第239問流動比率の計算式として正しいものはどれか。
- A(流動負債÷流動資産)×100
- B(流動資産÷流動負債)×100
- C(当座資産÷流動負債)×100
- D(流動資産÷総資産)×100
企業の安全性分析と資金の動きを扱う分野で、42問を収録しています。流動比率・当座比率・固定比率・固定長期適合率・自己資本比率など安全性指標の算式と計算、自己資本の考え方が中心です。あわせて資金繰表による売掛金・買掛金・手持受取手形残高の算出、キャッシュ・フロー計算書の3区分(営業・投資・財務)と現金同等物、間接法・直接法による営業キャッシュ・フローの計算まで幅広く問われます。指標計算とCFの調整項目の扱いを正確に理解することが重要です。
この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.流動比率125%、当座比率75%
流動比率は(500÷400)×100=125%、当座資産は500-200=300となり、当座比率は(300÷400)×100=75%です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.棚卸資産がある会社では、当座比率よりも流動比率の方が低い数値となる。
流動比率は分子に棚卸資産を含むため、棚卸資産がある会社では当座比率よりも流動比率の方が「高い」数値となります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.{固定資産÷(自己資本+固定負債)}×100
固定長期適合率は「{固定資産÷(自己資本+固定負債)}×100」で求められ、100%以下であることが望ましいとされます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.固定比率150%、固定長期適合率75%
固定比率は(600÷400)×100=150%、固定長期適合率は{600÷(400+400)}×100=75%となります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.固定長期適合率が100%超であれば、流動比率は必ず100%未満となる。
固定資産への投資資金が自己資本と固定負債でまかなえていない(適合率100%超)状態は、不足分を流動負債でまかなっているため、必ず流動比率が100%未満になります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.固定比率は、数値が高いほど固定資産投資が安定しており安全性が高いと判断される。
固定比率は固定資産を自己資本でどの程度まかなっているかを示し、数値が「低い」ほうが安全性が高いと判断されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.運転資金の不足が生じた場合、それを短期借入金や割引手形でまかなうことは直ちに資金繰りの悪化と判断すべきである。
テキストでは「運転資金の不足を短期借入金や割引手形によってまかなうことについては、必ずしも問題があるわけではない」と記載されています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.利益と資金の動きは一致するため、損益計算書が黒字であれば必ず経常収支尻もプラスになる。
損益計算書の利益は発生主義等に基づくため資金的裏付けとは限らず、黒字でも経常収支尻がマイナスになる(いわゆる黒字倒産の要因)ことがあります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.近い将来における現金の過不足状態を事前に把握し、資金管理を行うため。
資金繰表は、近い将来のいつの時点で現金がどれくらい不足するのかといった現金の過不足状態を事前に把握するために作成されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.{手形回収額÷(売掛金回収額+手形回収額)}×100
手形回収割合は、売掛金の総回収額に対する手形回収額の割合であり、「{手形回収額÷(売掛金回収額+手形回収額)}×100」で求められます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.該当する取引時点では実際に現金が動くわけではないため。
手形を受け取ったり振り出したりした時点では実際に現金が増減するわけではないため、状況把握の目的でカッコ書きで付記されます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.手持受取手形残高は、月初残高に手形取立を加え、手形回収を差し引いて求める。
手持受取手形残高は、月初残高に手形回収を「加え」、手形取立(および割引)を「差し引いて」求めます。増加と減少が逆になっています。
この問題の解説ページを開く →正解:C.容易に換金可能で価格変動リスクが僅少な、取得日から満期日までの期間が3ヵ月以内の短期投資
現金同等物とは、容易に換金可能で価値変動リスクが僅少な、取得日から満期日までの期間が3ヵ月以内の短期投資(定期預金など)を指します。
この問題の解説ページを開く →正解:A.預入期間が3ヵ月以内の定期預金は現金同等物ではなく、現金として分類される。
取得日から満期日までの期間が3ヵ月以内の定期預金は、「現金」ではなく「現金同等物」に分類されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.財務活動によるキャッシュ・フロー
資金の借入・返済、社債の発行・償還、株式の発行、配当金の支払など、資金調達・返済に関する内容は「財務活動によるキャッシュ・フロー」に記載されます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.資金の流出を伴わない費用であるため、加算して戻す。
減価償却費は利益から差し引かれていますが、実際の資金流出を伴わないため、キャッシュ・フローを算出する際には加算して戻します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.キャッシュの減少を意味するため、税引前当期純利益から減算する。
資産(売上債権など)の増加は、キャッシュの減少項目となるため、税引前当期純利益から減算(マイナス調整)します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.キャッシュの増加を意味するため、税引前当期純利益に加算する。
負債(仕入債務など)の増加は、支払いが猶予されており手元にキャッシュが残っている状態(キャッシュの増加項目)と考えるため、加算(プラス調整)します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.損益計算書上の人件費に未払人件費の期首残高を加え、期末残高を差し引いて算出する。
未払人件費がある場合、当期の人件費支出額は「損益計算書の人件費+未払人件費の期首残高-未払人件費の期末残高」で算出します。
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