第144問せん妄の特徴として正しいものはどれか。
- A症状は短期間のうちに出現し、1日の経過中で重症度が変動する。
- B症状は数ヶ月かけて徐々に出現し、夕方から夜間に軽減する。
- C症状は長期間にわたって持続し、せん妄でみられる妄想は固定化する。
- D症状は環境の変化とは無関係に出現し、記憶障害のみを主症状とする。
痛み以外の身体症状として、せん妄・不眠などの精神神経症状を扱う分野です。せん妄の特徴と過活動型・低活動型の分類、準備因子・直接因子・促進因子といった原因の整理、抗精神病薬の使い分けや禁忌、家族への説明が頻出です。不眠では診断条件、原因の5つのP、睡眠薬の選択、刺激制限療法などの非薬物療法も問われます。可逆性・不可逆性を見極めたうえで、原因への対応とケアを結びつけて理解することが求められる分野です。
この分野の問題24問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:C.せん妄による苦痛症状を部分的に緩和し、患者の安全確保や睡眠を確保する。
臓器不全の進行などによる不可逆性せん妄では、せん妄による苦痛症状の緩和や安全・睡眠の確保が目標となります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ベンゾジアゼピン系薬はせん妄を発症するリスクが高いため、使用は控えることが望ましい。
ベンゾジアゼピン系薬はせん妄を発症するリスクが高いため、不眠の治療薬としての使用は控えることが望ましいとされています。
この問題の解説ページを開く →正解:D.睡眠問題が1か月以上続き、日中に倦怠感などの不調が出現し生活に支障をきたす状態。
不眠症は、睡眠問題が1か月以上続き、日中に精神や身体の不調を自覚して生活に支障をきたす状態を指します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.15〜20分経っても寝付けないときは寝室を離れ、眠くなったら再び床につく。
刺激制限療法では、床と寝室を睡眠以外に使用せず、寝付けない時は寝室を離れることが推奨されます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.ノンレム睡眠は脳が働いている浅い眠りであり、急速眼球運動がみられるのが特徴である。
脳が働いている浅い眠りで急速眼球運動がみられるのは「レム睡眠」です。「ノンレム睡眠」は脳を休める深い眠りです。
この問題の解説ページを開く →正解:D.疼痛が原因の不眠であれば、まずは優先的に疼痛緩和を図ることで改善を目指す。
Physical(身体的要因)である疼痛が不眠の原因であれば、優先的に疼痛緩和を図ることが適切な対応です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.セロトニン症候群や悪性症候群、躁転による自殺企図に注意が必要である。
SSRIの副作用として、セロトニン症候群や悪性症候群が疑われる場合は中止し、躁転による自殺企図にも注意が必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.希死念慮の有無や具体的な方法を必ず確認し、みられた場合は精神科の早期介入を行う。
希死念慮の有無を必ず確認し(質問が自殺を助長することはない)、みられた場合は精神科の早期介入を行うことが重要です。
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