終末期ケア専門士 ② 日常生活ケア(前半)

終末期の日常生活を支える基礎知識のうち、加齢変化・コミュニケーション・食支援・排泄ケアを扱う分野です。呼吸・循環・消化・腎機能などの加齢に伴う変化やサルコペニア、傾聴・受容・共感やメラビアンの法則、摂食嚥下の5期と誤嚥のしくみ、嚥下調整食や口腔ケア、尿失禁・便秘への対応が頻出です。出題数が最も多い分野の一つで、生活を支える具体的なケアの根拠が問われます。病態としくみをセットで押さえると得点が安定します。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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36高齢者の呼吸機能の特徴として正しいものはどれか。

  1. A肺活量が増加する
  2. B咳嗽反射が低下する
  3. C横隔膜の収縮性が高まる
  4. D胸郭の前後径が減少する
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正解:B咳嗽反射が低下する

加齢により咳嗽反射や線毛の働きが低下し、肺炎が起きやすくなります。

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37加齢による心臓や血管の機能変化として正しいものはどれか。

  1. A最高血圧が低下する
  2. B最低血圧が上昇する
  3. C血管壁の弾力性が低下する
  4. Dペースメーカー細胞が増加する
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正解:C血管壁の弾力性が低下する

加齢により動脈硬化が進み、血管壁の弾力性が低下します。最高血圧は上昇し、最低血圧は低下する傾向があります。

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38サルコペニアの分類で、二次性サルコペニア(活動量に関連したもの)の原因に該当するものはどれか。

  1. A加齢によるもの
  2. Bベッド上での安静
  3. C重症臓器不全
  4. D悪性腫瘍
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正解:Bベッド上での安静

ベッド上での安静や不活発な生活によるものは、活動量に関連した二次性サルコペニアに分類されます。

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39加齢に伴う消化機能の変化として正しいものはどれか。

  1. A唾液の分泌が増加する
  2. B食道の蠕動運動が亢進する
  3. C胃酸の分泌が増加する
  4. D大腸の蠕動運動が低下する
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正解:D大腸の蠕動運動が低下する

加齢により大腸の蠕動運動や肛門括約筋の能力が低下し、便秘になりやすくなります。

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40老年期の発達課題に関する記述のうち、正しくないものはどれか。

  1. A衰退や死を自覚し、絶望感を抱くことがある
  2. B発達課題を解決し統合していく過程である
  3. C記憶力は20歳代から低下するが、判断力も必ず衰える
  4. D自己の存在感や価値を見失う危機がある
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正解:C記憶力は20歳代から低下するが、判断力も必ず衰える

記憶力は20歳代から低下しますが、理解・推察・判断力は年齢を重ねても必ずしも衰えないことがあります。

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41加齢による腎機能・排尿機能の変化について正しいものはどれか。

  1. A糸球体濾過率が上昇する
  2. B膀胱の容量が増加する
  3. C尿の濃縮力が低下する
  4. D前立腺肥大は女性に多い
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正解:C尿の濃縮力が低下する

加齢により糸球体濾過率が低下し、尿細管でのナトリウム再吸収の低下などから尿濃縮力も低下します。

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42ハヴィガーストが提唱した老年期の発達課題に該当しないものはどれか。

  1. A肉体的な衰退に伴う生活を満足して送れるよう準備する
  2. B配偶者の死に対する適応
  3. C同年代の人と明るく親密な関係を結ぶこと
  4. D職場での新しい役割を獲得すること
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正解:D職場での新しい役割を獲得すること

ハヴィガーストの老年期の発達課題には引退と収入減少への適応が含まれており、職場での新しい役割獲得は該当しません。

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43非言語コミュニケーションに含まれないものはどれか。

  1. A表情
  2. B視線
  3. Cあいさつ
  4. D身振り
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正解:Cあいさつ

あいさつは言語を用いたコミュニケーション(言語コミュニケーション)に該当します。

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44カウンセリングの基本技法のうち、本人が発した言葉の一部を抽出して、そのまま本人に返す技法はどれか。

  1. A相づち
  2. B繰り返す
  3. C内容の要約
  4. D感情の反映
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正解:B繰り返す

本人が発した言葉の一部を抽出してそのまま返す技法は「繰り返す」です。

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45傾聴の一番の特徴として適切な組み合わせはどれか。

  1. A評価と批判
  2. B受容と共感
  3. C指導と助言
  4. D同情と説得
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正解:B受容と共感

傾聴の一番の特徴は「受容」と「共感」であり、評価や批判をせずに受け入れます。

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46医療者と患者のコミュニケーションにおける関係性について、正しくないものはどれか。

  1. A医療者がコミュニケーションの主体を担うべきである
  2. Bそれぞれの立場に上下関係はない
  3. C両者の関係は対等である
  4. Dお互いに信頼関係を築くことが重要である
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正解:A医療者がコミュニケーションの主体を担うべきである

医療者がコミュニケーションの主体を担うのではなく、お互いに対等な立場で信頼関係を築くことが重要です。

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47メラビアンの法則において、印象の総計の大部分を占めるとされる影響はどれか。

  1. A言語コミュニケーションの影響
  2. B非言語コミュニケーションの影響
  3. C会話の内容の論理性
  4. D知識の豊富さ
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正解:B非言語コミュニケーションの影響

メラビアンの研究では、印象の総計の90%以上が非言語コミュニケーションの影響によるものだといわれています。

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48会話の際に適切かつ意図的にうなづくことで期待される効果はどれか。

  1. A相手の思考を停止させる
  2. B本人の言葉を励まし発言を促す
  3. C医療者の権威を示す
  4. D会話を早く終わらせる
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正解:B本人の言葉を励まし発言を促す

適切かつ意図的なうなづきは、本人の言葉を励ましたり、発言を促したりする効果があります。

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49摂食嚥下の5期のうち、食べ物を認識し口へと運び始める段階はどれか。

  1. A先行期
  2. B準備期
  3. C口腔期
  4. D咽頭期
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正解:A先行期

先行期は食事を認識して口へと運び始め、口に取り込むまでの動作を示します。

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50誤嚥が起きるメカニズムが関係する摂食嚥下の段階はどれか。

  1. A準備期
  2. B口腔期
  3. C咽頭期
  4. D食道期
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正解:C咽頭期

咽頭期に咽頭に流れてきた食塊が気管に入ってしまい、声帯を超すと誤嚥になります。

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51終末期における摂食嚥下障害に対する食支援の考え方として、正しくないものはどれか。

  1. A嚥下訓練(Cure)を中心に行い機能の完全回復を目指す
  2. B障害とともに日常生活を過ごしてもらう支援(Care)が大切である
  3. C残された機能を活かして安全に食事をする方法を検討する
  4. D誤嚥をある程度許容しつつ食べることを楽しむ時間を持つことも選択肢となる
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正解:A嚥下訓練(Cure)を中心に行い機能の完全回復を目指す

終末期の摂食嚥下障害は嚥下訓練(Cure)では改善しにくいため、Careとしての食支援が重要となります。

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52咀嚼し唾液と絡めて飲み込みやすい形にする過程を何というか。

  1. A食塊形成
  2. B嚥下反射
  3. C蠕動運動
  4. D逆流防止
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正解:A食塊形成

準備期において、食べ物を噛み唾液と混ぜて飲み込みやすい形にまとめることを食塊形成といいます。

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53農林水産省が示している「スマイルケア食」の分類で、青マークが示すものはどれか。

  1. A噛むことに問題がある人向けの食品
  2. B飲み込むことに問題がある人向けの食品
  3. C食事に関する悩みがない人向けの食品
  4. D健康維持のための栄養補助食品
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正解:B飲み込むことに問題がある人向けの食品

スマイルケア食の分類では、青マークは「飲み込むことに問題がある人向けの食品」を示しています。

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54終末期の食支援における多職種連携で、実際の具体的な食支援の提案と指導を主に担う職種はどれか。

  1. Aケアマネジャー
  2. B看護師
  3. C歯科医師・歯科衛生士
  4. D介護士
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正解:C歯科医師・歯科衛生士

歯科医師・歯科衛生士は、口腔機能評価に基づく具体的な食支援の提案と指導を行います。

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55栄養管理の基本プロセス「栄養ケアプロセス(NCP)」に含まれないものはどれか。

  1. A栄養アセスメント
  2. B栄養診断
  3. C栄養モニタリングと評価
  4. D栄養処方箋の発行
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正解:D栄養処方箋の発行

栄養ケアプロセスは、栄養アセスメント、栄養診断、栄養介入、栄養モニタリングと評価の4つからなります。

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56高齢者施設において、入所者の栄養管理を主に行う専門職はどれか。

  1. A看護師
  2. B管理栄養士
  3. C理学療法士
  4. D言語聴覚士
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正解:B管理栄養士

病院や高齢者施設では、入所者の個々の病態に合った食事の栄養管理を管理栄養士が行っています。

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57終末期患者への人工的水分・栄養補給法(AHN)について、日本老年医学会のガイドラインに合致しない考え方はどれか。

  1. A経口摂取の可能性を適切に評価する
  2. BAHNの導入は患者の益と害の観点で評価する
  3. C一度導入したAHNは原則として減量・中止してはならない
  4. D導入しないことも選択肢に含めて検討する
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正解:C一度導入したAHNは原則として減量・中止してはならない

ガイドラインでは、AHN導入および導入後の減量・中止についても、本人の人生にとっての益と害の観点で評価することが求められています。

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58日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021において、コード0に該当するものはどれか。

  1. Aやわらかくばらけにくい食品
  2. Bゼリー・プリン・ムース状のもの
  3. Cピューレ・ペースト状のもの
  4. Dスライス状で噛み切りやすいもの
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正解:Bゼリー・プリン・ムース状のもの

コード0は、かたさ・付着性・凝集性に配慮したゼリー・プリン・ムース状のものが該当します。

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59終末期の味覚・嗅覚異常に対する食事の工夫として、適切なものはどれか。

  1. A味がしない場合は、極端に濃い味付けや辛味だけにする
  2. Bにおいが気になる場合は、食品を高温に加熱して提供する
  3. C金属のような味がする場合は、常に温かい食事を提供する
  4. D甘味を強く感じる場合は、酸味(レモンやゆず)を効かせる
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正解:D甘味を強く感じる場合は、酸味(レモンやゆず)を効かせる

甘味を強く感じる場合は、レモンやゆずなどの酸味を効かせることで食べやすくなることがあります。

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60終末期の栄養ケアにおいて、正しくないものはどれか。

  1. A必要な栄養量を具体的な食生活に落とし込むことが重要である
  2. B苦痛を取り除き穏やかに最期を迎えるためのケアが含まれる
  3. C栄養量の確保を最優先し、本人が望まない場合も強制的に食事を勧める
  4. D思い出の料理を提供することがグリーフケアにつながる
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正解:C栄養量の確保を最優先し、本人が望まない場合も強制的に食事を勧める

無理に食事を勧めることは患者の苦痛につながるため、強制的な食事は避けるべきです。

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61ゲル化剤を使用する主な目的はどれか。

  1. A料理の保存性を高めるため
  2. B料理の塩分を減らすため
  3. C料理の色合いを良くするため
  4. D口腔内で散らばりにくく、貼りつきにくくするため
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正解:D口腔内で散らばりにくく、貼りつきにくくするため

ゲル化剤は、食品に凝集性をもたせ散らばりにくくし、付着性を下げて貼りつきにくくするために使用されます。

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62終末期における口腔ケアの主な目的として該当しないものはどれか。

  1. A誤嚥性肺炎を予防する
  2. B会話や発音を維持する
  3. C歯周病を完治させる
  4. D不快な症状を緩和する
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正解:C歯周病を完治させる

終末期の口腔ケアは誤嚥性肺炎予防や症状緩和が主目的であり、疾患の完治を目的とするわけではありません。

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63誤嚥性肺炎が発症するメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. A免疫機能が極端に亢進した状態
  2. B口腔内が常に湿潤している時
  3. C唾液分泌量が過剰に増加した時
  4. D侵襲(誤嚥物の質量)と身体の抵抗(免疫機能等)のバランスが崩れた時
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正解:D侵襲(誤嚥物の質量)と身体の抵抗(免疫機能等)のバランスが崩れた時

誤嚥性肺炎は、誤嚥による侵襲(質量)と、身体の抵抗(免疫機能や喀出力)とのバランスが崩れたときに発症します。

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64口腔乾燥の対応について、正しくないものはどれか。

  1. A口腔内が乾燥している場合は保湿剤を使用する
  2. B剥離上皮を除去する前に保湿剤で軟らかくする
  3. C白色ワセリンを主成分とする保湿剤を口腔内に塗布することが推奨される
  4. Dジェルタイプの保湿剤は適度な粘度があり留まりやすい
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正解:C白色ワセリンを主成分とする保湿剤を口腔内に塗布することが推奨される

アズノール軟膏などの白色ワセリン・精製ラノリンは皮膚には有効ですが、口腔内への保湿効果は期待できないため使用は推奨されません。

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65舌苔のケアについて適切な対応はどれか。

  1. A硬い歯ブラシで力強くこすり落とす
  2. Bすべての舌苔を一度で完全に取り除く
  3. C乾燥した状態のまま剥がし取る
  4. D不織布を巻いた歯ブラシで優しく清拭する
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正解:D不織布を巻いた歯ブラシで優しく清拭する

舌苔は無理に除去すると舌が傷つき細菌が繁殖しやすくなるため、不織布を巻いた歯ブラシで優しく清拭します。

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66介護職員ができる医療行為の範囲として、日常的な口腔内の刷掃・清拭が認められていますが、その条件として除外されるものはどれか。

  1. A軽度の歯肉炎がある場合
  2. B口腔乾燥がある場合
  3. C義歯を使用している場合
  4. D重度の歯周病等がある場合
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正解:D重度の歯周病等がある場合

介護職員による口腔ケアは「重度の歯周病等がない場合」に行うと明示されています。

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67開口困難な患者に対してK-pointを刺激する際の注意点として、正しくないものはどれか。

  1. A奥歯の後方(臼後三角)付近を圧迫する
  2. B無理に開口させず、困難な場合は歯科に相談する
  3. C開口しない場合は反対側も試してみる
  4. D刺激する際は自分の指を直接入れて行うことが推奨される
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正解:D刺激する際は自分の指を直接入れて行うことが推奨される

一度開口したところに直接指を入れると、噛まれて受傷する可能性があるため注意が必要です。

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68口腔ケアを行う際の姿勢として適切なものはどれか。

  1. A頸部を過度に後屈させる
  2. B顎を高く上げた状態を保つ
  3. C完全に仰臥位で水平にする
  4. D頸部が前屈しすぎないようバスタオル等で調整する
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正解:D頸部が前屈しすぎないようバスタオル等で調整する

頸部が後屈すると誤嚥しやすくなるため、枕の後ろにタオルを入れて適切な角度に調整します。

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69膀胱の蓄尿期における神経の働きとして正しいものはどれか。

  1. A副交感神経が優位になり膀胱が収縮する
  2. B交感神経が優位になり膀胱が弛緩する
  3. C体性神経が膀胱を収縮させる
  4. D自律神経の働きは停止する
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正解:B交感神経が優位になり膀胱が弛緩する

蓄尿期は交感神経が優位に働き、膀胱が弛緩し、尿道は収縮して尿を貯めます。

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70腹圧性尿失禁の原因として最も適切なものはどれか。

  1. A骨盤底筋の緩みによる尿道機能の低下
  2. B排尿筋の自発的な収縮(過活動膀胱)
  3. C前立腺肥大による慢性的な尿排出障害
  4. D認知機能低下によるトイレの場所の忘却
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正解:A骨盤底筋の緩みによる尿道機能の低下

腹圧性尿失禁は、骨盤底筋の緩みなどにより尿道の閉鎖機能が低下し、腹圧上昇時に尿が漏れる状態です。

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71IAD(失禁関連皮膚障害)の説明として正しくないものはどれか。

  1. A皮膚が浸軟することで摩擦やずれに強くなる
  2. B尿や便が皮膚に接触することで生じる皮膚炎である
  3. C尿中の尿素がアンモニアに分解され皮膚がアルカリ化する
  4. D水様便には消化酵素が含まれており皮膚の角質層を損傷する
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正解:A皮膚が浸軟することで摩擦やずれに強くなる

皮膚が浸軟(ふやけること)すると、摩擦やずれに弱くなり、表皮が損傷しやすくなります。

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72下剤の種類のうち、酸化マグネシウムが分類されるものはどれか。

  1. A浸透圧性下剤
  2. B膨張性下剤
  3. C大腸刺激性下剤
  4. D小腸刺激性下剤
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正解:A浸透圧性下剤

酸化マグネシウムは、浸透圧比を利用して腸内に水分を引き込み便を軟化させる「浸透圧性下剤」に分類されます。

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73便失禁や下痢に伴う皮膚保護のために使用される「粉状皮膚保護材」の特徴はどれか。

  1. A排泄物と接触するとゲル化し、びらん部を保護する
  2. B水分を弾き飛ばすため乾燥を促進する
  3. C強力な殺菌作用でカンジダ症を完治させる
  4. D健常な皮膚にも強固に接着して剥がれない
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正解:A排泄物と接触するとゲル化し、びらん部を保護する

粉状皮膚保護材は浸出液や排泄物と接触するとゲル化し、びらん部分を保護するとともに緩衝作用があります。

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74慢性便秘症の薬物療法における基本方針として、正しくないものはどれか。

  1. A高齢者や腎機能低下患者には酸化マグネシウムを第一選択とする
  2. B刺激性下剤を頓用で使用する
  3. C緩下剤を連日投与する
  4. Dブリストル便性状スケールで便形状が4程度になるよう調整する
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正解:A高齢者や腎機能低下患者には酸化マグネシウムを第一選択とする

高齢者や腎機能低下患者では、高マグネシウム血症のリスクがあるため酸化マグネシウムの使用は控えるよう注意喚起されています。

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75紫色尿バッグ症候群(PUBS)が発生する主な要因はどれか。

  1. A尿路感染症と便秘の合併
  2. B高タンパク食の過剰摂取
  3. C尿道カテーテルの頻繁な交換
  4. D利尿剤の大量投与
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正解:A尿路感染症と便秘の合併

尿道カテーテル留置中で、尿路感染症に加えて便秘が生じている場合に、尿バッグが紫色に変色するPUBSが発生しやすくなります。

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