⑦ 親族外承継(従業員)

事業承継アドバイザー3級225

問題

後継者として取締役に就任した従業員が、株式取得のために会社から極端に低い金利で借入れを行う場合のリスクとして、適切なものはどれか。

A会社法に定める利益相反取引に抵触するおそれや、優遇分が役員報酬と認定される税務リスクが生じる。✓ 正解
B無利息や低金利での借入れは、金融庁への届出が義務付けられている。
C借入額の全額が自動的に贈与税の対象となり、会社側に受贈益が発生する。
D低金利での借入れは、金融機関からのLBOファイナンスを受ける際の必須条件となる。

正解

A会社法に定める利益相反取引に抵触するおそれや、優遇分が役員報酬と認定される税務リスクが生じる。

解説

極端な低金利での借入れは、取締役と会社との利益相反取引に抵触するおそれがあり、優遇額が役員報酬と認定される税務リスクも生じます。

分野解説:⑦ 親族外承継(従業員)

役員・従業員が引き継ぐ場合を扱う分野です。収録26問では、MBO・EBOを実行するときの留意点、バイアウト・ファンドの投資期間の目安、ファンドを使う場合のアプローチが問われます。資金調達の比重が大きく、特別目的会社を用いたLBOファイナンスの仕組み、買収直後の特別目的会社の貸借対照表に並ぶ項目、担保制限条項や全資産担保の意味、調達資金の使途と買収後の資金繰りが扱われます。税務では株式を無償で譲渡した場合と時価で譲渡した場合の取扱い、受け皿会社へ無償譲渡した場合の法人側の課税が出ます。経営者保証の引継ぎ、納税猶予の活用、後継者の選定と育成も問われます。

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事業承継アドバイザー3級について

金融機関の渉外担当者向け、事業承継支援の実務検定

主催銀行業務検定協会(実施・運営は株式会社経済法令研究会、CBT実施は株式会社CBTソリューションズ)
出題形式CBT四答択一式〈一部事例付〉全50問(基本知識40問+技能・応用5事例10問)
試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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