⑦ 親族外承継(従業員)

事業承継アドバイザー3級234

問題

オーナー経営者が全株式を従業員に譲渡する際、財産評価基本通達における「配当還元方式」を適用できるかという点について、適切な説明はどれか。

A従業員は同族株主ではないため、常に配当還元方式による評価価額が適用される。
B所得税法上の特例により、全株式の譲渡であっても配当還元方式の適用が義務付けられている。
C譲渡価額が1,000万円未満の場合に限り、例外的に配当還元方式の適用が認められる。
D全株式を取得した従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できず、原則的評価方式によることとなる。✓ 正解

正解

D全株式を取得した従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できず、原則的評価方式によることとなる。

解説

配当還元方式は同族株主以外の株主等が取得した株式に限り認められる。全株式を取得する従業員は取得後に同族株主となるため、配当還元方式は適用できない。

分野解説:⑦ 親族外承継(従業員)

役員・従業員が引き継ぐ場合を扱う分野です。収録26問では、MBO・EBOを実行するときの留意点、バイアウト・ファンドの投資期間の目安、ファンドを使う場合のアプローチが問われます。資金調達の比重が大きく、特別目的会社を用いたLBOファイナンスの仕組み、買収直後の特別目的会社の貸借対照表に並ぶ項目、担保制限条項や全資産担保の意味、調達資金の使途と買収後の資金繰りが扱われます。税務では株式を無償で譲渡した場合と時価で譲渡した場合の取扱い、受け皿会社へ無償譲渡した場合の法人側の課税が出ます。経営者保証の引継ぎ、納税猶予の活用、後継者の選定と育成も問われます。

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試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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