気象予報士 ⑧ 気象情報・気象災害・予報業務関連法規

注意報・警報などの防災気象情報と、気象災害・関連法規を学ぶ分野です。猛暑日・真冬日といった気象用語の定義、大雨注意報・警報の発表基準、警報の種類、土壌雨量指数などの災害リスク指標、注意報・警報の切替や解除の扱いが問われます。実技試験にも直結する実務的な知識であり、気象業務法をはじめとする法規の理解も欠かせません。用語の定義と発表基準を正確に覚え、災害情報がどのような目的で発表されるかを結びつけて理解しましょう。

この分野の問題39問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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2631日の最高気温が35℃以上の日のことを気象用語で何というか。

  1. A真夏日
  2. B熱帯夜
  3. C猛暑日
  4. D酷暑日
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正解:C猛暑日

2007年から新設された用語で、最高気温が35℃以上の日を猛暑日と呼びます。

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2641日の最高気温が0℃未満の日のことを気象用語で何というか。

  1. A冬日
  2. B寒冬日
  3. C真冬日
  4. D低温日
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正解:C真冬日

最高気温が0℃未満の日を真冬日、最低気温が0℃未満の日を冬日と呼びます。

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265日本において最高気温が35℃以上の猛暑日になりやすい気象条件として、最も不適切なものはどれか。

  1. A晴天時で強い太陽放射により地面が加熱されること
  2. B海風の影響が少ない内陸部であること
  3. C山越えの気流によりフェーン現象が発生していること
  4. D海風が顕著に吹きつける平野部であること
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正解:D海風が顕著に吹きつける平野部であること

海洋は比熱が大きいため、海風が吹きつける平野部では最高気温が35℃を超えることはほとんどありません。

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266大雨注意報や警報の発表基準に関する記述として適切なものはどれか。

  1. A基準値は全国一律で定められている
  2. B多雨地域は雨に慣れているため、少雨地域よりも基準値が低く設定されている
  3. C北海道などの雨が少ない地域は、多雨地域よりも基準値が低く設定されている
  4. D基準値は市町村の人口密度のみを考慮して決定される
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正解:C北海道などの雨が少ない地域は、多雨地域よりも基準値が低く設定されている

気候特性が考慮されており、雨に慣れていない北海道などの少雨地域は基準値が低く設定されています。

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267気象庁が発表する「警報」の種類として存在しないものはどれか。

  1. A高潮警報
  2. B大雪警報
  3. C暴風雪警報
  4. D濃霧警報
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正解:D濃霧警報

濃霧は交通機関の障害などが対象の注意報のみであり、警報はありません。

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268大雨警報・注意報の発表基準の変更に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A火山噴火や強い地震があった場合は、必ず基準値を下げる運用となっている
  2. B一度基準値を下げた場合は、その後数年間は元の基準値に戻さない
  3. C火山噴火があった場合は基準値を下げるが、地震の場合は下げない
  4. D火山噴火や強い地震があった場合、災害の危険性が高まるため必要に応じて暫定的に基準値を下げる措置をとる
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正解:D火山噴火や強い地震があった場合、災害の危険性が高まるため必要に応じて暫定的に基準値を下げる措置をとる

災害の起きやすさが変わるため必要ならば暫定的に下げますが、期間が経過し必要がなくなれば通常の基準値に戻します。

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269降雨による土砂災害発生の危険性を示し、土壌中に貯まっている雨水の量を3つの層のタンクモデルを用いて算出した指数を何というか。

  1. A流域雨量指数
  2. B土壌雨量指数
  3. C表面雨量指数
  4. D実効湿度指数
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正解:B土壌雨量指数

解析雨量等をもとに5km四方ごとに計算し、土砂災害警戒情報の発表判断に用いられます。

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270土壌雨量指数についての記述として誤っているものはどれか。

  1. A指数の値が同じであれば、全国どこでも土砂災害の危険性は等しくなる
  2. B地表面を流れる水や土壌に浸透する水をタンクモデルを用いて推計する
  3. C過去の履歴から歴代順位に着目して危険性を評価することが効率的である
  4. D解析雨量や降水短時間予報をもとに5km四方の領域ごとに算出される
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正解:A指数の値が同じであれば、全国どこでも土砂災害の危険性は等しくなる

同じ指数でも地層や平均降水量の違いで危険性が異なるため、一律に等しくなるわけではありません。

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271発表中の注意報・警報の取り扱いについて正しいものはどれか。

  1. A大雨注意報が大雨警報に切り替えられた場合、大雨注意報は継続したまま警報が追加される
  2. B気象状態が発表基準値以上になる数時間前にはあらかじめ発表される場合がある
  3. C注意や警戒すべき内容に変化が生じた場合でも、一度発表された内容は更新されない
  4. D大雨警報は、激しい雨が止んだ時点で土砂災害のおそれがあっても直ちに解除される
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正解:B気象状態が発表基準値以上になる数時間前にはあらかじめ発表される場合がある

防災上の観点から、基準値に達することが半日程度先に予想されるときもあらかじめ発表される場合があります。

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272大雨警報発表中に、数年に一度しか発生しないような猛烈な雨を観測または解析したときに発表される情報はどれか。

  1. A指定河川洪水予報
  2. B記録的短時間大雨情報
  3. C土砂災害警戒情報
  4. D異常天候早期警戒情報
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正解:B記録的短時間大雨情報

1時間雨量歴代1位などを参考に、おおむね100mm以上の激しい雨を解析した場合に発表されます。

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273土砂災害警戒情報についての説明として最も適切なものはどれか。

  1. A都道府県と気象庁が共同で発表し、市町村長の避難指示等の判断材料となる
  2. B個別の災害発生場所や時間、規模を具体的に特定して発表される
  3. C技術的に予測が困難な斜面の深層崩壊や地滑りも確実に予測して発表される
  4. D大雨警報(土砂災害)が発表されていない段階で先行して発表される
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正解:A都道府県と気象庁が共同で発表し、市町村長の避難指示等の判断材料となる

土石流や急傾斜地崩壊を対象とし、市町村長の避難指示等の判断材料として都道府県と気象庁が共同で発表する。

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274災害が切迫し、または発生している段階で命を守る最善の行動を促すために市町村が発令する、警戒レベル5に位置づけられる避難情報はどれか。

  1. A避難勧告
  2. B緊急安全確保
  3. C避難準備情報
  4. D立ち退き注意
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正解:B緊急安全確保

2021年の見直しで避難勧告は廃止され、警戒レベル4は「避難指示」、警戒レベル5は「緊急安全確保」となった。

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2756日後から14日後までの期間で、かなりの高温・低温や大雪などとなる可能性が高まったときに発表される情報はどれか。

  1. A早期天候情報
  2. B異常天候早期警戒情報
  3. C季節予報
  4. D記録的異常気象情報
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正解:A早期天候情報

現行制度では「早期天候情報」として、原則6〜14日後にかなりの高温・低温等となる確率が30%以上に高まった場合に発表される(旧称:異常天候早期警戒情報)。

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276気象庁と国土交通省または都道府県の機関が共同して、あらかじめ指定した河川について水位または流量を示して行う洪水予報はどれか。

  1. A記録的洪水警戒情報
  2. B流域雨量指数情報
  3. C洪水注意報
  4. D指定河川洪水予報
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正解:D指定河川洪水予報

二つ以上の都府県にわたる河川や流域面積の大きい河川などを指定して共同で行います。

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277指定河川洪水予報の標題(種類)と住民に求められる行動の組み合わせとして誤っているものはどれか。

  1. Aはん濫準備情報:住民は直ちに高台へ避難
  2. B氾濫注意情報:住民は避難を判断
  3. C氾濫危険情報:住民は避難を完了
  4. D氾濫発生情報:新たに氾濫が及ぶ区域では避難を検討・判断
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正解:Aはん濫準備情報:住民は直ちに高台へ避難

指定河川洪水予報は氾濫注意情報(警戒レベル2相当)・氾濫警戒情報(同3相当)・氾濫危険情報(同4相当)・氾濫発生情報(同5相当)の4種類で、「はん濫準備情報」という標題は存在しない。

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278重大な災害の危険性が著しく高まり、数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあるときに発表される警報を何というか。

  1. A特別警報
  2. B非常警報
  3. C緊急警報
  4. D異常警報
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正解:A特別警報

これまでの警報基準をはるかに超える現象に対し、最大限の警戒を呼びかけるために平成25年から運用開始されました。

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279大雨に関する特別警報の指標において用いられる基準として正しいものはどれか。

  1. A1時間降水量において数十年に一度の強度の雨を観測した場合
  2. B48時間降水量および土壌雨量指数において50年に一度の値以上となった格子が一定数出現
  3. C24時間降水量において100年に一度の値以上となった格子が一定数出現
  4. D流域雨量指数が観測史上最大となった場合
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正解:B48時間降水量および土壌雨量指数において50年に一度の値以上となった格子が一定数出現

48時間降水量または3時間降水量が特定条件を満たし、かつ土壌雨量指数が50年に一度の値以上となった格子が一定数出現した場合です。

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280地震、津波、火山に関する「特別警報」の取り扱いについて正しいものはどれか。

  1. A危険度が非常に高いレベルの従来名称(大津波警報など)を特別警報に位置づけて発表する
  2. B「地震特別警報」という新しい名称で発表される
  3. C津波の場合は「津波特別警報」という名称に変更して発表される
  4. Dこれらについては特別警報の対象から除外されている
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正解:A危険度が非常に高いレベルの従来名称(大津波警報など)を特別警報に位置づけて発表する

名称に「特別警報」は用いず、大津波警報や噴火警報など従来通りの名称で発表されます。

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281平均的な風の強さの定義において、「暴風」と呼ばれる風速の基準はどれか。

  1. A10m/s以上15m/s未満
  2. B15m/s以上20m/s未満
  3. C20m/s以上
  4. D30m/s以上
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正解:C20m/s以上

強風は15m/s以上20m/s未満、暴風は20m/s以上の風を指します。

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282雪崩の種類と特徴の組み合わせとして適切なものはどれか。

  1. A表層雪崩:春先に多く、斜面と積雪の間に水が入り込み積雪全体が滑り落ちる
  2. B表層雪崩:古い積雪と新しい積雪が接する面のなじみが悪く、新しい積雪が滑り落ちる
  3. C全層雪崩:初冬に多く、古い積雪の上に積もった新しい積雪が滑り落ちる
  4. D全層雪崩:気温が氷点下の日が長く続いた真冬にのみ発生する
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正解:B表層雪崩:古い積雪と新しい積雪が接する面のなじみが悪く、新しい積雪が滑り落ちる

初冬に頻度が高いのが表層雪崩、春先に雪解け水等が入り込んで起きるのが全層雪崩です。

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283現象と災害の関係に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A数分単位で局所的に吹く突風自体が、広範囲に高波を発生させる主な原因となる
  2. B暴風は木造家屋の倒壊や看板の飛散など重大な被害を起こす
  3. C大雨による土砂災害には、崖崩れや土石流が含まれる
  4. D海上における着氷は、船の重心を変え転覆のおそれを生じることがある
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正解:A数分単位で局所的に吹く突風自体が、広範囲に高波を発生させる主な原因となる

高波はある程度の面的スケール(数百km以上)で風が強くないと波高は高くならないため、局所的な突風が高波の主因とは考えません。

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284濃霧注意報の対象となる「濃霧」とは、一般的に視程が何m以下の状態を定義しているか。

  1. A1km未満
  2. B100m以下
  3. C500m以下
  4. D50m以下
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正解:C500m以下

霧は視程1km未満、濃霧は500m以下と定義されています。

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285落雷、降雹、突風などの激しい気象現象をもたらす雲として最も代表的なものはどれか。

  1. A層積雲
  2. B積乱雲
  3. C乱層雲
  4. D高層雲
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正解:B積乱雲

積乱雲は強い上昇気流を伴い、雷、雹、竜巻やダウンバーストなどの激しい現象をもたらします。

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286積乱雲による突風の被害を解析する際、ダウンバーストによるものと推定される特徴はどれか。

  1. A被害形跡が地表面で水平方向に発散するような分布をしている
  2. B被害形跡が両端が反対方位に向いた収束性のある帯状をしている
  3. C被害形跡が中心に向かって渦を巻いている
  4. Dフックエコーの中心部分でのみ被害が集中している
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正解:A被害形跡が地表面で水平方向に発散するような分布をしている

ダウンバーストは下降気流が地表面にぶつかって水平発散するため、被害形跡も発散性の分布になります。

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287愛媛県東部の四国中央市から新居浜市の平野部で、南よりの強い風が吹き下ろす局地風を何というか。

  1. A清川だし
  2. B広戸風
  3. Cやまじ風
  4. D六甲おろし
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正解:Cやまじ風

日本海に低気圧があるときなどに四国山地を越えて南よりの強風が吹き下ろす局地風です。

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288岡山県の那岐山麓で発生する「広戸風」についての記述として適切なものはどれか。

  1. A日本海に台風があるときに南よりの風が吹き下ろす
  2. B夏の午後に海風が奥羽山脈に収束して発生する
  3. C吹き下ろした後の気温が必ず発生前よりも大幅に上昇するフェーン現象となる
  4. D南海上に台風があるときに北よりの風が中国山地を越えて吹き下ろす
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正解:D南海上に台風があるときに北よりの風が中国山地を越えて吹き下ろす

広戸風は南海上に台風がある時などに、北よりの風が中国山地を越えて吹き下ろす局地風です。

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289山形県庄内町清川付近で、主に暖候期に奥羽山脈から吹き下ろす南東よりの局地風を何というか。

  1. A空っ風
  2. B清川だし
  3. Cやまじ風
  4. D広戸風
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正解:B清川だし

奥羽山脈から南東風が吹き下り、谷を抜ける際に水平収束の効果で強風となる現象です。

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290気象庁が警報や注意報を発表する際に用いる「二次細分区域」の原則的な単位はどれか。

  1. A市町村(東京特別区は区)単位
  2. B複数の都道府県をまたぐ広域ブロック
  3. C府県天気予報を定常的に細分した区域(地方単位)
  4. D5km四方のメッシュ単位
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正解:A市町村(東京特別区は区)単位

二次細分区域は警報・注意報の発表に用いられ、原則として市町村(または区)単位です。

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291日本周辺で見られるジェット気流のうち、日々の蛇行や変化が大きく、冬季には日本本土の上空まで南下するものはどれか。

  1. A亜熱帯ジェット気流
  2. B赤道偏東風ジェット
  3. C寒帯前線ジェット気流
  4. D下層ジェット
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正解:C寒帯前線ジェット気流

寒帯前線ジェット気流は南北の水平温度傾度が大きい中緯度帯に見られ、日々の変動が大きいのが特徴です。

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292亜熱帯ジェット気流に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A対流圏上層(200hPaなど)で北緯20度〜30度に定常的に存在している
  2. Bハドレー循環の高緯度側における下降流が始まる部分に見られる
  3. C寒帯前線ジェット気流と比較して、日々の位置や強さの変化が非常に激しい
  4. D時間的・空間的な変動が小さいため、月平均した風速分布にもその存在が明瞭に認められる
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正解:C寒帯前線ジェット気流と比較して、日々の位置や強さの変化が非常に激しい

亜熱帯ジェット気流は日変化や変動が小さく、月平均しても明瞭に存在が認められるのが特徴です。

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293梅雨期に大雨を降らせる要因の一つとして、対流圏下層(850hPa前後)の梅雨前線の南側に出現する強い風を何というか。

  1. A上層ジェット
  2. B寒帯前線ジェット
  3. C下層ジェット
  4. Dハドレー循環
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正解:C下層ジェット

下層ジェットにより暖湿な空気が高速で輸送されることで、大雨をもたらす積乱雲域が維持されます。

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294梅雨期などに現れ、北日本の太平洋側に「やませ」と呼ばれる冷たく湿った風を吹かせて冷害などをもたらす高気圧はどれか。

  1. A太平洋高気圧
  2. Bチベット高気圧
  3. Cオホーツク海高気圧
  4. Dシベリア高気圧
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正解:Cオホーツク海高気圧

地表付近が寒冷で湿潤なオホーツク海高気圧は、やませを吹かせて日照不足や低温を招きます。

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295チベット高気圧に関する特徴として正しいものはどれか。

  1. A春や秋に偏西風に乗って日本付近を周期的に通過する
  2. B地表付近の性質が寒冷で乾燥している背の低い高気圧である
  3. C大陸の冷却により地表付近に寒気が堆積して形成される
  4. Dアジアモンスーンに伴う潜熱加熱などの効果により、対流圏上層のみで見られる
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正解:Dアジアモンスーンに伴う潜熱加熱などの効果により、対流圏上層のみで見られる

チベット高原の顕熱や潜熱加熱により対流圏上層のみで形成され、夏の猛暑の要因になります。

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296大雨警報の基準表において「R1=70 and R3=150」と記載されている場合、発表基準を満たす条件はどれか。(R1は1時間雨量、R3は3時間雨量)

  1. A1時間雨量70mm以上または3時間雨量150mm以上のいずれかを満たしたとき
  2. B1時間雨量が150mm以上かつ3時間雨量が70mm以上のとき
  3. C1時間雨量70mm以上から3時間以内に総雨量が150mmに達したとき
  4. D1時間雨量70mm以上かつ3時間雨量150mm以上の両方を満たしたとき
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正解:D1時間雨量70mm以上かつ3時間雨量150mm以上の両方を満たしたとき

「and」は二つの指標による複合基準を示し、両方に該当した場合に発表基準を満たします。

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297気象庁が発表する注意報の運用に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A注意報を発表した後に警報基準に達しても、一度発表した注意報は解除されるまで警報に切り替えることはできない
  2. B警報に切り替わる可能性がある場合は、最初から基準を満たしていなくても警報を発表しなければならない
  3. C注意報は現象が起こる数日前にしか発表してはならない
  4. D注意報を発表するときにその後に警報への切り替えが見込まれる場合、注意報の文中でその旨を述べる
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正解:D注意報を発表するときにその後に警報への切り替えが見込まれる場合、注意報の文中でその旨を述べる

その後に警報への切り替えが見込まれる場合は、注意報の文中で予告して注意を促します。

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298流域雨量指数に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. Aダムや堰、水門等による人為的な水位操作の影響を計算に含めて洪水の危険性を正しく表現している
  2. B解析雨量や降水短時間予報をもとに5km四方の領域ごとに算出される
  3. C降雨による洪水災害発生の危険性を示す指標である
  4. D自地域で降水がなくても上流域で降水があれば値が大きくなることがある
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正解:Aダムや堰、水門等による人為的な水位操作の影響を計算に含めて洪水の危険性を正しく表現している

流域雨量指数は自然流下を想定しており、ダムや水門等による影響は計算に含まれていません。

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299大雪に関する特別警報の発表指標となる基準はどれか。

  1. A10年に一度の強度の降雪が数時間続く場合
  2. B府県程度の広がりをもって50年に一度の積雪深となり、その後も警報級の降雪が丸一日程度以上続くと予想される場合
  3. C数十年に一度の強風を伴い、視程が10m未満となる吹雪が予想される場合
  4. D積雪深に関わらず、大規模な全層雪崩が広範囲で発生した場合
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正解:B府県程度の広がりをもって50年に一度の積雪深となり、その後も警報級の降雪が丸一日程度以上続くと予想される場合

大雪特別警報は50年に一度の積雪深となり、さらに丸一日程度以上警報級の降雪が続くと予想される場合に発表されます。

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300気象業務法において、気象庁以外の者が予報業務を行おうとする場合に必要なものはどれか。

  1. A国土交通大臣への届出
  2. B気象庁長官の許可
  3. C都道府県知事の登録
  4. D総務大臣の認可
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正解:B気象庁長官の許可

気象業務法により、気象庁以外の者が予報業務を行うには気象庁長官の許可を受けなければならない。

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301予報業務の許可を受けた事業者が、現象の予想を行わせるために必ず置かなければならない者はどれか。

  1. A気象大学校修了者
  2. B防災管理者
  3. C技術士(応用理学)
  4. D気象予報士
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正解:D気象予報士

予報業務許可事業者は、現象の予想を気象予報士に行わせなければならず、事業所ごとに設置義務がある。

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