貸金業務取扱主任者 ⑤ 民法 債権・契約・相続

民法の債権・契約・相続を扱う、貸付債権の管理に直結する分野です。連帯債務・保証・連帯保証といった人的担保、相殺、債権譲渡、債務不履行や契約の各類型、さらに相続人の順位や相続の効力が問われます。とくに保証契約は成立要件や保証債務の範囲が頻出で、実務でも重要なテーマです。誰がどこまで責任を負うのかという関係を図に整理し、条文上の要件と効果を結びつけて覚えると理解が深まります。

この分野の問題44問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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188連帯債務に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A連帯債務者の1人に対して生じた事由は、常に他の連帯債務者に影響する。
  2. B連帯債務者の1人が弁済したときは、他の連帯債務者の債務も消滅する。
  3. C連帯債務において、債権者は債務者に対して順次にしか請求できない。
  4. D連帯債務の特約がない限り、常に連帯債務となるのが原則である。
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正解:B連帯債務者の1人が弁済したときは、他の連帯債務者の債務も消滅する。

連帯債務者の1人が弁済した場合は、他の連帯債務者の債務も消滅し、求償権が発生する。

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189保証契約の成立要件として、正しいものはどれか。

  1. A保証契約の締結には、必ず主たる債務者の承諾が必要である。
  2. B保証契約は、口頭の合意のみによって、その効力を生じる。
  3. C保証契約は、書面または電磁的記録によって締結しなければならない。
  4. D保証契約は、公証人の認証を受けた場合にのみ有効となる。
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正解:C保証契約は、書面または電磁的記録によって締結しなければならない。

保証契約は、書面または電磁的記録によって締結されなければ効力を生じない。

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190連帯保証人に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A連帯保証人には、分別の利益がある。
  2. B連帯保証人には、検索の抗弁権がない。
  3. C連帯保証人には、催告の抗弁権がない。
  4. D連帯保証債務は、主たる債務への付従性を持っている。
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正解:A連帯保証人には、分別の利益がある。

連帯保証人には分別の利益がないため、各連帯保証人は全額の保証債務を負担する。

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191相殺に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A自働債権が時効で消滅した場合でも、その消滅以前に相殺に適するようになっていたときは相殺できる。
  2. B時効によって自働債権が消滅した後は、いかなる場合も相殺できない。
  3. C自働債権の弁済期が到来していなければ、いかなる場合も相殺できない。
  4. D相殺の意思表示には、条件または期限を付することができる。
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正解:A自働債権が時効で消滅した場合でも、その消滅以前に相殺に適するようになっていたときは相殺できる。

時効により消滅した債権であっても、消滅以前に相殺適状にあれば相殺は可能である。

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192相続人となる順位として、正しいものはどれか。

  1. A第一順位は被相続人の父母である。
  2. B第一順位は被相続人の兄弟姉妹である。
  3. C第一順位は被相続人の子である。
  4. D第一順位は被相続人の配偶者である。
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正解:C第一順位は被相続人の子である。

子(胎児・養子含む)が第一順位の相続人である。配偶者は常に相続人となる。

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193保証債務の範囲として、正しいものはどれか。

  1. A保証人は、主たる債務の範囲内でのみ責任を負い、利息は含まれない。
  2. B保証人は、保証債務についての損害賠償額を約定することはできない。
  3. C主たる債務が加重されたとき、保証人の負担も当然に加重される。
  4. D保証債務には、利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてが含まれる。
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正解:D保証債務には、利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてが含まれる。

保証債務は、主たる債務に関する利息、違約金、損害賠償等を含み、主たる債務を担保する。

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194債権譲渡の対抗要件として、正しいものはどれか。

  1. A債務者に対する対抗要件として、確定日付のある証書による通知が必要である。
  2. B譲渡人が債務者に通知をし、または債務者が承諾をしなければ、債務者に対抗できない。
  3. C譲受人が債務者に通知をすれば、債務者に対抗できる。
  4. D債権譲渡において、債務者の承諾は必ず必要である。
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正解:B譲渡人が債務者に通知をし、または債務者が承諾をしなければ、債務者に対抗できない。

債務者への対抗要件は、譲渡人からの通知または債務者の承諾である。

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195履行遅滞に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A不確定期限を定めた債務は、期限が到来しただけで当然に遅滞となる。
  2. B期限の定めのない債務は、債務者が履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
  3. C金銭債務の履行遅滞について、債務者は不可抗力を主張して責任を免れることができる。
  4. D履行遅滞の場合、債権者は直ちに契約を解除しなければならない。
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正解:B期限の定めのない債務は、債務者が履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

期限の定めのない債務は請求を受けた時から遅滞となる。金銭債務は不可抗力を抗弁にできない。

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196契約の解除に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A解除の意思表示は、撤回することができない。
  2. B一部の履行不能の場合、債権者は常に契約の全部を解除しなければならない。
  3. C債務者が履行を拒絶する意思を明確に表示したときは、催告なしに解除できる。
  4. D債務不履行が軽微であるときは、解除することはできない。
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正解:B一部の履行不能の場合、債権者は常に契約の全部を解除しなければならない。

一部不能で残存部分のみでは目的を達せられないときは全部解除できるが、常に全部解除しなければならないわけではない。

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197人の生命・身体を害する場合を除く不法行為による損害賠償請求権が、被害者が損害および加害者を知った時から時効消滅する期間はどれか。

  1. A1年
  2. B3年
  3. C5年
  4. D10年
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正解:B3年

通常の不法行為は、被害者が損害および加害者を知った時から3年で時効消滅する(人の生命・身体の侵害の場合は5年)。

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198債権者代位権の要件として、誤っているものはどれか。

  1. A被代位権利が必ず特定物の返還請求権であること。
  2. B被保全債権が強制執行で実現可能であること。
  3. C保全の必要性があること(原則として無資力)。
  4. D被保全債権が原則として弁済期にあること。
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正解:A被代位権利が必ず特定物の返還請求権であること。

被代位権利は一身専属権や差押禁止債権でなければよく、特定物の返還請求権に限られない。

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199詐害行為取消権の行使方法として、正しいものはどれか。

  1. A裁判所において行使しなければならない。
  2. B裁判外においても行使できる。
  3. C債権者による通知のみによって行使できる。
  4. D債務者との合意によって行使できる。
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正解:A裁判所において行使しなければならない。

詐害行為取消権は、裁判所において行使しなければならない。

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200弁済の充当の順序として、正しいものはどれか。

  1. A費用、利息、元本の順。
  2. B利息、元本、費用の順。
  3. C元本、利息、費用の順。
  4. D元本、費用、利息の順。
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正解:A費用、利息、元本の順。

特約がない場合、費用、利息、元本の順に充当する。

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201代襲相続が発生しない場合はどれか。

  1. A相続人が相続放棄をしたとき。
  2. B相続人が相続欠格となったとき。
  3. C相続人が廃除されたとき。
  4. D相続人が相続開始以前に死亡したとき。
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正解:A相続人が相続放棄をしたとき。

相続放棄をした者については、代襲相続は発生しない。

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202限定承認に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A相続人が複数いる場合は、相続人全員が共同して行わなければならない。
  2. B相続人が単独で行うことができる。
  3. C被相続人の債務を相続財産を超えて全額弁済する義務を負う。
  4. D債務の存在を制限することはできない。
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正解:A相続人が複数いる場合は、相続人全員が共同して行わなければならない。

限定承認は、相続人が複数いる場合は全員で共同して行う必要がある。

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203連帯債務の求償権に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A他の連帯債務者が弁済能力がない場合、求償権は当然に消滅する。
  2. B弁済した連帯債務者は、求償できず全額を自己負担すべきである。
  3. C弁済した連帯債務者は、他の連帯債務者に対して負担部分に応じ求償できる。
  4. D求償は、弁済したその日に直ちに行わなければならない。
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正解:C弁済した連帯債務者は、他の連帯債務者に対して負担部分に応じ求償できる。

弁済した連帯債務者は、他の連帯債務者に対して負担部分に応じ求償できる。

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204保証人の催告の抗弁権に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A連帯保証人にも、催告の抗弁権がある。
  2. B催告の抗弁権は、まず主たる債務者に催告するよう債権者に求めることができる権利である。
  3. C催告の抗弁権は、口頭で主張しても効力がない。
  4. D催告の抗弁権を行使すれば、保証債務そのものが消滅する。
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正解:B催告の抗弁権は、まず主たる債務者に催告するよう債権者に求めることができる権利である。

催告の抗弁権は、債権者に対してまず主たる債務者に請求するように求める権利である。

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205更改に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A契約により、債務の要素を変更して従来の債務を消滅させることである。
  2. B従来の債務を維持したまま、新たな債務を追加することである。
  3. C一方的な意思表示によって行うことができる。
  4. D裁判所の許可が必要である。
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正解:A契約により、債務の要素を変更して従来の債務を消滅させることである。

更改は契約により行い、従来の債務を消滅させ新たな債務を生じさせる。

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206混同に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A混同は、連帯債務の場合には発生しない。
  2. B債権および債務が同一人に帰属しても、債権は当然には消滅しない。
  3. C混同が発生した場合は、債務者は相殺を援用しなければならない。
  4. D債権および債務が同一人に帰属したときは、第三者の権利の目的である場合を除き、債権は消滅する。
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正解:D債権および債務が同一人に帰属したときは、第三者の権利の目的である場合を除き、債権は消滅する。

混同により債権は消滅するが、第三者の権利の目的である場合は消滅しない。

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207不法原因給付に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A不法な原因のために給付をした者は、常に返還請求できる。
  2. B不法な原因は、債務者側にある場合にのみ返還が制限される。
  3. C受益者にのみ不法の原因がある場合でも、返還請求は認められない。
  4. D不法な原因のために給付をした者は、原則として返還請求できない。
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正解:D不法な原因のために給付をした者は、原則として返還請求できない。

不法原因給付は原則として返還請求できないが、受益者のみに不法の原因がある場合は例外的に返還請求できる。

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208遺留分侵害額請求権の期間制限として、正しいものはどれか。

  1. A知った時から1年、相続開始から20年。
  2. B知った時から3年、相続開始から10年。
  3. C知った時から1年、相続開始から10年。
  4. D知った時から5年、相続開始から20年。
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正解:C知った時から1年、相続開始から10年。

遺留分侵害額請求権は、知った時から1年、相続開始から10年で期間制限を受ける。

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209債権譲渡の譲渡制限特約がある場合の譲渡として、正しいものはどれか。

  1. A譲渡制限特約があれば、譲渡そのものが無効となる。
  2. B譲渡制限特約があっても、譲渡は原則として有効である。
  3. C譲渡制限特約がある債権を譲渡した場合は、刑事罰の対象となる。
  4. D譲渡制限特約は、第三者には一切影響しない。
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正解:B譲渡制限特約があっても、譲渡は原則として有効である。

譲渡制限の意思表示がされていても、譲渡自体は原則として有効である。

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210連帯債務者の1人が債権者に対して債権を有し相殺を援用した場合の効果として、正しいものはどれか。

  1. A相殺は、他の連帯債務者には一切影響を及ぼさない。
  2. B相殺を援用したときは、その効果は他の連帯債務者に対しても及ぶ。
  3. C相殺は、その連帯債務者の負担部分の範囲でのみ他の債務者に影響する。
  4. D相殺は、債権者の同意がなければ効力を生じない。
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正解:B相殺を援用したときは、その効果は他の連帯債務者に対しても及ぶ。

連帯債務者の1人が相殺を援用したときは、その効果は他の連帯債務者にも及ぶ(絶対効)。

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211保証契約の方式について、正しいものはどれか。

  1. A電磁的記録による締結は認められない。
  2. B必ず公正証書によらなければならない。
  3. C保証人となろうとする者が手書きでなければならない。
  4. D書面または電磁的記録であれば認められる。
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正解:D書面または電磁的記録であれば認められる。

保証契約は書面または電磁的記録によって締結される必要がある。

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212連帯保証と通常の保証の違いとして、正しいものはどれか。

  1. A連帯保証には催告の抗弁権がある。
  2. B連帯保証には検索の抗弁権がある。
  3. C連帯保証には分別の利益がない。
  4. D通常の保証には分別の利益がない。
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正解:C連帯保証には分別の利益がない。

連帯保証人には、催告・検索の抗弁権や分別の利益がない。

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213債権者代位権を行使できない権利として、正しいものはどれか。

  1. A扶養請求権などの一身専属権。
  2. B貸付金債権。
  3. C不動産の売買代金債権。
  4. D弁済期にある金銭債権。
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正解:A扶養請求権などの一身専属権。

一身専属権(扶養請求権や慰謝料請求権等)は代位行使できない。

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214不当利得における悪意の受益者の義務として、正しいものはどれか。

  1. A利益をそのまま返還すれば足りる。
  2. B受けた利益に利息を付して返還しなければならない。
  3. C受け取った利益がなくなれば返還義務を負わない。
  4. D損害賠償責任は一切負わない。
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正解:B受けた利益に利息を付して返還しなければならない。

悪意の受益者は利益に利息を付して返還し、なお損害があれば賠償責任も負う。

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215使用者責任に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A使用者は、いかなる場合も免責されない。
  2. B使用者は、被用者が事業の執行について加えた損害を賠償する責任を負う。
  3. C使用者は、被用者が私生活で加えた損害に対しても責任を負う。
  4. D使用者責任が成立するには、使用者自身の故意が必要である。
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正解:B使用者は、被用者が事業の執行について加えた損害を賠償する責任を負う。

使用者は、事業の執行につき被用者が与えた損害を賠償する責任を負う。

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216相続の承認・放棄の熟慮期間として、正しいものはどれか。

  1. A自己のために相続開始があったことを知った時から1か月。
  2. B自己のために相続開始があったことを知った時から1年。
  3. C自己のために相続開始があったことを知った時から6か月。
  4. D自己のために相続開始があったことを知った時から3か月。
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正解:D自己のために相続開始があったことを知った時から3か月。

相続の承認・放棄は、開始を知った時から3か月以内に行う必要がある。

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217債務引受の種類として、正しいものはどれか。

  1. A連帯的債務引受のみ。
  2. B免責的債務引受のみ。
  3. C併存的債務引受と免責的債務引受。
  4. D債務引受という種類は法律上存在しない。
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正解:C併存的債務引受と免責的債務引受。

債務引受には、併存的債務引受と免責的債務引受がある。

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218相殺における自働債権と受働債権に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A自働債権の弁済期は受働債権の弁済期より後でなければならない。
  2. B受働債権の弁済期が到来していれば、自働債権の弁済期は問わない。
  3. C自働債権の弁済期が到来していれば、受働債権の弁済期が未到来でも相殺できる。
  4. D双方の弁済期がともに到来していなければ相殺できない。
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正解:C自働債権の弁済期が到来していれば、受働債権の弁済期が未到来でも相殺できる。

自働債権が弁済期にあれば、受働債権の期限の利益を放棄して相殺できる。

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219債権者代位権における被保全債権の要件として、正しいものはどれか。

  1. A被保全債権は弁済期にある必要はない。
  2. B被保全債権は物権でなければならない。
  3. C被保全債権は裁判上の和解によって成立したものでなければならない。
  4. D被保全債権は原則として弁済期にあることが必要である(保存行為を除く)。
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正解:D被保全債権は原則として弁済期にあることが必要である(保存行為を除く)。

原則として被保全債権は弁済期にあることが必要だが、保存行為は例外である。

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220不法行為が成立する場合として、正しいものはどれか。

  1. A故意または過失によって他人の権利を侵害し損害を与えた場合。
  2. B過失が全くない場合。
  3. C損害が全く発生していない場合。
  4. D単に第三者に迷惑をかけただけの場合。
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正解:A故意または過失によって他人の権利を侵害し損害を与えた場合。

不法行為は故意または過失により他人の権利を侵害し損害を与えた場合に成立する。

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221債権の二重譲渡における優劣の決定方法として、正しいものはどれか。

  1. A先に譲渡契約をした者が常に優先する。
  2. B債務者が認めた譲受人が常に優先する。
  3. C先に債務者の単純な承諾を得た者が常に優先する。
  4. D確定日付のある証書による通知等が先に債務者に到達した譲受人が優先する。
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正解:D確定日付のある証書による通知等が先に債務者に到達した譲受人が優先する。

債権の二重譲渡では、確定日付ある通知等の到達の先後により優劣が決まる。

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222債務不履行の態様の分類として、正しいものはどれか。

  1. A履行遅滞のみ
  2. B履行遅滞・履行中断
  3. C履行不能・履行放棄
  4. D履行遅滞・履行不能・不完全履行
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正解:D履行遅滞・履行不能・不完全履行

債務不履行の態様は、履行遅滞・履行不能・不完全履行に分類される。

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223相続放棄の効果として、正しいものはどれか。

  1. A相続財産の一部のみを放棄できる。
  2. B相続放棄は、いつでも自由に撤回できる。
  3. C相続放棄をしても、プラスの財産は承継する。
  4. Dはじめから相続人ではなかったものとみなされる。
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正解:Dはじめから相続人ではなかったものとみなされる。

相続放棄をした者は、はじめから相続人ではなかったものとみなされる。

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224連帯債務者の1人が相殺を援用しない間の、他の連帯債務者の権利として正しいものはどれか。

  1. A他の連帯債務者は、履行を拒むことができない。
  2. B他の連帯債務者は、その連帯債務者が相殺を援用すべき旨を主張できる。
  3. C他の連帯債務者は、全額の履行を拒むことができる。
  4. D他の連帯債務者は、その連帯債務者の負担部分の限度で履行を拒むことができる。
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正解:D他の連帯債務者は、その連帯債務者の負担部分の限度で履行を拒むことができる。

他の連帯債務者は、相殺を援用しない連帯債務者の負担部分を限度に履行を拒むことができる。

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225連帯保証人に対する請求について、正しいものはどれか。

  1. A債権者は、主たる債務者に請求した後でなければ、連帯保証人に請求できない。
  2. B連帯保証人は、主たる債務者への請求を優先するよう主張できる。
  3. C債権者は、主たる債務者に請求することなく、いきなり連帯保証人に請求できる。
  4. D連帯保証人は、主たる債務者の財産への執行を先に要求できる。
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正解:C債権者は、主たる債務者に請求することなく、いきなり連帯保証人に請求できる。

連帯保証人には催告・検索の抗弁権がないため、直ちに履行を請求できる。

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226遺留分権利者とならない者はどれか。

  1. A被相続人の配偶者。
  2. B被相続人の子。
  3. C被相続人の直系尊属。
  4. D被相続人の兄弟姉妹。
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正解:D被相続人の兄弟姉妹。

兄弟姉妹には遺留分が認められていない。

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227債務不履行による損害賠償の範囲について、正しいものはどれか。

  1. A通常生ずべき損害のほか、当事者が予見すべきであった特別の事情による損害も対象となる。
  2. B特別の事情による損害は、予見可能であっても賠償できない。
  3. C条件関係にあるすべての損害が賠償対象となる。
  4. D通常生ずべき損害に限られ、特別の事情による損害は一切含まれない。
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正解:A通常生ずべき損害のほか、当事者が予見すべきであった特別の事情による損害も対象となる。

通常損害のほか、予見可能な特別事情による損害も賠償対象となる。

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228分割債務の原則について、正しいものはどれか。

  1. A数人が債務を負担する場合、常に連帯して全額の義務を負う。
  2. B債権者が債務者に対して等しい割合で請求しなければならない。
  3. C別段の意思表示がないときは、各債務者は等しい割合で義務を負う。
  4. D債権者は全額を特定の債務者に請求できる。
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正解:C別段の意思表示がないときは、各債務者は等しい割合で義務を負う。

分割債務の原則により、別段の意思表示がないときは各自が等しい割合で義務を負う。

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229債務者が期限の利益を喪失したときの債権者の通知義務について、正しいものはどれか。

  1. A債権者は通知しなくてもよい。
  2. B債権者は、喪失を知った時から1か月以内に通知しなければならない。
  3. C債権者は、喪失を知った時から2か月以内に通知しなければならない。
  4. D債権者は、喪失を知った時から3か月以内に通知しなければならない。
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正解:C債権者は、喪失を知った時から2か月以内に通知しなければならない。

貸金業者は期限の利益の喪失を知った時から2か月以内に通知する義務がある。

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230債権者代位権における被代位権利について、正しいものはどれか。

  1. A一身専属権であっても代位行使できる。
  2. B被代位権利は、原則として強制執行で実現可能なものでなければならない。
  3. C差押えを禁止された権利であっても代位行使できる。
  4. D代位行使には常に債務者の同意が必要である。
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正解:B被代位権利は、原則として強制執行で実現可能なものでなければならない。

被代位権利が強制執行により実現可能であることは代位権の要件である。

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231共同保証において連帯保証ではない場合の各保証人の負担として、正しいものはどれか。

  1. A全員が全額の保証債務を負う。
  2. B主たる債務者が決めた割合に従う。
  3. C平等の割合で分割された保証債務を負担する。
  4. D債権者が指定した保証人が全額を負う。
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正解:C平等の割合で分割された保証債務を負担する。

連帯保証でなければ、各保証人は平等の割合で分割された保証債務を負担する(分別の利益)。

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