事業承継アドバイザー3級 ⑦ 親族外承継(従業員)

役員・従業員が引き継ぐ場合を扱う分野です。収録26問では、MBO・EBOを実行するときの留意点、バイアウト・ファンドの投資期間の目安、ファンドを使う場合のアプローチが問われます。資金調達の比重が大きく、特別目的会社を用いたLBOファイナンスの仕組み、買収直後の特別目的会社の貸借対照表に並ぶ項目、担保制限条項や全資産担保の意味、調達資金の使途と買収後の資金繰りが扱われます。税務では株式を無償で譲渡した場合と時価で譲渡した場合の取扱い、受け皿会社へ無償譲渡した場合の法人側の課税が出ます。経営者保証の引継ぎ、納税猶予の活用、後継者の選定と育成も問われます。

この分野の問題26問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

221役職員が経営権を承継するMBO・EBOを実行する際の留意点として、適切なものはどれか。

  1. A「雇われる側」から「雇う側」への立場の変化は大きく、引継ぎには十分な期間と時間をかけるべきである。
  2. B役職員は会社の業務を熟知しているため、経営者としてのマインド醸成は不要である。
  3. C社内関係者への説明は混乱を招くため、承継が完了するまで伏せておくのが望ましい。
  4. D経営権の移行にあたり、取引先等の外部ステークホルダーへの説明は省略しても問題ない。
正解と解説を見る

正解:A「雇われる側」から「雇う側」への立場の変化は大きく、引継ぎには十分な期間と時間をかけるべきである。

役職員は会社を理解しているものの、立場の変化は大きく、経営者としてのマインド醸成やステークホルダーへの丁寧な説明に十分な期間を要します。

この問題の解説ページを開く →

222一般的なバイアウト・ファンドの投資期間(出口戦略までの期間)の目安として、もっとも割合が多いものはどれか。

  1. A4年〜5年
  2. B1年〜2年
  3. C2年〜3年
  4. D7年〜10年
正解と解説を見る

正解:A4年〜5年

バイアウト・ファンドの投資期間(出口までの期間)は、4年〜5年とする回答が最も多くなっている。

この問題の解説ページを開く →

223ファンドを活用してMBOを行う場合のアプローチとして、適切なものはどれか。

  1. Aファンドの出資割合にかかわらず、経営上のガバナンスは常に現経営陣が100%維持できる。
  2. B出口戦略はファンド側が独自に決定する事項であり、投資期間中の取組みをヒアリングする必要はない。
  3. Cファンドが描く出口戦略や投資期間中に期待される取組みを事前にヒアリングし、対象会社にとって有益か判断する。
  4. Dファンドからの出資金は返済義務がないため、対象企業の将来キャッシュフローを意識した経営は求められない。
正解と解説を見る

正解:Cファンドが描く出口戦略や投資期間中に期待される取組みを事前にヒアリングし、対象会社にとって有益か判断する。

ファンドを活用する際は、その出資割合によりガバナンスを委ねる場合があり、出口戦略や有益性を事前に確認・判断することが重要です。

この問題の解説ページを開く →

224親族外の従業員が後継者となって株式を取得する際の資金調達について、正しくないものはどれか。

  1. A株式会社日本政策金融公庫や信用保証協会などで、円滑な事業承継の実現に向けた資金調達支援が実施されている。
  2. B対象会社の主要資産を担保に供してLBOファイナンスを活用する事例も増加している。
  3. C親族外の従業員が後継者となる場合、経営承継円滑化法に基づく金融支援の対象外となる。
  4. Dファンドやベンチャーキャピタルからの投資によってMBOやEBOを実行する事例もある。
正解と解説を見る

正解:C親族外の従業員が後継者となる場合、経営承継円滑化法に基づく金融支援の対象外となる。

経営承継円滑化法に基づく金融支援は親族外の後継者においても活用が可能であり、積極的な活用が求められます。

この問題の解説ページを開く →

225後継者として取締役に就任した従業員が、株式取得のために会社から極端に低い金利で借入れを行う場合のリスクとして、適切なものはどれか。

  1. A会社法に定める利益相反取引に抵触するおそれや、優遇分が役員報酬と認定される税務リスクが生じる。
  2. B無利息や低金利での借入れは、金融庁への届出が義務付けられている。
  3. C借入額の全額が自動的に贈与税の対象となり、会社側に受贈益が発生する。
  4. D低金利での借入れは、金融機関からのLBOファイナンスを受ける際の必須条件となる。
正解と解説を見る

正解:A会社法に定める利益相反取引に抵触するおそれや、優遇分が役員報酬と認定される税務リスクが生じる。

極端な低金利での借入れは、取締役と会社との利益相反取引に抵触するおそれがあり、優遇額が役員報酬と認定される税務リスクも生じます。

この問題の解説ページを開く →

226特別目的会社(SPC)を通じたLBOファイナンスに関する説明として、適切なものはどれか。

  1. A調達した資金は経営者個人の借入となるため、対象会社の資産が担保に供されることは一切ない。
  2. B融資をした金融機関の返済原資は現経営者の個人資産となるため、SPCの設立が必須とされる。
  3. CLBOファイナンスは原則として対象企業の貸借対照表上の固定負債に計上されることなく処理される。
  4. D対象会社のキャッシュフローで弁済されるため、株式をはじめ対象会社の主要資産は担保に供される。
正解と解説を見る

正解:D対象会社のキャッシュフローで弁済されるため、株式をはじめ対象会社の主要資産は担保に供される。

LBOファイナンスの返済原資は対象会社のキャッシュフローであるため、返済原資を生み出す会社自体を保全する目的で主要資産が担保となります。

この問題の解説ページを開く →

227LBOスキームにおいて、買収直後の特別目的会社(SPC)の貸借対照表に計上される項目として、適切な組合せはどれか。

  1. A借方に現預金、貸方に設備資金
  2. B借方に売掛金、貸方に運転資金ローン
  3. C借方に対象企業の機械設備、貸方に対象企業の株式
  4. D借方に対象企業の株式、貸方にLBOローン
正解と解説を見る

正解:D借方に対象企業の株式、貸方にLBOローン

SPCのバランスシートには、借方(資産の部)に対象企業の株式、貸方(負債の部)にLBOローン、純資産に出資金が計上されます。

この問題の解説ページを開く →

228LBOファイナンスの特徴に関する記述について、正しくないものはどれか。

  1. A経営状況を的確に把握するため、厳格な財務コベナンツ(財務制限条項)が設定される。
  2. B調達した資金が対象企業のバランスシートに残らないため、原則として後継者や役員から連帯保証を徴求する。
  3. C一定期間ごとにさまざまなモニタリング書類の提出義務が課される。
  4. D返済原資は対象企業の将来キャッシュフローにあるため、いわゆるノンリコースローンの建付となる。
正解と解説を見る

正解:B調達した資金が対象企業のバランスシートに残らないため、原則として後継者や役員から連帯保証を徴求する。

LBOファイナンスはいわゆるノンリコースローンの建付となるため、経営者や役員の連帯保証を徴求することは原則ありません。

この問題の解説ページを開く →

229LBOファイナンスにおける他社借入の禁止(ネガティブプレッジ等の担保制限条項)の主たる目的は何か。

  1. A対象企業が株式公開(IPO)を行う際の審査基準を満たすため。
  2. BLBOレンダー以外の金融債権者による、対象企業やその資産への遡及を防ぐため。
  3. C経営者が個人的な目的で対象企業の資金を流用することを直接的に防ぐため。
  4. D従業員のモチベーションを維持し、社内体制を強化するため。
正解と解説を見る

正解:BLBOレンダー以外の金融債権者による、対象企業やその資産への遡及を防ぐため。

他社借入の禁止は、LBOレンダー以外の債権者が対象企業や資産に遡及することを防ぐ目的で設定されます。

この問題の解説ページを開く →

230LBOファイナンスにおける「全資産担保」の実質的な意味合いとして、適切なものはどれか。

  1. A対象企業が保有するすべての不動産に対してのみ、法的な抵当権を設定すること。
  2. B将来キャッシュフローを生み出す経営資産を失わないよう、配当制限や設備投資の禁止なども含めて企業価値を保全すること。
  3. C経営者および全従業員の個人資産を融資の担保として差し入れること。
  4. DLBOローン完済まで、対象企業の全株式を金融機関に無償で譲渡すること。
正解と解説を見る

正解:B将来キャッシュフローを生み出す経営資産を失わないよう、配当制限や設備投資の禁止なども含めて企業価値を保全すること。

LBOにおける全資産担保とは、単なる法的担保設定だけでなく、配当制限や設備投資の禁止などを通じて将来キャッシュフローの源泉を保全する概念を含みます。

この問題の解説ページを開く →

231オーナー経営者が保有する株式を、事業を承継する予定の従業員(個人)に無償で譲渡した場合の税務上の取扱いとして正しいものはどれか。

  1. Aオーナー経営者に法人税が課税され、従業員には所得税が課税される。
  2. B従業員に対して贈与税が課税され、オーナー経営者に譲渡所得の課税は生じない。
  3. Cオーナー経営者に譲渡所得として所得税が課税され、従業員には課税されない。
  4. D従業員に一時所得として所得税が課税されるが、贈与税は課税されない。
正解と解説を見る

正解:B従業員に対して贈与税が課税され、オーナー経営者に譲渡所得の課税は生じない。

個人間の無償譲渡(贈与)の場合、取得価額が引き継がれるためオーナー側に譲渡所得の課税は生じず、受け取った個人(従業員)に贈与税が課税されます。

この問題の解説ページを開く →

232オーナー経営者が保有する株式を、事業を承継する予定の従業員に対して適切な「時価」で有償譲渡した場合の税務上の取扱いとして正しいものはどれか。

  1. Aオーナー経営者と従業員の両方に贈与税が課税される。
  2. B従業員にのみ譲渡所得として所得税が課税される。
  3. Cオーナー経営者に譲渡益に対する所得税が課税されるが、従業員側には課税されない。
  4. D両者ともに非課税となるが、対象企業に受贈益が計上される。
正解と解説を見る

正解:Cオーナー経営者に譲渡益に対する所得税が課税されるが、従業員側には課税されない。

適切な価額での有償譲渡の場合、売却したオーナー経営者には譲渡所得として課税されますが、適正時価で購入した従業員側には課税されません。

この問題の解説ページを開く →

233オーナー経営者が、従業員が設立した受け皿会社(法人)に対して無償で株式を譲渡した場合、その受け取った法人に対する税務上の取扱いとして正しいものはどれか。

  1. A法人税法の定めにより、受贈益として法人税が課税される。
  2. B個人からの贈与に該当するため、法人に対して贈与税が課税される。
  3. C無償での譲受であるため、法人にはいかなる税金も課されない。
  4. D従業員個人の所得とみなされ、法人ではなく従業員個人に所得税が課税される。
正解と解説を見る

正解:A法人税法の定めにより、受贈益として法人税が課税される。

法人に対する贈与については、相続税法上の贈与税ではなく、法人税法の定めにより受贈益として法人税が課税されます。

この問題の解説ページを開く →

234オーナー経営者が全株式を従業員に譲渡する際、財産評価基本通達における「配当還元方式」を適用できるかという点について、適切な説明はどれか。

  1. A従業員は同族株主ではないため、常に配当還元方式による評価価額が適用される。
  2. B所得税法上の特例により、全株式の譲渡であっても配当還元方式の適用が義務付けられている。
  3. C譲渡価額が1,000万円未満の場合に限り、例外的に配当還元方式の適用が認められる。
  4. D全株式を取得した従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できず、原則的評価方式によることとなる。
正解と解説を見る

正解:D全株式を取得した従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できず、原則的評価方式によることとなる。

配当還元方式は同族株主以外の株主等が取得した株式に限り認められる。全株式を取得する従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できない。

この問題の解説ページを開く →

235従業員承継における経営者保証に関する課題と対応について、適切なものはどれか。

  1. A現在、民間金融機関では経営者保証に依存しない新規融資の割合が100%となっており、課題は解消されている。
  2. B依然として経営者保証を求められるケースがあるため、早期からガイドライン等の要件具備に取り組む必要がある。
  3. C経営者保証は法律により直ちに解除されるため、後継者が事前に準備を行う必要はない。
  4. D政府系金融機関では経営者保証の解除が禁止されているため、別の資金調達手段を検討すべきである。
正解と解説を見る

正解:B依然として経営者保証を求められるケースがあるため、早期からガイドライン等の要件具備に取り組む必要がある。

経営者保証に依存しない新規融資の割合は増加傾向にあるものの、依然として保証を求められるケースがあるため、早期からガイドラインの要件具備に取り組むことが重要となる。

この問題の解説ページを開く →

236従業員が後継者となる場合の事業承継税制(納税猶予)の活用について、正しい記述はどれか。

  1. A従業員承継においては、相続による承継の場合のみ活用可能であり、贈与では活用できない。
  2. B従業員承継では一切活用できないため、株式取得資金は全額自己資金か金融機関からの借入に頼るしかない。
  3. C従業員が後継者となる場合は、特例として税額の全額ではなく半額のみが納税猶予の対象となる。
  4. D事業承継税制は親族内承継に限定されておらず、従業員承継でも要件を満たせば活用可能である。
正解と解説を見る

正解:D事業承継税制は親族内承継に限定されておらず、従業員承継でも要件を満たせば活用可能である。

事業承継税制の後継者は現経営者の親族に限定されておらず、従業員承継であっても一定要件を満たせば贈与等で納税猶予を受けることが可能です。

この問題の解説ページを開く →

237中小企業の従業員承継において、現経営者の配偶者が経理・財務を担当している場合の実務的な対応として、適切なものはどれか。

  1. A経営者交代時に、配偶者等の親族から携わっていた業務の引継ぎをスムーズに受けるための検討が必要である。
  2. B後継者が経営権を握れば財務内容は自動的に引き継がれるため、配偶者からの業務引継ぎは不要である。
  3. C配偶者は法的に経営に関与してはならないため、ただちに外部の専門家にすべての経理業務を委託すべきである。
  4. D後継者は経理業務に専念すべきであり、その他の営業や総務などの業務はすべて他の従業員に任せるべきである。
正解と解説を見る

正解:A経営者交代時に、配偶者等の親族から携わっていた業務の引継ぎをスムーズに受けるための検討が必要である。

中小企業では経営者やその配偶者の属人的な手腕で運営されているケースが多いため、経営者の親族から携わっていた業務をスムーズに引き継ぐことが重要です。

この問題の解説ページを開く →

238従業員を後継者として指名する際の経営者の対応として、適切なものはどれか。

  1. A後継者候補には承継の直前まで事実を伏せておき、サプライズとして発表するのが効果的である。
  2. B後継者を指名した理由は、文書に残すと責任が生じるため、口頭のみで伝えるべきである。
  3. Cしかるべきタイミングで明示的に意向を確認し、指名した理由を言葉と文書の両方で社内外に明示する。
  4. D社内の反発を防ぐため、他の従業員には経営者が交代した事後になってから通達を行うのが望ましい。
正解と解説を見る

正解:Cしかるべきタイミングで明示的に意向を確認し、指名した理由を言葉と文書の両方で社内外に明示する。

従業員が後継者になるには意識改革が必要であり、経営者は意向を明示的に確認し、指名理由を言葉と文書の両方で社内外に明示することが大切です。

この問題の解説ページを開く →

239親族内承継と比較した社内承継(従業員承継)の特有の課題として、適切なものはどれか。

  1. A親族内承継よりも後継者候補の数が圧倒的に少なくなる傾向がある。
  2. B社会通念上、承継の正統性を説明しにくい側面があり、ステークホルダーが納得する能力・資質を見極める必要がある。
  3. C株式の譲渡制限が法律で厳格に定められているため、スキームの構築が不可能に近い。
  4. D後継者が個人的な資産を豊富に持っていることが多く、資金調達の課題はほとんど発生しない。
正解と解説を見る

正解:B社会通念上、承継の正統性を説明しにくい側面があり、ステークホルダーが納得する能力・資質を見極める必要がある。

従業員承継は、親族内承継に比べると社会通念上正統性を説明しにくい側面があるため、周囲が納得する資質の慎重な見極めが求められます。

この問題の解説ページを開く →

240従業員承継において、株式や経営資産の譲渡価格を決定する際の現経営者の心構えとして、適切なものはどれか。

  1. A自身の老後資金を確保するため、客観的な企業価値評価額の3倍以上の価格を要求すべきである。
  2. B後継者の資金負担や不安を軽減するため、現経営者は譲渡価格について一定の配慮をする姿勢が大切である。
  3. C従業員に負担をかけないよう、会社の業績にかかわらず常に1株1円で譲渡しなければならない。
  4. D価格設定はすべて後継者側に一任し、現経営者は一切の交渉に関与すべきではない。
正解と解説を見る

正解:B後継者の資金負担や不安を軽減するため、現経営者は譲渡価格について一定の配慮をする姿勢が大切である。

従業員個人にとって株式取得の資金調達は大きな負担となるため、現経営者は譲渡金額の最大化のみを優先せず、金額面での配慮が求められます。

この問題の解説ページを開く →

241従業員を将来の経営者として育成するための取組みとして、適切なものはどれか。

  1. A専門性を高めるため、入社時から特定の部署のみに所属させ、他の業務は一切経験させないようにする。
  2. B経営のノウハウが外部に流出するのを防ぐため、社外のセミナーや経営者交流会への参加は禁止する。
  3. C従業員の個性や強みを生かすため、苦手な分野の業務は経験させず、得意な業務のみに専念させる。
  4. D経理、営業、経営企画など幅広い業務を経験させたり、組織を横断するプロジェクトのリーダーに抜擢したりする。
正解と解説を見る

正解:D経理、営業、経営企画など幅広い業務を経験させたり、組織を横断するプロジェクトのリーダーに抜擢したりする。

後継者の経営者としての意識を醸成するためには、幅広い業務経験や組織横断プロジェクトの経験、社外交流など視野を広げる取組みが必要です。

この問題の解説ページを開く →

242従業員承継を行う際の後継者の意識に関する記述として、正しくないものはどれか。

  1. A従業員の中から後継者を選ぶことは、昨今では珍しいことではなくなっている。
  2. B一従業員にとって、自分が後継者であることを自覚・覚悟することは簡単ではない。
  3. C後継者となる従業員は将来経営者になることを早い段階から強く意識しているのが通常であるため、育成期間は短くて済む。
  4. D現経営者は早い段階から後継者候補と対話を重ね、経営者としての視点を促す必要がある。
正解と解説を見る

正解:C後継者となる従業員は将来経営者になることを早い段階から強く意識しているのが通常であるため、育成期間は短くて済む。

従業員が将来経営者になることを早い段階から意識していることは多くないため、候補となり得る人材の早期育成や対話が必要になります。

この問題の解説ページを開く →

243従業員が後継者となる場合、一般的にどのような人材が選ばれることが多いか。

  1. A入社直後の新入社員
  2. B外部から招聘したプロ経営者
  3. C社内で一定の経験を積み重ね、信頼が厚く取引先にもなじみのある、いわゆる「番頭さん」
  4. D親会社の代表取締役
正解と解説を見る

正解:C社内で一定の経験を積み重ね、信頼が厚く取引先にもなじみのある、いわゆる「番頭さん」

社内で経験を積み、関係者からの信頼も厚いいわゆる「番頭さん」が選ばれることが多く、これにより事業承継後の経営安定が期待できます。

この問題の解説ページを開く →

244LBOファイナンスを活用する際の資金繰りについて、適切でない説明はどれか。

  1. A資金不足が生じた場合、LBO契約の制限を受けずにいつでも無担保で他の銀行から追加融資を受けることができる。
  2. Bファシリティにコミットメントライン等が設定されない限り、当初現預金の範囲内で資金繰りを行う必要がある。
  3. CLBOファイナンス以外の追加の借入れや他社からの借入れが原則として禁止される。
  4. Dモニタリングのため、一定期間ごとに財務諸表等の書類の提出義務が課される。
正解と解説を見る

正解:A資金不足が生じた場合、LBO契約の制限を受けずにいつでも無担保で他の銀行から追加融資を受けることができる。

LBOファイナンスでは他社借入が禁止される(ネガティブプレッジ等)ため、無制限に他の銀行から追加融資を受けることはできず、慎重な資金計画が必要です。

この問題の解説ページを開く →

245従業員承継において、ファンドやベンチャーキャピタル等からの投資によりMBO/EBOを実行する場合に留意すべき点は何か。

  1. A出資割合によって、経営上のガバナンスをファンド等に委ねる場合がある点。
  2. Bいかなる場合でも対象企業は必ず5年以内に株式公開(IPO)を行わなければならない点。
  3. Cファンドからの出資金は、すべて借入金として利息を付けて毎月返済しなければならない点。
  4. D投資を受けた対象会社は、経営承継円滑化法に基づく支援が法的に一切受けられなくなる点。
正解と解説を見る

正解:A出資割合によって、経営上のガバナンスをファンド等に委ねる場合がある点。

ファンド等から投資を受ける場合、その出資割合によっては経営上のガバナンスをファンドに委ねることになるため留意が必要です。

この問題の解説ページを開く →

246LBOファイナンスで調達した資金の使途として、通常想定されるものはどれか。

  1. AM&Aの譲渡人に対する買収資金の支払いにのみ充当され、既存借入金の返済には一切充てられない。
  2. B従業員の給与引き上げの原資として全額が対象企業の損益計算書に直接計上される。
  3. C対象企業が新規事業を立ち上げるための研究開発費として全額が国庫に納付される。
  4. D買収資金として譲渡人に支払われるほか、既存借入金の返済や買収コストの支払いにも充当される。
正解と解説を見る

正解:D買収資金として譲渡人に支払われるほか、既存借入金の返済や買収コストの支払いにも充当される。

LBOファイナンスで調達した資金は、買収資金のほか、他社借入禁止を前提とするため対象企業の既存借入金の返済などにも充当されます。

この問題の解説ページを開く →
事業承継アドバイザー3級の全分野一覧へ戻る