第157問建設業において総原価を構成する3つの原価の組み合わせとして正しいものはどれか。
- A材料費・労務費・経費
- B工事原価・販売費・一般管理費
- C直接材料費・直接労務費・工事間接費
- D外部取引・内部取引・非原価
建設業経理の中核であり、出題数が最多の分野です。商業簿記との最大の違いは、工事ごとに原価を集計する点にあります。原価の3要素として材料費・労務費・外注費・経費という4区分(建設業では外注費が独立)を押さえることが出発点です。材料費では購入と消費の記帳、労務費では賃金と作業時間の把握、外注費では下請への発注が対象になります。未成工事支出金と完成工事原価という建設業固有の勘定科目の流れを理解することが最重要です。
この分野の問題59問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:C.[材料費]などの各費目勘定から【未成工事支出金(資産)】勘定へ
工事直接費は工事別に把握できる原価なので、各費目の勘定から直接【未成工事支出金(資産)】に振り替えます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.時価で評価し、価値の減少分を[材料評価損(費用)]で処理する
時価が原価を下回っている場合、材料を時価で評価し、価値の減少分を[材料評価損(費用)]で処理します。
この問題の解説ページを開く →正解:A.工事に従事した直接雇用の作業員に対する賃金・給料及び手当などの支払額を消費したときの金額
建設業における労務費は、工事に従事した直接雇用の作業員に対する賃金・給料及び手当などの支払額を消費したときの金額です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.労務費の内訳項目(うち労務外注費)として記載する
大部分が実質的に労務費に該当する場合、労務費に含めることができますが、内訳項目(うち労務外注費)として記載します。
この問題の解説ページを開く →正解:C.¥135,600
10日払出(100kg×@300+100kg×@310=61,000)と26日払出(200kg×@310+40kg×@315=74,600)の合計で¥135,600です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.¥136,400
総平均単価=(30,000+93,000+63,000)÷(100+300+200)=@¥310。当月消費額=@¥310×(200kg+240kg)=¥136,400です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.¥3,400,000
当期純仕入高=3,800,000-30,000-70,000=3,700,000。消費額=300,000+3,700,000-500,000=3,500,000。異常減耗損100,000は非原価なので差し引き¥3,400,000です。
この問題の解説ページを開く →正解:B.¥2,400,000
当月労務費=当月支払額¥2,500,000+当月末払額¥700,000-前月末払額¥800,000=¥2,400,000となります。控除額は関係ありません。
この問題の解説ページを開く →正解:A.時価が原価を上回っている場合は評価替えを行わず原価のままとし、管理上やむを得ない棚卸減耗損は原価として処理する。
「時価>原価」の場合は原価のままであり、管理上やむを得ない目減りによる棚卸減耗損は原価として処理します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.間接材料費は工事別に把握できる原価なので、[材料費]勘定から直接【未成工事支出金】勘定へ振り替えられる。
間接材料費は工事別に把握できない原価であるため、直接【未成工事支出金】へは振り替えず、いったん[工事間接費]に振り替えます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.[材料費(費用)]から【材料(資産)】に振り替える
購入時材料費処理法では、購入時に費用計上しているため、残った材料の評価額を[材料費(費用)]から【材料(資産)】に振り替えます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.(借)材料 6,000 (貸)材料費 6,000
すくい出し方式では、返却された仮設材料の評価額を資産に計上し、費用(材料費)から控除するため、(借)材料 6,000(貸)材料費 6,000 となります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.現場管理の従業員給料手当や退職金は、労務費ではなく「経費」に分類される。
一般のイメージとは異なり、建設業では作業員以外の「従業員給料手当」「退職金」などは労務費ではなく「経費」として処理します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.当月末に賃金を未払計上した場合、その金額は翌月の労務費(費用)の加算項目となる。
当月末に未払計上した賃金は、当月の労務費(費用)に加算され、翌月には月初再振替仕訳によって翌月の費用から差し引かれます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.直接外注費は工事別に把握できない原価なので、各費目の勘定からいったん[工事間接費]に振り替える。
直接外注費は工事別に把握できる原価(工事直接費)であるため、いったん[工事間接費]に振り替えるのではなく、直接【未成工事支出金】に振り替えます。
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