1級土木施工管理技士(第一次検定) ② 土工

掘削から盛土までの土工事全般を扱います。土量変化率による土量計算、建設機械の選定とトラフィカビリティ、盛土の締固め管理(含水比・締固め度・施工含水比)、法面保護工の種類と適用条件が頻出です。軟弱地盤対策としては、サンドドレーンやサンドコンパクションパイル、深層混合処理などの工法別の原理と適用地盤を整理しておく必要があります。土量計算は毎年のように問われるため、変化率の使い方を確実にしておきましょう。

この分野の問題45問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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45標準貫入試験において、N値を求めるために用いるドライブハンマーの質量と落下高さの組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A質量63.5kg・落下高さ76cm
  2. B質量50.0kg・落下高さ76cm
  3. C質量50.0kg・落下高さ50cm
  4. D質量63.5kg・落下高さ100cm
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正解:A質量63.5kg・落下高さ76cm

標準貫入試験は、質量63.5kgのドライブハンマーを76cmの高さから自由落下させて行う。

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46標準貫入試験のN値から推定できる土の性質の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A砂質土のコンシステンシーと粘性土の相対密度
  2. B砂質土の相対密度と粘性土のコンシステンシー
  3. C砂質土の鋭敏比と粘性土の含水比
  4. D砂質土の含水比と粘性土の鋭敏比
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正解:B砂質土の相対密度と粘性土のコンシステンシー

N値からは、砂質土の相対密度(締まり具合)や粘性土のコンシステンシー(硬軟の程度)を推定できる。

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47原位置における土質試験とその目的の組み合わせとして、適切なものはどれか。

  1. A現場密度試験 ── 地下水位の測定
  2. Bポータブルコーン貫入試験 ── 岩盤の変形係数の測定
  3. C平板載荷試験 ── 粘性土の鋭敏比の測定
  4. Dベーンせん断試験 ── 軟弱な粘性土の非排水せん断強さの測定
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正解:Dベーンせん断試験 ── 軟弱な粘性土の非排水せん断強さの測定

ベーンせん断試験は、十字型のベーンを地中に押し込み、回転させることで軟弱な粘性土のせん断強さを求める試験である。

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48CBR試験に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A路床土の支持力を求め、アスファルト舗装の厚さを設計するために用いられる。
  2. B土の透水係数を求めるための試験である。
  3. C盛土の締固め度を管理するための現場密度を求める試験である。
  4. D土の圧密降伏応力を求め、沈下量を予測するための試験である。
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正解:A路床土の支持力を求め、アスファルト舗装の厚さを設計するために用いられる。

CBR試験は、路床や路盤材料の支持力を評価し、舗装厚の設計等に利用される。

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49スウェーデン式サウンディング試験に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. Aおもりの最大荷重は100kgである。
  2. B静的貫入試験の一種である。
  3. C標準貫入試験に比べて、硬質な支持層の確認に最も適している。
  4. D貫入量や半回転数を測定し、土の硬軟や締まり具合を判定する。
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正解:C標準貫入試験に比べて、硬質な支持層の確認に最も適している。

スウェーデン式サウンディング試験は人力または小型機械で行うため、硬質な地盤や礫層の深部までの調査には適していない。

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50平板載荷試験に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A地盤に剛な載荷板を置き、荷重を与えて地盤の反力係数や支持力を求める。
  2. Bボーリング孔を利用して地盤の水平方向の変形特性を測定する。
  3. C標準貫入試験のN値が50以上の地盤でのみ実施される。
  4. D試験で得られた沈下量は、基礎の長期的な圧密沈下量の予測にそのまま用いられる。
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正解:A地盤に剛な載荷板を置き、荷重を与えて地盤の反力係数や支持力を求める。

平板載荷試験は、直径30cm等の載荷板に荷重を加え、荷重と沈下量の関係から地盤の支持特性を求める。

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51地下水位の測定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. Aボーリング削孔直後に測定した水位を、そのまま定常な地下水位とする。
  2. B地下水位は季節による変動がないため、一度の測定で十分である。
  3. C削孔水の影響がなくなるまで十分に時間を置き、水位が安定してから測定する。
  4. D被圧地下水が存在する場合でも、地表面からの深さのみを記録すればよい。
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正解:C削孔水の影響がなくなるまで十分に時間を置き、水位が安定してから測定する。

ボーリング中の水や泥水の影響を避けるため、水位が自然状態に回復するのを待ってから測定する必要がある。

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52サンプリング(試料採取)に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A乱れの少ない試料は、力学試験(力学特性の把握)に用いられる。
  2. B標準貫入試験のサンプラーで採取した試料は、乱れの少ない試料として圧密試験に用いられる。
  3. C乱れた試料であっても、土の物理試験や締固め試験には使用できる。
  4. Dシンウォールサンプラーは、軟弱な粘性土の採取に適している。
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正解:B標準貫入試験のサンプラーで採取した試料は、乱れの少ない試料として圧密試験に用いられる。

標準貫入試験で採取される試料は「乱れた試料」であり、圧密試験や力学試験には適さない。

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53盛土材料に求められる性質として、正しいものはどれか。

  1. Aせん断強さが小さく、圧縮性が高いこと。
  2. B吸水による膨張性が大きく、透水性が低いこと。
  3. C最大乾燥密度が小さく、最適含水比が高いこと。
  4. Dせん断強さが大きく、圧縮性が小さいこと。
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正解:Dせん断強さが大きく、圧縮性が小さいこと。

盛土材料としては、安定性を保つためせん断強さが大きく、沈下を防ぐため圧縮性が小さいものが適している。

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54土の締固め試験において求められる指標の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A最大乾燥密度と最適含水比
  2. B最大湿潤密度と最小含水比
  3. C最小乾燥密度と塑性限界
  4. D最大湿潤密度と液性限界
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正解:A最大乾燥密度と最適含水比

突固めによる土の締固め試験では、土が最も密に締め固まる「最適含水比」とそのときの「最大乾燥密度」を求める。

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55関東ロームなどの高含水比の火山灰質粘性土を盛土材料として用いる場合の対策として、最も適切なものはどれか。

  1. A十分に散水して含水比をさらに高めてから施工する。
  2. Bばっ気乾燥や石灰などの安定処理材の混合により、トラフィカビリティーを改善する。
  3. C含水比を下げるために、大型の振動ローラーで転圧を繰り返す。
  4. D締固め機械の接地圧を極力大きくして、深部まで一度に締め固める。
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正解:Bばっ気乾燥や石灰などの安定処理材の混合により、トラフィカビリティーを改善する。

高含水比の粘性土は建設機械の走行性が悪いため、天日乾燥(ばっ気)や安定処理材の添加によって土質を改良する。

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56岩塊や玉石などを盛土材料として使用する場合の施工上の留意点として、最も適切なものはどれか。

  1. A空隙が多くなるように、大小の粒径を揃えずにそのまま敷き均す。
  2. B盛土の最上部の路床部分に集中的に使用して支持力を高める。
  3. C転圧には、主にタイヤローラーやマカダムローラーを使用する。
  4. D岩塊の最大寸法を制限し、間隙を細粒分で充填するように敷き均す。
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正解:D岩塊の最大寸法を制限し、間隙を細粒分で充填するように敷き均す。

岩塊等の盛土では、大きな空隙が残ると沈下の原因となるため、細粒分を充填しながらブルドーザ等で均一に敷き均す。

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57盛土材料に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A砂質土は、一般に締固めが容易で圧縮性が小さい。
  2. B粘性土は、含水比の管理が難しく、天候の影響を受けやすい。
  3. Cシルトは、圧縮性が小さく凍上現象も起こりにくいため、盛土材料として極めて優れている。
  4. D礫質土は、せん断強さが大きく透水性も高いため、盛土材料として適している。
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正解:Cシルトは、圧縮性が小さく凍上現象も起こりにくいため、盛土材料として極めて優れている。

シルトは圧縮性が高く、毛管作用による吸水が大きいため凍上を起こしやすく、盛土材料としては不良である。

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58土の分類において、粒径による区分として正しいものはどれか。

  1. A礫、砂、ローム、シルト
  2. B礫、シルト、ローム、粘土
  3. C砂、ローム、シルト、粘土
  4. D礫、砂、シルト、粘土
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正解:D礫、砂、シルト、粘土

土の粒径による分類は、大きい方から順に礫、砂、シルト、粘土となる。

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59盛土材料の評価に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A修正CBRは、路床や路盤材料の評価に用いられる。
  2. B自然含水比が最適含水比より著しく高い場合、締固め度の確保が困難になる。
  3. C盛土材料としては、修正CBRの値が小さいほど支持力が大きく優れている。
  4. D土の粒度試験結果から得られる均等係数が大きい土は、一般に締固め特性が良い。
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正解:C盛土材料としては、修正CBRの値が小さいほど支持力が大きく優れている。

修正CBRの値は大きいほど支持力が大きく、良質な材料であることを示す。

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60粘性土の締固めに最も適した建設機械はどれか。

  1. Aタンピングローラー
  2. B振動ローラー
  3. Cロードローラー
  4. Dタイヤローラー
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正解:Aタンピングローラー

タンピングローラー(シープスフットローラーなど)は、突起による練り混ぜ効果と深い締固め効果があり、粘性土に適している。

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61砂質土や礫質土などの非粘性土の締固めに最も適した建設機械はどれか。

  1. Aブルドーザ
  2. B振動ローラー
  3. Cタンピングローラー
  4. Dマカダムローラー
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正解:B振動ローラー

振動ローラーは、振動によって土粒子の摩擦を減らして密な配列にするため、砂質土や礫質土に高い効果を発揮する。

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62盛土の締固め管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A締固め回数は、機種に関わらず常に一定回数とするのがよい。
  2. B盛土の各層の仕上がり厚さは、常に50cm〜100cm程度とするのが一般的である。
  3. C品質管理における「品質規定方式」は、あらかじめ定めた締固め度(Dc)などの基準値に適合するように管理する方式である。
  4. D品質管理における「工法規定方式」は、盛土の現場密度や空気間隙率を直接測定して管理する方式である。
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正解:C品質管理における「品質規定方式」は、あらかじめ定めた締固め度(Dc)などの基準値に適合するように管理する方式である。

品質規定方式は現場密度等から求めた締固め度等の品質指標を基準値と比較する管理方式である。

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63自然含水比が高く、最大乾燥密度を利用した締固め度の規定が困難な粘性土の締固め管理方法として、最も適切なものはどれか。

  1. A修正CBRによる管理
  2. B空気間隙率または飽和度による管理
  3. Cプルーフローリングによる管理
  4. D平板載荷試験の地盤反力係数による管理
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正解:B空気間隙率または飽和度による管理

最適含水比より著しく湿潤な土では、空気間隙率または飽和度を指標として締固め管理を行うのが一般的である。

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64盛土の敷き均しと転圧に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A作業効率を上げるため、一層の敷き均し厚さは可能な限り厚くし、重機で長時間転圧する。
  2. B一層の仕上がり厚さは、一般に20cm〜30cm程度となるように敷き均す。
  3. C敷き均し厚さは、使用する締固め機械の能力に応じて決定する。
  4. D盛土の横断方向には、降雨時の排水を考慮して3%〜5%程度の横断勾配をつける。
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正解:A作業効率を上げるため、一層の敷き均し厚さは可能な限り厚くし、重機で長時間転圧する。

一層の敷き均し厚さを厚くしすぎると、深部まで締固めエネルギーが伝わらず不均一な盛土となるため不適切である。

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65盛土の品質確認で行われるプルーフローリングの主な目的として、正しいものはどれか。

  1. A盛土の最終的な沈下量を予測する。
  2. B土の最適含水比を現場で直接測定する。
  3. C盛土全体の支持力の均一性や不良箇所の有無を確認する。
  4. D盛土内の地下水位の変動を確認する。
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正解:C盛土全体の支持力の均一性や不良箇所の有無を確認する。

大型のタイヤローラーやダンプトラックを走行させてたわみ量を観察し、軟弱箇所を検出するのがプルーフローリングである。

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66傾斜地盤上に盛土を行う場合の留意点として、最も適切なものはどれか。

  1. A傾斜が急な場合でも、原地形にそのまま沿わせて盛土を敷き均す。
  2. B盛土と地山との境界には、浸透水を溜めるために止水壁を設ける。
  3. C盛土のすべりを防ぐため、地山表面の植生や腐植土はそのまま残して施工する。
  4. D地山の勾配が1:4より急な場合は、段差(段切り)を設けて盛土と地山をなじませる。
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正解:D地山の勾配が1:4より急な場合は、段差(段切り)を設けて盛土と地山をなじませる。

急勾配の地山に盛土をする際は、すべり破壊を防ぐため段切りを行い、地山と盛土の密着性を高める必要がある。

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67構造物周辺の盛土・埋戻しに関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A構造物に偏荷重がかからないよう、両側から均等に層状に埋め戻す。
  2. B作業効率を優先し、大型の振動ローラーを用いて構造物ぎりぎりまで強力に締め固める。
  3. C埋戻し材料には、圧縮性が小さく透水性の高い良質な材料を使用する。
  4. D狭い箇所では、小型のランマーや振動コンパクターを用いて入念に締め固める。
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正解:B作業効率を優先し、大型の振動ローラーを用いて構造物ぎりぎりまで強力に締め固める。

構造物周辺で大型重機を用いると、構造物に過大な土圧や振動を与えて損傷する恐れがあるため小型機械を使用する。

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68盛土の沈下に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A軟弱な粘土地盤上の沈下は、間隙水が排出されて起きる圧密沈下が主体となる。
  2. B軟弱地盤上の盛土では、沈下の大部分が盛土自体の圧縮によるものである。
  3. C盛土自体の圧縮による沈下は、施工後数十年かけてゆっくりと進行する。
  4. D砂質地盤では、盛土荷重による圧密沈下が長期間にわたって継続する。
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正解:A軟弱な粘土地盤上の沈下は、間隙水が排出されて起きる圧密沈下が主体となる。

粘性土地盤では間隙水がゆっくりと排出されることで体積が減少する「圧密沈下」が長期間発生する。

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69盛土施工中の表面排水に関する対策として、正しいものはどれか。

  1. A排水は施工完了後に一括して行うため、施工中は特に対策を行わない。
  2. B雨水を地下に浸透させるため、表面に多数の深い溝を掘る。
  3. C降雨時は表面を平坦に保ち、周囲に仮設の擁壁を立てて水を溜める。
  4. D施工中は常に盛土表面に3%〜5%程度の横断勾配を設けておく。
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正解:D施工中は常に盛土表面に3%〜5%程度の横断勾配を設けておく。

降雨による盛土の軟弱化を防ぐため、施工中は常に横断勾配をつけて表面水を速やかに排除する。

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70軟弱地盤対策工法のうち、圧密沈下を促進させる目的で行われるものはどれか。

  1. Aサンドドレーン工法
  2. B薬液注入工法
  3. C表層混合処理工法
  4. D深層混合処理工法
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正解:Aサンドドレーン工法

サンドドレーン工法は、地中に砂の柱を造成して排水距離を短くし、粘性土地盤の圧密沈下を促進させる工法である。

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71セメントや石灰などの安定処理材を地中に供給し、軟弱土と攪拌混合して地盤の強度を増加させる工法はどれか。

  1. Aウェルポイント工法
  2. Bバイブロフローテーション工法
  3. Cペーパードレーン工法
  4. D深層混合処理工法
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正解:D深層混合処理工法

深層混合処理工法は、スラリー状または粉体状の改良材を地中の土と強制的に混合し、化学的固結により強度を高める。

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72プレローディング工法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A地盤を強制的に振動させて砂質土の液状化を防止する工法である。
  2. B地下水位を低下させて土の有効応力を増大させ、地盤を強化する工法である。
  3. C構造物の建設前にあらかじめ盛土荷重を載荷し、沈下を終わらせておく工法である。
  4. D軟弱地盤上の盛土の側方にそく段を設け、すべり破壊を防ぐ工法である。
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正解:C構造物の建設前にあらかじめ盛土荷重を載荷し、沈下を終わらせておく工法である。

プレローディング(事前載荷)工法は、将来の荷重と同等以上の荷重を事前にかけ、残留沈下をなくす工法である。

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73EPS工法(発泡スチロールを用いた工法)の主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. A重量のある材料を用いることで、斜面のすべりに対する抵抗力を高める。
  2. B地中の間隙水を強制的に排水し、地盤の圧密を急速に進行させる。
  3. C発泡スチロールの吸水性を利用して、盛土内の地下水位を低下させる。
  4. D超軽量な材料を用いることで、軟弱地盤への荷重や構造物への土圧を大幅に軽減する。
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正解:D超軽量な材料を用いることで、軟弱地盤への荷重や構造物への土圧を大幅に軽減する。

EPS工法は、土の約1/100の重さである発泡スチロールブロックを盛土材料として使い、荷重や土圧を軽減する。

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74押え盛土工法に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A盛土本体の側方に土を盛り、すべり抵抗モーメントを増加させる。
  2. B盛土本体の荷重を軽減し、すべり動力モーメントそのものを減少させる。
  3. C施工が比較的容易であり、特別な機械を必要としない。
  4. D軟弱地盤上の盛土のすべり破壊を防止する目的で用いられる。
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正解:B盛土本体の荷重を軽減し、すべり動力モーメントそのものを減少させる。

押え盛土は側方の重量で「抵抗モーメント」を増やすものであり、本体の「動力モーメント(滑ろうとする力)」を減らすわけではない。

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75カルバートなどの埋設構造物周辺の埋戻しに関する留意点として、正しいものはどれか。

  1. A両側から層状に、均等な高さになるように締め固める。
  2. B構造物の片側から一気に最上部まで埋め戻す。
  3. C透水性の低い粘性土を使用し、水分の浸透を完全に防ぐ。
  4. D大型の締固め機械で構造物に密着させて強力に転圧する。
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正解:A両側から層状に、均等な高さになるように締め固める。

偏土圧による構造物の変位やひび割れを防ぐため、両側から均等な高さで層状に締め固める必要がある。

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76バーチカルドレーン工法(サンドドレーン工法など)におけるドレーン材(砂)に求められる条件として、最も適切なものはどれか。

  1. A粘着力が大きく、せん断強さが高いこと。
  2. B最大乾燥密度が大きく、最適含水比が小さいこと。
  3. C透水性が高く、細粒分が少ないこと。
  4. D圧縮性が高く、地盤の沈下に追従しやすいこと。
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正解:C透水性が高く、細粒分が少ないこと。

ドレーン(排水柱)として機能させるため、砂は水を通しやすい(透水性が高い)良質な粗粒材であることが必須である。

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77ジオテキスタイル(盛土補強材)を用いた補強土工法に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A盛土内に敷設することで、土のせん断変形を抑制する効果がある。
  2. Bジオテキスタイルの高い圧縮強度を利用して盛土の沈下を防ぐ。
  3. C連続繊維不織布などを敷設することで、排水を促進する効果も期待できる。
  4. D盛土のすべり破壊に対する安全率を高め、急勾配の盛土を可能にする。
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正解:Bジオテキスタイルの高い圧縮強度を利用して盛土の沈下を防ぐ。

ジオテキスタイル(樹脂製の網や布)は「引張強さ」によって土を補強するものであり、圧縮強度を期待するものではない。

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78機械の設置位置よりも低い場所の掘削に最も適した建設機械はどれか。

  1. Aトラクターショベル
  2. Bモータースクレーパ
  3. Cバックホウ
  4. Dブルドーザ
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正解:Cバックホウ

バックホウ(ドラグショベル)は、機械より低い位置の掘削や溝掘りに適したショベル系掘削機である。

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79機械の設置位置以上の高さの地山掘削や、ずりの積込み作業に適した建設機械はどれか。

  1. Aモーターグレーダ
  2. Bトレンチャ
  3. Cドラグライン
  4. Dトラクターショベル
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正解:Dトラクターショベル

トラクターショベル(ホイールローダーなど)は、バケットを前方に備え、すくい上げやダンプへの積込みに適している。

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80切土施工におけるリッパ掘削に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A主に軟弱な粘性土地盤において、含水比を低下させるために行われる。
  2. Bブルドーザの後部に装着した爪で、軟岩や中硬岩をかき起こす作業である。
  3. C泥土を強力なポンプで吸い上げて掘削する工法である。
  4. D硬岩に対して、火薬を用いた発破作業の代わりとして一般に単独で用いられる。
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正解:Bブルドーザの後部に装着した爪で、軟岩や中硬岩をかき起こす作業である。

リッパ(かき起こし用の爪)は、発破を必要としない程度の軟岩から中硬岩の掘削にブルドーザ等に取り付けて用いられる。

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81切土法面の保護工に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A土砂法面の表面浸食を防止し、景観を保全するために植生工が広く用いられる。
  2. B亀裂の多い岩盤法面には、常に植生工のみで崩落を防止する。
  3. C湧水が多い法面では、表面を完全にモルタル吹付工で密閉することが推奨される。
  4. D法面保護工は、法面のすべり破壊などの深層崩壊を単独で防止できる。
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正解:A土砂法面の表面浸食を防止し、景観を保全するために植生工が広く用いられる。

土砂法面の風化や雨水による浸食を防ぐ目的には、植物の根の緊縛力を利用する植生工(種子散布など)が適している。

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82落石対策工に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A落石防護網工は、覆式とポケット式に大別される。
  2. B落石防護柵工は、H鋼等の支柱とワイヤーロープ・金網で構成され、落石のエネルギーを吸収する。
  3. C落石防護網(覆式)は、斜面全体を強く締め付け、岩石の風化や剥落の発生を完全に抑止する工法である。
  4. D落石防止工(予防工)には、浮石の除去やアンカー工による岩塊の固定などがある。
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正解:C落石防護網(覆式)は、斜面全体を強く締め付け、岩石の風化や剥落の発生を完全に抑止する工法である。

落石防護網(覆式)は落石のエネルギーを減衰させ安全に斜面下へ導くものであり、風化や剥落自体を完全に抑止するわけではない。

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83切土法面の排水に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A法面上の水を集めるため、法面には小段(犬走り)を一切設けないようにする。
  2. B法面肩部からの雨水流入を防ぐため、切土上部に天端排水溝(截水溝)を設ける。
  3. C法面上の表面水は、法尻の排水溝だけで全て処理するのが基本である。
  4. D湧水がある場合は、法面を遮水シートで覆い、地下に水を閉じ込める。
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正解:B法面肩部からの雨水流入を防ぐため、切土上部に天端排水溝(截水溝)を設ける。

切土法面では、地山からの地表水が法面に流れ込むのを防ぐため、法面上部に截水溝(天端排水溝)を設置する。

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84切土法面に設ける小段(犬走り)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A一般に高さが5m〜10mごとに設けられ、点検や排水施設の設置スペースとなる。
  2. B美観上の理由のみで設置されるため、法面の安定性には影響しない。
  3. C重機による掘削を容易にするため、一般に20m〜30mの高さごとに設けられる。
  4. D小段には水が溜まりやすいため、横断勾配や縦断勾配は設けない。
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正解:A一般に高さが5m〜10mごとに設けられ、点検や排水施設の設置スペースとなる。

大規模な法面では、安定性の確保と点検、排水溝の設置などを目的として、高さ5〜10mごとに幅1〜2m程度の小段を設ける。

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85土の体積変化率(ほぐし率L、締固め率C)を用いた土量計算において、正しいものはどれか。

  1. A締固め土量 = 地山土量 ×(L / C)
  2. B締固め土量 = ほぐした土量 ×(C / L)
  3. Cほぐした土量 = 締固め土量 × C
  4. D地山土量 = ほぐした土量 × L
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正解:B締固め土量 = ほぐした土量 ×(C / L)

「ほぐした土量=地山土量×L」「締固め土量=地山土量×C」の関係から、締固め土量=ほぐした土量×(C/L)となる。

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86土積曲線(マスカーブ)を利用して行える土工計画として、最も適切なものはどれか。

  1. A土の最適含水比と最大乾燥密度の決定。
  2. B使用する建設機械の騒音・振動レベルの予測。
  3. C軟弱地盤における圧密沈下量の時間的な変化の予測。
  4. D切土と盛土の土量配分、および平均運搬距離の算出。
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正解:D切土と盛土の土量配分、および平均運搬距離の算出。

土積曲線(マスカーブ)は、工事区間内の土量の過不足、配分計画、運搬距離などを視覚的に把握・計画するために用いる。

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87土の運搬機械の選定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A運搬距離が長く、公道を走行する必要がある場合は、ダンプトラックを使用する。
  2. Bクローラスクレーパは、運搬距離が数kmに及ぶ長距離運搬に最も適している。
  3. Cブルドーザは、運搬距離が500m以上の土砂の運搬に広く用いられる。
  4. D運搬距離が10m程度の短距離では、ダンプトラックが最も効率的である。
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正解:A運搬距離が長く、公道を走行する必要がある場合は、ダンプトラックを使用する。

ダンプトラックは長距離運搬や公道走行に適している。ブルドーザは数10m、スクレーパは中長距離(数百m〜数km未満)に適する。

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88土の体積変化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A岩石のほぐし率 L は、砂質土のほぐし率 L に比べて極めて1.0に近い。
  2. B粘性土の締固め率 C は、一般に礫質土の締固め率 C よりも1.0に近い(大きい)値となる。
  3. C一般的な土では、ほぐした土量は地山土量より大きくなるため、ほぐし率 L は1.0より大きい。
  4. D地山土量は、掘削・運搬・締固めの過程で常に体積が増加し続ける。
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正解:C一般的な土では、ほぐした土量は地山土量より大きくなるため、ほぐし率 L は1.0より大きい。

地山を掘削して「ほぐす」と空気の隙間が増えて体積が膨張するため、ほぐし率Lは1.0より大きくなる(例:1.1〜1.3)。

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89トラフィカビリティー(建設機械の走行性)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aトラフィカビリティーの良否は、土の透水係数のみで判定される。
  2. Bコーン指数が小さいほど、トラフィカビリティーは良好である。
  3. C湿地用ブルドーザは、接地圧を大きくすることでトラフィカビリティーを確保している。
  4. Dコーンペネトロメーター試験から得られるコーン指数によって評価される。
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正解:Dコーンペネトロメーター試験から得られるコーン指数によって評価される。

トラフィカビリティーは土の走行性を表し、コーン指数(qc)などを指標として機械の適用性を判定する。コーン指数が大きいほど良好。

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