登録日本語教員試験 ⑤ 言語教育法・実習-3,4+異文化間教育・情報

言語教育法の後半に加え、異文化間教育とICT・情報の活用を扱う分野です。評価とテスト、教室活動の運営、異文化コミュニケーション、ICTを使った日本語教育や教育工学が頻出です。出題数が最も多い区分でもあります。範囲が広く実践寄りの内容が中心なので、評価方法や授業運営、異文化理解、情報技術の活用といったテーマを分けて整理し、現場での応用を想定しながら重点的に学習しましょう。

この分野の問題80問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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211授業開始前や学習過程において、学習者の言語能力や学習状況を把握し、適切なクラス分けなどを決定するために行う評価として、最も適切なものはどれか。

  1. A形成的評価
  2. B診断的評価
  3. C総括的評価
  4. D選抜的評価
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正解:B診断的評価

プレースメント・テストなどに代表され、指導を決定するために学習前や過程で行う評価は診断的評価と呼ばれます。

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212授業やコースの途中で学習者の理解度や習得状況を継続的に把握し、その結果を指導や学習方法の調整・改善に役立てるために行われる評価として、最も適切なものはどれか。

  1. A診断的評価
  2. B選抜的評価
  3. C総括的評価
  4. D形成的評価
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正解:D形成的評価

小テストや口頭質問などを通じて、学習活動の中で頻繁に実施し、指導の改善につなげる評価は形成的評価です。

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213特定の学習課程や学習期間等に縛られず、学習者が実際にどれだけ日本語を使えるかなど、言語運用能力を総合的に測るためのテストとして、最も適切なものはどれか。

  1. A熟達度テスト
  2. B到達度テスト
  3. C統合的テスト
  4. D主観的テスト
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正解:A熟達度テスト

日本語能力試験(JLPT)などに代表される、特定のカリキュラムに依存せず実際の運用能力を測るテストは熟達度テストです。

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214ある集団の中での相対的な位置づけや成績の序列化を明らかにし、受験者の成績を他者との比較によって評価するテストとして、最も適切なものはどれか。

  1. A目標基準準拠テスト
  2. B個別的要素テスト
  3. C集団基準準拠テスト
  4. D到達度測定テスト
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正解:C集団基準準拠テスト

偏差値などを利用して選抜を目的とする大学入試などに多く利用されるのは、集団基準準拠テスト(相対評価)です。

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215聴解力、読解力、作文力といった複数のスキルを組み合わせて総合的な言語能力を測定するテストであり、クローズテストなどが該当するものとして、最も適切なものはどれか。

  1. A個別的要素テスト
  2. B統合的テスト
  3. C目標基準準拠テスト
  4. D集団基準準拠テスト
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正解:B統合的テスト

ディクテーションやクローズテストなど、複数の言語スキルを組み合わせて測定する形式を統合的テストと呼びます。

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216学習者が一定期間にわたって取り組んだ成果物を収集し、単発のテスト結果ではなく長期的な学習の積み重ねを重視して、その過程と成長を評価する方法として、最も適切なものはどれか。

  1. Aパフォーマンス評価
  2. Bダイナミック評価
  3. Cルーブリック型評価
  4. Dポートフォリオ評価
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正解:Dポートフォリオ評価

エッセイや録画、自己評価シートなどを記録として残し、学習の進み具合を可視化する代替的アセスメントの一つです。

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217学習者の現在の能力だけでなく、支援を受けた際の「伸びしろ」に注目し、ヒントを与えながらその反応を通じて能力を見極める評価方法として、最も適切なものはどれか。

  1. Aパフォーマンス評価
  2. Bポートフォリオ評価
  3. Cダイナミック評価
  4. D到達度測定評価
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正解:Cダイナミック評価

ヴィゴツキーの「最近接発達領域(ZPD)」の理論に基づいており、評価と指導が一体となっているのが特徴です。

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218日本語教育において、「文字」「音声」「語彙」「文法」など、学習者が言語についてどれだけの情報を知っているかを示す静的な知識の概念として、最も適切なものはどれか。

  1. A言語知識
  2. B言語能力
  3. C談話能力
  4. D語用能力
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正解:A言語知識

言語知識は静的な知識であり、それを実際のコミュニケーションにおいて使いこなす動的・実践的な能力が言語能力です。

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219場面や人間関係に応じて、単に文法的に正しいだけでなく「ある状況でふさわしい日本語」を選択し、適切な言葉づかいや表現を選ぶ能力として、最も適切なものはどれか。

  1. A意思伝達言語能力
  2. B社会言語学的能力
  3. C談話能力
  4. D方略的能力
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正解:B社会言語学的能力

上下関係や場面に応じた言葉の使い分け、文化の背景の理解などを含む能力は社会言語学的能力と呼ばれます。

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220コミュニケーション中に言いたいことがうまく言えなかった際、「言い換え(パラフレーズ)」を用いたりジェスチャーを使ったりして、それを乗り越えるための対処能力として、最も適切なものはどれか。

  1. A社会言語学的能力
  2. B意思伝達言語能力
  3. C文法的構成能力
  4. D方略的能力
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正解:D方略的能力

言葉が思い出せないときや聞き取れなかったときに、別の言い方で説明するなどして会話を成立させる能力です。

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221テストや評価がどれだけ一貫して安定した結果を出すかを示す指標であり、同じ条件で繰り返し測定を行った場合にも得点がほぼ変わらないことを意味する概念として、最も適切なものはどれか。

  1. A信頼性
  2. B妥当性
  3. C実用性
  4. D真正性
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正解:A信頼性

測定の再現性や整合性を評価する上で重要な概念であり、アルファ係数や評定者間一致率などで確認されます。

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222テストが測定しようとしている知識や能力を正しく測れているかを示す指標であり、目的に合った内容や形式であるほど高いとされる概念として、最も適切なものはどれか。

  1. A信頼性
  2. B実用性
  3. C妥当性
  4. D真正性
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正解:C妥当性

例えば会話力を測るテストで、筆記だけでなく実際の会話場面を用いる方が、目的に合致しているため妥当性が高くなります。

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223テストを実施・採点・運営する際の手間や費用、時間などの面で、現実的かつ効率的に行える程度を示す指標として、最も適切なものはどれか。

  1. A妥当性
  2. B信頼性
  3. C真正性
  4. D実用性
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正解:D実用性

限られた資源の中で無理なく実施できるマークシート式やオンラインテストは、この指標が高いと評価されます。

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224テストの課題や場面が、実際の社会や生活での言語使用とどれだけ近いかを示す指標であり、現実的なタスクを組み込むことで高まる概念として、最も適切なものはどれか。

  1. A妥当性
  2. B真正性
  3. C実用性
  4. D信頼性
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正解:B真正性

学習者が実生活で直面する状況を想定した問題(例:職場での報告書作成)を作成することで、真正性の高いテストになります。

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225学習者のある1つの目立つ特徴(例:発音が流暢など)に引きずられ、文法ミスが多いにもかかわらず全体的に高い点をつけてしまうような採点誤差として、最も適切なものはどれか。

  1. A系列効果
  2. Bラベリング効果
  3. C後光効果
  4. D天井効果
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正解:C後光効果

評価者の心理的バイアスの一つであり、ハロー効果とも呼ばれ、特定の目立つ特徴が全体の評価に影響を与える現象です。

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226すばらしい発表を聞いた直後だと、次の発表が平均的であっても相対的に低く評価されてしまうような、直前に見た対象が次の評価に影響を与える採点誤差として、最も適切なものはどれか。

  1. A系列効果
  2. B後光効果
  3. Cラベリング効果
  4. Dピグマリオン効果
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正解:A系列効果

順序効果とも呼ばれ、直前の答案や発表の印象が、次に評価する対象に影響を与えてしまう誤差のことです。

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227「この学生はいつも優秀だから、今回も良いはずだ」といった、学習者に対する事前のイメージや固定観念によって評価が左右される採点誤差として、最も適切なものはどれか。

  1. A系列効果
  2. B後光効果
  3. Cハロー効果
  4. Dラベリング効果
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正解:Dラベリング効果

レッテル効果とも呼ばれ、事前の思い込みによって本来の実力とは異なる評価をしてしまう心理的な誤差です。

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228選択式問題のように、既知の情報を見分ける能力を測り、記憶の中から正しい情報を識別することを求めるテストの解答形式として、最も適切なものはどれか。

  1. A再生形式
  2. B再認形式
  3. C記述形式
  4. D作文形式
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正解:B再認形式

一方、記憶から情報を引き出し自ら解答を生成する記述式問題などは「再生形式」と呼ばれ、より深い理解を測るのに適しています。

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229テストの得点を高い順または低い順に並べたときに真ん中にくる値のことであり、極端な高得点や低得点に影響されにくい代表値として、最も適切なものはどれか。

  1. A平均値
  2. B最頻値
  3. C中央値
  4. D偏差値
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正解:C中央値

外れ値に影響されにくいため、データ全体の中心的な特徴を把握するのに適したテスト統計の指標の一つです。

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230選択式問題や穴埋め問題のように、正解があらかじめ1つに決まっており、誰が採点しても同じ結果になり機械採点も可能なテスト形式として、最も適切なものはどれか。

  1. A客観的テスト
  2. B主観的テスト
  3. Cパフォーマンス
  4. Dポートフォリオ
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正解:A客観的テスト

評価に一貫性があり信頼性が高い一方で、受験者の深い理解や表現力を測るのには向いていない場合があるのが特徴です。

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231学習者の母語や性別など、分類のみを目的に行う尺度として適切なものはどれか。

  1. A名義尺度
  2. B順序尺度
  3. C間隔尺度
  4. D比例尺度
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正解:A名義尺度

分類のみを目的に行う尺度で、数値に順序性や量的な意味がないものを名義尺度と呼びます。

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232語彙力テストの得点など、数値の間隔が等しく加減算は可能だが、絶対的なゼロ点がない尺度として適切なものはどれか。

  1. A順序尺度
  2. B名義尺度
  3. C比例尺度
  4. D間隔尺度
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正解:D間隔尺度

語彙力や文法理解の得点など、比較や伸びの把握には有効ですが、真のゼロ点を持たない尺度は間隔尺度です。

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233得点のばらつきを示す指標のうち、各受験者の得点が平均からどれくらい離れているかを数値化した「分散」の平方根をとったものはどれか。

  1. A偏差値
  2. B範囲
  3. C標準偏差
  4. D標準得点
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正解:C標準偏差

分散の平方根をとったものが標準偏差であり、得点のばらつきを平均点と同じ単位で直感的に理解できるようにした指標です。

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234異なるテストや異なる年度のテストの間で、問題の難易度の違いによる影響を減らし、得点が公平に比較できるように調整する方法はどれか。

  1. A項目分析
  2. B得点等化
  3. CS-P表分析
  4. D偏差値換算
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正解:B得点等化

テストの難易度が異なる場合でも、学習者の成績を正しく評価するために、得点のばらつきや中心を揃える方法を得点等化と呼びます。

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235テストの得点を受験者の「真の得点(能力)」と「誤差」が加わったものと仮定し、テストの一貫性や安定性を測定する理論はどれか。

  1. A項目応答理論
  2. B項目分析理論
  3. C認知学習理論
  4. D古典的テスト理論
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正解:D古典的テスト理論

古典的テスト理論(CTT)は、観測された得点は真の得点に誤差が加わったものと考えますが、受験者集団によって特性が異なる限界もあります。

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236古典的テスト理論の限界を補うため、個々の項目の難易度や識別力と、受験者の能力とを結びつけて数学的にモデル化する理論はどれか。

  1. A項目応答理論
  2. B適応型テスト
  3. CS-P表分析法
  4. D客観的テスト
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正解:A項目応答理論

項目応答理論(IRT)は、目的や状況に応じて古典的テスト理論と使い分けることで、評価の精度と妥当性を高めることができます。

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237文型を中心に指導する授業の基本構成において、学習項目の使用場面での意味を理解させ、学習の動機付けを行う段階はどれか。

  1. A導入
  2. Bウォームアップ
  3. C練習
  4. Dまとめ
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正解:A導入

導入では、その授業で何ができるようになるのかというゴールを提示し、学習項目の使用場面や意味を理解させます。

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238授業での練習段階において、オーディオ・リンガル・メソッドなどで開発されたパターン・プラクティスを用い、言語形式の正確性を重視して行う練習はどれか。

  1. A機械的な練習
  2. B意味のある練習
  3. C応用的な練習
  4. D活動的な練習
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正解:A機械的な練習

機械的な練習(メカニカルな練習)では、活用形を正しく言うなど、形に注目して文型練習を行い、正確性を重視します。

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239練習の段階で、「車の運転ができますか」という質問に対し、実際の自分自身の状況に合わせて「はい、できます」「いいえ」と答えるような練習はどれか。

  1. Aメカニカルな練習
  2. Bミーニングフルな練習
  3. Cコミュニカティブな練習
  4. Dインフォメーションギャップ
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正解:Bミーニングフルな練習

正確性とともに意味内容を重視し、自分自身の事実に基づいて答えるような形式は、意味のある練習(ミーニングフルな練習)に該当します。

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240読解や聴解などの技能を扱う授業において、学習者が持つ背景知識やこれまでの経験を活性化させることを指す用語はどれか。

  1. Aスキーマ
  2. Bタスク
  3. Cモニター
  4. Dアフェクティブ
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正解:Aスキーマ

授業の前作業において、スキーマ(背景知識)を活性化させることで、その後に読んだり聞いたりする内容の理解が高まります。

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241読解や聴解の授業の「本作業」において、文章を読んで内容を理解する際、全体を把握した後に細部の理解をはかるような処理方式を何というか。

  1. Aボトムアップ式
  2. Bトップダウン式
  3. Cインタラクティブ式
  4. Dピアレスポンス式
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正解:Bトップダウン式

技能別の授業の本作業では、全体を把握した後に細部の理解をはかるトップダウン式の理解をさせる授業が多く見られます。

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242「日本語教育の参照枠」で示される言語活動のうち、テキストの要約や通訳など、他者間のコミュニケーションを繋ぐ役割を果たす活動はどれか。

  1. A受容
  2. B産出
  3. Cやり取り
  4. D仲介
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正解:D仲介

CEFRに基づく言語活動には「受容」「産出」「やり取り」に加えて、テキストや概念、コミュニケーションを橋渡しする「仲介」が含まれます。

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243音声を流し、学習者がその音声をストップさせずに少し遅れて真似して発音することで、アクセントやイントネーションを身に付ける練習はどれか。

  1. Aシャドーイング
  2. Bディクテーション
  3. Cミニマル・ペア
  4. Dロールプレイ
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正解:Aシャドーイング

シャドーイングは、流れてくる音声を止めずに追いかけるように発音する練習であり、発音やプロミネンスの習得によく用いられます。

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244学習者同士の協働学習を重視し、書いたものを互いに読み合い、良いところを指摘したり質問したりすることで推敲を深める指導法はどれか。

  1. Aパラグラフライティング
  2. Bガイデッドコンポジション
  3. Cピア・レスポンス
  4. Dプロセス・アプローチ
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正解:Cピア・レスポンス

ピア・レスポンスは、学習者同士で協働し、多様な視点の提供や読み手への意識を高める効果が期待できる書くことの指導法です。

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245まとまった内容の短い文章を数回読み上げ、学習者はキーワードなどのメモを取り、その後グループで話し合いながら元の文章を復元する活動はどれか。

  1. Aディクトグロス
  2. Bディクトコンボ
  3. Cシャドーイング
  4. Dディクテーション
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正解:Aディクトグロス

ディクトグロスは、聞き取り後に各自のメモをもとにグループなどで話し合いながら元の文章を復元させていく総合的な練習活動です。

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246読解の指導において、文章の細部まですべてを精確に読むのではなく、大意や要点をすばやく掴むために読む方法はどれか。

  1. Aスキャニング
  2. Bスキミング
  3. Cタスク・リーディング
  4. Dフレーズ・リーディング
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正解:Bスキミング

スキミングは、文章全体の大意や要点を取るために速く読む方法であり、多読や速読の際にも必要とされるスキルです。

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2471つの文章をいくつかに分割し、学習者がそれぞれ分担して読んだ後、情報を共有して元の文章の順序に並べ替えるなどする協働的な読解活動はどれか。

  1. Aジグソー・リーディング
  2. Bフレーズ・リーディング
  3. Cタスク・リーディング
  4. Dピア・レスポンス
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正解:Aジグソー・リーディング

ジグソー・リーディングはピア・リーディングの一種で、分担して読んだ情報をパズルのように持ち寄り、全体像を構築する活動です。

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248登録日本語教員の資格取得にあたり、教育実習の履修が原則必要となるが、教育実習の1単位時間は何分として計算されるか。

  1. A40分
  2. B45分
  3. C50分
  4. D90分
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正解:B45分

教育実習は45単位以上が必要とされ、その際の1単位時間は45分としてカリキュラムが構成されています。

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249教壇実習は教壇実習施設を利用して行われるが、実習の対象となる日本語学習者は原則として何人以上に対するクラス指導であることが求められるか。

  1. A3人以上
  2. B5人以上
  3. C10人以上
  4. D15人以上
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正解:B5人以上

教壇実習は、原則として5人以上の日本語学習者に対するクラス指導で実施することが求められています。

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250教育実習のカリキュラムにおいて、教壇に立ってクラス指導を行う前に、授業計画や教材・指導方法などの妥当性を検討するために実施される項目はどれか。

  1. A授業見学
  2. B授業準備
  3. C模擬授業
  4. D全体総括
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正解:C模擬授業

実際の教壇実習の前に、指導方法や教材の妥当性を検討し、振り返りや改善を図るために模擬授業を実施します。

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251セリンカーが提唱した概念で、第二言語学習者が母語や目標言語などの影響を受けながら形成する、目標言語へ向かう過程にある独自の言語体系を何というか。

  1. A第二言語体系
  2. B中間言語
  3. C学習者言語群
  4. D目標言語体系
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正解:B中間言語

セリンカーは、第二言語学習者が目標言語を習得する過程で形成する独自の体系を「中間言語」と呼びました。母語から完全に独立した共通体系ではなく、母語・目標言語・学習方略などの影響を受ける発展途上の体系です。

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252誤用分析において「エラー」と「ミステイク」は区別されるが、「エラー」の説明として最も適切なものはどれか。

  1. A学習者の言語能力が不十分であることから起こる体系的な誤り
  2. B不注意や言い間違いなどからくる一時的で非体系的な誤り
  3. C全体に与える影響が少なくコミュニケーションに支障がない誤り
  4. D全体に重大な支障を及ぼし意味が通じなくなってしまう誤り
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正解:A学習者の言語能力が不十分であることから起こる体系的な誤り

ミステイクが不注意による間違いであるのに対し、エラーは言語能力が不十分であることから起こる体系的な誤りを指します。

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253学習者の発話のうち、「急いで私の名前が呼んでびっくりさせました」のように、全体に重大な支障を及ぼし、何を言いたいのか分からないような誤用を何というか。

  1. Aローカルエラー
  2. Bグローバルエラー
  3. Cプラグマティック
  4. Dバック・スライディング
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正解:Bグローバルエラー

意味が通じないような全体に重大な支障を及ぼす誤用をグローバルエラーと呼び、指導において重点的に扱われます。

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254「本を読みます」のように対象を「を」で示すルールを適用して、「友達を会います」としてしまうような、既習の規則を広げすぎてしまう誤用の要因はどれか。

  1. A母語の干渉
  2. B過剰一般化
  3. C簡略化の誤用
  4. Dマイナスの転移
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正解:B過剰一般化

目標言語の中にある規則を、本来適用されない文にまで適用して誤用を作り出してしまうことを過剰一般化と言います。

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255英語の「Would you like some tea?」を直訳して「あなたはお茶が欲しいですか」と言ってしまうような、統語的な誤りはなくても語用論的に不自然になるエラーはどれか。

  1. A過剰一般化エラー
  2. B簡略化による誤用
  3. C母語のマイナス転移
  4. Dプラグマティック・トランスファー
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正解:Dプラグマティック・トランスファー

母語を直訳した表現を用いることで、文法的には正しくても相手の欲求を直接問うなどの語用論的な不自然さが生じる誤用です。

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256学習者の誤用が、修正されないまま長期間放置された結果、定着してしまう現象を何というか。

  1. A逆行現象
  2. B化石化現象
  3. C簡略化現象
  4. D干渉化現象
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正解:B化石化現象

誤用が修正されないまま放置されると「化石化」してしまい、後から修正することが難しくなるため適切なフィードバックが必要です。

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257学習者の誤用に対して、「間違いです」とはっきり言わず、応答の中でさりげなく正しい言い方を聞かせて気付かせる暗示的フィードバックの代表的な方法はどれか。

  1. Aリキャスト
  2. Bプロンプト
  3. Cメタ言語的説明
  4. D明示的訂正法
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正解:Aリキャスト

例えば学習者が「昨日は楽しいでしたね」と言ったのに対し、教師が「そうですね。楽しかったですね」と返すような手法をリキャストと呼びます。

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258教室におけるやり取りにおいて、「教師による発話の主導」「学習者の応答」「教師の評価」という順で進む独特の談話構造を何というか。

  1. AJGP/JSP型
  2. BIRF/IRE型
  3. CCBT/CAT型
  4. DCTT/IRT型
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正解:BIRF/IRE型

Initiation(指導)、Response(応答)、Feedback/Evaluation(評価)の頭文字をとった、教室に特有の対話の構造です。

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259教師が時計を見せながら「何時ですか」と尋ねるように、質問者がすでに答えを知っていながら尋ねる発問の形式はどれか。

  1. Aクローズド・クエスチョン
  2. Bオープン・クエスチョン
  3. Cディスプレイ・クエスチョン
  4. Dレファレンシャル・クエスチョン
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正解:Cディスプレイ・クエスチョン

教師主導の授業で多く見られ、学習者の理解度や発話能力を確認するために、あえて既知の情報を尋ねる質問形式です。

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260「週末、何をしましたか」というように、質問者が答えを知らずに相手に新たな情報を尋ねる発問の形式はどれか。

  1. Aオープン・クエスチョン
  2. Bレファレンシャル・クエスチョン
  3. Cオルタナティブ・クエスチョン
  4. Dディスプレイ・クエスチョン
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正解:Bレファレンシャル・クエスチョン

教室外の日常会話における質問のほぼすべてがこの形式であり、学習者の自由な発話を引き出すのに有効です。

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261教師が自らの授業やクラス運営について問題提起し、データ収集や分析を行って改善策を考え実施する、現場密着型の実践研究はどれか。

  1. Aダイナミック・アセスメント
  2. Bポートフォリオ評価法
  3. Cルーブリック評価法
  4. Dアクション・リサーチ
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正解:Dアクション・リサーチ

教師がより良い教育を行うために、自らの実践をケース・スタディの形で振り返り、成長し続けるための有効な手段です。

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262学習者のニーズによる違いではなく、日常生活で用いられるような一般的な日本語や、どんな人にも共通して必要な日本語の基礎となる部分を指す用語はどれか。

  1. AJSP(目的別日本語)
  2. BJGP(一般目的の日本語)
  3. CJSL(第二言語としての日本語)
  4. DJFL(外国語としての日本語)
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正解:BJGP(一般目的の日本語)

JGP(Japanese for General Purposes)は一般的な日本語を指し、専門的な職務等のためのJSP(Japanese for Specific Purposes)と対比されます。

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263介護の分野で求められる日本語能力の目安として、基本的な日本語力を備えているとされる日本語能力試験のレベルはどれか。

  1. AN1以上
  2. BN2以上
  3. CN3以上
  4. DN4以上
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正解:DN4以上

介護の現場では、基本的な語彙や漢字を使って書かれた身近な文章を読んで理解できる程度のN4以上の日本語力が目安とされます。

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264日本における異文化間教育は1981年頃に学会が設立されて定着したが、当初の大きな目的として焦点を当てられていた主な対象者は誰であったか。

  1. A外国人労働者
  2. B外国人留学生
  3. C海外からの帰国子女
  4. D地域の定住外国人
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正解:C海外からの帰国子女

当初は、海外から日本に帰国した子どもたちが自身の出身文化に適応できない状態に陥る問題を解決することが大きな目的でした。

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265自分の捉え方と他人からの評価が異なったり、自分が何者であるかという意識に揺れが生じたりして、状況に適応できない状態に陥ることを何というか。

  1. Aカルチャーショック
  2. Bアイデンティティ・クライシス
  3. Cマージナル・マン現象
  4. Dバック・スライディング
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正解:Bアイデンティティ・クライシス

自己同一性(アイデンティティ)の揺らぎによって生じる危機的状況であり、帰国子女や異文化環境に身を置く人に起こりやすい現象です。

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266多文化教育において、人種や性別、宗教などさまざまな属性をもつ人々が互いに尊重し合う社会が望まれるが、このような多様性を表す言葉はどれか。

  1. Aマジョリティ
  2. Bマイノリティ
  3. Cダイバーシティ
  4. Dアイデンティティ
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正解:Cダイバーシティ

多様性を意味し、様々な価値観や背景を持つ人々が共生する社会を作る上で、その受容姿勢を育むことが教育の喫緊の課題とされています。

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267異文化との接触時に葛藤やストレスを抱えながらも、自らを調整し、寛容性や耐性をもって他者との関係をつくりあげていく力はどれか。

  1. A異文化間トレランス
  2. B異文化感受性発達力
  3. C異文化間適応能力
  4. D多文化共生調整力
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正解:A異文化間トレランス

トレランスとは寛容や忍耐を意味し、異なる価値観を持つ人々との摩擦や衝突を乗り越えて共生社会を作り上げるために必要な力です。

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268ベネットの「異文化感受性発達モデル」において、自文化中心的段階の「違いの最小化」の次に位置し、文化相対的段階への最初の移行となる段階はどれか。

  1. A違いへの適応
  2. B違いの受容
  3. C違いとの統合
  4. D違いからの防衛
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正解:B違いの受容

相手と自分とはそもそも違うのだという認識に立ち、相手の視点から考えようとする「違いの受容」が文化相対的段階の始まりです。

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269異文化コミュニケーション分野の先駆者であり、空間や時間の使い方など文化による違いを研究し、異文化トレーニングに貢献した米国の人物は誰か。

  1. Aエドワード・ホール
  2. Bミルトン・ベネット
  3. Cラリー・セリンカー
  4. Dピット・コーダー
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正解:Aエドワード・ホール

ホールは実際のコミュニケーションにおける感覚的な違いに焦点を当て、異文化トレーニングの発展に深く寄与した人物として認識されています。

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270異文化トレーニングなどにおいて、初対面の人たちや異なる背景の人たちが集まった緊張感をやわらげ、その後の活動を円滑に進めるための工夫を何というか。

  1. Aピア・レスポンス
  2. Bロールプレイング
  3. Cケース・スタディ
  4. Dアイスブレーキング
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正解:Dアイスブレーキング

氷を解かすように参加者の緊張をほぐし、コミュニケーションを増やして円滑に活動を進めるための重要な導入手法です。

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271自己開示の状態を客観的に見つめるために考案された「ジョハリの窓」において、自分自身は認識しているものの他人には見せない・知られたくない部分を何というか。

  1. A開放の窓
  2. B隠蔽の窓
  3. C盲点の窓
  4. D未知の窓
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正解:B隠蔽の窓

自分は知っていて他人は知らない領域であり、秘密にしていることや誰にでも存在する隠したい部分がこれに当たります。

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272何か摩擦や誤解が起こったときに、自分の価値判断を保留し、状況を客観的に「描写」「解釈」「評価/判断」する手順を踏むトレーニング方法はどれか。

  1. ADESC法
  2. BDIE法
  3. Cロールプレイ
  4. Dアサーション
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正解:BDIE法

Describe(描写)、Interpret(解釈)、Evaluate(評価/判断)の頭文字をとったもので、双方からの解釈を試みるために開発された方法です。

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273相互尊重のコミュニケーションにおいて、相手を攻撃するのではなく、自らの意見も適切に主張するための方法として「DESC法」があるが、この「S」は何を表すか。

  1. A状況の描写
  2. B主観的な説明
  3. C解決策の提案
  4. D選択肢の提示
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正解:C解決策の提案

DはDescribe(描写)、EはExplain(説明)、SはSpecify(提案)、CはChoose(選択)を表します。

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274異文化トレーニングにおいて、事例を読んで設定された質問に対して複数選択肢から答えを選び、間違った場合は再度考えたり話し合ったりする方法はどれか。

  1. Aバーンガ
  2. Bカルチャーアシミレーター
  3. Cバファバファ
  4. Dエコトノス
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正解:Bカルチャーアシミレーター

クリティカル・インシデント(事例)を読み、摩擦の原因等について多角的に考えることを目的としたトレーニング手法です。

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275参加者が2つの教室に分かれてそれぞれ異なる習慣(例:一方はお辞儀、他方は握手)を与えられ、互いに交流することで異文化を体験するシミュレーション・ゲームはどれか。

  1. Aバーンガ
  2. Bエコトノス
  3. Cアルバトロス
  4. Dバファバファ
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正解:Dバファバファ

異なる文化を与えられたグループが交流し、そこでの文化の違いや摩擦を実際に体験する異文化シミュレーション・ゲームです。

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276異文化トレーニングの最後に行われる活動で、参加者自身が自ら発見して意識化するために、活動全体を振り返り言語化することを何というか。

  1. Aファシリテーション
  2. Bアイスブレーキング
  3. Cデブリーフィング
  4. Dモニタリング
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正解:Cデブリーフィング

トレーニング前と比較して変化したことなどを振り返り、他人に話したり書き出したりして言語化することが効果的です。

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277コミュニケーションモデルの変遷において、情報や意図を一方的に伝えるだけでなく、キャッチボールのように双方が役割を交替しながら積み上げていくというモデルはどれか。

  1. A伝達モデル
  2. B相互交渉モデル
  3. C交流モデル
  4. D共感モデル
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正解:B相互交渉モデル

インターアクション・モデルとも呼ばれ、双方向のコミュニケーションを重視するモデルです。

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278「日本語教育の参照枠」における日本語能力観のうち、言語を使ったコミュニケーションを円滑に行うための方略(わからない言葉に対する推測や聞き返しなど)に関する能力はどれか。

  1. A一般的能力
  2. Bコミュニケーション言語能力
  3. Cコミュニケーション言語活動
  4. Dコミュニケーション言語方略
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正解:Dコミュニケーション言語方略

推測や質問、聞き取りにくい言葉の聞き返しなど、コミュニケーションを維持・修復するための能力を指します。

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279「ハーフだったら英語が話せるでしょ?」「まだ結婚しないの?」など、発した本人に悪気はなくても、相手を不快にさせる可能性のある日常的な小さな攻撃や差別的な言動を何というか。

  1. Aカルチャーショック
  2. Bアイデンティティ・クライシス
  3. Cマイクロ・アグレッション
  4. D内集団バイアス
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正解:Cマイクロ・アグレッション

無意識のうちに行われることが多く、異なる背景の人に対するものだけでなく同じ文化圏の人に対しても起こり得る厄介な言動です。

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280コンピュータを使用した教材に関する用語のうち、コンピュータを使った「語学学習用教材」を指すものはどれか。

  1. ACAI
  2. BCALL
  3. CCMI
  4. DCBT
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正解:BCALL

Computer Assisted Language Learningの略で、CAI(コンピュータを使った学習用ソフトウェア)に含まれる、語学学習に特化したものを指します。

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281インターネット上で無償で公開されており、誰でもどこからでも大規模な講義を受講できる環境を指す用語として、最も適切なものはどれか。

  1. AMOOC
  2. BSNS
  3. CLMS
  4. DCAI
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正解:AMOOC

MOOC(Massive Open Online Course)は、インターネット上で誰でも無料で受講できる大規模な公開オンライン講座のことです。

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282オンラインによる教育の分類において、録画された映像を配信し、学習者が指定された期間内に視聴する形式として最も適切なものはどれか。

  1. Aライブ講義型
  2. Bウェブ会議型
  3. Cオンデマンド型
  4. D課題提出型
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正解:Cオンデマンド型

録画映像を配信し、非同期型かつ一方向型で行われるオンライン学習の形式をオンデマンド型と呼びます。

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283オンライン教材などを活用して事前に理論などを学習しておき、教室での授業では練習や話し合いを行うといった、従来の手順を逆転させた学習手法はどれか。

  1. A協働学習
  2. Bタンデム学習
  3. C反転授業
  4. D自律学習
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正解:C反転授業

先に知識をインプットし、授業時間を応用や対話に充てる手法であり、ブレンディッド・ラーニングの一形態として盛んに取り入れられています。

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284インストラクショナル・デザイン(ID)の代表的な手順である「ADDIEモデル」において、最初の「A」は何の段階を表しているか。

  1. A目標の評価
  2. B教材の開発
  3. C教育の実施
  4. D現状の分析
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正解:D現状の分析

ADDIEモデルは、Analyze(分析)、Design(設計)、Develop(開発)、Implement(実施)、Evaluate(評価)の5つの段階を経る教育設計モデルです。

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285学習者の意欲を向上させるためのモデルである「ARCSモデル」において、「C(Confidence)」が表す要素として最も適切なものはどれか。

  1. A関連性
  2. B満足感
  3. C自信
  4. D注意
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正解:C自信

ARCSモデルは、Attention(注意)、Relevance(関連性)、Confidence(自信)、Satisfaction(満足感)の4つの要素から構成されています。

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286ドアのノブが「回して開ける」というメッセージを発信しているように、ある物体の形や材質が使用者に対して「どう取り扱うか」を示唆するという考え方はどれか。

  1. Aユビキタス
  2. Bアフォーダンス
  3. Cインターフェイス
  4. Dリテラシー
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正解:Bアフォーダンス

eラーニングにおける機器やソフトウェアの設計においても、操作を直感的に導くアフォーダンスの視点が重要視されます。

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287言語調査や研究のために、実際に使用された音声やテキストなどの言語資料を体系的に収集し、情報を付け加えたデータベースを何というか。

  1. Aリソース
  2. Bモジュール
  3. Cシラバス
  4. Dコーパス
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正解:Dコーパス

現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)などに代表され、用例の確認や例文作成のヒントなど、授業準備にも活用されます。

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288日本の著作権法において、著作者の権利を守るための財産権である著作権の保護期間は、原則として著作者の死後何年間有効とされているか。

  1. A30年間
  2. B70年間
  3. C50年間
  4. D100年間
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正解:B70年間

かつては原則として著作者の死後50年でしたが、TPP整備法による著作権法改正が平成30年(2018年)12月30日に施行され、現在は原則として著作者の死後70年間保護されます。

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289補償金を支払う代わりに学校の場を超えた遠隔授業などにおいて、無許諾で著作物の公衆送信が可能となった制度はどれか。

  1. A授業目的複製許諾制度
  2. B授業目的公衆送信補償金制度
  3. C教育目的著作物例外制度
  4. D教育目的情報公開補償金制度
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正解:B授業目的公衆送信補償金制度

2020年度から早期施行された制度(SARTRAS)により、予習や復習の資料のメール送信などが無許諾で行えるようになりました。

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290異なる言語の母語話者同士が、互いの言語を教え合うことで学習を進める活動として、最も適切なものはどれか。

  1. Aタンデム・ラーニング
  2. Bオートノマス・ラーニング
  3. Cユビキタス・ラーニング
  4. Dブレンド・ラーニング
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正解:Aタンデム・ラーニング

協働学習(コラボラティブ・ラーニング)の一例であり、お互いの言語や文化を教え合うことで実践的な能力を養う手法です。

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