相続診断士 ⑧相続発生からの具体的実務

相続が発生してから完了までの実務の流れを学ぶ分野です。死亡届や各種手続きの期限、相続放棄・限定承認、遺産分割協議、預貯金・不動産の名義変更、相続税の申告までの一連のスケジュールを押さえます。期限のある手続きが多い点が重要です。時系列に沿って「いつ・何を・どこへ」行うかを整理し、依頼者を適切に支援できるよう全体像をつかむことが学習のポイントです。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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281被相続人が死亡した際、死亡届の提出期限として正しいものはどれか。

  1. A死亡した事実を知った日から3ヵ月以内
  2. B死亡した事実を知った日から14日以内
  3. C死亡した事実を知った日から7日以内
  4. D死亡した事実を知った日から4ヵ月以内
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正解:C死亡した事実を知った日から7日以内

死亡届は、被相続人が死亡した日又は死亡したことを知った日から7日以内に提出する必要があります。

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282死亡届の提出先として適切ではないものは次のうちどれか。

  1. A届出人の所在地の市区町村役場
  2. B被相続人が死亡した場所の市区町村役場
  3. C被相続人の本籍地の市区町村役場
  4. D相続人の筆頭者の本籍地市区町村役場
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正解:D相続人の筆頭者の本籍地市区町村役場

死亡届は、死亡した場所、被相続人の本籍地、届出人の住所地のいずれかの市区町村長に提出します。

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283相続放棄および限定承認の手続きは、相続の開始があったことを知った日からいつまでに家庭裁判所に申請する必要があるか。

  1. A3ヵ月以内
  2. B14日以内
  3. C7日以内
  4. D4ヵ月以内
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正解:A3ヵ月以内

相続の放棄及び限定承認は、相続の開始があったことを知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所に申請書を提出する必要があります。

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284亡くなった人の1月1日から亡くなった日までの所得を申告する「準確定申告」の期限として正しいものはどれか。

  1. A死亡した事実を知った日から3ヵ月以内
  2. B死亡した事実を知った日の翌日から4ヵ月以内
  3. C死亡した事実を知った日の翌日から10ヵ月以内
  4. D死亡した事実を知った日の翌日から1年以内
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正解:B死亡した事実を知った日の翌日から4ヵ月以内

準確定申告は、相続人が相続の開始があったことを知った日の翌日から4ヶ月以内に行う必要があります。

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285相続税の申告と納付の期限として正しいものはどれか。

  1. A相続の開始を知った日の翌日から1年以内
  2. B相続の開始を知った日の翌日から6ヶ月以内
  3. C相続の開始を知った日の翌日から10ヶ月以内
  4. D相続の開始を知った日の翌日から3年以内
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正解:C相続の開始を知った日の翌日から10ヶ月以内

相続税の申告および納付は、相続があったことを知った日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。

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286死亡届の手続きが市区町村役場で終了した後に発行され、これがないと行えない儀式に必要な書類はどれか。

  1. A遺産分割協議書
  2. B埋火葬許可証
  3. C死亡診断書控証
  4. D相続税の申告書
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正解:B埋火葬許可証

死亡届の手続きが終了すると埋火葬許可証(火葬許可証)が発行され、この証書がないと火葬を行うことができません。

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287死亡届の「届出人」になることができない者は次のうちどれか。

  1. A被相続人の友人である葬儀社担当者
  2. B被相続人と同居していた親族以外の者
  3. C被相続人と同居していない親族
  4. D被相続人の家屋や土地の管理人
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正解:A被相続人の友人である葬儀社担当者

届出人になれるのは親族、親族以外の同居者、家主、地主、管理人、後見人等です。代理人として窓口に持参することは可能ですが、友人自身が届出人になることはできません。

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288不動産の相続登記は、不動産を相続で取得したことを知った日からいつまでに行う必要があるか。

  1. A10ヵ月以内
  2. B1年以内
  3. C2年以内
  4. D3年以内
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正解:D3年以内

不動産の相続登記は、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に行う必要があります。

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289生命保険金の請求の時効は、原則として被保険者の死亡後どれくらいの期間とされているか。

  1. A1年以内
  2. B5年以内
  3. C3年以内
  4. D10年以内
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正解:C3年以内

生命保険金の請求期限は原則として被保険者の死亡後3年以内となっており、経過すると時効となります。

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290相続発生後のタイムスケジュールにおいて、相続人が「遺産や債務の評価」を終える目安として想定されている期限はどれか。

  1. A相続発生から3ヵ月以内
  2. B相続発生から14日以内
  3. C相続発生から4ヵ月以内
  4. D相続発生から10ヵ月以内
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正解:A相続発生から3ヵ月以内

相続発生後の主なタイムスケジュールにおいて、3ヵ月以内に「遺産や債務の評価」「相続の放棄・限定承認」を行うこととされています。

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291相続の手続きにおいて相続人を確定するために取得する戸籍は、どの期間のものが必要か。

  1. A被相続人の死亡時の戸籍謄本のみ
  2. B被相続人の結婚時から死亡時までの戸籍
  3. C被相続人の両親の出生時から死亡時までの戸籍
  4. D被相続人の出生時から死亡時までのすべての戸籍
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正解:D被相続人の出生時から死亡時までのすべての戸籍

相続人を確定するためには、原則として被相続人の産まれたときから亡くなるまでのすべての戸籍を取得する必要があります。

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292家庭裁判所での「検認」手続きが不要な遺言書は次のうちどれか。

  1. A自筆証書遺言
  2. B公正証書遺言
  3. C秘密証書遺言
  4. D録音証書遺言
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正解:B公正証書遺言

公正証書遺言の場合は、公証役場に保管されており偽造・変造の恐れがないため検認の必要はありません。

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293封印のある遺言書を発見した場合の適切な対応はどれか。

  1. A発見次第、速やかに相続人全員を集めてその場で開封する
  2. B遺言執行者に指定された者が単独で開封して内容を確認する
  3. C遺言者の最後の住所地の市区町村長に提出して開封を依頼する
  4. D家庭裁判所に提出し、相続人等立会いのもとで開封する
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正解:D家庭裁判所に提出し、相続人等立会いのもとで開封する

封印のある遺言書は、家庭裁判所で相続人等立会いのもとで開封しなければならないと規定されています。

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294遺産分割協議を行う際、相続人の中に未成年者がおり親権者と利益相反関係にある場合、誰を選任する必要があるか。

  1. A特別代理人
  2. B成年後見人
  3. C任意後見人
  4. D遺言執行者
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正解:A特別代理人

相続人の中に未成年者がいて、親権者も相続人であるなど利益相反関係が生じる場合は、特別代理人の選任申立を行う必要があります。

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295未成年の子のために特別代理人の選任を請求する先はどこか。

  1. A亡くなった方の最後の住所地の税務署
  2. B亡くなった方の最後の住所地の家庭裁判所
  3. C亡くなった方の最後の本籍地の市区町村役場
  4. D亡くなった方の最後の住所地の法務局
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正解:B亡くなった方の最後の住所地の家庭裁判所

特別代理人の選任は、家庭裁判所に「特別代理人選任申立書」を提出して行います。

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296遺産分割協議書に押印する印鑑として適切なものはどれか。

  1. Aシャチハタなどの浸透印
  2. B銀行印
  3. C実印
  4. D認印
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正解:C実印

遺産分割協議書には、相続人全員が署名し、実印で押印する必要があります。

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297未成年の子がいるにもかかわらず、特別代理人の選任を行わないままなされた遺産分割協議の効力はどうなるか。

  1. A親権者が同意していれば有効となる
  2. B未成年者が成人に達した時点で有効となる
  3. C法律上無効となる
  4. D家庭裁判所の事後承認を得れば有効となる
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正解:C法律上無効となる

未成年の子がいるにもかかわらず、特別代理人の選任を行わないままなされた遺産分割の協議は無効となります。

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298遺産分割協議書を作成する際に、各相続人の実印による押印と併せて添付が求められる書類はどれか。

  1. A住民票
  2. B印鑑証明書
  3. C納税証明書
  4. D所得証明書
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正解:B印鑑証明書

遺産分割協議書には相続人全員の印鑑証明書を添付する必要があります。

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299未成年者の特別代理人として選任される候補者として、一般的な者は誰か。

  1. A利益相反関係にある親権者
  2. B同じく相続人となっている未成年の兄弟
  3. C被相続人の友人や職場の同僚
  4. D叔父叔母などの相続人でない親族や弁護士
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正解:D叔父叔母などの相続人でない親族や弁護士

特別代理人には、相続人でない親族(叔父叔母など)や弁護士が選任されることが一般的です。

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300遺産分割協議の手続きに関する説明として正しいものはどれか。

  1. A一堂に会する必要はないが、相続人全員の承諾が必要である
  2. B相続人全員が必ず一堂に会して協議を行わなければならない
  3. C相続人の過半数が賛成すれば協議は成立する
  4. D遺言書が存在する場合でも必ず遺産分割を行わなければならない
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正解:A一堂に会する必要はないが、相続人全員の承諾が必要である

遺産分割協議は、全員が一堂に会することは求められず、相続人全員が承諾していることが重要です。

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301被相続人の準確定申告書の提出先はどこか。

  1. A相続人の代表者の住所地を管轄する税務署
  2. B被相続人が死亡した場所を管轄する税務署
  3. C被相続人が亡くなった時の住所地の税務署
  4. D被相続人の本籍地を管轄する税務署
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正解:C被相続人が亡くなった時の住所地の税務署

準確定申告は、被相続人の住所地の税務署に提出します。

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302相続税の基礎控除額を求める計算式として正しいものはどれか。

  1. A2,000万円 + 500万円 × 法定相続人の数
  2. B3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
  3. C5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人の数
  4. D6,000万円 + 3,000万円 × 法定相続人の数
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正解:B3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

相続税の基礎控除額は「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」で計算されます。

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303相続税の申告先として正しい場所はどこか。

  1. A相続人のうち最も財産を取得した者の住所地の税務署
  2. B各相続人それぞれの住所地の税務署
  3. C被相続人の本籍地を管轄する税務署
  4. D被相続人が亡くなった時に住んでいた住所地の税務署
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正解:D被相続人が亡くなった時に住んでいた住所地の税務署

相続税の申告は、被相続人が亡くなった時に住んでいた住所地の税務署で行います。相続人の住所地ではありません。

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304相続税は原則として金銭で一度に納めるものですが、特別な納税方法として認められている制度はどれか。

  1. A延納と物納
  2. B分割と猶予
  3. C減免と免除
  4. D振替と相殺
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正解:A延納と物納

相続税の特別な納税方法として、何年かに分けて納める「延納」と、相続した財産そのもので納める「物納」があります。

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305被相続人名義の預貯金が凍結された後、遺産分割協議に基づいて引き出しを行う際に通常不要なものはどれか。

  1. A預貯金の払い戻し請求書
  2. B被相続人の戸籍謄本
  3. C限定承認の申述受理証明書
  4. D相続人全員の印鑑証明書
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正解:C限定承認の申述受理証明書

限定承認の申述受理証明書は預金の引き出し手続き自体には求められません。払戻し請求書、戸籍謄本、遺産分割協議書、相続人全員の印鑑証明書等が必要です。

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306共同相続人が相続する財産の一部または全部を金銭に換価し、その代金を分割する遺産分割の方法を何というか。

  1. A現物分割
  2. B換価分割
  3. C代償分割
  4. D均等分割
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正解:B換価分割

遺産を金銭に換価して分割する方法を「換価分割」といいます。

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307特定の相続人が現物財産を取得し、その代償として自己の固有財産を他の相続人に支払う遺産分割の方法を何というか。

  1. A代償分割
  2. B換価分割
  3. C現物分割
  4. D調整分割
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正解:A代償分割

特定の相続人が財産を取得し、代わりに自身の固有財産を他の相続人に渡して清算する方法を「代償分割」といいます。

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308配偶者の税額軽減について、配偶者に相続税が課税されない課税価格の限度額として正しいものはどれか。

  1. A2億4,000万円または法定相続分まで
  2. B3億円または法定相続分まで
  3. C金額の上限はなく全額非課税
  4. D1億6,000万円または法定相続分まで
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正解:D1億6,000万円または法定相続分まで

配偶者の税額軽減により、配偶者の課税価格が1億6,000万円まで、あるいは法定相続分までは相続税が課税されません。

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309相続人が複数いる場合、相続税の申告書の提出方法として正しいものはどれか。

  1. A必ず各相続人が別々に申告書を作成し提出しなければならない
  2. B相続人の代表者1名のみが署名捺印して提出すれば受理される
  3. C1通の申告書に相続人全員が署名、捺印して共同で提出することができる
  4. D遺産分割協議書があれば申告書の提出は不要となる
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正解:C1通の申告書に相続人全員が署名、捺印して共同で提出することができる

相続人が複数いる場合、別々に申告する必要はなく、1通の申告書に相続人全員が署名、捺印して申告することができます。

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310準確定申告が必要となるケースとして該当しないものはどれか。

  1. A2ヶ所以上から給与を受けていた場合
  2. B死亡した年の医療費控除対象の医療費支払いが一切なかった場合
  3. C給与所得や退職所得以外の所得が合計で20万円以上あった場合
  4. D給与収入が2,000万円を超えていた場合
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正解:B死亡した年の医療費控除対象の医療費支払いが一切なかった場合

医療費控除を受けるために準確定申告をするケースはありますが、医療費の支払いがないこと自体は申告義務の発生要件にはなりません。

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311相続開始後、プラス・マイナスすべての財産をそのまま承継することを何というか。

  1. A単純承認
  2. B限定承認
  3. C相続放棄
  4. D包括遺贈
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正解:A単純承認

相続開始後、そのままプラス・マイナスすべての財産を承継することを「単純承認」といいます。

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312相続によって得た財産の限度においてのみ、被相続人の債務および遺贈を弁済することを留保して相続を承認することを何というか。

  1. A単純承認
  2. B限定承認
  3. C代償分割
  4. D特別受益
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正解:B限定承認

プラスの財産を限度にマイナスの財産を承継する法的手続きを「限定承認」といいます。

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313限定承認の申述を行うための要件として正しいものはどれか。

  1. A各相続人が単独で判断し手続きできる
  2. B遺言執行者の同意がある場合のみ単独で行える
  3. C法定相続分の半分以上を持つ者が合意すれば行える
  4. D相続人全員が共同して手続きを行う必要がある
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正解:D相続人全員が共同して手続きを行う必要がある

限定承認は、相続の開始があったことを知った日から3ヶ月以内に、相続人全員で家庭裁判所に申請しなければなりません。

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314相続放棄の申述を行うための要件に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A相続人全員が共同して手続きを行う必要がある
  2. B被相続人の同意書が事前に必要である
  3. C相続人が複数いる場合でも各相続人が単独で行うことができる
  4. D相続開始から1年以内であればいつでも単独で行える
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正解:C相続人が複数いる場合でも各相続人が単独で行うことができる

相続の放棄は、相続人が複数いる場合でも1人で行うことができます(期限は原則3ヶ月以内)。

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315相続開始時に本来相続人となるべき者が既に死亡している等の理由で相続権を失っている場合、その者の子が代わりに相続人になることを何というか。

  1. A指定相続
  2. B代襲相続
  3. C特別相続
  4. D遺贈相続
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正解:B代襲相続

本来の相続人が以前死亡や相続欠格等により相続権を失っているとき、その者の子が同順位で相続人になることを「代襲相続」といいます。

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316民法が定める、法定相続人ごとの遺産の取得割合のことを何というか。

  1. A法定相続分
  2. B遺留分割合
  3. C指定相続分
  4. D代償分割分
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正解:A法定相続分

民法が定める相続分のことを「法定相続分」といいます。

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317相続放棄や限定承認の家庭裁判所への申述先はどこか。

  1. A相続人の現在の住所地の家庭裁判所
  2. B被相続人の本籍地を管轄する地方裁判所
  3. C被相続人の最後の住所地の家庭裁判所
  4. D相続財産が所在する場所の簡易裁判所
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正解:C被相続人の最後の住所地の家庭裁判所

限定承認や相続放棄の申述先は、被相続人の最後の住所地の家庭裁判所です。

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318相続の開始があったことを知ってから3ヶ月間、限定承認や相続放棄などの手続きを何もしなかった場合はどう扱われるか。

  1. A自動的に相続放棄をしたものとみなされる
  2. B自動的に限定承認をしたものとみなされる
  3. C国庫に財産が帰属し債務は消滅する
  4. D単純承認したものとみなされ債務も引き継ぐ
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正解:D単純承認したものとみなされ債務も引き継ぐ

3ヶ月間何もしない場合か、相続財産を少しでも処分した場合は、単純承認したものとみなされ、債務を含め全て承継します。

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319相続時精算課税制度において、受贈者が受けられる特別控除額の限度額はいくらか。

  1. A1,000万円
  2. B2,500万円
  3. C2,000万円
  4. D3,000万円
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正解:B2,500万円

相続時精算課税制度を選択した場合、2,500万円までの特別控除を受けられ、超えた分に対して一律20%の贈与税が課されます。

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320推定相続人が被相続人に対する背信的行為などの違法行為を行った場合、法律上当然に相続権を喪失する制度を何というか。

  1. A相続欠格
  2. B相続廃除
  3. C遺留分減殺
  4. D特別受益の持ち戻し
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正解:A相続欠格

推定相続人が違法行為を行った場合に法律上当然に相続権を喪失することを「相続欠格」といいます。

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