医療経営士3級 ⑤ 診療科目の歴史と医療技術の進歩

医学の進歩と診断・治療技術の発展史を扱う分野です。ガレノスの4体液説から、ハーヴェイによる血液循環の発見、モルガーニによる病理解剖に基づく病巣の確認、打診・聴診といった診断法の登場、レントゲンによるX線発見など、医療技術のブレイクスルーが時系列で問われます。誰が・いつ・何を発見/確立したのかを整理し、その技術が診療科の成立や画像診断学の発展にどうつながったかを押さえると理解が深まります。出題数は40問です。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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157ヒポクラテス派に由来し、ガレノスが体系化・大成した、血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁のバランスが崩れると病気になるとする古代の医学説はどれか。

  1. A細胞病理説
  2. B血液循環説
  3. C4体液説
  4. D細菌感染説
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正解:C4体液説

ガレノスはヒポクラテス派に由来する4体液説を体系化・大成し、古代医学を集大成しました。

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15817世紀に動物実験を通じて、静脈弁を決め手として血液が体内を循環していることを発見したイギリスの医学者は誰か。

  1. Aコッホ
  2. Bレントゲン
  3. Cハーヴェイ
  4. Dパスツール
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正解:Cハーヴェイ

ウィリアム・ハーヴェイは、静脈弁の存在などから血液循環説を発見し、医学に大きく貢献しました。

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15918世紀に数百体の人体解剖を行い、病気には病巣があることを確認してガレノスの病因説を完全に否定した医学者は誰か。

  1. Aモルガーニ
  2. Bナイチンゲール
  3. Cビルロート
  4. Dメンデル
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正解:Aモルガーニ

イタリアのモルガーニは人体解剖を重ねて病巣を確認し、長く続いたガレノスの4体液病因説を否定しました。

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160フランス革命後、病院を中心とした医学が展開される中で、生前に病因の場所を診断する新しい診断法として生まれたものはどれか。

  1. A画像診断法
  2. B内視鏡検査法
  3. C血液検査法
  4. D打聴診法
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正解:D打聴診法

フランス革命後の病院医学において、病理解剖と結びつけて生前に病因を診断する打聴診法が生まれました。

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16119世紀末に物理学者レントゲンが発見し、後の画像診断学の飛躍的な発展の契機となったものはどれか。

  1. A超音波
  2. BX線
  3. C磁気共鳴
  4. D陽電子
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正解:BX線

1895年にレントゲンがX線を発見したことで、体内を透視する画像診断の分野が大きく開かれました。

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16219世紀、パスツールやコッホらによって確立され、感染症の原因究明と治療に大きく貢献した学問分野はどれか。

  1. A遺伝子工学
  2. B発生学
  3. C細菌学
  4. D生理学
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正解:C細菌学

顕微鏡の進歩とともに、パスツールやコッホによって病原菌を特定する細菌学が飛躍的に発展しました。

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16319世紀に阿片からモルヒネが抽出され、手術の痛みをなくす技術が開発されたことで起こった医療の変革はどれか。

  1. A創薬革命
  2. B外科革命
  3. C診断革命
  4. D看護革命
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正解:B外科革命

麻酔薬の研究が進んで手術の痛みが取り除かれたことで、患部を手術で摘出できる「外科革命」が起きました。

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16420世紀に入り、病原菌を直接退治する薬が発見されたことで「治療革命」が起きたが、この薬の総称はどれか。

  1. A抗生物質
  2. Bワクチン
  3. C麻酔薬
  4. D分子標的薬
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正解:A抗生物質

抗生物質の発見により、古代から人々を苦しめてきた疫病や感染症の病原菌を退治できるようになりました。

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16519世紀までの医学の発展に関する記述のうち、明確に誤っているものはどれか。

  1. AレントゲンがMRIを発見した
  2. Bハーヴェイが血液循環説を唱えた
  3. Cコッホらが細菌学を発展させた
  4. Dモルガーニが病理解剖学を切り開いた
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正解:AレントゲンがMRIを発見した

レントゲンが発見したのはX線です。MRI(磁気共鳴画像装置)の臨床利用は20世紀後半になってからです。

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1661953年に構造が解明され、現代の遺伝子レベルの解析や治療に大きく道を開いた人体の構成要素はどれか。

  1. Aたんぱく質
  2. BDNA
  3. C酵素
  4. Dアミノ酸
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正解:BDNA

1953年にDNA(デオキシリボ核酸)の二重らせん構造が発見され、遺伝子工学や再生医療へと繋がりました。

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167医学の進歩に伴い、19世紀のウィーン総合病院などで確立された、現代の病院の部門構成の基礎となった形態はどれか。

  1. A貧困層のみを収容する救貧院
  2. B精神病患者を牢獄に収容する施設
  3. C疾患別の病棟を設けた総合病院
  4. D宗教関係者のみが治療を行う修道院
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正解:C疾患別の病棟を設けた総合病院

19世紀にウィーン総合病院などで疾患別の病棟が設けられ、医学教育や研究の場としての総合病院が誕生しました。

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168近代以降の医療において、臓器別・疾患別に診療科が細分化・専門化していった主な背景として適切なものはどれか。

  1. A医師の労働時間を削減するため
  2. B全ての病気を1人の医師で診るため
  3. C医療従事者の給与を統一するため
  4. D医学・医療技術の高度化と知識の増大に対応するため
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正解:D医学・医療技術の高度化と知識の増大に対応するため

医学や医療技術が急速に高度化・複雑化したため、医師一人で全てを網羅できなくなり、専門分化が進みました。

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169特定の医学分野で高度な知識と技術を持つことを、学会などの第三者機関が審査して認定する制度を何というか。

  1. Aかかりつけ医制度
  2. B総合医制度
  3. C専門医制度
  4. D指定医制度
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正解:C専門医制度

専門医制度は、医師が特定の専門分野において高い水準の知識や技術を持つことを認定する仕組みです。

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170現在の日本の「新専門医制度」において、専門医の認定と質の担保を中立的な立場で統一して行う機関はどれか。

  1. A日本医師会
  2. B厚生労働省
  3. C日本専門医機構
  4. D各都道府県知事
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正解:C日本専門医機構

これまでは各学会が独自に認定していましたが、現在は「日本専門医機構」が統一的な基準で認定・質的担保を行っています。

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171診療科の高度な専門分化が進んだ結果、生じた弊害として指摘されることが多い問題はどれか。

  1. A医師の専門知識が浅くなること
  2. B医療機器の発展が遅れること
  3. C臓器のみを診て患者全体を診ない「患者不在」の医療
  4. D全ての疾患が短期間で完治してしまうこと
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正解:C臓器のみを診て患者全体を診ない「患者不在」の医療

専門分化が進みすぎた結果、病気や臓器だけを診て患者全体を診ない「患者不在の医療」が問題として指摘されています。

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172複数の専門医や多職種が連携し、患者の状況に応じて最適な医療を提供する取り組みを何と呼ぶか。

  1. Aチーム医療
  2. B遠隔医療
  3. C再生医療
  4. D単独医療
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正解:Aチーム医療

専門化が進む現代医療では、各分野の専門家が連携して患者をサポートする「チーム医療」が不可欠となっています。

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173医療法に基づく「診療科名の標榜」に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A医師であれば内科でも外科でも自由に全ての科名を標榜できる
  2. B麻酔科の標榜には厚生労働大臣の許可が必要である
  3. C歯科医師は原則として歯科に関する科名を標榜する
  4. D患者に分かりやすいように標榜できる科名には一定のルールがある
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正解:A医師であれば内科でも外科でも自由に全ての科名を標榜できる

医師は自らの専門に応じて一定のルール内で科名を標榜しますが、麻酔科の標榜には厚生労働大臣の許可が必要であり、完全に自由ではありません。

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1741990年代ごろから大学病院などで「総合診療科」が開設され始めた背景として、最も適切なものはどれか。

  1. A専門医の数を減らすため
  2. B外科手術のみを専門に行う医師を育成するため
  3. C医療費の患者負担を全額無料にするため
  4. D細分化された専門科の隙間を埋め、患者を総合的に診るニーズが高まったため
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正解:D細分化された専門科の隙間を埋め、患者を総合的に診るニーズが高まったため

専門科の細分化により「どの科を受診すべきか分からない」患者が増え、総合的に診察・診断を行う総合診療科が求められました。

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175病気の治療だけでなく、発症リスクを予測し生活習慣病などを未然に防ぐことを重視する医療を何というか。

  1. A緩和医療
  2. B救急医療
  3. C終末期医療
  4. D予防医療
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正解:D予防医療

健康寿命の延伸を目指し、病気になる前の段階でリスクを管理・改善する「予防医療」の重要性が高まっています。

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176診療科の細分化に関する記述のうち、明確に誤っているものはどれか。

  1. A専門分化が進んだため、現在では総合的な診療能力を持つ医師の育成は不要とされている
  2. B外科領域でも心臓血管外科や脳神経外科などの専門化が進んだ
  3. C患者の高齢化に伴い、複数の疾患を併せ持つケースが増加している
  4. D医療技術の進歩により内科は消化器、循環器などに細分化された
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正解:A専門分化が進んだため、現在では総合的な診療能力を持つ医師の育成は不要とされている

複数の疾患を持つ高齢患者の増加などから、臓器横断的に診る総合診療医(ジェネラリスト)の育成が強く求められています。

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177日常的な病気の治療や健康相談に乗り、必要に応じて適切な専門医や大病院を紹介する地域の身近な医師を何と呼ぶか。

  1. A学校医
  2. B産業医
  3. Cかかりつけ医
  4. D救急医
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正解:Cかかりつけ医

「かかりつけ医」は、患者の身近にあって初期診療を行い、健康全般の相談に応じる重要な役割を担います。

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178かかりつけ医が患者の症状を初期評価し、適切な医療機関への受診を導くことで、医療資源の効率的な利用を図る機能を何というか。

  1. Aセカンドオピニオン機能
  2. Bゲートキーパー機能
  3. Cインフォームド・コンセント機能
  4. Dチーム医療機能
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正解:Bゲートキーパー機能

かかりつけ医が不要な大病院受診を防ぎ、適切な医療へ案内する役割を「ゲートキーパー機能」と呼びます。

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179地域包括ケアシステムの推進において、かかりつけ医に求められる重要な役割はどれか。

  1. A地域の全ての高度な外科手術を単独で執刀すること
  2. B医療と介護の連携の要として、多職種と協働し患者の在宅療養を支えること
  3. C自院でのみ患者を囲い込み、他院へ紹介しないこと
  4. D救急車に必ず同乗し、現場で救命処置を行うこと
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正解:B医療と介護の連携の要として、多職種と協働し患者の在宅療養を支えること

地域包括ケアシステムにおいて、かかりつけ医は医療・介護・福祉の多職種と連携し、患者の在宅での生活を支える要となります。

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1801994年に日本医師会会長が「かかりつけ医」の推進を提唱した背景として適切なものはどれか。

  1. A全てのクリニックを閉鎖し、大病院に統合するため
  2. Bかかりつけ医の診察料を大病院よりも高く設定するため
  3. C予防接種の実施をすべて保健所に移行するため
  4. D患者の「大病院志向」による外来の混雑や医療の機能分化の遅れを是正するため
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正解:D患者の「大病院志向」による外来の混雑や医療の機能分化の遅れを是正するため

患者の大病院への集中(大病院志向)による混雑を解消し、医療機関の役割分担を進めるために「かかりつけ医」が推進されました。

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181患者が紹介状を持たずに特定機能病院などの大病院を受診した場合に、通常の窓口負担に加えて定額負担を求める制度の目的として誤っているものはどれか。

  1. A全ての患者が初診から大病院を受診しやすくするため
  2. Bかかりつけ医と大病院の機能分化を推進するため
  3. C軽症患者の大病院への集中を緩和するため
  4. D限られた医療資源を重症患者や専門的な治療が必要な患者に振り向けるため
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正解:A全ての患者が初診から大病院を受診しやすくするため

この定額負担制度は、軽症患者の安易な大病院受診を抑制し、医療機関の機能分化を図るために導入されました。

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182「総合診療医」に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A幅広い疾患や健康問題に対して総合的に対応する医師である
  2. B臓器別の専門医とは異なり、患者を全人的に診ることを得意とする
  3. C日本の新しい専門医制度において、基本領域の専門医の一つとして位置づけられた
  4. D高度な心臓バイパス手術などの専門的な外科手術を主たる業務とする
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正解:D高度な心臓バイパス手術などの専門的な外科手術を主たる業務とする

高度な外科手術は心臓血管外科などの専門医が担い、総合診療医は日常的・総合的な診療や初期対応を主とします。

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1831970年代に実用化され、X線を多方向から照射してコンピュータで人体の断面画像を描出する画期的な画像診断装置はどれか。

  1. A超音波検査装置
  2. BPET
  3. CX線CT
  4. D内視鏡
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正解:CX線CT

1968年に実用機が開発され、1970年代に普及したX線CTは、人体の断面を詳細に画像化する革命的な装置です。

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184X線CTの開発に貢献し、1979年にノーベル生理学・医学賞の対象ともなったこの技術がもたらした意義として、最も適切なものはどれか。

  1. A放射線の被曝を完全にゼロにした
  2. B体内の断層画像を非侵襲的に得られるようになった
  3. C手術の痛みをなくす麻酔技術を確立した
  4. D画像診断のみで全ての癌が完治するようになった
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正解:B体内の断層画像を非侵襲的に得られるようになった

X線CTの開発は1979年にノーベル生理学・医学賞の対象となり、非侵襲的に体内の断層画像を得ることを可能にしました。

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185強力な磁気と電波を利用して人体の断面を画像化する装置で、X線被曝がないという特徴を持つものはどれか。

  1. AMRI
  2. BCT
  3. CPET
  4. DX線一般撮影
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正解:AMRI

MRI(磁気共鳴画像装置)は磁気と電波を利用するため放射線被曝がなく、脳や軟部組織の描出に優れています。

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186がん細胞が正常細胞に比べてブドウ糖を多く取り込む性質を利用し、全身の微小ながんの発見等に有用な画像診断法はどれか。

  1. A超音波検査
  2. B骨シンチグラフィ
  3. CPET検査
  4. D血管造影検査
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正解:CPET検査

PET(陽電子放射断層撮影)は、がん細胞の活発なブドウ糖代謝を利用して、がんの早期発見や転移の確認に用いられます。

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187患者の身体的負担を軽減するため、腹部に小さな穴を開けてカメラや専用の器具を挿入して行う手術を何と呼ぶか。

  1. Aカテーテル治療
  2. B顕微鏡下手術
  3. C開腹手術
  4. D腹腔鏡下手術
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正解:D腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術は、大きな切開を伴う開腹手術に比べて傷が小さく、術後の回復が早い低侵襲手術の代表です。

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188医療機器がネットワークで結ばれ、CTやMRIなどの画像診断データをフィルムではなく電子データとして保存・配信・表示するシステムはどれか。

  1. APACS
  2. BHIS
  3. C電子カルテ
  4. Dオーダーエントリーシステム
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正解:APACS

PACS(画像保存通信システム)の導入により、フィルムレスでの画像管理や院内各所での迅速な画像参照が可能になりました。

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189画像診断機器の発展に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A高解像度化や撮影時間の短縮が進んでいる
  2. B異なるメーカーの機器間でも画像をやり取りできる標準規格は存在しない
  3. C画像データとAI(人工知能)を組み合わせた診断支援の研究が進んでいる
  4. Dデジタル化により、遠隔地の専門医が画像を代行読影することが可能になった
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正解:B異なるメーカーの機器間でも画像をやり取りできる標準規格は存在しない

画像保存の標準規格である「DICOM」が存在し、メーカーが異なっても画像の互換性が確保されています。

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190近年の新しい医薬品である「分子標的薬」に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. Aがん細胞の増殖に関わる特定の分子を狙い撃ちにする薬である
  2. B従来の抗がん剤とは異なる副作用に注意が必要である
  3. C患者個々の遺伝子特性に合わせて投与される個別化医療の代表例である
  4. D開発や製造コストが安く、全ての薬価が非常に安価に設定されている
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正解:D開発や製造コストが安く、全ての薬価が非常に安価に設定されている

分子標的薬は高い治療効果を持つ反面、オプジーボなどに代表されるように薬剤価格が非常に高額であることが医療経済上の課題となっています。

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191体細胞から人工的に作製され、さまざまな組織や臓器の細胞に分化する能力を持つ、日本の山中教授が発見した細胞はどれか。

  1. A白血球
  2. BiPS細胞
  3. C癌細胞
  4. DES細胞
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正解:BiPS細胞

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、患者自身の細胞から作製でき、拒絶反応の少ない再生医療の実現に向けて期待されています。

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192患者個人の遺伝子情報や生体情報を解析し、その人にとって最も効果的で副作用の少ない治療を選択する医療を何と呼ぶか。

  1. A個別化医療(テーラーメイド医療)
  2. B対症療法
  3. C代替医療
  4. D集団医療
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正解:A個別化医療(テーラーメイド医療)

個人の遺伝子特性などに基づき、最適な治療薬や治療法を提供するアプローチを個別化医療(テーラーメイド医療や精密医療)と呼びます。

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193情報通信技術(ICT)を活用し、遠隔地の患者と医師を結んで診察や処方を行う診療形態を何と呼ぶか。

  1. Aセカンドオピニオン
  2. B訪問診療
  3. C往診
  4. Dオンライン診療(遠隔医療)
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正解:Dオンライン診療(遠隔医療)

パソコンやスマートフォン等のネットワークを活用し、離れた場所にいる患者の診察を行うことをオンライン診療(遠隔医療)と呼びます。

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194高額な新薬や医療機器の保険収載価格を算定する際、その効果に見合った価格かどうかを評価するために導入された仕組みはどれか。

  1. A出来高払い評価
  2. B費用対効果評価
  3. C包括払い評価
  4. D人頭払い評価
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正解:B費用対効果評価

高額な薬剤の登場等による保険財政への影響を考慮し、治療効果と費用のバランスを評価する「費用対効果評価」が導入されています。

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195厚生労働省が定める「先進医療」の制度における医療費の取り扱いとして正しいものはどれか。

  1. A保険診療との併用は一切認められない
  2. B先進医療にかかる費用は全額が健康保険から支払われる
  3. C先進医療を実施できるのは市町村立病院に限られる
  4. D先進医療の技術料は全額自己負担となるが、通常の診療部分は保険が適用される
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正解:D先進医療の技術料は全額自己負担となるが、通常の診療部分は保険が適用される

先進医療は「保険外併用療養費制度」の対象であり、先進医療技術料は自己負担となりますが、診察や入院等の基礎部分は保険適用となります。

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196医療技術の進歩に関する記述のうち、不適切なものはどれか。

  1. A手術支援ロボットの導入により、より精密な手術が可能になった
  2. B医療技術の高度化は医療費の抑制に直結し、常に医療費全体を下げる効果がある
  3. C内視鏡技術の進歩により、早期がんの切除が身体的負担を少なく行えるようになった
  4. D新型出生前診断などの技術進歩は、新たな倫理的課題も生み出している
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正解:B医療技術の高度化は医療費の抑制に直結し、常に医療費全体を下げる効果がある

医療技術の高度化や高額な新薬の登場は、患者の恩恵となる一方で、国民医療費を押し上げる大きな要因にもなっています。

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