メンタルヘルスマネジメント検定II種 ⑦ 社内外資源との連携

産業医・衛生管理者・保健師・人事労務スタッフといった社内資源と、事業場外の専門機関との連携を学ぶ分野です(40問)。産業医や衛生管理者の選任義務(常時50人以上)、産業医の職務と権限、各スタッフの役割分担が頻出です。管理監督者が抱え込まず、適切な資源へつなぐ考え方が問われます。誰がどの権限を持ち、何を担うのかという役割の違いを整理しておくと、実務にも直結する知識として定着します。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

239産業医の選任義務が発生する常時使用の労働者数は何人以上か。

  1. A50人以上
  2. B10人以上
  3. C500人以上
  4. D1,000人以上
正解と解説を見る

正解:A50人以上

常時50人以上の労働者を使用する事業場には、産業医の選任義務がある。

この問題の解説ページを開く →

240産業医に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A就業上の配慮を最終決定する
  2. B健康管理対策の助言を行う
  3. C労働者への指示権限を持つ
  4. D治療の主体となる
正解と解説を見る

正解:B健康管理対策の助言を行う

産業医は医療専門家の立場から企業に対して助言・指導を行う。

この問題の解説ページを開く →

241事業者が産業医に提供する情報として正しいものはどれか。

  1. A労働者の過去の全病歴
  2. B労働者の年収情報
  3. C健康診断の結果や作業環境の情報
  4. D産業医の報酬額
正解と解説を見る

正解:C健康診断の結果や作業環境の情報

事業者は労働者の健康管理のために、健康診断の結果や作業環境の情報を産業医に提供しなければならない。

この問題の解説ページを開く →

242産業医の権限について誤っているものはどれか。

  1. A労働者の健康管理に必要な情報を労働者から収集できる
  2. B事業者に労働者の健康管理について勧告できる
  3. C事業者または総括安全衛生管理者に意見を述べられる
  4. D労働者の同意なく強制的に就業上の措置を指示できる
正解と解説を見る

正解:D労働者の同意なく強制的に就業上の措置を指示できる

産業医は事業者に対して勧告や指導を行うが、労働者に就業上の措置を強制決定する主体ではない。

この問題の解説ページを開く →

243産業医の職務として誤っているものはどれか。

  1. A休職者に対する主治医の代わりとなる専門治療
  2. B長時間労働者への面接指導
  3. Cストレスチェックに基づく高ストレス者への面接指導
  4. D職場巡視
正解と解説を見る

正解:A休職者に対する主治医の代わりとなる専門治療

産業医の職務はメンタルヘルス不調者のアセスメント等であり、外部医療機関での専門治療そのものを担うわけではない。

この問題の解説ページを開く →

244衛生管理者の選任義務が発生する常時使用の労働者数は何人以上か。

  1. A10人以上
  2. B50人以上
  3. C100人以上
  4. D500人以上
正解と解説を見る

正解:B50人以上

常時50人以上の労働者を使用する事業場には、衛生管理者の選任義務がある。

この問題の解説ページを開く →

245保健師の役割に含まれないものはどれか。

  1. A保健指導
  2. B健康相談
  3. C疾病の早期診断
  4. D健康教育
正解と解説を見る

正解:C疾病の早期診断

保健師はメンタルヘルス不調者の早期発見や相談対応は行うが、医師ではないため診断はできない。

この問題の解説ページを開く →

246人事労務管理スタッフの役割として適切なものはどれか。

  1. Aメンタルヘルス不調者の医学的診断を行う
  2. B産業医の代わりの面接指導を行う
  3. Cストレスチェックの実施主体となる
  4. D健康配慮義務を果たすための労働条件の改善を行う
正解と解説を見る

正解:D健康配慮義務を果たすための労働条件の改善を行う

人事労務管理スタッフは、健康配慮義務を果たすための労働時間等の条件改善や適正配置を行う。

この問題の解説ページを開く →

247衛生管理者の役割として適切なものはどれか。

  1. A産業医と連携したメンタルヘルス教育研修の企画
  2. Bメンタルヘルス不調者の最終的な医学的診断
  3. C外部医療機関への治療の強制
  4. D産業保健スタッフに対する指揮命令
正解と解説を見る

正解:A産業医と連携したメンタルヘルス教育研修の企画

衛生管理者は産業医等の助言を踏まえてメンタルヘルス研修の企画・実施を行う。

この問題の解説ページを開く →

248社外資源である精神保健福祉センターに関する記述として正しいものはどれか。

  1. A労働安全衛生法に基づきすべての市町村に設置されている
  2. B精神保健福祉法に基づき都道府県や政令指定都市に設置されている
  3. C労働災害防止団体法に基づき設立されている
  4. D健康保険法に基づき健康保険組合が運営している
正解と解説を見る

正解:B精神保健福祉法に基づき都道府県や政令指定都市に設置されている

精神保健福祉センターは精神保健福祉法に基づき各都道府県・政令指定都市に設置されている。

この問題の解説ページを開く →

249労働災害防止団体法に基づき設立された機関はどれか。

  1. A産業保健総合支援センター
  2. B精神保健福祉センター
  3. C中央労働災害防止協会
  4. D地域障害者職業センター
正解と解説を見る

正解:C中央労働災害防止協会

中央労働災害防止協会は労働災害防止団体法に基づき設立されている。

この問題の解説ページを開く →

250産業保健総合支援センターが地域窓口として設置しているのはどれか。

  1. A精神保健福祉センター
  2. B勤労者メンタルヘルスセンター
  3. Cいのち支える自殺対策推進センター
  4. D地域産業保健センター
正解と解説を見る

正解:D地域産業保健センター

産業保健総合支援センターの地域窓口として地域産業保健センターが設置されている。

この問題の解説ページを開く →

251地域産業保健センターのサービス対象と費用はどれか。

  1. A50人未満の事業場と従業員に対し無料
  2. B50人以上の事業場に対し有料
  3. C100人以上の事業場に対し無料
  4. Dすべての規模の事業場に対し有料
正解と解説を見る

正解:A50人未満の事業場と従業員に対し無料

地域産業保健センターは主に50人未満の事業場とその従業員に無料で産業保健サービスを提供している。

この問題の解説ページを開く →

252地域障害者職業センターの役割として正しいものはどれか。

  1. A産業医の選任サポート
  2. B休職中の精神障害者に対する職場復帰(リワーク)支援
  3. Cストレスチェックの実施代行
  4. D高ストレス者に対する専門的治療
正解と解説を見る

正解:B休職中の精神障害者に対する職場復帰(リワーク)支援

地域障害者職業センターは休職中の精神障害者の職場復帰支援やジョブコーチの派遣を行っている。

この問題の解説ページを開く →

253健康保険組合が実施に努める事業はどれか。

  1. A労働安全衛生法に基づく健康診断の実施
  2. B労働基準監督署への報告
  3. C従業員のメンタルヘルスに関する健康教育
  4. D産業医の選任
正解と解説を見る

正解:C従業員のメンタルヘルスに関する健康教育

健康保険組合は被保険者等の健康の保持増進のために健康教育等を行うよう努める。

この問題の解説ページを開く →

254EAP機関の名称として正しいものはどれか。

  1. AEconomy Assistance Program
  2. BEmployment Association Program
  3. CEducation Assistance Program
  4. DEmployee Assistance Program
正解と解説を見る

正解:DEmployee Assistance Program

EAPはEmployee Assistance Program(従業員支援プログラム)の略である。

この問題の解説ページを開く →

255外部EAP機関のサービス内容として適切なものはどれか。

  1. A事業場外から組織の生産性に関連する問題を支援する
  2. B事業場内のスタッフのみで対応を完結させる
  3. C労働者個人の病気の治療を直接行う
  4. D産業医の業務をすべて肩代わりする
正解と解説を見る

正解:A事業場外から組織の生産性に関連する問題を支援する

外部EAPは事業所外から専門的なメンタルヘルスサービス等を提供する。

この問題の解説ページを開く →

256EAP機関の利用対象として適切なものはどれか。

  1. A労働者のみ
  2. B労働者とその家族、組織のリーダーを含む
  3. C労働者と組織の経営者のみ
  4. D労働者と産業医のみ
正解と解説を見る

正解:B労働者とその家族、組織のリーダーを含む

EAPの対象は労働者、その家族、組織のリーダー、組織全体まで広く含まれる。

この問題の解説ページを開く →

257こころの耳メール相談の相談対応者は誰か。

  1. A精神科医
  2. B人事労務管理スタッフ
  3. C訓練を受けた産業カウンセラー
  4. D産業保健総合支援センターの職員
正解と解説を見る

正解:C訓練を受けた産業カウンセラー

こころの耳メール相談等は、所定の訓練を受けた産業カウンセラーが相談を受ける。

この問題の解説ページを開く →

258精神科と心療内科の扱いの違いとして適切なものはどれか。

  1. A精神科は身体症状を扱い、心療内科は精神症状を扱う
  2. B両者に明確な医療上の違いはない
  3. C精神科のみが入院施設を持つ
  4. D精神科は精神疾患を扱い、心療内科は心理的要因による身体症状を扱う
正解と解説を見る

正解:D精神科は精神疾患を扱い、心療内科は心理的要因による身体症状を扱う

精神科は精神症状・疾患を扱い、心療内科は心理的要因による身体症状を扱う。

この問題の解説ページを開く →

259中等症以上のうつ病の治療に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A十分な休養と薬物療法が治療の基本となる
  2. B第一に心理療法、第二に休養である
  3. C症状が改善すればすぐに服薬を中止してよい
  4. D休養は数日取れば十分である
正解と解説を見る

正解:A十分な休養と薬物療法が治療の基本となる

中等症以上のうつ病では、十分な休養と薬物療法が治療の基本となる。

この問題の解説ページを開く →

260抗うつ薬の服用に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A有効な作用が出る前に副作用が出ることがある
  2. B効果は服用してすぐに現れる
  3. C再発防止のため症状が改善しても継続が必要である
  4. D周囲の薬への偏見が治療の妨げにならないよう配慮が必要である
正解と解説を見る

正解:B効果は服用してすぐに現れる

抗うつ薬の効果が出るまでには時間がかかるため、即効性を期待すべきではない。

この問題の解説ページを開く →

261認知行動療法の説明として正しいものはどれか。

  1. A自分の性格を深く反省させる手法
  2. B休養のみを強いる手法
  3. C物事の捉え方や考え方のゆがみを戻していく治療法
  4. D睡眠時間を制限する手法
正解と解説を見る

正解:C物事の捉え方や考え方のゆがみを戻していく治療法

認知行動療法は、認知のゆがみを修正していく治療法である。

この問題の解説ページを開く →

262うつ病患者の入院治療が必要なケースとして誤っているものはどれか。

  1. A自傷他害のおそれがある場合
  2. B重度のうつ病で食事もままならない場合
  3. C日常生活の維持が困難な場合
  4. D単に仕事が忙しくて休みたい場合
正解と解説を見る

正解:D単に仕事が忙しくて休みたい場合

医学的に入院が必要なのは、自傷他害のおそれや身体的管理が必要な場合等である。

この問題の解説ページを開く →

263職場復帰支援(リワーク・プログラム)に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A復職後の就労継続期間が良好になる傾向がある
  2. B医療機関では実施できない
  3. C認知行動療法は含まれない
  4. D休職直後の患者しか対象としない
正解と解説を見る

正解:A復職後の就労継続期間が良好になる傾向がある

リワーク・プログラムは復職後の予後が良好であるとされている。

この問題の解説ページを開く →

264社外資源と連携する際の注意点として適切なものはどれか。

  1. A複数のスタッフが個別に連絡を取り合う
  2. B連携窓口を一本化し担当者を決めておく
  3. C情報は口頭でのみ共有する
  4. D費用負担のルールは決めない
正解と解説を見る

正解:B連携窓口を一本化し担当者を決めておく

窓口を一本化し、担当者、方法、費用負担のルールを決めておく必要がある。

この問題の解説ページを開く →

265連携時の守秘義務に関する正しい記述はどれか。

  1. A本人の同意がなくても情報を共有できる
  2. B主治医は会社に直接病状を報告する義務がある
  3. C管理監督者が主治医と連携するには本人の同意が原則必要
  4. D人事労務スタッフは本人の許可なく診断書内容を公開できる
正解と解説を見る

正解:C管理監督者が主治医と連携するには本人の同意が原則必要

医師には守秘義務があるため、主治医との連携には本人の同意が不可欠である。

この問題の解説ページを開く →

266主治医と連携する際、情報を整理して提供する目的として適切なものはどれか。

  1. A主治医を管理監督者の指示に従わせる
  2. B会社の制度を主治医に強制する
  3. C病気の原因を特定するため
  4. D適切な治療と早期の病気回復、復職後の再発防止
正解と解説を見る

正解:D適切な治療と早期の病気回復、復職後の再発防止

主治医へ業務内容等を情報提供することで、適切な治療と職場復帰後の再発防止が期待できる。

この問題の解説ページを開く →

267連携方法を確認する際に社内で決めておくべき事項に含まれないものはどれか。

  1. A連携先の医療機関の経営状況
  2. B連携窓口の担当者
  3. C情報の保管方法
  4. D費用請求のルール
正解と解説を見る

正解:A連携先の医療機関の経営状況

窓口、方法、保管、費用請求は決めるべきだが、連携先の経営状況の確認は必須ではない。

この問題の解説ページを開く →

268産業医以外の産業保健スタッフとして挙げられるのはどれか。

  1. A労働基準監督官
  2. B衛生管理者
  3. Cハローワーク職員
  4. D警察官
正解と解説を見る

正解:B衛生管理者

衛生管理者は事業場内産業保健スタッフの一つである。

この問題の解説ページを開く →

269産業保健総合支援センターが事業者等に対して行う目的はどれか。

  1. A労災の認定
  2. B医療費の助成
  3. C職場の健康管理への支援
  4. D就職の斡旋
正解と解説を見る

正解:C職場の健康管理への支援

産業保健総合支援センターは産業保健スタッフを支援し、事業者の職場の健康管理を支援する。

この問題の解説ページを開く →

270外部EAP機関の利用によるメリットとして適切なものはどれか。

  1. A社内の人間関係を悪化させる
  2. B専門的な医療行為のみを行う
  3. Cすべての労働災害を防止できる
  4. D人事・処遇への影響に関する懸念を軽減しやすい
正解と解説を見る

正解:D人事・処遇への影響に関する懸念を軽減しやすい

外部機関を利用すると、相談内容が社内の人事評価に影響する懸念を軽減しやすい。

この問題の解説ページを開く →

271精神科医が扱う疾患として適切なものはどれか。

  1. A統合失調症
  2. B高血圧
  3. C皮膚疾患
  4. D骨折
正解と解説を見る

正解:A統合失調症

統合失調症は精神科で扱う疾患である。

この問題の解説ページを開く →

272心療内科が扱う疾患として適切なものはどれか。

  1. A高熱
  2. B心身症
  3. C骨折
  4. D怪我
正解と解説を見る

正解:B心身症

心身症は心理的要因が身体に現れるため心療内科が扱う。

この問題の解説ページを開く →

273産業医の役割として「病態のアセスメント」が含まれる対象はどれか。

  1. Aすべての全従業員
  2. B外部取引先
  3. C復職希望者
  4. D人事労務担当者
正解と解説を見る

正解:C復職希望者

産業医は復職希望者等の病態アセスメントを行う。

この問題の解説ページを開く →

274ストレスチェック制度において実務担当者になることが望ましいとされているのは誰か。

  1. A産業医
  2. B労働者
  3. C経営者
  4. D衛生管理者
正解と解説を見る

正解:D衛生管理者

衛生管理者はストレスチェックの実務担当者になることが望ましい。

この問題の解説ページを開く →

275連携窓口を一本化すべき理由として正しいものはどれか。

  1. A複数スタッフによる個別の関与は外部機関への負担と情報の食い違いが生じるため
  2. B人件費を削減するため
  3. C産業医の権限を弱めるため
  4. D外部機関が直接会社に来ることを防ぐため
正解と解説を見る

正解:A複数スタッフによる個別の関与は外部機関への負担と情報の食い違いが生じるため

窓口が複数あると外部機関への負担増や内容の混乱を招くため一本化する。

この問題の解説ページを開く →

276単身赴任の部下が受診を勧めても応じない場合、上司の対応として適切なものはどれか。

  1. A受診を強制する
  2. B家族の情報を得て必要に応じて受診に同行する
  3. C人事労務管理スタッフに解雇を依頼する
  4. D本人の同意なく主治医を呼び出す
正解と解説を見る

正解:B家族の情報を得て必要に応じて受診に同行する

家族の協力が得られない場合など、上司が受診に同行する例もある。

この問題の解説ページを開く →

277メンタルヘルス対策の外部機関から得た情報の保管方法として適切なものはどれか。

  1. A口頭で覚える
  2. B破棄する
  3. C文書で保管する
  4. D個人のスマホに保存する
正解と解説を見る

正解:C文書で保管する

得た情報は適切に文書で保管する必要がある。

この問題の解説ページを開く →

278外部EAPと内部EAPの違いを説明するものとして適切なものはどれか。

  1. A内部は有料で外部は無料
  2. B外部は精神科医のみで構成される
  3. C内部は労働者の家族のみを対象とする
  4. D内部は事業所内スタッフが対応し、外部は事業所外から提供される
正解と解説を見る

正解:D内部は事業所内スタッフが対応し、外部は事業所外から提供される

EAPには内部EAP(社内)と外部EAP(外部委託)がある。

この問題の解説ページを開く →
メンタルヘルスマネジメント検定II種の全分野一覧へ戻る