第一種衛生管理者 ③ 労働生理2(調節・感覚)

体内環境の調節と感覚・代謝を扱う労働生理の応用分野です。ホルモンと内分泌器官の組み合わせ、免疫(体液性免疫・細胞性免疫)、同化と異化などの代謝、基礎代謝量やエネルギー代謝率(RMR)、体温調節、視覚・聴覚などの感覚器、ストレスや睡眠が頻出です。ホルモンは分泌器官と働きをセットで覚え、代謝の用語や指標は定義を正確に区別することが得点のカギです。数値や計算式が問われる項目もあるため、基準値もあわせて整理しましょう。

この分野の問題39問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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83血糖値を低下させるホルモンである「インスリン」を分泌する器官はどれか。

  1. A膵臓
  2. B副腎皮質
  3. C副腎髄質
  4. D十二指腸
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正解:A膵臓

インスリンは膵臓の中にある細胞でつくられ、血糖値を低下させる働きを持ちます。

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84松果体から分泌され、睡眠と覚醒のリズムを調節する機能を持つホルモンはどれか。

  1. Aノルアドレナリン
  2. Bメラトニン
  3. Cグルカゴン
  4. Dパラソルモン
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正解:Bメラトニン

メラトニンは松果体で分泌され、睡眠を誘発するなど睡眠と覚醒のリズム調節に関与します。

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85血糖値を上昇させる働きを持つホルモンと、その分泌器官の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. Aインスリンと膵臓
  2. Bパラソルモンと副甲状腺
  3. Cコルチゾールと副腎皮質
  4. Dガストリンと胃
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正解:Cコルチゾールと副腎皮質

コルチゾールは副腎皮質から分泌され、糖新生の促進や末梢での糖利用の抑制などにより血糖値を上昇させます。

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86次の内分泌器官と分泌物質、その働きの組み合わせのうち、誤っているものはどれか。

  1. A副腎髄質 - アドレナリン - 血糖、血圧上昇
  2. B甲状腺 - 甲状腺ホルモン - 酸素消費促進、体温上昇
  3. C十二指腸 - セクレチン - 消化液分泌促進
  4. D胃 - ガストリン - 胃酸分泌抑制
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正解:D胃 - ガストリン - 胃酸分泌抑制

ガストリンは胃から分泌され、胃酸分泌を「抑制」するのではなく「刺激(促進)」します。

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87体液性免疫において、体内に侵入した抗原に対してリンパ球が血漿中に放出するタンパク質を何というか。

  1. A抗体
  2. B病原体
  3. C抗原
  4. D異物
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正解:A抗体

体液性免疫では、リンパ球が抗原と認識した異物に対し、特異的に結合する「抗体(免疫グロブリン)」を放出します。

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88免疫に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A免疫には、生まれつき備わっている獲得免疫と、後天的に形成される自然免疫がある。
  2. B細胞性免疫とは、リンパ球が直接働いて抗原を排除するしくみである。
  3. Cアレルギーとは、免疫が低下し感染症にかかりやすくなることである。
  4. D体液性免疫は、血小板が抗体を放出して体を防御するしくみである。
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正解:B細胞性免疫とは、リンパ球が直接働いて抗原を排除するしくみである。

細胞性免疫はリンパ球が直接病原体などの異物を攻撃するしくみです。アレルギーは免疫反応が過敏に起こり生体に不利益な症状を生じる状態で、体液性免疫はリンパ球が抗体を放出します。

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89体内に摂取された栄養素が、アデノシン三リン酸(ATP)のエネルギーを用いて、細胞を構成するタンパク質など生体に必要な物質に合成される代謝を何というか。

  1. A基礎代謝
  2. B異化
  3. C同化
  4. Dエネルギー代謝率
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正解:C同化

必要な物質に合成されることを「同化」、分解してエネルギーを得ることを「異化」といいます。

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90基礎代謝量を測定する際の条件として、正しいものはどれか。

  1. A睡眠・座位・安静時
  2. B覚醒・立位・安静時
  3. C覚醒・座位・安静時
  4. D覚醒・横臥・安静時
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正解:D覚醒・横臥・安静時

基礎代謝量は、「覚醒・横臥・安静時」における生命維持に必要とされる最小限のエネルギー代謝量です。

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91基礎代謝量に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A同性同年齢であれば、ほぼ体重に正比例する。
  2. B女性は男性よりも低い傾向がある。
  3. C睡眠時の代謝量は、基礎代謝量より5〜10%低くなる。
  4. D成年男性の1日の基礎代謝量は約1,500kcalである。
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正解:A同性同年齢であれば、ほぼ体重に正比例する。

基礎代謝量は、同性同年齢であれば、ほぼ「体表面積」に正比例します。体重ではありません。

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92作業(仕事)に要したエネルギー量が、基礎代謝量の何倍に当たるかを表す数値を何というか。

  1. ABMI
  2. Bエネルギー代謝率(RMR)
  3. Cメッツ
  4. D睡眠時代謝量
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正解:Bエネルギー代謝率(RMR)

作業の強度を示す指標として、作業に要したエネルギー量が基礎代謝量の何倍にあたるかを示す数値をエネルギー代謝率(RMR)といいます。

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93エネルギー代謝率(RMR)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A同じ作業であれば、性別や年齢による影響は少なく、ほぼ同じ値となる。
  2. B動的筋作業の強度を表す指標として役立つ。
  3. C精神的作業や、座って行うパソコン作業などの静的筋作業にも広く適用できる。
  4. D「作業中の総消費エネルギー」から「その時間の安静時消費エネルギー」を引いたものを基準に算出される。
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正解:C精神的作業や、座って行うパソコン作業などの静的筋作業にも広く適用できる。

エネルギー代謝率(RMR)はエネルギーをあまり消費しない精神的作業や静的筋作業には適用できません。

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94日本人のメタボリックシンドローム診断基準において、腹部肥満(内臓脂肪の蓄積)とされるウエスト周囲径の基準として正しいものはどれか。

  1. A男性80cm以上、女性85cm以上
  2. B男性85cm以上、女性85cm以上
  3. C男性90cm以上、女性85cm以上
  4. D男性85cm以上、女性90cm以上
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正解:D男性85cm以上、女性90cm以上

腹部肥満の診断基準は、男性で85cm以上、女性で90cm以上とされています。

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95肥満測定の指標であるBMI(Body Mass Index)を算出する計算式として、正しいものはどれか。

  1. A体重(kg) ÷ {身長(m) × 身長(m)}
  2. B体重(kg) ÷ {身長(cm) × 身長(cm)}
  3. C{身長(m) × 身長(m)} ÷ 体重(kg)
  4. D身長(cm) - 110
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正解:A体重(kg) ÷ {身長(m) × 身長(m)}

BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って算出します。

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96眼の網膜にある視細胞のうち、明るい光と色を感じる細胞はどれか。

  1. A硝子体
  2. B錐状体
  3. C杆状体
  4. D虹彩
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正解:B錐状体

網膜には、明るい光と色を感じる「錐状体」と、弱い光と明暗を感じる「杆状体」の2種類があります。

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97眼の構造をカメラに例えた場合、レンズに相当し、厚みを変えることで焦点距離を調節する部分はどこか。

  1. A瞳孔
  2. B網膜
  3. C水晶体
  4. D角膜
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正解:C水晶体

水晶体はカメラのレンズに相当し、厚みを変えて網膜の上に像を結ぶ調節を行います。

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98眼の機能の異常と、その原因の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A近視 - 眼軸が短すぎるために網膜の後方で像を結ぶ
  2. B遠視 - 眼軸が長すぎるために網膜の前方で像を結ぶ
  3. C老視 - 角膜が完全な球面ではなく歪んでいるために正しく像を結べない
  4. D乱視 - 角膜が歪んでいたり表面に凹凸があるために網膜に正しく像を結べない
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正解:D乱視 - 角膜が歪んでいたり表面に凹凸があるために網膜に正しく像を結べない

乱視は角膜の歪み等により多重に見える状態です。近視は眼軸が長すぎ、遠視は眼軸が短すぎることが原因です。

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99眼の順応に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A明るい所から急に暗い所へ入ったとき、慣れるのに約5分で完了することを暗順応という。
  2. B暗順応は、明るい所から暗い所へ入ったときに徐々に見えやすくなる現象である。
  3. C明順応は、暗い所から急に明るい所へ出たときに起こる現象である。
  4. D暗順応には、一般に30分から1時間かかる。
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正解:A明るい所から急に暗い所へ入ったとき、慣れるのに約5分で完了することを暗順応という。

暗順応は慣れるまでに30分から1時間かかります。約5分ではありません。

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100加齢によって水晶体が徐々に変性して調節できる範囲が狭まり、近くを見るときの矯正に凸レンズを用いる状態を何というか。

  1. A近視
  2. B老視(老眼)
  3. C乱視
  4. D正視
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正解:B老視(老眼)

老視は水晶体の変性で近点が遠くなるため、近くを見るときの矯正に凸レンズを用います。

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101耳の構造において、体の傾きの方向や大きさを感じる内耳の器官はどれか。

  1. A鼓室
  2. B半規管
  3. C前庭
  4. D耳小骨
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正解:C前庭

内耳の「前庭」は体の傾きの方向や大きさを感じ、「半規管」は体の回転方向や速度を感じます。

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102騒音ばく露によって生じる聴力低下(騒音性難聴)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A低下は4,000Hz付近の高音域から始まる。
  2. B騒音ばく露による聴力低下の型をc5 dip(シーゴディップ)という。
  3. Cc5 dipのdipは「くぼみ」という意味である。
  4. D低下は日常会話の領域である1,000Hz付近から始まる。
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正解:D低下は日常会話の領域である1,000Hz付近から始まる。

騒音性難聴は、1,000Hzではなく4,000Hz付近の高音域から聴力低下が始まります。

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103音の振動が外耳道を通って認識されるまでの経路として、正しい順序はどれか。

  1. A鼓膜 → 耳小骨 → 前庭 → 蝸牛 → 蝸牛神経
  2. B鼓膜 → 耳小骨 → 蝸牛 → 前庭 → 蝸牛神経
  3. C鼓膜 → 前庭 → 耳小骨 → 蝸牛神経 → 蝸牛
  4. D耳小骨 → 鼓膜 → 蝸牛 → 前庭 → 蝸牛神経
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正解:A鼓膜 → 耳小骨 → 前庭 → 蝸牛 → 蝸牛神経

音は、外耳道⇒鼓膜⇒耳小骨⇒前庭⇒蝸牛⇒蝸牛神経⇒聴覚中枢(大脳)の順で伝わります。

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104皮膚感覚の感覚点のうち、皮膚に広く存在し、分布密度が最も大きい(多い)ものはどれか。

  1. A触覚点
  2. B痛覚点
  3. C温覚点
  4. D冷覚点
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正解:B痛覚点

痛覚点は皮膚に広く存在し、他の感覚点に比べて分布密度が最も大きくなっています。

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105感覚に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A嗅覚と味覚は物質の化学性質を感じるもので、化学感覚ともいわれる。
  2. B温度感覚の冷覚点の密度は、温覚点に比べて大きい。
  3. C嗅覚はわずかなにおいでも感じる反面、同一臭気に対しては疲労しにくい(慣れにくい)。
  4. D骨格筋や関節の受容器からの深部感覚により、目隠しをした状態でも手足の位置を認識できる。
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正解:C嗅覚はわずかなにおいでも感じる反面、同一臭気に対しては疲労しにくい(慣れにくい)。

嗅覚は鋭敏ですが、同一臭気に対しては「疲労しやすい(慣れやすい)」という特徴があります。

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106体温調節などのホメオスタシス(生体恒常性)を保つための指令を出す中枢がある脳の部位はどれか。

  1. A大脳皮質
  2. B小脳
  3. C延髄
  4. D間脳の視床下部
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正解:D間脳の視床下部

体温調節などホメオスタシスの指令を出す中枢は、間脳の視床下部にあります。

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107発汗していない状態でも、皮膚や呼吸器から1日に約850mLの水分が蒸発する現象を何というか。

  1. A不感蒸泄
  2. B明順応
  3. C湿熱性発汗
  4. D精神性発汗
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正解:A不感蒸泄

発汗していなくても皮膚や呼吸器から水分が蒸発することを「不感蒸泄」といいます。全放熱量の25%を占めます。

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108外部環境の温度変化に対する人体の体温調節反応として、正しいものはどれか。

  1. A暑熱な環境では、皮膚の血管を収縮させて体表面の血流を減らす。
  2. B暑熱な環境では、皮膚の血流量が増加して体表からの放熱が促進される。
  3. C寒冷な環境では、体内の代謝活動を抑制することで産熱量を減少させる。
  4. D寒冷な環境では、ふく射や蒸発を促進させてホメオスタシスを保つ。
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正解:B暑熱な環境では、皮膚の血流量が増加して体表からの放熱が促進される。

暑熱環境では皮膚の血流量を増やして放熱を促進し、寒冷環境では皮膚の血管を収縮させ血流を減らして放熱を防ぎます。

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109ストレスに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A物理的・心理的なストレッサーのどちらであっても、ストレス反応は同じことが多い。
  2. Bストレス反応が長期間継続すると、ホメオスタシスが維持できなくなり健康障害を起こすことがある。
  3. C自律神経系にはコルチゾールが、内分泌系にはアドレナリンが深く関与する。
  4. D職業生活でストレスを感じる人の割合は全体の5割超であり、原因として「仕事の量」が最も高い。
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正解:C自律神経系にはコルチゾールが、内分泌系にはアドレナリンが深く関与する。

自律神経系にはアドレナリン等のカテコールアミンが、内分泌系にはコルチゾールが関与します(逆になっています)。

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110身体的な活動によって生じる疲労を何というか。

  1. A局所疲労
  2. B静的疲労
  3. C精神的疲労
  4. D身体的疲労
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正解:D身体的疲労

身体的な活動によって生じるものを身体的疲労、精神的な活動によるものを精神的疲労といいます。

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111近年の産業疲労の傾向に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A情報機器作業による局所疲労が問題となっている。
  2. B作業の自動化により、慢性的な疲労はほとんどみられない。
  3. C身体的疲労が中心で、精神的疲労はほとんどみられない。
  4. Dすべての疲労は単純に休むだけで完全に回復する。
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正解:A情報機器作業による局所疲労が問題となっている。

近年は精神的疲労が上回り、キーボード入力等の情報機器作業による局所疲労が問題となっています。

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112疲労の検査方法とその内容の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  1. ARMR - 労働の強度を表す指標だが、疲労度の検査でも使われる
  2. Bフリッカー検査 - 皮膚上の2点に加えられる感覚刺激の距離を調べる検査
  3. C心拍変動解析 - 疲労により自律神経の機能が不安定になることを調べる
  4. D労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト - 過重労働の状態をチェックできる
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正解:Bフリッカー検査 - 皮膚上の2点に加えられる感覚刺激の距離を調べる検査

フリッカー検査は「光のちらつきに対する反応を測定する検査」です。2点間の距離は「2点弁別閾検査」です。

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113筋肉労働の負荷の尺度として用いられる「身体活動強度(メッツ)」の説明として正しいものはどれか。

  1. A作業に要したエネルギーが基礎代謝量の何倍に当たるかを示す数値
  2. B心拍数が平常時の何倍になったかを表す単位
  3. C身体活動の強さが「座位安静時」の何倍に相当するかを表す単位
  4. Dフリッカー値が低下した割合を示す数値
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正解:C身体活動の強さが「座位安静時」の何倍に相当するかを表す単位

メッツは、身体活動の強さが「座位安静時」の何倍に相当するかを表す単位です。エネルギーと基礎代謝の比率はRMRです。

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114疲労回復の三大因子に含まれないものはどれか。

  1. A休息
  2. B睡眠
  3. C休養
  4. D運動
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正解:D運動

疲労回復の三大因子は「休息」「休養」「睡眠」です。

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115睡眠中の自律神経や生理的変化の記述として、正しいものはどれか。

  1. A体温が低下する。
  2. B心拍数が増加する。
  3. C交感神経の働きが活発となる。
  4. D基礎代謝が覚醒時より高くなる。
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正解:A体温が低下する。

睡眠中は副交感神経が活発になるため、心拍数が減少し、体温は低下します。

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116睡眠の種類について、眼球が動いていない深い眠り(安らかな眠り)で、脳が休んでいる状態を何というか。

  1. Aレム睡眠
  2. Bノンレム睡眠
  3. C明順応睡眠
  4. Dフリッカー睡眠
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正解:Bノンレム睡眠

眼球が動いていない深い眠りを「ノンレム睡眠」、眼球が動いている浅い眠りを「レム睡眠」といいます。

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117ホルモンと睡眠の関係に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. Aコルチゾールは血糖値の調節などを行い、起床前後で分泌量が最大となる。
  2. Bメラトニンは夜間に分泌が上昇して睡眠と覚醒のリズムに関与する。
  3. C就寝直前の過食は、睡眠の質にはほとんど影響しない。
  4. D極度の空腹は不眠の原因ともなるため、軽い食事をとることはよい睡眠を得る一つの方法である。
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正解:C就寝直前の過食は、睡眠の質にはほとんど影響しない。

食事と睡眠は深く関係しており、就寝前の過食は肥満と不眠を招きます。「無関係である」は誤りです。

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118概日リズム(サーカディアンリズム)睡眠障害が発生する原因として、最も適切なものはどれか。

  1. A騒音によって内耳の蝸牛の有毛細胞が変形するため。
  2. B副交感神経が優位になりすぎて、心拍数が極端に低下するため。
  3. C睡眠中に眼球が活発に動くレム睡眠の時間が極端に長くなるため。
  4. D体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができなくなるため。
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正解:D体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができなくなるため。

不規則な生活などで体内時計の周期(約25時間)を外界の24時間周期に修正できなくなることが原因です。

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119視覚検査において、広く行われている遠距離視力検査では、一般に検査を受ける人と視力表の間を何メートル離して実施するか。

  1. A5m
  2. B3m
  3. C1m
  4. D10m
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正解:A5m

遠距離視力検査は一般に5m離して実施されます。高齢化に伴い30cm等の近見視力検査も行われることがあります。

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120夜間に働いた後、昼間に睡眠する場合の一般的な特徴として、正しいものはどれか。

  1. A就寝から入眠までの時間が短くなる。
  2. B周囲の明るさや音などの刺激により睡眠の質が低下しやすい。
  3. C睡眠の質が向上する。
  4. D睡眠時間が長くなる。
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正解:B周囲の明るさや音などの刺激により睡眠の質が低下しやすい。

昼間に睡眠する場合は、外因性の妨害等により入眠時間が長くなり、睡眠時間が短縮し、睡眠の質も低下します。

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121アレルギー疾患に含まれないものはどれか。

  1. A気管支ぜんそく
  2. Bアトピー性皮膚炎
  3. CHIV感染症
  4. Dアナフィラキシー
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正解:CHIV感染症

HIV感染症は免疫不全疾患(続発性)であり、アレルギー疾患ではありません。

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