危険物乙1・2・3・5・6類 ④ 第2類 可燃性固体

第2類(可燃性固体)を扱う分野です。第2類は比較的低温で着火しやすい可燃性の固体で、硫化リン・赤リン・硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウム・引火性固体などが含まれます。鉄粉や金属粉は消防法上の定義で粒度や種類による除外基準がある点、引火性固体は引火点40℃未満のものに限られる点が頻出です。粉じん爆発への注意や、金属粉・マグネシウムに注水すると水素を発生する危険など、消火上の注意も重要です。本アプリでは40問を収録しています。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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116第2類の危険物の消防法における定義として正しいものはどれか。

  1. A「火炎によって着火しやすい固体」または「比較的低温(40℃未満)で引火しやすい固体」
  2. B「それ自体に酸素を含み加熱や衝撃によって激しく爆発する特性を持った固体」
  3. C「空気中で自然発火しまたは水と接触して可燃性ガスを発生する特性を持った固体」
  4. D「それ自体は燃焼しないが他の可燃物の燃焼を著しく促進する特性を持った固体」
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正解:A「火炎によって着火しやすい固体」または「比較的低温(40℃未満)で引火しやすい固体」

第2類の危険物は可燃性固体であり火炎によって着火しやすい特性または40℃未満で引火しやすい特性を持つ固体と定義されています。

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117第2類の危険物の一般的な特性について誤っている記述はどれか。

  1. A可燃性の固体であり一般に比重は1より小さい。
  2. B低温で着火しやすく一度火がつくと燃焼速度が速い。
  3. C微粉状のものは空気と混合したときに粉じん爆発の危険性がある。
  4. D物質自体に毒性があるものや燃焼によって有毒ガスを生じるものがある。
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正解:A可燃性の固体であり一般に比重は1より小さい。

第2類の危険物は可燃性固体であり一般に比重は1より大きいため「1より小さい」という記述は誤りです。

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118第2類の危険物である「鉄粉」の消防法上の定義において危険物から除外される基準はどれか。

  1. A目開き150μmのふるいを通過するものが50%未満のもの
  2. B目開き2mmのふるいを通過しない塊状のもの
  3. C1気圧において引火点が40℃以上のもの
  4. D目開き53μmのふるいを通過するものが50%未満のもの
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正解:D目開き53μmのふるいを通過するものが50%未満のもの

鉄粉は目開き53μmのふるいを通過するものが50%未満(粒径が大きいもの)の場合は危険物から除外されます。

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119消防法上の「金属粉」の定義において危険物の対象から明確に除外されている金属の組み合わせはどれか。

  1. Aアルミニウム粉 と 亜鉛粉
  2. B銅粉 と ニッケル粉
  3. C鉄粉 と マグネシウム粉
  4. Dカリウム粉 と ナトリウム粉
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正解:B銅粉 と ニッケル粉

消防法上の金属粉の定義において銅粉とニッケル粉は危険物から除外されると明記されています。

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120第2類の「引火性固体」に該当する条件として正しいものはどれか。

  1. A常温(20℃)で加熱しなくても100℃で自然発火するもの
  2. B1気圧において引火点が40℃以上100℃未満のゲル状物質
  3. C固形アルコールその他1気圧において引火点が40℃未満のもの
  4. D石油系溶剤に溶かした水によく溶ける接着剤成分
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正解:C固形アルコールその他1気圧において引火点が40℃未満のもの

引火性固体とは固形アルコールその他1気圧において引火点が40℃未満のものを指します。

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121第2類の危険物に共通する火災予防法として誤っているものはどれか。

  1. A過酸化水素などの還元剤との接触を避ける。
  2. B炎・火花・高温体などの点火源に近づけない。
  3. C防湿に注意し容器を密栓して冷暗所に貯蔵する。
  4. D粉じん爆発の恐れがある場所では電気設備を防爆構造にする。
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正解:A過酸化水素などの還元剤との接触を避ける。

過酸化水素は強力な「酸化剤」であり第2類(可燃物)は酸化剤との接触や混合を厳禁とするため記述が誤りです。

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122第2類の危険物において火災時に「注水や水系の消火剤」を使用して冷却消火を行ってよい物品の組み合わせはどれか。

  1. A硫化リン と 鉄粉
  2. B赤リン と 硫黄
  3. Cアルミニウム粉 と マグネシウム
  4. D固形アルコール と ゴムのり
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正解:B赤リン と 硫黄

赤リンと硫黄は水と反応しないため注水や泡・強化液などの水系消火剤による消火が適しています。

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123第2類の危険物と水が接触した際に発生するガスの組み合わせとして誤っているものはどれか。

  1. A五硫化リン ―― 硫化水素
  2. Bアルミニウム粉 ―― 水素
  3. C鉄粉 ―― 硫化水素
  4. Dマグネシウム ―― 水素
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正解:C鉄粉 ―― 硫化水素

鉄粉は酸と反応して水素を発生しますが水と接触して硫化水素を発生する性質はありません。

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124第2類の危険物のうち酸だけでなく「アルカリ」の水溶液とも反応して水素を発生する物質(両性元素)はどれか。

  1. A鉄粉 と マグネシウム
  2. Bアルミニウム粉 と 亜鉛粉
  3. C三硫化リン と 五硫化リン
  4. D赤リン と 硫黄
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正解:Bアルミニウム粉 と 亜鉛粉

アルミニウム粉と亜鉛粉は両性元素であり酸だけでなくアルカリとも反応して水素を発生します。

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125硫化リン(三硫化リン、五硫化リン、七硫化リン)の物理的性質の傾向として正しい記述はどれか。

  1. A融点が最も低いのは七硫化リンであり硫黄よりも融点が低い。
  2. B比重はすべて1より小さく水に浮く性質がある。
  3. C組成比に関わらずすべての硫化リンは冷水と激しく反応して水素を出す。
  4. D比重・融点・沸点ともに三硫化リン<五硫化リン<七硫化リンの順に高くなる。
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正解:D比重・融点・沸点ともに三硫化リン<五硫化リン<七硫化リンの順に高くなる。

テキストの表に示された通り比重・融点・沸点はすべて三硫化リン、五硫化リン、七硫化リンの順に高くなります。

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126三硫化リン(P4S3)の固有の危険性としてテキストに記載されている特徴的な発火温度はどれか。

  1. A常温(20℃)で可燃性蒸気を放出し40℃未満で引火する。
  2. B空気中で加熱すると100℃で発火する。
  3. C融点が115℃と非常に低く火災時に容易に液化流出する。
  4. D窒素雰囲気中で250℃付近に加熱すると黄リンに変化する。
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正解:B空気中で加熱すると100℃で発火する。

三硫化リンは発火点が特に低く空気中で加熱すると100℃で発火する恐れがあると明記されています。

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127赤リンの性状や危険性について正しい記述はどれか。

  1. A空気中で容易に燐光を発し常温で自然発火する。
  2. B赤褐色の粉末でそれ自体は無臭無毒であるが燃焼すると有毒なリン酸化物を発生する。
  3. C水には溶けないが二硫化炭素やベンゼンには非常によく溶ける。
  4. D黄リンの同位体であり黄リンよりも化学的に不安定で危険性が高い。
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正解:B赤褐色の粉末でそれ自体は無臭無毒であるが燃焼すると有毒なリン酸化物を発生する。

赤リンは赤褐色の無臭無毒の粉末ですが燃焼すると有害なリン酸化物を生じます。

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128赤リンの物理的変化における特徴的な現象として正しいものはどれか。

  1. A融点が115℃と低く加熱されると青い炎を出して液状で流出する。
  2. B水と接触することで加水分解を起こし二硫化炭素を生成する。
  3. C常温(20℃)で容易に融解しゲル状(ゼリー状)に変化する。
  4. D1気圧において約400℃で液化せずに昇華する。
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正解:D1気圧において約400℃で液化せずに昇華する。

赤リンは1気圧において約400℃で液化せずに直接気体へと昇華する特性を持っています。

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129硫黄の物理的・化学的性質について誤っている記述はどれか。

  1. A斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄などの同素体が存在する。
  2. B水には溶けないが二硫化炭素にはよく溶ける。
  3. C燃焼すると青い炎を出して有毒な二酸化硫黄(SO2)を発生する。
  4. D電気をよく通すため摩擦しても静電気が蓄積しにくい。
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正解:D電気をよく通すため摩擦しても静電気が蓄積しにくい。

硫黄は電気の不良導体であり摩擦等により静電気が非常に蓄積しやすい特性を持つため誤りです。

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130硫黄の融点および火災時の危険性に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A融点が約400℃と高いため通常の火災熱では融解することはない。
  2. B水と接触すると激しく発熱し融解状態から爆発的に飛散する。
  3. C融点が115℃と低いため火災時に液化して流出し火災を拡大させやすい。
  4. Dアルカリ溶液と接触することで融点が80℃まで低下する。
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正解:C融点が115℃と低いため火災時に液化して流出し火災を拡大させやすい。

硫黄は融点が115℃と低いため加熱されて溶融(液化)しやすく火災時に流出しやすい特徴があります。

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131「鉄粉」の化学的危険性および燃焼時の特徴として正しい記述はどれか。

  1. A油の染みた切削屑(鉄粉)は空気中で自然発火する恐れがある。
  2. B酸に溶けると有毒な硫化水素ガス(H2S)を大量に発生する。
  3. Cアルカリ水溶液(水酸化ナトリウムなど)と接触すると激しく水素を出して溶ける。
  4. D燃焼すると酸化鉄(Fe2O3)になり完全に真っ白な灰が残る。
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正解:A油の染みた切削屑(鉄粉)は空気中で自然発火する恐れがある。

鉄粉は油の染みた切削屑などの状態で放置されると酸化熱などにより自然発火する恐れがあります。

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132アルミニウム粉および亜鉛粉の物理的・化学的性質に関する比較として正しいものはどれか。

  1. Aアルミニウム粉は比重が1より小さく水に浮くが亜鉛粉は1より大きく沈む。
  2. Bアルミニウム粉の比重は2.7で軽金属に属し亜鉛粉の比重は7.1で軽金属ではない。
  3. Cアルミニウム粉は銀白色で亜鉛粉は鮮やかな黄色を呈している。
  4. Dアルミニウム粉は酸にのみ溶け亜鉛粉はアルカリにのみ溶ける。
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正解:Bアルミニウム粉の比重は2.7で軽金属に属し亜鉛粉の比重は7.1で軽金属ではない。

アルミニウム粉は比重2.7の軽金属ですが亜鉛粉は比重7.1であり比重4以下の軽金属には属しません。

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133アルミニウム粉や亜鉛粉などの金属粉が空気中の水分のほかに接触することで自然発火を起こす危険性がある物質はどれか。

  1. A不活性ガス(窒素など)
  2. B二硫化炭素
  3. Cハロゲン元素
  4. D固形アルコール
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正解:Cハロゲン元素

アルミニウム粉や亜鉛粉は空気中の水分だけでなくハロゲン元素と接触することでも自然発火・発火する恐れがあります。

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134マグネシウムの性状や反応性について正しい記述はどれか。

  1. A比重1.7の軽金属であり点火すると白光を放って激しく燃焼する。
  2. B重金属に分類され酸化被膜を生じたものはさらに内部まで酸化が急速に進みやすい。
  3. C冷水や熱水とは一切反応しないが希薄な酸とだけは激しく反応して水素を出す。
  4. Dアルカリ水溶液(水酸化ナトリウムなど)と反応して激しく酸素を発生する。
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正解:A比重1.7の軽金属であり点火すると白光を放って激しく燃焼する。

マグネシウムは比重1.7の軽金属で点火すると白い眩しい光(白光)を放って激しく燃焼します。

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135引火性固体の一種である「ゴムのり」の性状に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A純粋なメタノールを凝固剤で固めたもので水に非常によく溶ける。
  2. B生ゴムを石油系溶剤に溶かした乳白色のゲル状物質で水に溶けない。
  3. C下塗り用の塗料であり蒸気を吸入しても有機溶剤中毒を起こす危険はない。
  4. D引火点が40℃以上であるため常温(20℃)では可燃性蒸気を発生しない。
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正解:B生ゴムを石油系溶剤に溶かした乳白色のゲル状物質で水に溶けない。

ゴムのりは生ゴムを石油系溶剤に溶かした接着剤で乳白色のゲル状をしており水に溶けない性質です。

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136引火性固体の燃焼メカニズムについてテキストに基づいた正しい説明はどれか。

  1. A固体そのものが直接燃えるのではなく固体から蒸発した可燃性蒸気が燃焼する。
  2. B加熱によって固体が熱分解(化学変化)を起こしその分解ガスが燃焼する。
  3. C固体内部に含まれる酸素によって外部の空気がなくても自己分解燃焼する。
  4. D水分と接触した際に発生する水素ガスが引き金となって表面燃焼する。
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正解:A固体そのものが直接燃えるのではなく固体から蒸発した可燃性蒸気が燃焼する。

引火性固体は固体自身が直接燃えるのではなく物理変化(蒸発)により発生した蒸気が燃焼します。

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137第2類の危険物のうち火災の際に「乾燥砂、膨張真珠岩(パーライト)」などによる窒息消火が基本であり水系消火剤が使用できない物品のグループはどれか。

  1. A赤リン、硫黄、引火性固体
  2. B三硫化リン、赤リン、硫黄
  3. C固形アルコール、ゴムのり、ラッカーパテ
  4. D鉄粉、金属粉、マグネシウム
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正解:D鉄粉、金属粉、マグネシウム

鉄粉・金属粉・マグネシウムは水と反応して可燃性の水素を発生するため乾燥砂等で窒息消火します。

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138五硫化リンの火災において泡消火剤や強化液消火剤などの「水系消火剤」を使用してはならない理由として正しいものはどれか。

  1. A水と反応して有毒で可燃性の硫化水素ガス(H2S)を発生するため。
  2. B水と反応して激しく酸素を放出し燃焼を急激に促進するため。
  3. C水に非常によく溶けて液状で流出し火炎を周囲に広げるため。
  4. D水との接触により瞬間的に400℃を超えて昇華を始めるため。
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正解:A水と反応して有毒で可燃性の硫化水素ガス(H2S)を発生するため。

五硫化リンなどの硫化リンは水や熱水と作用すると有毒・可燃性の硫化水素を発生するため注水厳禁です。

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139アルミニウム粉の火災消火においてハロゲン化物消火剤が適応しない(使用を避けるべき)理由として正しいものはどれか。

  1. Aハロゲン化合物の水分によって大量の酸素ガスが発生するため。
  2. Bハロゲン化物消火剤は冷却効果が乏しく金属の鎮火に向かないため。
  3. C消火剤の放射圧力によってアルミニウム粉が激しく攪拌され粉じん爆発を起こすため。
  4. Dアルミニウムがハロゲン元素と接触すると反応して発火する恐れがあるため。
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正解:Dアルミニウムがハロゲン元素と接触すると反応して発火する恐れがあるため。

アルミニウム粉や亜鉛粉はハロゲン元素と接触すると発火する恐れがあるためハロゲン化物消火剤は不適です。

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140固形アルコールやゴムのりなどの「引火性固体」の火災に対して有効な消火剤の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A大量の棒状注水、強化液消火剤、酸アルカリ消火剤
  2. B乾燥砂による激しい攪拌、金属火災用消火剤のみ
  3. C泡消火剤、二酸化炭素、粉末消火剤、ハロゲン化物消火剤
  4. D不活性ガス封入による冷却消火、霧状の棒状水
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正解:C泡消火剤、二酸化炭素、粉末消火剤、ハロゲン化物消火剤

引火性固体の消火には第4類の火災と同様に泡・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物消火剤による窒息消火が有効です。

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141第2類の危険物である「塊状の硫黄」を貯蔵する際容器や包装の材料としてテキストで具体的に「貯蔵することができる」と認められているものの組み合わせはどれか。

  1. Aクラフト紙 ―― 麻袋
  2. Bアルミニウム缶 ―― 亜鉛メッキ容器
  3. C通気口のあるプラスチック容器 ―― 銅製シリンダー
  4. Dガラスびん ―― 鉄製ドラム缶
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正解:Aクラフト紙 ―― 麻袋

硫黄は高温で多くの金属と反応して硫化物を作るため金属容器は避けクラフト紙や麻袋に詰めて貯蔵できます。

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142粉じん爆発の危険性がある第2類の危険物を取り扱う場所において室内の空気管理の方法として誤っているものはどれか。

  1. A適切な換気を行い粉じんが室内に滞留・堆積しないようにする。
  2. B粉じんを取り扱う装置の内部などに窒素などの不活性ガスを封入する。
  3. C粉じんの蓄積を防ぐため常に室内の空気を循環させておく。
  4. D静電気の蓄積を防ぐため取り扱い設備を接地(アース)する。
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正解:C粉じんの蓄積を防ぐため常に室内の空気を循環させておく。

室内の空気を循環させると浮遊した粉じんが舞い戻り粉じん爆発の危険を高めるため誤った対応です。

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143第2類の危険物を酸化剤(第1類や第6類の危険物など)と一緒に貯蔵してはならない化学的な理由として最も適切なものはどれか。

  1. A酸化剤と接触することで第2類の固体がすべて重金属に変化し比重が1未満になるため。
  2. B第2類の可燃性固体が酸化剤の酸素を吸収し不活性ガス(窒素)に変化して消火してしまうため。
  3. C酸化剤から発生する水素ガスと第2類から発生するアセチレンガスが常温で中和反応を起こすため。
  4. D第2類は酸化されやすい(可燃性)物質であり酸化剤と混合すると打撃や摩擦等で爆発する恐れがあるため。
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正解:D第2類は酸化されやすい(可燃性)物質であり酸化剤と混合すると打撃や摩擦等で爆発する恐れがあるため。

第2類は可燃性固体(還元性物質)であり酸化剤(第1類・第6類)と混合すると摩擦等で爆発するため危険です。

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144第2類の危険物の色に関する記述のうちテキストの記載と一致する正しい組み合わせはどれか。

  1. A赤リン ―― 赤褐色 、 亜鉛粉 ―― 灰青色
  2. B硫黄 ―― 無色透明 、 鉄粉 ―― 銀白色
  3. C三硫化リン ―― 灰青色 、 アルミニウム粉 ―― 黄色
  4. Dマグネシウム ―― 黒色 、 固形アルコール ―― 鮮緑色
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正解:A赤リン ―― 赤褐色 、 亜鉛粉 ―― 灰青色

テキストにおいて赤リンは赤褐色、亜鉛粉は灰青色の粉末であるとそれぞれ指定されています。

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145第2類の危険物の貯蔵方法において「保護液の中に沈めて貯蔵する物品」に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A赤リンは黄リン不良品の自然発火を防ぐため常に水の中に沈めて貯蔵する。
  2. B金属粉(アルミニウム粉・亜鉛粉)は空気中の水分との接触を防ぐためアルコール中に貯蔵する。
  3. C第2類の危険物には保護液中に貯蔵する物品はない。
  4. D硫化リンは有毒な硫化水素の発生を抑えるために希塩酸の保護液中に貯蔵する。
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正解:C第2類の危険物には保護液中に貯蔵する物品はない。

テキストの共通の性質および問題の解説に「第2類には保護液中に貯蔵する物品はない」と明記されています。

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146第2類の危険物の「容器」に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A引火性固体など可燃性蒸気が発生する物品は通気口を持つ容器に貯蔵しなければならない。
  2. Bすべての物品において容器は湿気を避けて密閉・密栓することが基本である。
  3. C硫黄の貯蔵には摩擦による静電気を完全に逃がすために一般の金属製容器を必ず使用する。
  4. D鉄粉やマグネシウムは発生する水素ガスを外に逃がすため包装に細かい穴を開けておく。
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正解:Bすべての物品において容器は湿気を避けて密閉・密栓することが基本である。

第2類の危険物は防湿や可燃性蒸気の漏洩を防ぐため容器を密閉・密栓して冷暗所に貯蔵するのが原則です。

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147金属粉(アルミニウム粉、亜鉛粉)やマグネシウム火災の消火において乾燥砂を上からかけて「激しく攪拌する」という行為が誤りである理由として適切なものはどれか。

  1. A乾燥砂と金属粉が激しく摩擦されることで二硫化炭素ガスが大量に発生するため。
  2. B攪拌によって砂の温度が急激に下がり金属の融点を下回ってしまうため。
  3. C激しく攪拌すると砂による空気の遮断(窒息効果)が得られなくなるため。
  4. D乾燥砂が金属粉に含まれる酸素と中和しアセチレンガスの炎に変化するため。
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正解:C激しく攪拌すると砂による空気の遮断(窒息効果)が得られなくなるため。

乾燥砂による消火は空気を断つ窒息消火ですが「攪拌する」と空気を巻き込んでしまい窒息効果が得られません。

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148鉄粉、金属粉(アルミニウム粉・亜鉛粉)、マグネシウムが「酸」と反応したときに発生する共通の気体として正しいものはどれか。

  1. A酸素
  2. B水素
  3. C硫化水素
  4. D二酸化硫黄
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正解:B水素

鉄粉、金属粉、マグネシウムなどの金属類は酸(塩酸や希硫酸など)と反応して可燃性の水素を発生します。

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149第2類の危険物の試験対策としてテキストの最初(正答を導くための秘訣)に示されている「知らないマニアックな文言が出た場合」の心構えとして適切なものはどれか。

  1. A知らない文章こそが確実に「誤り」の選択肢であると判断してマークする。
  2. B細かい各物品の融点や沸点の具体的な数値をすべて思い出すまで解答を保留する。
  3. C第2類だけでなく第1類から第6類までのすべての指定数量を組み合わせて消去法を行う。
  4. D「それは正解には関係ない」と割り切り危険物の共通性質にあてはめて冷静に考える。
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正解:D「それは正解には関係ない」と割り切り危険物の共通性質にあてはめて冷静に考える。

学んだ記憶がないマニアックな文言が出た場合は正解に関係ないと割り切り共通性質に当てはめるのが秘訣です。

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150第2類の危険物である「赤リン」と第3類の危険物である「黄リン」の関係性に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A互いに同位体の関係であり赤リンの方が有害で特有の強い臭気を持っている。
  2. B互いに同素体の関係であり黄リンは自然発火しやすいが赤リンは自然発火しない。
  3. C同じ第2類の危険物であり消火方法もどちらも乾燥砂による窒息消火に限定される。
  4. D赤リンを窒素中で250℃付近で数時間加熱し続けることで黄リンに変化する。
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正解:B互いに同素体の関係であり黄リンは自然発火しやすいが赤リンは自然発火しない。

赤リンと黄リンは同素体であり第3類の黄リンは自然発火しますが第2類の赤リンは自然発火しません。

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151硫黄が「燃焼」したときと硫化リンが「水と反応」したときに発生する有毒ガスの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A硫黄の燃焼 ―― 硫化水素 、 硫化リンの水反応 ―― リン化水素
  2. B硫黄の燃焼 ―― 酸素 、 硫化リンの水反応 ―― 水素
  3. C硫黄の燃焼 ―― 二酸化硫黄 、 硫化リンの水反応 ―― 硫化水素
  4. D硫黄の燃焼 ―― 二酸化硫黄 、 硫化リンの水反応 ―― アセチレン
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正解:C硫黄の燃焼 ―― 二酸化硫黄 、 硫化リンの水反応 ―― 硫化水素

硫黄の燃焼により二酸化硫黄(SO2)が発生し硫化リンが水と反応すると硫化水素(H2S)が発生します。

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152第2類の危険物一覧において品名として「その他のもので政令で定めるもの」の次に並ぶ「前各号に掲げるもののいずれかを含有するもの」に規定されている品名番号はどれか。

  1. A4
  2. B6
  3. C8
  4. D9
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正解:C8

テキストの品名一覧表において「8. 前各号に掲げるもののいずれかを含有するもの」と定められています。

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153第2類の危険物の一般的性質として誤っている記述はどれか。

  1. Aすべてそれ自体が燃焼可能な「可燃性物質」に分類される。
  2. B一般に比重が1より大きく水に溶けないものが多い。
  3. Cゲル状(ゼリー状)の形態をした引火性固体も含まれる。
  4. D第2類の危険物はすべて固体の無機物質であり有機物質は一切含まれない。
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正解:D第2類の危険物はすべて固体の無機物質であり有機物質は一切含まれない。

第2類には有機物質である引火性固体(固形アルコール、ゴムのり、ラッカーパテ)も含まれるため誤りです。

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154第2類の金属粉(アルミニウム粉、亜鉛粉)や鉄粉・マグネシウムが酸と反応してガスを出す化学的背景として正しい説明はどれか。

  1. Aイオン化傾向が金(Au)や白金(Pt)よりも小さいため水分を吸収して燃焼する。
  2. B酸と中和反応を起こすことで可燃性の二酸化硫黄(SO2)に変化するため。
  3. C両性元素であるため酸と反応した時のみ酸素ガスを激しく放出するため。
  4. D水素よりもイオン化傾向が大きい金属であるため酸と反応して水素を発生する。
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正解:D水素よりもイオン化傾向が大きい金属であるため酸と反応して水素を発生する。

水素(H)よりもイオン化傾向が大きい(イオン化列において左側にある)金属は酸と反応して水素を発生します。

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155第2類の危険物の火災予防や安全管理において装置内などに封入することが推奨されている気体はどれか。

  1. A窒素 などの 不活性ガス
  2. B二酸化硫黄 などの 硫黄系ガス
  3. C硫化水素 などの 還元性ガス
  4. D常圧の純粋な 酸素ガス
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正解:A窒素 などの 不活性ガス

粉じん爆発防止や可燃性蒸気・物質の安全な取り扱いのため窒素などの不活性ガスの封入が有効です。

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