FP技能士3級 ⑧ 相続・事業承継

相続と贈与、それに関わる財産評価を扱う分野です。法定相続人の範囲と順位、法定相続分、遺言と遺留分、相続の承認・放棄、相続税の基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)や配偶者の税額軽減、債務控除が頻出です。贈与税の暦年課税・相続時精算課税、宅地の評価(小規模宅地等の特例)や配偶者居住権も問われます。相続分と基礎控除の計算が得点の鍵で、事業承継の視点も含みます。本分野は40問を収録し、FP学習の総仕上げとなります。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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310不動産の採算性を評価する手法のうち、諸経費を考慮しないで年間収入合計を投資総額で除して計算する利回りを何というか。

  1. ANOI利回り
  2. B実質利回り
  3. C単純利回り
  4. D純利回り
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正解:C単純利回り

諸経費を考慮しないで計算する利回りを単純利回り(表面利回り)といいます。

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311民法上の相続に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A相続は、財産を所有する人が生存している間でも、本人の意思があれば開始できる。
  2. B相続によって相続人が承継する財産は、現金や土地・建物などのプラスの資産に限られる。
  3. C相続によって承継する財産には、資産だけでなく借入金などの負債も含まれる。
  4. D相続は、被相続人の死亡届が市区町村長に受理された時に開始する。
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正解:C相続によって承継する財産には、資産だけでなく借入金などの負債も含まれる。

相続によって相続人が承継する財産には、現金や土地などの資産のほか、借入金などの負債も含まれます。相続は被相続人の死亡(届出ではなく死亡の事実)によって開始します。

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312法定相続人の範囲と順位において、常に相続人となる者は誰か。

  1. A被相続人の子
  2. B被相続人の父母
  3. C被相続人の兄弟姉妹
  4. D被相続人の配偶者
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正解:D被相続人の配偶者

被相続人の配偶者は常に相続人となります。

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313被相続人に配偶者、子、父母、兄弟姉妹がいる場合、民法の規定における法定相続人は誰になるか。

  1. A配偶者のみ
  2. B配偶者と父母
  3. C配偶者と兄弟姉妹
  4. D配偶者と子
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正解:D配偶者と子

血族相続人は先順位の者がいない場合は後順位の者は相続人になれないため、第1順位である子が配偶者とともに相続人となります。

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314民法の規定における血族相続人の順位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A実子と養子は同順位として扱われる。
  2. B嫡出子と非嫡出子は同順位として扱われる。
  3. C養子は実子よりも相続の順位が後になる。
  4. D実子だからといって養子よりも先順位になるということはない。
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正解:C養子は実子よりも相続の順位が後になる。

実子と養子、嫡出子と非嫡出子は同順位となるため、実子が養子より先順位になることはありません。

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315養子が実父母との親子関係を断ち切り、養父母との親子関係をつくる縁組における養子を何というか。

  1. A普通養子
  2. B法定養子
  3. C特別養子
  4. D承継養子
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正解:C特別養子

養子が実父母との親子関係を断ち切り、養父母との親子関係をつくる縁組を特別養子といいます。

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316相続の開始時においてまだ生まれていない胎児の相続権に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A胎児は被相続人の死亡時にすでに生まれたものとして相続人となるが、死産の場合は相続人にならない。
  2. B胎児には相続権が認められず、出生後の贈与によってのみ財産を受け取れる。
  3. C胎児が相続人となるには、出生後に家庭裁判所の許可を得る必要がある。
  4. D胎児は実子とは区別され、相続では第4順位の相続人として扱われる。
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正解:A胎児は被相続人の死亡時にすでに生まれたものとして相続人となるが、死産の場合は相続人にならない。

胎児は相続については既に生まれたものとみなされて相続人となりますが、死産の場合は相続人になりません。

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317相続人の地位にある人であっても、被相続人を殺害したり、詐欺や強迫によって遺言書を書かせたりしたことで、法律上当然に相続権を失う事由を何というか。

  1. A廃除
  2. B放棄
  3. C喪失
  4. D欠格
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正解:D欠格

相続人を殺害したり、詐欺や強迫によって遺言書を書かせたりすることを欠格事由といいます。

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318民法の規定において、代襲相続の原因となる事由として、正しい組み合わせはどれか。

  1. A死亡・欠格・放棄
  2. B死亡・欠格・廃除
  3. C死亡・廃除・放棄
  4. D欠格・廃除・放棄
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正解:B死亡・欠格・廃除

代襲相続は、相続人が「死亡」「欠格」「廃除」によって相続権を失っている場合に生じます。相続の放棄は代襲原因になりません。

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319被相続人の兄弟姉妹が相続開始以前に死亡している場合、その兄弟姉妹の子(被相続人の甥・姪)に代襲相続は認められるか。また、甥・姪も死亡している場合の再代襲は認められるか。

  1. A甥・姪への代襲相続は認められ、再代襲も認められる。
  2. B甥・姪への代襲相続は認められるが、再代襲は認められない。
  3. C甥・姪への代襲相続は認められず、再代襲のみ認められる。
  4. D甥・姪への代襲相続も再代襲も一切認められない。
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正解:B甥・姪への代襲相続は認められるが、再代襲は認められない。

兄弟姉妹が死亡している場合は、その子(甥・姪)までしか代襲相続は認められず、再代襲は認められません。

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320被相続人が遺言によって各相続人の相続分を指定した「指定相続分」と、民法で定められた「法定相続分」の優先関係に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A指定相続分が法定相続分より優先される。
  2. B法定相続分が指定相続分より優先される。
  3. C指定相続分と法定相続分が異なる場合は、両者の平均による。
  4. D遺言があっても、遺産分割協議では法定相続分が指定相続分より優先される。
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正解:A指定相続分が法定相続分より優先される。

遺言による指定相続分は、民法が定める法定相続分よりも優先されます。

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321被相続人の相続人が、配偶者、長男、長女の計3人である場合、長女の法定相続分として正しいものはどれか。

  1. A3分の1
  2. B4分の1
  3. C2分の1
  4. D6分の1
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正解:B4分の1

相続人が配偶者と子の場合、配偶者が2分の1、子が2分の1となります。子が複数いる場合は均分するため、長女の相続分は1/2×1/2=4分の1となります。

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322被相続人の相続人が、配偶者と母親(直系尊属)の計2人である場合、配偶者の法定相続分として正しいものはどれか。

  1. A2分の1
  2. B3分の1
  3. C4分の3
  4. D3分の2
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正解:D3分の2

相続人が配偶者と直系尊属の場合、法定相続分は配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1となります。

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323被相続人の相続人が、配偶者と姉(兄弟姉妹)の計2人である場合、姉の法定相続分として正しいものはどれか。

  1. A4分の1
  2. B2分の1
  3. C3分の1
  4. D4分の3
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正解:A4分の1

相続人が配偶者と兄弟姉妹の場合、法定相続分は配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1となります。

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324相続人が単純承認、限定承認または放棄を選択する場合、原則として自己のために相続の開始があったことを知った日から何ヶ月以内に行わなければならないか。

  1. A1ヶ月以内
  2. B5ヶ月以内
  3. C3ヶ月以内
  4. D10ヶ月以内
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正解:C3ヶ月以内

限定承認や放棄を行う場合は、相続の開始があったことを知った日から原則として3ヶ月以内に行わなければなりません。

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325限定承認および相続の放棄の手続きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A限定承認は相続人が単独で行うことができ、放棄は相続人全員で行う必要がある。
  2. B限定承認も放棄も、必ず相続人全員で家庭裁判所に申し出る必要がある。
  3. C限定承認も放棄も、家庭裁判所ではなく税務署長へ申し出る必要がある。
  4. D限定承認は相続人全員で行う必要があり、放棄は放棄しようとする人が単独で行うことができる。
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正解:D限定承認は相続人全員で行う必要があり、放棄は放棄しようとする人が単独で行うことができる。

限定承認をする場合は相続人全員で家庭裁判所に申し出る必要がありますが、放棄は放棄しようとする人が単独で行うことができます。

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326ある相続人が遺産を現物で取得し、他の相続人に自分の財産(現金など)を支払う遺産分割の方法を何というか。

  1. A現物分割
  2. B換価分割
  3. C代償分割
  4. D指定分割
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正解:C代償分割

特定の相続人が遺産を現物で取得し、他の相続人に債務を負担して自己の財産を支払う方法を代償分割といいます。

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327配偶者居住権に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A配偶者居住権を第三者に対抗(主張)するためには登記が必要である。
  2. B内縁関係の配偶者であっても、一定の要件を満たせば配偶者居住権が認められる。
  3. C配偶者居住権が認められた建物は、無償で使用できるが収益することはできない。
  4. D配偶者居住権は登記がなくても当然にすべての第三者に対抗できる。
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正解:A配偶者居住権を第三者に対抗(主張)するためには登記が必要である。

配偶者居住権を第三者に対抗するためには登記が必要です。また、内縁関係には認められず、無償で使用・収益する権利です。

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328民法の規定において、遺言を行うことができる年齢および要件として、正しいものはどれか。

  1. A満18歳以上で、意思能力があれば誰でも行うことができる。
  2. B満15歳以上で、意思能力があれば誰でも行うことができる。
  3. C満20歳以上で、婚姻の経験があれば誰でも行うことができる。
  4. D年齢に関係なく、意思能力があれば誰でも行うことができる。
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正解:B満15歳以上で、意思能力があれば誰でも行うことができる。

遺言は満15歳以上で、意思能力があれば誰でも行うことができます。

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329自筆証書遺言に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A遺言書の本文を含め、すべてをパソコンで作成しても署名・押印があれば有効となる。
  2. B遺言の全文、日付、氏名を自書し、押印する必要があるが、添付する財産目録については毎ページに署名・押印すれば自書不要となる。
  3. C添付する財産目録を含め、すべてを必ず自書しなければならない。
  4. D日付については「吉日」などの記載であっても、押印があれば有効とみなされる。
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正解:B遺言の全文、日付、氏名を自書し、押印する必要があるが、添付する財産目録については毎ページに署名・押印すれば自書不要となる。

自筆証書遺言は全文、日付、氏名を自書し押印する必要がありますが、財産目録を添付する場合は毎葉に署名・押印すれば自書不要(パソコン作成等可)です。

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330遺言書の検認に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A公正証書遺言は、家庭裁判所による検認が必要である。
  2. B自筆証書遺言は検認が必要であるが、法務局に保管したものについては検認が不要である。
  3. C法務局に保管した自筆証書遺言は、家庭裁判所による検認が必要である。
  4. D秘密証書遺言は、いかなる場合も家庭裁判所による検認が不要である。
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正解:B自筆証書遺言は検認が必要であるが、法務局に保管したものについては検認が不要である。

公正証書遺言や法務局に保管された自筆証書遺言は検認が不要ですが、通常の自筆証書遺言や秘密証書遺言は検認が必要です。

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331民法の規定において、遺留分が認められない相続人は誰か。

  1. A兄弟姉妹
  2. B配偶者
  3. C
  4. D直系尊属(父母など)
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正解:A兄弟姉妹

遺留分は配偶者、子、直系尊属に認められますが、兄弟姉妹には認められません。

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332遺留分算定の基礎となる財産の価額が1億2,000万円で、相続人が配偶者、長男、長女の計3人である場合、長女の具体的な遺留分の金額として正しいものはどれか。

  1. A2,000万円
  2. B1,500万円
  3. C3,000万円
  4. D4,000万円
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正解:B1,500万円

相続人が直系尊属のみである場合を除き、全体の遺留分は1/2です。長女の法定相続分は1/4であるため、長女の遺留分は1億2,000万円×1/2×1/4=1,500万円となります。

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333遺留分侵害額請求権の行使に関する期間の制限について、相続の開始および遺留分の侵害を知った日から何年以内に行使しなければ時効によって消滅するか。

  1. A3年
  2. B5年
  3. C10年
  4. D1年
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正解:D1年

遺留分侵害額請求権は、相続の開始および遺留分の侵害を知った日から1年、または相続開始から10年を経過したときに時効により消滅します。

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334法定後見制度において、精神上の障害によって判断能力を「欠く常況」にある人を保護する制度はどれか。

  1. A保佐
  2. B後見
  3. C補助
  4. D任意後見
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正解:B後見

判断能力を欠く常況にある人を保護する制度が「後見」、著しく不十分な人を保護するのが「保佐」、不十分な人を保護するのが「補助」です。

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335相続税の計算において、相続人が配偶者と子2人の計3人である場合、遺産に係る基礎控除額として正しいものはどれか。

  1. A3,000万円
  2. B4,200万円
  3. C8,000万円
  4. D4,800万円
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正解:D4,800万円

遺産に係る基礎控除額の算式は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。3人の場合は3,000万+600万×3=4,800万円となります。

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336相続税の計算上、死亡保険金の非課税金額の規定による非課税限度額を求める算式として、正しいものはどれか。

  1. A300万円×法定相続人の数
  2. B600万円×法定相続人の数
  3. C1,000万円×法定相続人の数
  4. D500万円×法定相続人の数
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正解:D500万円×法定相続人の数

死亡保険金(および死亡退職金)の非課税限度額は、「500万円×法定相続人の数」により算出します。

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337被相続人に配偶者、子A、子Bの計3人の相続人がおり、子Bが相続を放棄した場合、相続税の計算における遺産に係る基礎控除額を計算する際の法定相続人の数は何人として扱うか。

  1. A3人
  2. B1人
  3. C2人
  4. D4人
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正解:A3人

相続税法上、相続の放棄があった場合でも、その放棄がなかったものとして法定相続人の数に算入するため、3人として計算します。

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338被相続人の「業務外」の死亡により、相続人が勤務先から受け取った弔慰金について、相続税の課税対象とならない非課税限度額はどれか。

  1. A死亡時の普通給与の3ヶ月分
  2. B死亡時の普通給与の12ヶ月分
  3. C死亡時の普通給与の6ヶ月分
  4. D死亡時の普通給与の36ヶ月分
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正解:C死亡時の普通給与の6ヶ月分

業務外の死亡による弔慰金は普通給与の6ヶ月分まで非課税となります(業務上の死亡の場合は36ヶ月分)。

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339相続税の課税価格の計算上、負担した費用のうち債務控除として控除できないものはどれか。

  1. A被相続人の借入金
  2. B相続人が負担した香典返戻費用
  3. C被相続人の未払いの税金
  4. D相続人が負担した通夜・告別式費用
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正解:B相続人が負担した香典返戻費用

香典返戻費用や法要費用(初七日等)は、相続税の計算上、葬式費用として控除することはできません。

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340相続税額の2割加算に関する次の記述のうち、2割加算の対象とならない者は誰か。

  1. A法定相続人である被相続人の兄
  2. B遺言によって財産を取得した被相続人の友人
  3. C被相続人の孫で、養子となっているが代襲相続人ではない者
  4. Dすでに死亡している被相続人の子を代襲して相続人となった被相続人の孫
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正解:Dすでに死亡している被相続人の子を代襲して相続人となった被相続人の孫

配偶者および1親等の血族(子・父母)以外は2割加算の対象です。被相続人の養子は原則対象外ですが、孫養子は例外的に対象となります。一方、代襲相続人となった孫は2割加算の対象となりません。

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341相続税の「配偶者に対する相続税額の軽減」の適用を受けるための配偶者との婚姻期間の要件について、正しいものはどれか。

  1. A婚姻期間が5年以上でなければならない。
  2. B婚姻期間に関する要件(制限)はない。
  3. C婚姻期間が10年以上でなければならない。
  4. D婚姻期間が20年以上でなければならない。
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正解:B婚姻期間に関する要件(制限)はない。

配偶者に対する相続税額の軽減の適用を受けるにあたり、被相続人との婚姻期間の要件はありません。

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342相続税の申告書の提出期限は、原則として相続の開始があったことを知った日の翌日から何ヶ月以内か。

  1. A10ヶ月以内
  2. B2ヶ月以内
  3. C3ヶ月以内
  4. D6ヶ月以内
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正解:A10ヶ月以内

相続税の申告期限は、相続の開始があったことを知った日の翌日から10ヶ月以内です。

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343贈与税における贈与契約に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A書面によらない(口頭による)贈与契約であっても契約自体は有効であり、履行が終わっていない部分は各当事者が解除できる。
  2. B贈与契約は、必ず書面により締結しなければ効力を生じない。
  3. C書面によらない(口頭による)贈与契約は、履行が終わった部分であってもいつでも解除できる。
  4. D定期贈与は、贈与者または受贈者が死亡してもその効力を失わず相続人に承継される。
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正解:A書面によらない(口頭による)贈与契約であっても契約自体は有効であり、履行が終わっていない部分は各当事者が解除できる。

口頭による贈与契約も有効ですが、各当事者は履行が終わっていない部分について解除することができます。履行が終わった部分は解除できません。

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344贈与税の暦年課税における1年間の基礎控除額として、正しい金額はどれか。

  1. A38万円
  2. B2,000万円
  3. C2,500万円
  4. D110万円
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正解:D110万円

贈与税の暦年課税における基礎控除額は、年間110万円です。

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345贈与税の配偶者控除(居住用不動産の贈与等の特例)の適用を受けるために必要な配偶者との婚姻期間として、正しいものはどれか。

  1. A5年以上
  2. B10年以上
  3. C20年以上
  4. D15年以上
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正解:C20年以上

贈与税の配偶者控除を受けるための婚姻期間は、20年以上でなければなりません。

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346相続時精算課税制度を選択できる贈与者および受贈者の年齢要件(贈与があった年の1月1日現在)の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A贈与者:60歳以上の父母または祖父母 / 受贈者:満18歳以上の子または孫
  2. B贈与者:65歳以上の父母または祖父母 / 受贈者:満20歳以上の子または孫
  3. C贈与者:60歳以上の父母のみ / 受贈者:満18歳以上の子のみ
  4. D贈与者:年齢制限なし / 受贈者:満18歳以上の推定相続人
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正解:A贈与者:60歳以上の父母または祖父母 / 受贈者:満18歳以上の子または孫

贈与者は60歳以上の父母または祖父母、受贈者は贈与者の直系卑属である満18歳以上の推定相続人(子)または孫が対象となります。

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347国税庁の路線価図において「400C」と道路に表示されている場合、この道路に面する宅地の1平方メートルあたりの路線価および借地権割合の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A路線価:400円 / 借地権割合:30%
  2. B路線価:4,000円 / 借地権割合:50%
  3. C路線価:400,000円 / 借地権割合:70%
  4. D路線価:400,000円 / 借地権割合:80%
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正解:C路線価:400,000円 / 借地権割合:70%

路線価の単位は千円であるため、400は400,000円を表します。また、記号「C」は借地権割合70%を表します。

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348「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」において、特定居住用宅地等の限度面積と減額割合の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A限度面積:200平方メートル / 減額割合:50%
  2. B限度面積:400平方メートル / 減額割合:80%
  3. C限度面積:330平方メートル / 減額割合:80%
  4. D限度面積:730平方メートル / 減額割合:80%
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正解:C限度面積:330平方メートル / 減額割合:80%

特定居住用宅地等の限度面積は330平方メートル、減額割合は80%です。

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349相続税の財産評価において、上場株式の評価額を決定する基準となる4つの価格(当日の最終価格、当月の平均、前月の平均、前々月の平均)のうち、どのように評価額が選定されるか。

  1. A4つの金額のうち、もっとも低い金額
  2. B4つの金額のうち、もっとも高い金額
  3. C4つの金額の単純平均金額
  4. D当日の最終価格のみが絶対的に適用される
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正解:A4つの金額のうち、もっとも低い金額

上場株式は、課税時期の最終価格、当月・前月・前々月の毎日の最終価格の平均、の4つのうち「もっとも低い金額」で評価します。

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