福祉住環境コーディネーター2級 ⑦ 建築3 設計・図面+福祉用具総論

建築の設計プロセスと図面の読み方、そして福祉用具の総論を扱う分野です。基本構想から設計図書までの流れ、平面図・立面図・断面図・配置図など図面の種類と用途、縮尺・線種のルール、図面が食い違ったときの優先順位が問われます。あわせて福祉用具の分類や選定の基本的な考え方、関連制度も学びます。図面は「何を確認したいときにどの図を見るか」を用途と結びつけて覚えるのがコツで、住環境整備の提案を正確に伝える力につながります。

この分野の問題32問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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231建築主の要求に基づいて、設計者が実現可能な計画を提示し、立てる基本構想を何というか。

  1. A基本設計
  2. B実施設計
  3. C計画方針
  4. D工事契約
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正解:C計画方針

計画方針は、建築主の要求に基づいて設計者が実現可能な計画を提示し立てる基本構想です。

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232建築の設計図書において、内容が食い違った場合に一般的に最も優先される書類はどれか。

  1. A現場説明書
  2. B特記仕様書
  3. C図面(設計図)
  4. D現場説明に対する質問回答書
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正解:D現場説明に対する質問回答書

設計図書の中で内容が食い違った場合は、現場説明に対する質問回答書が最も優先されます。

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233建築図面の縮尺における推奨尺度の組み合わせとして、正しくないものはどれか。

  1. A1:150
  2. B1:50
  3. C1:100
  4. D1:200
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正解:A1:150

1:150は中間尺度であり、推奨尺度ではありません。

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234建築図面に用いられる線の種類と太さの組み合わせで、隠れて見えないものを示す線(強調線)として適切なものはどれか。

  1. A太い実線
  2. B中間の太さの破線
  3. C細い実線
  4. D中間の太さの一点鎖線
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正解:B中間の太さの破線

中間の太さの破線は、隠れて見えないものを示す線(強調線)として用いられます。

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235建物と敷地・道路の関係が示され、隣地境界線から建物までの距離などが記されている図面はどれか。

  1. A外構図
  2. B平面図
  3. C配置図
  4. D立面図
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正解:C配置図

配置図は、建物と敷地、道路との関係や、隣地境界線から建物までの距離などを示す図面です。

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236屋外段差の解消のためにスロープの設置を検討する際、上水道・下水道配管やガス配管の埋設状況を確認するのに最も適した図面はどれか。

  1. A配置図
  2. B平面図
  3. C断面図
  4. D外構図
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正解:D外構図

スロープ設置に伴い地盤を掘削する場合、外構図で各種配管の埋設状況を確認します。

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237建物を垂直方向に切って、切り口を横から見た図面を何というか。

  1. A断面図
  2. B立面図
  3. C展開図
  4. D平面図
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正解:A断面図

断面図は建物を垂直方向に切って横から見た図面で、天井の高さなどを確認できます。

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238天井走行式リフトの設置を検討する際、設置に必要な天井高さがあるかどうかを確認する図面として、最も適切なものはどれか。

  1. A平面図
  2. B断面図
  3. C天井伏図
  4. D展開図
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正解:B断面図

断面図は建物の高さや天井高さが示されるため、必要な天井高さの確認に適しています。

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239各部屋の内観を横から見た壁面で示し、手すりの位置や下地材の確認などに利用される図面はどれか。

  1. A断面図
  2. B立面図
  3. C展開図
  4. D矩計図
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正解:C展開図

展開図は各部屋の内観を横から見た壁面で示した図で、手すりや下地材の確認に利用します。立面図は建物の外観です。

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240シックハウス対策として、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない建築材料に表示される等級記号はどれか。

  1. AF☆☆
  2. BF☆☆☆
  3. CF☆☆☆☆☆
  4. DF☆☆☆☆
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正解:DF☆☆☆☆

「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」は、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない建築材料の表示です。

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2412階建ての住宅の1階にあるダイニングキッチンで、キッチンと食事室の間に天井からある一定の長さ以上の垂れ壁を設けた場合、キッチンだけに内装制限が適用される。その垂れ壁の長さとして正しいものはどれか。

  1. A50cm以上
  2. B30cm以上
  3. C40cm以上
  4. D60cm以上
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正解:A50cm以上

キッチンと食事室の間に天井から50cm以上の垂れ壁を設ける場合、キッチンのみに内装制限が適用されます。

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242賃貸共同住宅において、退去時に入居時の状態に戻す義務を何というか。

  1. A区分所有義務
  2. B原状回復義務
  3. C維持管理義務
  4. D共用部分管理義務
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正解:B原状回復義務

賃貸住宅の退去時に入居時の状態に戻すことを原状回復義務といい、借り主に課せられます。

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243分譲共同住宅(マンションなど)において、専有部分の住環境整備を行う際、確認・配慮すべき事項として最も適切なものはどれか。

  1. A管理規約に関わらず自由に改修できる。
  2. B建物の躯体は専有部分なので削ってよい。
  3. C畳をフローリングに変更する際は階下への音に配慮する。
  4. D共用部分の手すり設置は個人の判断で自由に行える。
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正解:C畳をフローリングに変更する際は階下への音に配慮する。

専有部分の改修でも、階下へ伝わる音への配慮など共同生活の秩序を乱さない配慮が必要です。

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244まだ詳細まで決められない段階で、大まかな金額を知りたい場合に出してもらう見積もりを何というか。

  1. A精算見積もり
  2. B詳細見積もり
  3. C仮見積もり
  4. D概算見積もり
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正解:D概算見積もり

詳細が決まらない段階で大まかな金額を知るための見積もりは概算見積もりといいます。

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245福祉用具法第2条における福祉用具の定義に含まれないものはどれか。

  1. A健常者の生活を便利にする一般家電
  2. B老人や心身障害者の日常生活上の便宜を図る用具
  3. C機能訓練のための用具
  4. D補装具
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正解:A健常者の生活を便利にする一般家電

福祉用具は「通常の生活を便利にする道具とは区別され」ると定義されています。

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246介護保険制度において、原則として「貸与」ではなく「購入費支給(販売)」の対象となる福祉用具はどれか。

  1. A車いす
  2. B簡易浴槽
  3. C歩行器
  4. D特殊寝台
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正解:B簡易浴槽

排泄や入浴にかかわる用具(簡易浴槽など)は、衛生や心理面を考慮して購入の対象となります。

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2472024(令和6)年度から、一部の福祉用具について導入された制度はどれか。

  1. A全額自己負担制
  2. B給付限度額の撤廃
  3. C貸与と販売の選択制
  4. D家族介護者への直接現金給付
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正解:C貸与と販売の選択制

2024年度から、一部の福祉用具について貸与と販売を利用者が選べる選択制が導入されました。

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248要支援・要介護1の軽度者において、原則として介護保険給付の対象外となる種目はどれか。

  1. A歩行器
  2. B歩行補助つえ
  3. C手すり
  4. D特殊寝台
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正解:D特殊寝台

軽度者は、その状態像から利用が想定しにくい車いすや特殊寝台などは原則給付対象外です。

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249介護保険の購入費支給対象となる「歩行補助つえ」のうち、選択制の対象とならないものはどれか。

  1. A松葉づえ
  2. B多点杖
  3. Cロフストランド・クラッチ
  4. Dカナディアン・クラッチ
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正解:A松葉づえ

松葉づえを除く歩行補助つえが選択制の対象です。松葉づえは選択制の対象外(貸与のみ)です。

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250障害者総合支援法における補装具は、原則としてどのように提供されるか。

  1. A貸与
  2. B購入
  3. C無料配布
  4. D施設内でのみ利用
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正解:B購入

障害者の補装具は利用期間が長いため購入が原則ですが、成長等で短期間に交換が必要な場合は借受け(貸与)が認められることもあります。

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251障害者総合支援法における日常生活用具給付等事業の実施主体はどこか。

  1. A
  2. B都道府県
  3. C市町村
  4. D保健所
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正解:C市町村

日常生活用具給付等事業の実施主体は市町村であり、対象種目の具体的な品目等も市町村が決定します。

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252福祉用具支援の4つのプロセスにおいて、利用目標や関係者間で共有すべき情報を記載した「福祉用具サービス計画」を作成する段階はどれか。

  1. A必要性の判断
  2. B実施、効果確認
  3. Cモニタリング
  4. D目標設定、プランニング
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正解:D目標設定、プランニング

プロセス2の「目標設定、プランニング」段階で福祉用具サービス計画を作成します。

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253福祉用具貸与において、「福祉用具サービス計画」を作成する義務があるのは誰か。

  1. A福祉用具専門相談員
  2. B介護支援専門員(ケアマネジャー)
  3. C医師
  4. D理学療法士
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正解:A福祉用具専門相談員

福祉用具サービス計画を作成するのは福祉用具専門相談員です。

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254特殊寝台の設置に関する注意点として適切なものはどれか。

  1. A部屋の広さに関わらず窓際に密着させて設置する。
  2. B利用者の生活動線を考慮して配置する。
  3. C介助者の都合のみを優先して配置する。
  4. Dコンセントの位置を考慮する必要はない。
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正解:B利用者の生活動線を考慮して配置する。

出入り口の位置や起き上がる方向など、利用者の生活動線を考慮して配置します。

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255次のうち、特殊寝台付属品として単独で借りることができるものはどれか。

  1. Aベッド用手すり
  2. Bサイドレール
  3. C単独では借りられない
  4. D介助用ベルト
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正解:C単独では借りられない

特殊寝台の「付属品」は特殊寝台と一体で使用するもので、付属品だけを借りることはできません。

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256体重を支えるように設計されておらず、起き上がりや車いすへの移乗の補助としては適さない特殊寝台付属品はどれか。

  1. Aベッド用手すり
  2. B介助用ベルト
  3. Cベッド用テーブル
  4. Dサイドレール
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正解:Dサイドレール

サイドレールは転落や寝具のずれ落ちを防ぐもので、体重を支える設計ではないため手すり代わりには使えません。

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257特殊寝台のサイドレールに掛け渡して使用し、必要なときだけ取り付けて使用するテーブルを何というか。

  1. A掛け渡し式テーブル
  2. B可動式テーブル
  3. C昇降式テーブル
  4. D自立式テーブル
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正解:A掛け渡し式テーブル

サイドレールに掛け渡して使用するテーブルは「掛け渡し式」と呼ばれます。

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258福祉用具の利用計画を策定する際、利用者の生活障害に関する情報を収集する相手として最も適当なのは誰か。

  1. A建築主事
  2. B訪問介護や訪問リハビリのスタッフ
  3. C指定確認検査機関
  4. D不動産管理者
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正解:B訪問介護や訪問リハビリのスタッフ

利用者の生活障害についての情報は、訪問介護や訪問リハビリのスタッフなどから収集するのが効果的です。

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259建物の外周を横から描く唯一の図面であり、外壁の撤去を検討する際に筋かいの有無を確認できる図面はどれか。

  1. A平面図
  2. B断面図
  3. C立面図
  4. D天井伏図
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正解:C立面図

立面図は建物の外周を横から描く唯一の図面で、一点鎖線で示された筋かいの有無を確認できます。

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260福祉住環境整備で撤去できない壁を把握するために、筋かいの位置を確認できる図面として該当しないものはどれか。

  1. A構造図(軸組図)
  2. B平面図
  3. C立面図
  4. D展開図
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正解:D展開図

筋かいの位置は、構造図のほか、平面図、立面図で確認できます。展開図では確認できません。

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261介護保険の福祉用具貸与において、原則として費用は何割が支給されるか(自己負担1割の場合)。

  1. A9割
  2. B5割
  3. C7割
  4. D10割
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正解:A9割

原則として、費用の9割が介護保険から支給され、自己負担は1割となります。

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262指定福祉用具貸与事業所に配置が義務付けられている福祉用具専門相談員の最低人数として正しいものはどれか。

  1. A1名以上
  2. B2名以上
  3. C3名以上
  4. D5名以上
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正解:B2名以上

指定福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員を常勤換算で2名以上配置することが義務付けられています。

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