。

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94疑わしい取引の届出を行う事実について、顧客に対する通知はどのようにすべきか。

  1. A届出後速やかに書面で通知しなければならない
  2. B届出の直前に口頭で通知しなければならない
  3. C顧客から照会があった場合に限り通知してもよい
  4. D届出を行うことまたは行ったことを漏らしてはならない
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正解:D届出を行うことまたは行ったことを漏らしてはならない

疑わしい取引の届出を行おうとすること、または行ったことを顧客等に漏らしてはならないとされています(ティッピング・オフの禁止)。

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95個人情報保護法との関係において、疑わしい取引の届出における個人データの提供はどう扱われるか。

  1. A法令に基づく場合として本人の同意なしに提供できる
  2. Bあらかじめ本人の同意を得なければ提供できない
  3. C金融庁の特別許可を得た場合のみ提供できる
  4. D提供できるのは法人の情報に限られ個人の情報は提供できない
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正解:A法令に基づく場合として本人の同意なしに提供できる

疑わしい取引の届出は法令に基づく場合として、例外的に本人の同意を得ないで個人データを第三者に提供できます。

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96偽造カードによりATMから預金の払戻しが行われた場合、その払戻しが有効となるケースはどれか。

  1. A預金者に全く過失がない場合
  2. B預金者の故意により行われた場合
  3. C預金者に軽微な過失がある場合
  4. D金融機関に重過失がある場合
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正解:B預金者の故意により行われた場合

偽造カードによる払戻しは、預金者の故意により行われたものであるときは、その効力を有するとされています。

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97盗難カードによる払戻しにおいて、金融機関が善意・無過失であることを証明したが、預金者側に重大な過失ではない過失があった場合の補てん割合はいくらか。

  1. A補てん対象額の全額
  2. B補てん対象額の半分
  3. C補てん対象額の4分の3
  4. D補てん責任を負わない
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正解:C補てん対象額の4分の3

金融機関が善意・無過失を証明し、預金者に過失(重過失除く)がある場合、4分の3に相当する金額を補てんします。

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98盗難カードによる払戻しが「不正なものでないこと」を金融機関が証明した場合、金融機関の補てん責任はどうなるか。

  1. A全額補てんの責任を負う
  2. B半額のみ補てんの責任を負う
  3. C預金者と協議の上で責任の割合を決める
  4. D補てんの責任を負わない
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正解:D補てんの責任を負わない

その払戻しが不正なものでないことを金融機関が証明したときは、金融機関は補てんの責任を負いません。

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99盗難通帳による預金の不正払戻し被害の補てん請求要件として、預金者が行うべき対応はどれか。

  1. A警察署に被害届を提出する等、盗難の事実が推測されるものを金融機関に示す
  2. B金融庁に直接被害救済の申立てを行う
  3. C消費者センターへ苦情を申し立てる
  4. D被害発生の事実を全国紙で公告する
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正解:A警察署に被害届を提出する等、盗難の事実が推測されるものを金融機関に示す

警察署に被害届を提出していることなど、盗難に遭ったことが推測される事実を確認できるものを金融機関に示すことが要件です。

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100盗難通帳による被害の補てんにおいて、預金者の過失の有無等に関する立証責任は誰が負うか。

  1. A預金者本人
  2. B金融機関
  3. C警察等の捜査機関
  4. D預金保険機構
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正解:B金融機関

全銀協の申し合わせにより、過失の有無等の立証責任は金融機関に転換されており、顧客保護に重点が置かれています。

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101預金者が「届出印の印影が押印された払戻請求書」を通帳とともに保管していた場合、全国銀行協会の申し合わせではどのように扱われるか。

  1. A過失なしとされる
  2. B軽過失となり補てんの対象外となる
  3. C重大な過失となりうる場合に当たる
  4. D金融機関の重過失とみなされる
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正解:C重大な過失となりうる場合に当たる

印影が押印された請求書を通帳と共に保管することは「重大な過失となりうる場合」に該当し、補てんを受けられない可能性があります。

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102振り込め詐欺救済法において、犯罪利用預金口座等であると疑うに足りる相当な理由がある場合の金融機関の初動対応はどれか。

  1. A直ちに預金全額を預金保険機構に送金する
  2. B警察の指示があるまで通常通り取引を継続する
  3. C当該口座の預金者に対して出頭命令を出す
  4. D速やかに取引の停止等の措置を講ずる
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正解:D速やかに取引の停止等の措置を講ずる

犯罪利用口座であると疑う理由があるときは、速やかに取引の停止等(口座凍結)の措置を講じなければなりません。

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103金融機関が預金債権の消滅手続の開始に係る公告を求める先はどこか。

  1. A預金保険機構
  2. B金融庁長官
  3. C裁判所
  4. D警察庁長官
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正解:A預金保険機構

預金債権の消滅手続の開始に係る公告は、金融機関から預金保険機構に対して求めることとされています。

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104犯罪利用預金口座に係る預金債権が消滅した旨の公告は、誰が行うか。

  1. A被害回復分配金の支払いを申請した被害者
  2. B預金保険機構
  3. C口座を開設している金融機関の代表者
  4. D金融庁長官
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正解:B預金保険機構

預金債権が消滅した場合にその旨の公告を行うのは、金融機関ではなく預金保険機構です。

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105振り込め詐欺救済法において、犯罪利用口座に係る資金が他の金融機関の口座に移転された疑いがある場合、金融機関はどうすべきか。

  1. A直ちに他の金融機関の口座を強制凍結する
  2. B預金保険機構を通じて他の金融機関を告発する
  3. C当該他の金融機関に対し所定の事項を通知する
  4. D被害者へ直接、他の金融機関名を開示する
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正解:C当該他の金融機関に対し所定の事項を通知する

資金を移転する目的で利用されたと疑われる他の金融機関の口座がある場合、当該金融機関に対して所定の事項を通知する必要があります。

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106支払該当者の総被害額が、消滅する預金債権額を超える場合の被害回復分配金の支払方法はどれか。

  1. A申出順に債権額がなくなるまで全額支払う
  2. B均等割で全ての被害者に同額を支払う
  3. C被害額の少ない者から優先して全額支払う
  4. D各支払該当者に係る総被害額に対する割合により按分して支払う
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正解:D各支払該当者に係る総被害額に対する割合により按分して支払う

総被害額が消滅債権額を超える場合、預金債権額を原資として、被害額の割合に応じて按分した額が支払われます。

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107預金保険制度において、その全額が保護対象となる「決済用預金」の3要件に含まれないものはどれか。

  1. A個人名義限定
  2. B無利息
  3. C要求払い
  4. D決済サービスを提供できること
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正解:A個人名義限定

決済用預金の3要件は「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」であり、個人・法人の名義は問われません。

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108為替取引等に関し金融機関が負担する債務(決済債務)の預金保険における保護範囲はどれか。

  1. A元本1000万円まで保護される
  2. B全額が保護される
  3. C1円も保護されない
  4. D破綻日の前日までの利息のみ保護される
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正解:B全額が保護される

顧客の依頼に基づく資金決済に係る決済債務は、決済用預金と同様にその全額が預金保険の保護対象となります。

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109金融機関の破綻前に死亡した預金者の預金で、各相続人の相続分が確定している場合の名寄せはどうなるか。

  1. A被相続人の預金としてそのまま1名義で名寄せされる
  2. Bすべての預金が保護対象外となる
  3. C各相続人の預金等として相続分に応じて分割され、相続人自身の預金と合算して名寄せされる
  4. D配偶者の預金等と合算されて名寄せされる
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正解:C各相続人の預金等として相続分に応じて分割され、相続人自身の預金と合算して名寄せされる

相続分が確定している場合は、相続分に応じて分割のうえ、各相続人自身の他の預金等と合算して名寄せされます。

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110外国に本店がある金融機関の在日支店に預け入れられた円貨建ての普通預金は、預金保険の保護対象となるか。

  1. A全額が保護対象となる
  2. B元本1000万円まで保護対象となる
  3. C決済用預金であれば保護対象となる
  4. D対象とはならない
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正解:D対象とはならない

日本国内に本店を有しない外国銀行の在日支店に預入された預金は、預金保険制度の対象外です。

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111預金保険の発動原因となる「第一種保険事故」とは何か。

  1. A金融機関の預金等の払戻しの停止
  2. B金融機関の事業免許の取消し
  3. C金融機関の解散の決議
  4. D金融機関の破産手続開始の決定
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正解:A金融機関の預金等の払戻しの停止

第一種保険事故は「金融機関の預金等の払戻しの停止」を指し、その他の事業免許取消し等は第二種保険事故に分類されます。

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112金融機関が破綻し預金保険機構が保護を行う場合、預金者は救済金融機関が合併等を行うまでの間、預金の払戻しを受けられるか。

  1. A一切の払戻しを受けることはできない
  2. B付保預金額の範囲内であれば払戻しを受けることができる
  3. C全額の払戻しを受けることができる
  4. D預金保険機構から特別貸付として受け取ることができる
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正解:B付保預金額の範囲内であれば払戻しを受けることができる

預金者は合併等を待つことなく、付保預金額の範囲内において破綻金融機関から預金の払戻しを受けることができます。

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113金融機関破綻時、預金者が破綻金融機関に対して借入金債務を負っている場合、預金債権と借入金債務の相殺はどうなるか。

  1. A預金保険機構により例外なく相殺が禁止される
  2. B預金保険機構の承認を得た場合のみ相殺できる
  3. C特約による禁止等がない限り、預金債権により相殺できる
  4. D借入金が預金額を上回る場合に限り相殺できる
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正解:C特約による禁止等がない限り、預金債権により相殺できる

預金保険機構が相殺を禁止することはなく、特約等の制限がなければ預金債権により借入金債務を相殺できます。

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114導入預金が成立するための要件として、正しくないものはどれか。

  1. A預金者が預金について特別の利益を得る目的がある
  2. B銀行が預金を担保にとることなく第三者に貸付する
  3. C預金者が融資を受ける第三者と通じている
  4. D銀行が預金者の預金に対して質権を設定する
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正解:D銀行が預金者の預金に対して質権を設定する

導入預金は、銀行が預金を担保にとることなく預金者の指定する第三者に貸付することが要件です。質権設定すれば該当しません。

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115導入預金に該当する取引が行われた場合、当該預金契約の私法上の効力(民法上の効力)はどのように解されているか。

  1. A私法上は有効なものとされる
  2. B公序良俗違反により無効となる
  3. C金融庁の認可が下りるまで効力は停止する
  4. D損害賠償を行うことを条件に有効となる
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正解:A私法上は有効なものとされる

導入預金は取締法規違反となりますが、預金契約自体は民法上の公序良俗に反し無効とはならないとするのが通説・判例です。

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116導入預金に該当する取引を行った場合、刑事罰の対象となるのは誰か。

  1. A預金者と融資を受けた第三者のみ
  2. B行為者である担当職員と金融機関(両罰規定)
  3. C支店長のみ
  4. D金融機関の代表取締役のみ
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正解:B行為者である担当職員と金融機関(両罰規定)

預金等に係る不当契約の取締に関する法律に基づく両罰規定により、行為者だけでなく金融機関も刑事罰の対象となります。

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117休眠預金等活用法の対象となるのは、最後の異動から何年以上経過した預金等か。

  1. A5年以上
  2. B15年以上
  3. C10年以上
  4. D20年以上
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正解:C10年以上

2009年1月以降に最後の異動等があった預金で、10年以上取引がないものが休眠預金等活用法の対象となります。

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118休眠預金等移管金は、各金融機関からどこへ移管されるか。

  1. A国税庁
  2. B指定活用団体(JANPIA)
  3. C金融庁
  4. D預金保険機構
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正解:D預金保険機構

休眠預金等は、金融機関から国税庁ではなく「預金保険機構」に移管され、預金者の債権は消滅します。

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119休眠預金等の預金者が預金保険機構に支払を請求する「休眠預金等代替金」に含まれるものはどれか。

  1. A元本および利子に相当する金額
  2. B元本のみ
  3. C元本の半額と利子
  4. D元本と遅延損害金
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正解:A元本および利子に相当する金額

休眠預金等代替金の支払請求では、元本だけでなく利子に相当する金額も支払われます。

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120業績不振の企業に対し、融資の紹介の見返りとして定期預金(協力預金)の預入を強要する行為は、独占禁止法上の何に該当する可能性があるか。

  1. A不当な取引制限
  2. B優越的地位の濫用
  3. C不当表示
  4. D再販売価格の拘束
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正解:B優越的地位の濫用

融資の見返りに協力預金を強いることは、金融機関の「優越的地位の濫用」として不公正な取引方法に該当する可能性があります。

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121職員が顧客から預かった入金用現金を着服し損害を与えた場合、金融機関が負う可能性のある民事上の責任は何か。

  1. A債務不履行責任
  2. B不法行為責任
  3. C使用者責任
  4. D製造物責任
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正解:C使用者責任

被用者が事業の執行について第三者に加えた損害に対しては、金融機関も使用者責任(民法715条)に基づく賠償責任を問われます。

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122職員の現金の着服が発覚したが、直ちに親によって全額弁償され、実害が回復した場合、金融庁への届出はどうなるか。

  1. A少額かつ実害が回復していれば届出は免除される
  2. B警察の判断に基づき届出の要否を決定する
  3. C金融機関の自己資本比率に影響がなければ届出不要である
  4. D被害の回復や金額の多寡にかかわらず、届出を行わなければならない
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正解:D被害の回復や金額の多寡にかかわらず、届出を行わなければならない

銀行の業務遂行に伴う犯罪行為は、額のいかんや弁償の有無にかかわらず、金融庁長官等へ届出をしなければなりません。

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