福祉住環境コーディネーター2級 ⑧ 福祉用具 個別用具

特殊寝台・車いす・つえ・歩行器・リフト・入浴用具・排泄用具など、個別の福祉用具の特徴と選び方を学ぶ、本検定でも出題数の多い分野です。用具ごとの適応(どんな状態の人に向くか)や使い方の留意点、介護保険で貸与・購入の対象となる種目の区分が頻出します。つえの高さの合わせ方や特殊寝台のサイドレールの扱いなど、実務的で細かな知識も問われます。用具名・特徴・適応・給付区分を対応表に整理して覚えると、混同を防ぎ確実に得点できます。

この分野の問題45問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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263特殊寝台の背上げ操作の際、体が下方にずれて腰部や背部が圧迫されるのを防ぐための工夫として、正しいものはどれか。

  1. A脚部を上げる前に背上げ操作を完了させる
  2. Bサイドレールにしっかりとつかまらせて背上げを行う
  3. Cあらかじめベッドの曲がる部分に臀部が位置するよう移動しておく
  4. Dスライディングボードを敷いてから背上げを行う
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正解:Cあらかじめベッドの曲がる部分に臀部が位置するよう移動しておく

背上げの際は、曲がる部分に臀部を位置させ、脚部を上げた後に背上げを行うと体が下方にずれません。

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264特殊寝台のサイドレールに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A特殊寝台のフレーム(ホルダー)に差し込んで使用する
  2. B格子のすきまに頭などを挟む事故が起こる可能性がある
  3. C導入時には利用者の認知機能を十分に検討する
  4. D体重を支えるよう設計されているため、起き上がり時の補助として使用する
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正解:D体重を支えるよう設計されているため、起き上がり時の補助として使用する

サイドレールは体重を支える設計ではないため、起き上がりの補助にはベッド用手すり(グリップ)を使用します。

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265下肢が弱って体を支えられない利用者が、特殊寝台から車いすへ座位姿勢のまま移乗する際に用いる用具として、最も適切なものはどれか。

  1. Aスライディングボード
  2. Bスライディングマット
  3. C起き上がり補助装置
  4. D介助用ベルト
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正解:Aスライディングボード

座位姿勢のまま臀部を滑らせるようにして移乗する場合には、スライディングボードが用いられます。

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266特殊寝台を設置するスペースがない場合や、筋疾患などで移動を座位移動で行う場合に導入を検討する用具はどれか。

  1. Aスライディングマット
  2. B起き上がり補助装置
  3. Cベッド用テーブル
  4. D体位変換用クッション
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正解:B起き上がり補助装置

床上に置き、スイッチ操作で背部が昇降する起き上がり補助装置は、特殊寝台が置けない場合などに導入します。

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267つえの適切な高さを決める際の目安として、正しいものはどれか。

  1. Aつえを足先の斜め前方250mmの場所についたとき、肘が45度ほど曲がる高さ
  2. Bつえを足先の斜め前方150mmの場所についたとき、肘が伸びきる高さ
  3. Cつえを足先の斜め前方150mmの場所についたとき、肘が30度ほど曲がる高さ
  4. Dつえを足先の真横150mmの場所についたとき、肘が30度ほど曲がる高さ
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正解:Cつえを足先の斜め前方150mmの場所についたとき、肘が30度ほど曲がる高さ

つえの高さは、足先の斜め前方150mmについたときに肘が約30度曲がり、握り部が大転子にくる高さが適切です。

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268握り手部分で軽度に屈曲した支柱と、前腕を支えるカフを備え、脳性麻痺などの利用者に用いられるつえはどれか。

  1. A松葉づえ
  2. B多脚つえ
  3. Cプラットホームクラッチ
  4. Dロフストランド・クラッチ
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正解:Dロフストランド・クラッチ

ロフストランド・クラッチは、前腕をカフで固定するため安定性が増し、T字型つえでは支持が困難な人に適しています。

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269介護保険制度の福祉用具貸与の給付対象となるつえはどれか。

  1. A多脚つえ
  2. BT字型つえ
  3. CC字型つえ
  4. DL字型つえ
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正解:A多脚つえ

T字型、C字型、L字型つえはいずれも介護保険制度のレンタル(貸与)の対象ではありません。

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270関節リウマチにより手指や手関節の変形や痛みがある利用者に適しており、肘から手首までを乗せて体重を支える前腕受けを備えたつえはどれか。

  1. Aロフストランド・クラッチ
  2. Bプラットホームクラッチ
  3. C松葉づえ
  4. D多脚つえ
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正解:Bプラットホームクラッチ

プラットホームクラッチは前腕受けを備えており、手指や手関節に痛みがある人に用いられます。

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271固定型歩行器と交互型歩行器の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A固定型はフレームを斜めに変形させて進むが、交互型は両手で持ち上げて進む
  2. B固定型は脚部に車輪が装備されているが、交互型には車輪がない
  3. C固定型は持ち上げて前に出す力が必要だが、交互型は持ち上げる必要がない
  4. D固定型は平行棒内歩行の延長として使われ、交互型は屋外での運搬に使われる
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正解:C固定型は持ち上げて前に出す力が必要だが、交互型は持ち上げる必要がない

固定型は両手で持ち上げて振り出しますが、交互型は左右のフレームを交互に押し出して進むため持ち上げる必要がありません。

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272歩行車に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A歩行器よりも機動性に優れている
  2. B前方に押しすぎて転倒する危険がある
  3. C介護保険制度では「歩行器」に統一されている
  4. D二輪歩行車は段差の多い住宅内での使用に適している
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正解:D二輪歩行車は段差の多い住宅内での使用に適している

二輪歩行車は車輪を使うため、段差の多い住宅内では使用困難となります。

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273シルバーカーに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A屋外での物品の運搬や歩行の補助を目的に使用される
  2. B自立歩行が困難で介助が必要な高齢者に適している
  3. C介護保険の給付対象となる「歩行器」に含まれる
  4. D握り部は肘の角度が90度程度になる高さが押しやすい
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正解:A屋外での物品の運搬や歩行の補助を目的に使用される

シルバーカーは主に高齢者が屋外での運搬や歩行補助に使い、自立歩行可能な人が対象で介護保険の対象外です。

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274歩行器の高さ調整における握り部の高さの目安として、適切なものはどれか。

  1. A大腿骨大転子までの距離、または肘の角度が約45度屈曲する程度の長さ
  2. B大腿骨大転子までの距離、または肘の角度が約30度屈曲する程度の長さ
  3. C腸骨稜までの距離、または肘の角度が約30度屈曲する程度の長さ
  4. D腸骨稜までの距離、または肘の角度が約45度屈曲する程度の長さ
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正解:B大腿骨大転子までの距離、または肘の角度が約30度屈曲する程度の長さ

歩行器の握り部は、大腿骨大転子までの距離、または肘が約30度屈曲する長さが目安となります。

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275手動車いすの「ティッピングレバー」の主な役割はどれか。

  1. A利用者が自分で車輪を回すために握る
  2. B駐車時に車輪を固定して安全を確保する
  3. C段差を越える際、介助者が足で踏んでキャスタを上げる
  4. D走行の安定性を保ち、方向転換を容易にする
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正解:C段差を越える際、介助者が足で踏んでキャスタを上げる

ティッピングレバーは、段差を越える際にキャスタ(前輪)を浮かせるために介助者が足で踏む部分です。

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276JIS(日本産業規格)で定められた手動車いすの最大寸法として、誤っているものはどれか。

  1. A全長は1200mm以下
  2. B全幅は700mm以下
  3. C全高は1200mm以下
  4. Dフットサポート高は100mm以上
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正解:Dフットサポート高は100mm以上

フットサポート高は50mm以上と定められています。

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277座位変換形車いすのうち、シートとバックサポートの角度を保ったまま、シート全体を後ろに傾斜できる機構を備えたものはどれか。

  1. Aティルト機構付き車いす
  2. Bパワーアシスト形車いす
  3. Cリクライニング式車いす
  4. D六輪車いす
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正解:Aティルト機構付き車いす

ティルト機構は、シートと背もたれの角度を保ったまま全体を後ろに傾けることができ、座位姿勢の保持に有効です。

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278車いすを駆動・操作する力を動力(電動など)により補助する機能が付いており、長い距離の移動や坂道で効果を発揮する車いすはどれか。

  1. A簡易形電動車いす
  2. Bパワーアシスト形車いす
  3. C標準形電動車いす
  4. Dハンドル形電動車いす
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正解:Bパワーアシスト形車いす

パワーアシスト形車いすは、手動での駆動や操作の力を動力で補助し、坂道や悪路での移動を容易にします。

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279ハンドル形電動車いすに関する記述として、不適切なものはどれか。

  1. Aアクセルレバーを離すと自然に制動がかかり停止する
  2. B介護保険制度では「普通型電動車いす」として貸与の対象となる
  3. C前輪と後輪の距離が小さく、小回りが利きやすいため屋内に適している
  4. D乗り越えられる段差が2〜3cm程度に限られている点に注意が必要である
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正解:C前輪と後輪の距離が小さく、小回りが利きやすいため屋内に適している

ハンドル形電動車いすは前輪と後輪の距離が大きく、小回りが利きにくいため、屋外での使用に限定されます。

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280車いす用クッションについて、体の状態に合わせて空気圧を変えることができ、褥瘡の予防に優れた体圧分散効果がある素材はどれか。

  1. Aウレタンフォーム
  2. Bゲル
  3. Cスリングシート
  4. Dエア
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正解:Dエア

エアクッションは多数のエアセルが並び、空気圧を変えることで優れた体圧分散効果を発揮しますが、調整が必要です。

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281段差の高さに対するスロープの必要な長さの目安として、正しいものはどれか。

  1. A自力で駆動する場合は高さの10倍、介助による場合は6倍
  2. B自力で駆動する場合は高さの6倍、介助による場合は10倍
  3. C自力で駆動する場合は高さの12倍、介助による場合は8倍
  4. D自力で駆動する場合は高さの8倍、介助による場合は12倍
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正解:A自力で駆動する場合は高さの10倍、介助による場合は6倍

車いすを自力で駆動する場合は高さの10倍程度、介助者が駆動する場合は6倍程度のスロープの長さが必要です。

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282段差解消機に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. Aスロープの設置が容易な場所で優先して導入される
  2. B据置式や移動式は段差を完全には解消できず数cm残ってしまう
  3. C駆動方法は手動式が主流となっている
  4. D設置式は使い勝手で劣るため、価格の安い移動式が推奨される
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正解:B据置式や移動式は段差を完全には解消できず数cm残ってしまう

据置式や移動式は数cmの段差が残ります。価格は高いものの、使い勝手の点ではピットをつくる設置式が優れています。

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283階段昇降機に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A階段昇降機は固定型と可搬型に大別される
  2. B可搬型階段昇降機の操作者には、福祉用具専門相談員による指導が義務付けられている
  3. C可搬型階段昇降機は介護保険の福祉用具貸与の対象外である
  4. D固定型階段昇降機は曲がり階段にも設置できる場合がある
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正解:C可搬型階段昇降機は介護保険の福祉用具貸与の対象外である

可搬型階段昇降機は、介護保険制度の福祉用具貸与の対象となっています。

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284床走行式リフトの特徴として、正しいものはどれか。

  1. A取り付けに大がかりな住宅改修工事が必要となる
  2. Bやぐら型の架台を組んで、レールに沿って移動させる
  3. C天井に埋め込んだレールに沿って部屋間の移動が可能である
  4. Dキャスタが小さく、敷居などを乗り越える際に転倒するおそれがある
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正解:Dキャスタが小さく、敷居などを乗り越える際に転倒するおそれがある

床走行式は任意の場所に移動できますが、キャスタが小さいため段差で転倒するおそれがあり、使用環境の確認が重要です。

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285リフトの適切な位置合わせにおける利用者の「臀部」が下りる位置の目安として、正しいものはどれか。

  1. A洋式トイレの場合、便器の前端から約250mmの所
  2. B洋式トイレの場合、便器の前端から約150mmの所
  3. C浴槽の場合、頭側の浴槽縁から約100mmの所
  4. Dベッドの場合、マットレスの頭部端から約500mmの所
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正解:A洋式トイレの場合、便器の前端から約250mmの所

リフトの位置合わせは、洋式トイレでは便器前端から約250mm、浴槽では頭側縁から約300〜400mm、ベッドでは頭部端から約1000mmです。

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286天井走行式リフトに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A天井に埋め込んだレールに沿って移動する
  2. B取り付けに住宅改修を伴う場合でも介護保険の福祉用具貸与の対象となる
  3. Cレールを延長すれば、部屋の間の移動も可能になる
  4. Dレール設置に大がかりな工事が伴う
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正解:B取り付けに住宅改修を伴う場合でも介護保険の福祉用具貸与の対象となる

取り付けに住宅改修を伴う天井走行式リフトは、介護保険制度の福祉用具貸与の対象となりません。

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287据置式便座(和式用)を導入する際の注意点として、正しいものはどれか。

  1. A和式便器のときと体の向きが変わらないため、狭いトイレでも問題ない
  2. Bスイッチ操作で便座を斜め前上方向に移動させるため、電源の確保が必要である
  3. C和式便器のときとは体の向きが180度逆になるため、立ち座りが困難になることがある
  4. D洋式便器の上に載せて高さを補うため、便器の高さ制限を確認する
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正解:C和式便器のときとは体の向きが180度逆になるため、立ち座りが困難になることがある

据置式便座は和式便器の上に置いて洋式に変換しますが、体の向きが180度逆になるためトイレが狭いと立ち座りが困難になります。

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288下肢の麻痺や筋力低下などにより、通常の洋式便器からの立ち座りが困難な場合に、洋式便器の上に置いて高さを補う福祉用具はどれか。

  1. A据置式便座
  2. B立ち上がり補助便座
  3. Cポータブルトイレ
  4. D補高便座
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正解:D補高便座

補高便座は洋式便器の上に置いて高さを補い、立ち座りを容易にするための福祉用具です。

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289自動排泄処理装置に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A排便にも使用できるタイプは、自力で動ける利用者の自立支援に最適である
  2. Bセンサーで尿や便を感知して自動的に吸引する装置である
  3. C尿のみ採るタイプと、排尿と排便の両方に使用できるタイプがある
  4. D自力で動ける人が使用し続けると寝たきりとなり、廃用症候群が生じることがある
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正解:A排便にも使用できるタイプは、自力で動ける利用者の自立支援に最適である

自力で動ける利用者が使用し続けると寝たきりとなり、廃用症候群が生じることもあるため注意が必要です。

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290トイレ用手すりの特徴として、正しいものはどれか。

  1. A住宅改修を伴うため借家には設置できない
  2. B便器に挟んだり、金具を壁に突っ張って簡易に設置できる
  3. C体重のかけ方に関わらず外れる危険性はない
  4. D座ったままトイレに移動し、後方から乗り入れることができる
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正解:B便器に挟んだり、金具を壁に突っ張って簡易に設置できる

トイレ用手すりは工事不要で簡易に設置できるため、借家などで住宅改修ができない場合に効果的です。

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291介護保険制度における「入浴用いす」の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A一般に使用されているいすよりも座面が低くなっている
  2. B座面がU字にカットされたタイプは存在しない
  3. C一般に使用されているいすよりも座面が高くなっている
  4. Dすべてのいすにリクライニング機能が備わっている
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正解:C一般に使用されているいすよりも座面が高くなっている

入浴用いすは、立ち座りや座位姿勢の保持を容易にするため、一般のいすよりも座面が高くなっています。

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292浴槽用手すりに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A浴槽縁を挟んで固定する手すりである
  2. B浴槽を立ちまたぎする際にバランスを保持するために用いる
  3. C手すり部分が垂直なものと水平なものがある
  4. D挟んで固定するため、全体重をかけてもずれたり外れたりすることはない
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正解:D挟んで固定するため、全体重をかけてもずれたり外れたりすることはない

浴槽縁に挟んで固定するだけなので、過度に体重をかけるとずれたり外れたりする危険があります。

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293浴槽内いすを「いすとして利用する場合」の対象者および注意点として、適切なものはどれか。

  1. A浴槽の底に座れない利用者に有効だが、肩まで湯に浸かることが難しくなる
  2. B浴槽に出入りする際の踏台としてのみ使用できる
  3. C洗い場と浴槽底の高低差を小さくするために用いられる
  4. D浴槽縁に台を掛けて設置し、座位姿勢で浴槽に出入りする人を対象とする
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正解:A浴槽の底に座れない利用者に有効だが、肩まで湯に浸かることが難しくなる

浴槽内いすに座るとその高さ分だけ浴槽が浅くなるため、肩まで湯に浸かることが難しくなります。

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294座位姿勢で浴槽に出入りできるようにするため、両縁を浴槽縁に掛けて設置する福祉用具はどれか。

  1. A浴室内すのこ
  2. Bバスボード
  3. C浴槽内いす
  4. Dシャワー用車いす
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正解:Bバスボード

バスボードは入浴台の一種で、両縁を浴槽縁に掛けて設置し、座位姿勢のまま浴槽に出入りするのに用います。

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295前傾姿勢がとれない、または肩や肘の関節の障害で足部に手が届かない場合に使用する自助具はどれか。

  1. A長柄ブラシ
  2. Bボタンエイド
  3. Cソックスエイド
  4. Dリーチャー
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正解:Cソックスエイド

ソックスエイドは、足部に手が届かない人がストッキングや靴下を自力ではくための自助具です。

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296バネ箸が用いられるケースとして、適切なものはどれか。

  1. A握力が弱く、手と口が離れていてもスプーンを口に届かせたい場合
  2. B食事の際に食器が滑って固定できない場合
  3. C片手のみで食事をする際、食物をすくいやすくしたい場合
  4. D手指の巧緻性が低下している場合や、利き手交換の訓練を行う場合
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正解:D手指の巧緻性が低下している場合や、利き手交換の訓練を行う場合

バネ箸はピンセットのように扱えるため、手指の巧緻性低下や反対の手を使う訓練(利き手交換)に用いられます。

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297コントラスト活用補助具を利用する目的として、不適切なものはどれか。

  1. A光がまぶしくて見えにくい状態を防ぐため黄色や赤の眼鏡をかける
  2. B白いご飯を色の濃い茶碗に盛り付け、認識しやすくする
  3. C中心暗点がある人が読みたい行を見失わないようタイポスコープを利用する
  4. D黒い紙を切り抜いたプレートで光の反射を軽減し読みやすくする
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正解:A光がまぶしくて見えにくい状態を防ぐため黄色や赤の眼鏡をかける

羞明(まぶしさ)を防ぐための黄色や赤系統の眼鏡は「遮光眼鏡」であり、コントラスト活用補助具ではありません。

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298頸髄損傷などにより四肢の麻痺がある人が、残存機能を活用し簡単なスイッチ操作でテレビや室内照明などを操作できる装置はどれか。

  1. A認知症老人徘徊感知機器
  2. B環境制御装置
  3. C携帯用会話補助装置
  4. D重度障害者用意思伝達装置
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正解:B環境制御装置

環境制御装置は、四肢に麻痺がある人が呼気スイッチなどで家電や特殊寝台を操作できるシステムです。

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299一般的な補聴器の限界に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A言葉の聞き分けに必要な音の範囲をすべて満たし、健常者と同じように聞こえる
  2. B話し手が複数いる会話や遠くの音声の方が、一対一の会話よりも聞き取りやすい
  3. C大きくできる音の範囲は200〜5000Hz程度であり、すべての音を補正できるわけではない
  4. D正常な聞こえの範囲である20〜20000Hzを完全にカバーしている
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正解:C大きくできる音の範囲は200〜5000Hz程度であり、すべての音を補正できるわけではない

補聴器で大きくできる音は200〜5000Hz程度であり、健常者と同じように聞こえるわけではありません。

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300聴覚・言語障害関連の用具に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A補聴器のTモードは、磁気誘導コイルで音声信号のみをとらえる機能である
  2. B骨伝導式電話は、頭蓋骨の一部に振動を与え鼓膜を使わずに音を伝える
  3. C携帯用会話補助装置は、構音障害などで発声発語が困難な人に用いられる
  4. Dテレビ用ヒアリングループは、音声言語を光の点滅に変えて伝える装置である
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正解:Dテレビ用ヒアリングループは、音声言語を光の点滅に変えて伝える装置である

テレビ用ヒアリングループは、テレビ音声を磁気信号に変えて発信し、補聴器のTモードで受信するものです。

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301視覚障害による羞明(光がまぶしくて見えにくい状態)を軽減するため、波長の短い光をカットする眼鏡はどれか。

  1. A遮光眼鏡
  2. B弱視眼鏡
  3. Cクリップオン式ルーペ
  4. D拡大読書器
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正解:A遮光眼鏡

遮光眼鏡は、羞明の原因となる波長の短い光をカットするために黄色や赤系統の色を付けた眼鏡です。

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302音響案内装置(歩行時間延長信号機用小型送信機)の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A道を歩くときに障害物や段差がないかを確認する杖である
  2. B送信機から電波を発し、信号が青か赤かを知らせたり青信号を延長したりする
  3. C携帯電話のカメラ機能を活用して文字を拡大する
  4. D点字を書くために用いられる
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正解:B送信機から電波を発し、信号が青か赤かを知らせたり青信号を延長したりする

音響案内装置は、弱者感応式信号機のある横断歩道で音声案内や青信号の延長を行うための小型送信機です。

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303義肢の種類に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. A装飾用義手は、ものをつかむなどの機能的動作を目的としている
  2. B作業用義手は、切断端の筋活動を利用し電動で動く
  3. C能動義手は、体に固定するハーネスとケーブルを利用して手先具を開閉する
  4. D大腿義足は、足関節のみの代わりをするため膝継手を持たない
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正解:C能動義手は、体に固定するハーネスとケーブルを利用して手先具を開閉する

能動義手はハーネスとコントロールケーブルを用いて手先具を開閉し、日常生活動作を行います。

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304義足の装着可否を判断する際の目安として、原則となるのはどれか。

  1. A両上肢で体重を支えられるかどうか
  2. B義足側の下肢で踏み込めるかどうか
  3. C体幹を自力で90度曲げられるかどうか
  4. D健側下肢で片足立ちできるかどうか
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正解:D健側下肢で片足立ちできるかどうか

義足装着の可否は、原則として健側(切断していない側)の下肢で片足立ちできるかどうかが目安となります。

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305装具に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A軟性体幹装具(ダーメンコルセット)は、更生用装具として多用される
  2. B装具には治療用装具と更生用装具がある
  3. C上肢装具は関節の安静や変形の矯正を目的とする
  4. D治療用装具は医師の処方によって義肢装具士が製作する
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正解:A軟性体幹装具(ダーメンコルセット)は、更生用装具として多用される

腰痛の治療などで多用される軟性体幹装具(ダーメンコルセット)は、治療用装具です。

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306肘当て付き四輪歩行車(前腕支持歩行車)の特徴として、適切なものはどれか。

  1. A左右のフレームを交互に押し出して進む
  2. B水平の肘当てが装備されており、前腕を乗せて移動する
  3. C握り部は床面にほぼ平行に支柱に取り付けられている
  4. D座面があり、疲れたときにいすとして使用できる
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正解:B水平の肘当てが装備されており、前腕を乗せて移動する

肘当て付き四輪歩行車は、水平の肘当てに前腕を乗せて体重を支えながら移動するタイプの歩行車です。

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307浴槽内すのこと浴室内すのこの違いについて、誤っているものはどれか。

  1. A浴槽内すのこは浴槽の深さを調整するために用いる
  2. B浴室内すのこは浴室の床と脱衣室の床との段差を解消するために用いる
  3. C浴室内すのこは浴槽の中に設置し、立ち座り動作を容易にする
  4. D浴槽内すのこを設置すると、洗い場と浴槽底の高低差が小さくなる
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正解:C浴室内すのこは浴槽の中に設置し、立ち座り動作を容易にする

浴室内すのこは「洗い場」に設置して床を底上げするもので、浴槽の中に設置するのは浴槽内すのこです。

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