第41問労働基準法における遅刻・早退・欠勤の控除に関する説明として正しいものはどれか。
- A法律に規定はなく、会社によってさまざまな控除の規定が設けられている。
- B法律に明確な控除計算の規定があり、それに従う義務がある。
- C遅刻・早退控除は認められるが、欠勤控除は法律で禁止されている。
- D遅刻早退時間は必ず1分単位で計算し、控除は時給の半額までとする。
多様な労働時間制度と時間外労働のルールを学ぶ分野です。変形労働時間制(1か月単位・1年単位・1週間単位)やフレックスタイム制の要件、36協定の限度時間(原則1か月45時間・1年360時間)、特別条項付き協定の上限規制(単月100時間未満・複数月平均80時間以内)が頻出です。あわせて、産前産後休業・育児休業・介護休業・子の看護等休暇など母性保護や仕事と育児・介護の両立に関する制度も問われます。管理監督者の適用除外の範囲や労働時間の客観的把握義務も重要テーマ。数字や日数が多いため、制度ごとに要件を表で整理して覚えるのが効率的です。
この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.出産予定の女性が請求した場合、6週間(多胎妊娠は14週間)以内就業させてはならない。
産前休業は女性からの請求があった場合のみ、6週間(多胎妊娠は14週間)以内取得させます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.産後6週間を経過した女性が請求し、医師が認めた業務に限り就業させられる。
産後休業は原則8週間ですが、産後6週間経過後は本人請求と医師の許可があれば就業可能です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.変形労働時間制であっても、1週40時間、1日8時間を超えて労働させることはできない。
妊産婦から請求があった場合、変形労働時間制であっても法定労働時間(週40時間・1日8時間)を超えて労働させることはできません。
この問題の解説ページを開く →正解:C.生後満1年に達しない子を育てる女性は、1日2回、少なくとも30分請求できる。
育児時間は生後満1年に達しない子を育てる女性が、1日2回それぞれ少なくとも30分請求できる制度です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.会社は要件を満たす社員に与える義務はあるが、有給にする義務はない。
これらの法定休業・休暇は与える義務はありますが、その期間を有給にする法律上の義務はありません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.一定期間を平均し週40時間以内なら、特定日に8時間を超えても割増賃金が不要となる制度。
変形労働時間制は、一定期間の平均で週40時間以内であれば、特定日・週に法定労働時間を超えても割増賃金が発生しない仕組みです。
この問題の解説ページを開く →正解:A.始業時刻または終業時刻のいずれか一方だけを労働者が自由に選択する制度も該当する。
フレックスタイム制は始業・終業の両方を社員が選択できる必要があり、片方のみの選択は該当しません。
この問題の解説ページを開く →正解:C.就業規則などで定めるか、または労使協定を締結して届け出る必要がある。
1か月単位の変形労働時間制は、就業規則などによる規定か、労使協定の締結・届出のいずれかで採用できます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.労使協定の締結及び届出が必要であり、就業規則などにも定める必要がある。
1年単位の変形労働時間制は、労使協定の締結と届出が必須であり、あわせて就業規則等にも規定が必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.1か月42時間、1年320時間
3か月を超える1年単位の変形労働時間制対象者は、閑散期に労働時間を調整できるため、限度時間が「1か月42時間、1年320時間」と短く設定されます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.単月100時間未満かつ、複数月平均で80時間以内
特別条項適用時でも、時間外と法定休日労働の合計は「単月100時間未満」「2〜6か月平均80時間以内」にする必要があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.1か月の時間外労働の合計時間に対し、30分未満を切り捨て、30分以上を1時間に切り上げる。
端数処理は「1か月の合計時間」に対してのみ、30分未満切捨て・30分以上1時間への切上げが認められています。日ごとの切捨ては違法です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.労働時間・休憩・法定休日の規定は適用されないが、深夜割増や年次有給休暇は適用される。
管理監督者であっても、深夜労働の割増賃金や年次有給休暇の規定は適用されます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.パートタイマーやアルバイトの採用・解雇に関する権限を持っている。
採用・解雇の権限を「持っていない」場合が否定要素です。権限を持っている場合は管理監督者性を肯定する要素になります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.管理監督者なども含めたすべての社員が対象である。
平成31年施行の法改正により、健康管理の観点から管理監督者を含めたすべての社員の労働時間を把握することが義務付けられました。
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