GX検定ベーシック ② 脱炭素政策の枠組み

脱炭素を進めるための政策・制度の枠組みを学ぶ分野です。カーボンプライシング(炭素税・排出量取引)、再生可能エネルギー関連制度、各種規制や支援策など、脱炭素を後押しする仕組みが問われます。それぞれの制度が「どのように排出削減を促すのか」という狙いを理解することが重要です。経済的手法と規制的手法の違いなど、制度の分類と特徴を整理して覚えると、世界・日本の具体的な動向を学ぶ際の土台になります。

この分野の問題70問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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81SDGs(持続可能な開発目標)の達成期限として設定されている年はどれか。

  1. A2020年
  2. B2025年
  3. C2030年
  4. D2050年
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正解:C2030年

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択され、2030年を達成期限としています。

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82SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)の主な対象国に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A先進国を含むすべての国が対象であった
  2. B主に途上国の貧困などの課題解決を目指していた
  3. C欧州連合の加盟国のみを対象としていた
  4. D新興国を中心とする一部の国のみが対象だった
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正解:B主に途上国の貧困などの課題解決を目指していた

MDGsは主に途上国の貧困や飢餓などの課題解決を目指したものであり、すべての国が対象ではありませんでした。

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83日本政府が定めた「SDGs実施指針」の主要原則のうち、発展途上国だけでなく先進国も取り組むべき目標であることを意味するものはどれか。

  1. A普遍性
  2. B包摂性
  3. C参画型
  4. D統合性
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正解:A普遍性

「普遍性」は、発展途上国だけでなく先進国も取り組むべき目標であることを意味し、地球規模での協力が不可欠としています。

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84SDGs(持続可能な開発目標)において、「気候変動に具体的な対策を」と掲げられているのは第何番目のゴールか。

  1. Aゴール7
  2. Bゴール9
  3. Cゴール11
  4. Dゴール13
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正解:Dゴール13

SDGsが掲げる17のゴールのうち、「ゴール13」に気候変動への具体的な対策が規定されています。

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85SDGsにおける気候変動問題の位置づけに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A他の目標とは完全に独立して取り組むべき単独の課題である
  2. B先進国の経済成長のみに大きな影響を与える課題である
  3. C他の多くの目標達成を困難にする横断的な課題である
  4. D貧困や飢餓の問題が解決した後に着手すべき二次的な課題である
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正解:C他の多くの目標達成を困難にする横断的な課題である

異常気象などの影響は他のゴールの達成を困難にするため、気候変動はSDGsの諸課題を増幅させる横断的な課題と位置づけられています。

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86ESG投資の要素のうち、「S(社会)」に含まれる取り組みとして最も適切なものはどれか。

  1. A資源の有効活用と生物多様性の保全
  2. B取締役会の多様性と少数株主の保護
  3. C気候変動への対策と温室効果ガスの削減
  4. D従業員の多様性とサプライチェーンの人権配慮
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正解:D従業員の多様性とサプライチェーンの人権配慮

S(社会)は、従業員の多様性や労働環境の健全性、サプライチェーンにおける人権問題への対応などを指します。

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87日本国内においてESG投資への注目度が飛躍的に高まる契機となった、2015年の出来事はどれか。

  1. A国連が責任投資原則(PRI)を初めて提唱した
  2. B米国を中心に反ESGと呼ばれる動きが台頭した
  3. C日本政府がSDGs実施指針の主要原則を定めた
  4. D年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がPRIに署名した
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正解:D年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がPRIに署名した

2015年に日本のGPIFがPRI(責任投資原則)に署名したことで、国内におけるESG投資への注目度が飛躍的に高まりました。

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88近年米国を中心に台頭している「反ESG」の動きの背景となる主張として、最も適切なものはどれか。

  1. AESGへの取り組みが企業の利益を損なうという批判
  2. BESGの評価基準が国際的に統一されすぎているという批判
  3. CESG投資が化石燃料産業を不当に優遇しているという批判
  4. DESG投資が気候変動対策に対して消極的であるという批判
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正解:AESGへの取り組みが企業の利益を損なうという批判

反ESGの動きは、ESGへの取り組みが企業の利益を損なう、あるいは特定の政治的な思想に基づいているといった批判に根ざしています。

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89投資家が、環境や社会問題に対して悪影響を与えていると判断される企業から資金を引き揚げる行為を何と呼ぶか。

  1. Aエンゲージメント
  2. Bトランジション
  3. Cダイベストメント
  4. Dインセンティブ
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正解:Cダイベストメント

ダイベストメントとは、企業や機関投資家がすでに資金を投じている投資対象から金融資産を引き揚げる行為を指します。

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90ESG投資において、投資家が企業との対話を通じて持続可能性などの改善を促すアプローチを何と呼ぶか。

  1. Aエンゲージメント
  2. Bダイベストメント
  3. Cインテグレーション
  4. Dスクリーニング
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正解:Aエンゲージメント

エンゲージメントとは、投資家が企業との対話を通じて、長期的な視点から企業の改善を促すアプローチのことです。

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91企業の気候変動に関連する情報開示において、「記述情報」に該当するものとして最も適切なものはどれか。

  1. A過去数年間の温室効果ガス排出量の具体的な数値データ
  2. B経営戦略やガバナンス体制など企業の対応姿勢を示す定性的な情報
  3. C有価証券報告書に記載される主要な経営指標の推移データ
  4. D決算短信において公表される次期の売上高および利益の業績予測
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正解:B経営戦略やガバナンス体制など企業の対応姿勢を示す定性的な情報

記述情報とは、GHG排出量などの定量情報に加え、経営戦略、ガバナンス体制、将来の目標設定などを示す定性的な情報を指します。

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92TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)が推奨する情報開示の4項目に含まれないものはどれか。

  1. Aガバナンス
  2. B指標と目標
  3. Cコンプライアンス
  4. Dリスク管理
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正解:Cコンプライアンス

TCFDは「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の4項目での情報開示を推奨しており、コンプライアンスは含まれていません。

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93TCFDの流れを引き継ぎ、サステナビリティ情報開示の国際的な統一基準を策定している組織の略称はどれか。

  1. APRI
  2. BSBT
  3. CTNFD
  4. DISSB
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正解:DISSB

ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)はTCFDの内容を組み込み、サステナビリティ情報開示の国際的な統一基準を策定しています。

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94企業がパリ協定の目標と整合する、科学的な根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを推進するイニシアティブはどれか。

  1. ASBT
  2. BCDP
  3. CRE100
  4. DTNFD
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正解:ASBT

SBT(Science Based Targets)は、企業がパリ協定の目標と整合する科学的な根拠に基づいた排出削減目標を設定することを推進しています。

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95資金使途が再生可能エネルギー導入や省エネビル建設など、環境改善効果のあるプロジェクトに限定される債券はどれか。

  1. Aグリーンボンド
  2. Bソーシャルボンド
  3. Cトランジションボンド
  4. Dサステナビリティ・リンク・ボンド
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正解:Aグリーンボンド

グリーンボンドは、資金使途が環境改善効果のあるプロジェクトに限定される債券です。

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96サステナビリティ・リンク・ローン/ボンドの特徴として最も適切な記述はどれか。

  1. A資金使途が低所得者向け住宅などの社会的な課題解決に資するプロジェクトに限定されている。
  2. B現時点で温室効果ガス排出量が多い産業が低炭素化に向けた移行戦略を実行するために用いられる。
  3. C資金の出し手である金融機関のみにメリットがあり借り手には資金調達コスト削減の効果がない。
  4. D企業の特定のサステナビリティ目標の達成度合いに応じて金利などの融資条件が変動する仕組みを持つ。
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正解:D企業の特定のサステナビリティ目標の達成度合いに応じて金利などの融資条件が変動する仕組みを持つ。

企業のサステナビリティに関する特定の目標の達成度合いに応じて、金利等の融資条件が変動する仕組みを持つ融資や債券です。

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97企業(借り手)がサステナブルファイナンスを活用することで期待されるメリットとして、最も適切なものはどれか。

  1. Aサプライチェーンの分断を完全に回避できること
  2. B資金調達コストの削減の可能性があること
  3. C短期的な利益の最大化が図られること
  4. D従業員の多様性向上に直接的に直結すること
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正解:B資金調達コストの削減の可能性があること

企業側のメリットとして、資金調達コストの削減の可能性や、ブランドイメージの向上などが挙げられます。

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98気候変動が企業財務に与える影響について開示を推奨する「TCFD」を設立した機関はどれか。

  1. A金融安定理事会(FSB)
  2. B国際会計基準審議会(IASB)
  3. C国連環境計画(UNEP)
  4. D世界自然保護基金(WWF)
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正解:A金融安定理事会(FSB)

TCFDは、2015年にG20の要請により、金融安定理事会(FSB)が設立しました。

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99TCFDが推奨する情報開示の柱の1つである「戦略」において、企業が開示すべき内容として最も適切なものはどれか。

  1. A組織全体のリスク管理プロセスに気候関連リスクがどのように統合されているかの具体的な手法
  2. B経営陣が気候関連の課題を評価・管理する上でどのような役割を担っているかなどの統治体制
  3. C組織が気候関連リスクを評価する際に用いる温室効果ガス排出量などの具体的な指標と目標
  4. D気候関連のリスクと機会が、組織の事業や財務計画に与える実際の影響および潜在的な影響
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正解:D気候関連のリスクと機会が、組織の事業や財務計画に与える実際の影響および潜在的な影響

「戦略」では、気候関連のリスクと機会が組織の事業、戦略、財務計画に与える実際の影響および潜在的な影響について開示します。

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100TCFDの提言を統合し、サステナビリティ情報開示の国際的な統一基準を現在策定している機関の略称はどれか。

  1. ACDP
  2. BSSBJ
  3. CISSB
  4. DSBTi
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正解:CISSB

TCFDの役割はISSB基準に組み込まれ、現在はISSBを中心に国際的な統一基準へと発展しています。

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101ISSBとSSBJの役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. AISSBは日本の国内基準を策定し、SSBJは国際的な統一基準を策定する機関である。
  2. BISSBは国際基準を提供し、SSBJは日本の状況に合わせた開示基準を策定する国内機関である。
  3. CISSBは資金調達のルールを定め、SSBJは気候変動リスクの評価手法を確立する機関である。
  4. DISSBは任意の情報開示を推奨し、SSBJはすべての日本企業に開示を義務付ける機関である。
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正解:BISSBは国際基準を提供し、SSBJは日本の状況に合わせた開示基準を策定する国内機関である。

ISSBは国際的な統一基準の提供を目的とし、SSBJはそれと連携しつつ日本の状況に合わせた国内基準を策定する専門機関です。

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102TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の歴史的経緯に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A2015年に設立され、2023年に解散してその役割はISSB基準に組み込まれた。
  2. B2000年に英国で設立され、現在も独自の質問書を用いた情報収集活動を継続している。
  3. C2021年にISSBによって設立され、現在はIFRS財団の傘下で独立して活動している。
  4. D2018年にG20の要請により解散し、その機能は各国の金融庁に直接引き継がれた。
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正解:A2015年に設立され、2023年に解散してその役割はISSB基準に組み込まれた。

TCFDは2015年に設立され、提言公表などを経て2023年に解散し、その役割はISSBに統合されました。

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103企業や都市に対し環境情報の開示を求め、独自の質問書を用いてデータを収集・分析している国際的な非営利団体はどれか。

  1. ASBTi
  2. BISSB
  3. CCDP
  4. DPRI
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正解:CCDP

CDPは2000年に英国で設立された国際的な非営利団体で、環境情報の開示を求めデータの収集・分析を行っています。

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104CDPの評価システムに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A回答企業には環境パフォーマンスに応じて100点満点のスコアが付与され順位付けが行われる。
  2. B回答企業には情報開示のレベルに応じてAからDのスコアが付与されAリスト企業は高く評価される。
  3. C質問書に回答したすべての企業に対し一律でESG投資資金が配分される仕組みがある。
  4. Dスコアリングは各国政府の金融当局によって行われ法的拘束力を持つ評価として公表される。
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正解:B回答企業には情報開示のレベルに応じてAからDのスコアが付与されAリスト企業は高く評価される。

CDPの評価システムでは、回答企業に対して情報開示のレベルや環境パフォーマンスに応じてAからDの「CDPスコア」が付与されます。

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105企業がパリ協定の目標と整合した温室効果ガス排出削減目標を設定するための国際的なイニシアティブの略称はどれか。

  1. ASBT
  2. BTCFD
  3. CCDP
  4. DISSB
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正解:ASBT

SBT(Science Based Targets)は、気候科学が示す脱炭素への道筋と整合したGHG排出削減目標を設定するためのイニシアティブです。

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106SBTイニシアティブ(SBTi)を共同で運営している4つの機関に含まれないものはどれか。

  1. ACDP
  2. B世界資源研究所(WRI)
  3. C国連環境計画(UNEP)
  4. D世界自然保護基金(WWF)
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正解:C国連環境計画(UNEP)

SBTiはCDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4機関で運営されており、UNEPは含まれません。

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107ISSBが策定した基準のうち、TCFD提言を統合した「気候関連開示基準」を指す名称はどれか。

  1. AIFRS S1
  2. BIFRS S2
  3. CIFRS S3
  4. DIFRS S4
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正解:BIFRS S2

TCFDの提言は、ISSBが策定した「IFRS S2」(気候関連開示)に統合されました。

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108鉄鋼や化学など現時点で温室効果ガス排出量が多い産業が、低炭素化に向けた戦略を実行するための資金調達を支援する手法はどれか。

  1. Aグリーンローン/ボンド
  2. Bソーシャルローン/ボンド
  3. Cサステナビリティ・リンク・ローン/ボンド
  4. Dトランジションローン/ボンド
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正解:Dトランジションローン/ボンド

トランジションローン/ボンドは、現時点でGHG排出量が多い産業が低炭素化に向けた移行戦略を実行するための資金調達を支援するものです。

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109SBT(Science Based Targets)認定を取得する企業側のメリットとして、最も適切なものはどれか。

  1. A従業員の多様性向上と労働環境の抜本的な改善
  2. B短期的な利益の最大化と株主への直接的な還元
  3. C企業価値の向上と投資家や消費者からの評価向上
  4. D自社拠点の全面的な再配置とサプライチェーン縮小
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正解:C企業価値の向上と投資家や消費者からの評価向上

SBT認定は企業の気候変動対策への真剣な取り組みを示すものであり、ブランド価値や投資家からの評価向上につながります。

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110SBTにおける温室効果ガス排出削減目標の設定条件に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A基準年から5〜10年先を目標年限とし、Scope1、2、3すべてを対象とする。
  2. B基準年から1〜3年先を目標年限とし、Scope1と2のみを対象として設定する。
  3. C基準年から20〜30年先を目標年限とし、Scope3のみを対象として設定する。
  4. D基準年から50年先を目標年限とし、Scope1のみを対象として設定・検証する。
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正解:A基準年から5〜10年先を目標年限とし、Scope1、2、3すべてを対象とする。

SBTiでは、Scope1、2、3すべてを対象とし、基準年から5〜10年先を目標年限とした排出削減目標の設定を推奨しています。

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111企業の事業活動で用いる電力をすべて再生可能エネルギー由来の電力で賄うことを推進する国際的なイニシアティブはどれか。

  1. ASBT
  2. BRE100
  3. CCDP
  4. DTNFD
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正解:BRE100

RE100は、企業が自社の事業活動で使用する電力のすべてを再生可能エネルギー由来とすることを目標に掲げるイニシアティブです。

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112RE100に参加する企業が、事業活動で使用する電力のすべてを再生可能エネルギー由来とすることを達成すべき目標年限として定められているのは遅くともいつか。

  1. A2030年
  2. B2040年
  3. C2060年
  4. D2050年
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正解:D2050年

RE100の参加企業は、遅くとも2050年までに事業活動で使用する電力のすべてを再生可能エネルギー由来とすることを目標に掲げます。

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113RE100が参加対象として想定している企業の要件に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. A年間の電力消費量が10ギガワット時未満の地域密着型企業であること
  2. B年間の電力消費量が大きく、グローバルまたは国内で認知度が高いこと
  3. C創業から5年以内で、再生可能エネルギー事業を主業とする企業であること
  4. D従業員数が10名未満で、特定の地域のみで事業を展開している小規模企業
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正解:B年間の電力消費量が大きく、グローバルまたは国内で認知度が高いこと

RE100は、グローバルまたは国内で認知度が高く、年間100ギガワット時以上の大きな電力消費量を持つ企業などを主な対象としています。

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114企業や金融機関が自然資本および生物多様性関連のリスクと機会を評価・開示するための国際的な枠組みはどれか。

  1. ATCFD
  2. BTNFD
  3. CISSB
  4. DSSBJ
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正解:BTNFD

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は、自然資本や生物多様性関連のリスクと機会を評価・開示するための枠組みです。

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115TNFDの開示提言を構成する4つの項目のうち、TCFDの提言項目にはなく、TNFDで独自に「管理」の対象として追加された要素はどれか。

  1. Aインパクト
  2. Bガバナンス
  3. C戦略
  4. D指標
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正解:Aインパクト

TNFDの開示提言はTCFDと同様の4項目で構成されますが、「リスク管理」に「インパクト管理」が追加されている点が特徴です。

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116TNFDが提言に沿った情報開示のための推奨プロセスとして提唱している「LEAPアプローチ」の4つのフェーズに含まれないものはどれか。

  1. ALocate(発見する)
  2. BEvaluate(診断する)
  3. CAssess(評価する)
  4. DPromote(促進する)
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正解:DPromote(促進する)

LEAPアプローチは、Locate(発見する)、Evaluate(診断する)、Assess(評価する)、Prepare(準備する)の4つのフェーズから成ります。

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117TNFDによる情報開示の推進が、資金誘導を通じて移行を加速させると期待されている社会のあり方を示す用語はどれか。

  1. Aサーキュラー・エコノミー
  2. Bゼロ・エミッション
  3. Cネイチャー・ポジティブ
  4. Dプラネット・バウンダリー
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正解:Cネイチャー・ポジティブ

TNFDは企業の透明性を高め、投資家の資金誘導を支援することで、ネイチャー・ポジティブな社会への移行を加速させます。

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118二酸化炭素の排出に価格をつけることで排出者に削減の動機を与え、温室効果ガスの削減を促す政策手法を何と呼ぶか。

  1. Aカーボン・バジェット
  2. Bカーボン・オフセット
  3. Cカーボンプライシング
  4. Dカーボン・ニュートラル
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正解:Cカーボンプライシング

カーボンプライシングとは、CO2の排出に価格をつけることで削減のインセンティブを与え、温室効果ガスの削減を促す政策手法です。

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119次のうち、「明示的カーボンプライシング」の代表的な手法に分類されるものはどれか。

  1. AFIT/FIP制度
  2. B二国間クレジット制度(JCM)
  3. C化石燃料へのエネルギー諸税
  4. D排出量取引制度(ETS)
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正解:D排出量取引制度(ETS)

排出量取引制度(ETS)や炭素税は、CO2排出に対してはっきりと価格を設定するため、明示的カーボンプライシングに分類されます。

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120炭素税を導入することのメリットに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A燃料や電気を利用する幅広い主体に対して排出削減の行動変容を促すことができる。
  2. B排出量に応じた費用負担となるため、排出量が多い主体ほど多くの税を負担する。
  3. C政府にとって新たな財源となり、環境対策や他の税の減税財源として活用できる。
  4. D排出量の上限をあらかじめ設定するため、社会全体の総排出量を目標値内に収めやすい。
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正解:D排出量の上限をあらかじめ設定するため、社会全体の総排出量を目標値内に収めやすい。

排出量の上限をあらかじめ設定して総排出量を管理する仕組みは、炭素税ではなく排出量取引制度(ETS)の特徴です。

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121暗黙的カーボンプライシングの特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A排出量の上限を決めて排出枠を売買することで市場メカニズムを通じて価格を決定する。
  2. B炭素含有量に比例した課税を行うことで企業に対して直接的な税負担の支払いを求める。
  3. C価格は見えにくいものの、再生可能エネルギー導入支援などを通じて間接的に削減を促す。
  4. D排出1トン当たりの価格が明示されており、排出企業が直接その金額を納税する制度である。
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正解:C価格は見えにくいものの、再生可能エネルギー導入支援などを通じて間接的に削減を促す。

暗黙的カーボンプライシングは、価格は見えにくいものの、FIT/FIP制度などを通じて間接的にCO2削減を促す手法です。

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122燃料や電気の利用に対して、その量に比例した課税を行うことで炭素に価格をつける仕組みはどれか。

  1. A炭素税
  2. B環境価値税
  3. C再生可能エネルギー賦課金
  4. Dガソリン税
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正解:A炭素税

炭素税は、燃料や電気の利用(CO2の排出)に対して、その量に比例した課税を行うことで、炭素に価格をつける仕組みです。

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123企業にとって炭素税がもたらすメリットとして最も適切なものはどれか。

  1. A企業が炭素税の負担を製品やサービスの販売価格に自由に上乗せしやすくなること
  2. B政府が排出削減量が具体的にどれくらい達成されるかの可能性が高いな見通しを立てやすくなること
  3. C将来の炭素価格の負担に対する見通しを立てやすく、排出削減に向けた長期的な投資計画を策定しやすくなること
  4. D排出規制が厳しい国から緩やかな国へ生産拠点を移転しやすくなること
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正解:C将来の炭素価格の負担に対する見通しを立てやすく、排出削減に向けた長期的な投資計画を策定しやすくなること

炭素税により将来の炭素価格の負担に対する見通しが立てやすくなり、排出削減に向けた長期的な投資計画(省エネ設備導入や再生可能エネルギーへの転換など)が策定しやすくなります。

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124炭素税の導入により、排出規制が厳しい国から緩やかな国へ、排出量が多い産業が生産拠点を移転してしまうリスクを何というか。

  1. A炭素リーケージ
  2. Bカーボン・オフセット
  3. Cキャップ・アンド・トレード
  4. Dシャドープライス
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正解:A炭素リーケージ

排出規制が厳しい国から緩やかな国へ、排出量が多い産業が生産拠点を移転することを炭素リーケージのリスクといいます。

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125排出量取引制度(ETS)の特徴を表す別称として、最も適切なものはどれか。

  1. Aフィードインプレミアム(FIP)方式
  2. Bキャップ・アンド・トレード方式
  3. Cベースライン・アンド・クレジット方式
  4. Dインターナル・カーボンプライシング方式
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正解:Bキャップ・アンド・トレード方式

排出量取引制度(ETS)は、排出量に上限(キャップ)を設け、その範囲内で排出枠を取引(トレード)するため、キャップ・アンド・トレード方式とも呼ばれます。

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126排出量取引制度における排出枠の割り当て方法として、存在するものの組み合わせはどれか。

  1. A無償で割り当てる方法と、オークションなど有償で割り当てる方法
  2. B従業員数に応じて割り当てる方法と、売上高に応じて割り当てる方法
  3. C過去の排出実績に関係なく一律に割り当てる方法と、くじ引きで割り当てる方法
  4. D政府の裁量で自由に割り当てる方法と、第三者機関が独自に決定する方法
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正解:A無償で割り当てる方法と、オークションなど有償で割り当てる方法

排出枠の割り当て方法には、無償で割り当てる方法と、オークションなど有償で割り当てる方法があります。

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127排出量取引制度において、企業に割り当てられた排出量の上限を下回った場合、その企業が取ることのできる行動として適切なものはどれか。

  1. A余った排出枠を翌年に繰り越すことはできるが、市場で売却することはできない
  2. B余った排出枠を市場で売却することができる
  3. C超過した企業に対して罰則として資金を請求することができる
  4. D余った排出枠を政府に無償で返還しなければならない
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正解:B余った排出枠を市場で売却することができる

排出量取引制度では、排出量が上限を下回った企業は、余った排出枠を市場で売却することができます。

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128日本において、2023年度から排出量取引制度が試行的に導入された枠組みの名称はどれか。

  1. ARE100
  2. BSBT
  3. CGXリーグ
  4. DJ-クレジット制度
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正解:CGXリーグ

日本では、経済産業省が主導する「GXリーグ」において、2023年度から排出量取引制度が試行的に導入されました。

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129政府・社会全体にとっての排出量取引制度のデメリットとして、最も適切なものはどれか。

  1. A将来の炭素価格の負担に対する見通しが立てやすくなること
  2. B制度の設計や運用に高い行政コストがかかること
  3. C市場の原理が働くことで、社会全体として効率的な排出削減が達成されること
  4. D全体の排出量の上限が設定されるため、可能性が高いな排出量削減が見込めないこと
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正解:B制度の設計や運用に高い行政コストがかかること

排出量取引制度の政府にとってのデメリットとして、制度の設計、排出量のモニタリング、検証、報告、市場の監視など、制度の導入と運用を行う高い行政コストがかかることが挙げられます。

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130再生可能エネルギーや原子力など、化石燃料を使用しない電源で発電された電気が持つ「環境価値」を、電気そのものの価値から切り離して証書化したものを何というか。

  1. AJ-クレジット
  2. B非化石証書
  3. Cグリーン証書
  4. Dカーボン・オフセット証書
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正解:B非化石証書

非化石燃料を使用しない電源で発電された電気が持つ「環境価値」を、電気そのものの価値から切り離して証書化したものを「非化石証書」といいます。

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131日本において非化石証書を売買する「非化石価値取引市場」が創設された年はいつか。

  1. A2012年
  2. B2015年
  3. C2018年
  4. D2023年
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正解:C2018年

日本では、非化石証書を売買する「非化石価値取引市場」が、2018年に日本卸電力取引所(JEPX)に創設されました。

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132非化石証書の種類のうち、太陽光、風力、小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギー由来の証書で、固定価格買取制度の適用を受けるものを何というか。

  1. AFIT非化石証書
  2. B非FIT非化石証書(再エネ指定)
  3. C非FIT非化石証書(再エネ指定なし)
  4. DJ-クレジット(再エネ由来)
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正解:AFIT非化石証書

FIT(固定価格買取制度)の適用を受ける太陽光、風力、小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギー由来の証書は「FIT非化石証書」と呼ばれます。

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133省エネルギー設備の導入や適切な森林管理などによるGHGの排出削減量や吸収量を、国が認証する制度はどれか。

  1. A非化石価値取引
  2. BJ-クレジット制度
  3. CFIT制度
  4. DFIP制度
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正解:BJ-クレジット制度

省エネルギー設備の導入や適切な森林管理などによるGHGの排出削減量や吸収量を、国が認証する制度は「J-クレジット制度」です。

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134J-クレジットを購入した企業が、自社の排出量を他の場所での削減・吸収で相殺するために活用することを何と呼ぶか。

  1. Aカーボンリーケージ
  2. Bカーボン・オフセット
  3. Cキャップ・アンド・トレード
  4. Dダイベストメント
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正解:Bカーボン・オフセット

J-クレジットを購入した企業は、そのクレジットを自社の排出量を他の場所での削減・吸収で相殺する「カーボン・オフセット」に活用できます。

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135J-クレジット制度の対象となる削減・吸収活動の種類として、含まれないものはどれか。

  1. A再生可能エネルギー(電力・熱)由来の削減量
  2. B省エネルギー由来の削減量
  3. C森林吸収由来の吸収量
  4. D化石燃料の新規採掘による削減量
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正解:D化石燃料の新規採掘による削減量

J-クレジットの対象となる活動には、再生可能エネルギー由来の削減量、省エネルギー由来の削減量、森林吸収由来の吸収量、工業プロセス等由来の削減量があり、化石燃料の新規採掘は含まれません。

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136再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社が固定された一定価格で買い取ることを国が約束する制度の略称はどれか。

  1. AFIP
  2. BFIT
  3. CETS
  4. DJCM
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正解:BFIT

再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社が固定された一定価格で買い取ることを国が約束する制度はFIT(固定価格買取制度)です。

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137日本において、固定価格買取制度(FIT)に加えて、FIP(フィードインプレミアム)制度が開始された年月はいつか。

  1. A2012年7月
  2. B2018年4月
  3. C2022年4月
  4. D2025年10月
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正解:C2022年4月

日本では再生可能エネルギーの主力電源化に向け、2022年4月にFIP制度がスタートしました。

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138FIT制度と比較したFIP(フィードインプレミアム)制度の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A収入が常に一定であり需要ピーク時に供給を増やすインセンティブがない。
  2. B売電価格に対し電力市場価格に一定の補助額(プレミアム)を上乗せする。
  3. C市場価格とは無関係に国が定めた固定価格で全量が買い取られる制度である。
  4. D発電事業者は市場の価格変動リスクを完全に回避して事業を行うことができる。
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正解:B売電価格に対し電力市場価格に一定の補助額(プレミアム)を上乗せする。

FIP制度は、市場価格に一定のプレミアム(補助額)を上乗せして交付することで、市場への統合を促す仕組みです。

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139FITやFIP制度で電力会社が再生可能エネルギー電力を買い取る際の費用を補填するため、電気の利用者が電気料金の一部として負担するものを何というか。

  1. A再生可能エネルギー賦課金
  2. B非化石証書購入交付金
  3. Cカーボン・オフセット税
  4. Dエネルギー高度化負担金
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正解:A再生可能エネルギー賦課金

電力会社が再生可能エネルギーを買い取る費用は、国民が広く負担する「再生可能エネルギー賦課金」によって賄われています。

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140気候変動対策に積極的に取り組む国が、対策が不十分な国からの輸入品に対して国境で炭素コスト分の課金を行う政策手法の略称はどれか。

  1. ACBAM
  2. BTNFD
  3. CICP
  4. DETS
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正解:ACBAM

CBAM(炭素国境調整メカニズム)は、対策が不十分な国からの輸入品に対して国境で炭素課金を行う制度です。

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141CBAMが導入される主な背景である「炭素リーケージ」が引き起こす結果として、最も適切なものはどれか。

  1. A世界全体の温室効果ガス排出量が大幅に減少し、地球温暖化対策が急速に進展する。
  2. B厳しい排出規制を導入した国の産業が保護され、国内の雇用と国際競争力が飛躍的に高まる。
  3. C企業の生産拠点が規制の緩い国へ移転するだけで、世界全体の総排出量には変化が生じない。
  4. D途上国の技術革新が促進され、再生可能エネルギー関連の先進的な市場が自然に形成される。
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正解:C企業の生産拠点が規制の緩い国へ移転するだけで、世界全体の総排出量には変化が生じない。

炭素リーケージは、排出の場所が変わるだけで世界全体の排出量に変化がなく、厳しい規制を採る国の産業が衰退する現象を指します。

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142炭素国境調整メカニズム(CBAM)を導入する目的として、最も不適切なものはどれか。

  1. A厳しい排出規制を逃れるために企業が生産拠点を移転するインセンティブを排除する。
  2. B国内企業と、炭素コストを負担していない国からの輸入品との間の競争の公平性を担保する。
  3. C輸出先の国に対して、自国の炭素価格メカニズムを強化し排出削減を進める動機を与える。
  4. D国境を越える労働者の移動を制限し、国内における環境関連分野の雇用を独占的に保護する。
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正解:D国境を越える労働者の移動を制限し、国内における環境関連分野の雇用を独占的に保護する。

CBAMの主な目的は炭素リーケージの抑制、公平性の確保、国際的な排出削減の促進であり、労働者の移動制限は目的ではありません。

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143EUが本格適用を予定しているCBAM(炭素国境調整メカニズム)の対象となる、特定の炭素集約型セクターに含まれないものはどれか。

  1. A水素
  2. B鉄鋼
  3. C肥料
  4. D医薬品
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正解:D医薬品

EUのCBAMは、セメント、鉄鋼、アルミニウム、肥料、電力、水素といった炭素集約型セクターからの輸入品を対象としています。

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144炭素国境調整メカニズム(CBAM)の国際的な導入に向けた課題に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. AWTO(世界貿易機関)の差別禁止原則などのルールと整合するかどうかについて国際的な議論の対象となっている。
  2. B輸入品の製造過程におけるGHG排出量の測定と検証が非常に容易であり、直ちに全産業への適用が可能となっている。
  3. C炭素排出量が多い途上国の産業にとって有利な条件となるため、先進国からの強力な資金支援が不要とされている。
  4. D導入によってグローバルなサプライチェーンの分断が完全に解消され、自由貿易が例外なく促進される効果がある。
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正解:AWTO(世界貿易機関)の差別禁止原則などのルールと整合するかどうかについて国際的な議論の対象となっている。

CBAMは、輸入品の排出量の正確な測定の難しさや、WTOルールとの整合性、途上国への影響などが課題として議論されています。

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145企業が自社の脱炭素投資や排出削減対策を促進することを目的に、社内で独自に設定する炭素価格のことを何と呼ぶか。

  1. Aエクスターナル・カーボンプライシング
  2. Bインターナル・カーボンプライシング
  3. Cグローバル・カーボンプライシング
  4. Dナショナル・カーボンプライシング
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正解:Bインターナル・カーボンプライシング

インターナル・カーボンプライシング(ICP)とは、企業が社内で独自に設定し、意思決定や投資評価に脱炭素の視点を組み込む仕組みです。

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146インターナル・カーボンプライシング(ICP)の手法のうち、実際にコストを発生させることなく、投資評価時にCO2排出量に応じた仮想的な価格を加算して優先順位を調整する方法はどれか。

  1. Aシャドープライス
  2. Bインターナル・フィー
  3. Cカーボン・クレジット
  4. Dボーナス・ペナルティ
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正解:Aシャドープライス

シャドープライス(影の価格)は、実際の資金移動を伴わず、投資の経済性評価の際に仮想的な炭素コストを加算して判断する手法です。

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147インターナル・カーボンプライシング(ICP)の手法のうち、実際に各部門や工場の排出量に応じて社内で費用を徴収し、その資金を社内の環境対策に再投資する仕組みはどれか。

  1. A外部排出量取引制度
  2. Bインターナル・フィー
  3. Cシャドープライス
  4. D国境炭素調整措置
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正解:Bインターナル・フィー

インターナル・フィー(内部課金)は、社内で実際に炭素価格に基づく費用を徴収し、排出削減プロジェクトの財源などに活用する手法です。

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148企業がインターナル・カーボンプライシング(ICP)を導入する主な目的として、最も不適切なものはどれか。

  1. Aプロジェクトの経済性を炭素コストを加味して評価し、再生可能エネルギー導入などの低炭素投資を社内で推進するため。
  2. B将来的に導入や強化される可能性がある外部的カーボンプライシングに対する、リスク評価や財務影響把握の予行演習とするため。
  3. CTCFDなどのフレームワークに沿った気候関連財務情報の開示において、企業の気候変動対策に対する姿勢を対外的に示すため。
  4. D国や自治体が課す環境関連の税金を合法的に免除されるための手続きとして、社内での炭素価格設定が法的義務となっているため。
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正解:D国や自治体が課す環境関連の税金を合法的に免除されるための手続きとして、社内での炭素価格設定が法的義務となっているため。

ICPは企業が自主的に導入するものであり、導入によって外部の炭素税などの税金が法的義務として免除されるものではありません。

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149EUにおける炭素国境調整メカニズム(CBAM)の導入スケジュールに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A2018年から本格適用が開始されており、すでにすべての輸入品に対して炭素税が課されている。
  2. B2023年10月から移行期間に入り、2026年からは対象セクターからの輸入品に対する本格的な適用が段階的に始まる予定である。
  3. C2030年まで一切の制度導入を見送ることが決定しており、域外企業への影響は当面発生しない。
  4. Dアジア諸国と足並みを揃えるため、2050年のカーボンニュートラル達成年に合わせて一斉に導入される見込みである。
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正解:B2023年10月から移行期間に入り、2026年からは対象セクターからの輸入品に対する本格的な適用が段階的に始まる予定である。

EUは世界に先駆けてCBAMの導入を進めており、2023年10月から移行期間、2026年から本格適用が段階的に開始される予定です。

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150EUによるCBAM(炭素国境調整メカニズム)の導入が国際貿易や他国の政策に与える影響として、最も適切に予測されているものはどれか。

  1. A事実上の国境炭素税がグローバルに拡大する可能性があり、世界のサプライチェーン全体での脱炭素化が加速されることが期待されている。
  2. Bすべての途上国が即座にEUと同等の炭素価格を導入することが法的義務となり、世界貿易機関の権限が一時的に停止される。
  3. C炭素集約型の製品に対する国際的な需要が消滅し、世界中の重化学工業が完全に操業を停止せざるを得ない状況に直面する。
  4. D再生可能エネルギー賦課金が全世界で一律に廃止され、化石燃料への依存度が再び高まるという逆行現象が引き起こされる。
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正解:A事実上の国境炭素税がグローバルに拡大する可能性があり、世界のサプライチェーン全体での脱炭素化が加速されることが期待されている。

EUのCBAM導入は他国にも同様の措置を検討させる動きを促し、グローバルなサプライチェーン全体での脱炭素化を加速させると期待されています。

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