第1問預金契約の法的性質として正しいものはどれか。
- A要式契約であり、契約書を作成しなければ成立しない
- B諾成契約であり、当事者の合意のみで成立する
- C双務契約であり、銀行と預金者は対価的な債務を負う
- D要物契約であり、金銭の授受がなければ契約は成立しない
預金取引の法的な土台を学ぶ最重要分野です。預金契約が諾成契約・消費寄託である性質、預金債権の発生時期(店頭入金・ATM・他店券の取立委任)、預金者の認定(客観説)、民法478条による免責、定型約款としての預金規定が頻出です。あわせて偽造・盗難カード預貯金者保護法、振り込め詐欺救済法、犯罪収益移転防止法の取引時確認など、預金者保護の各法令も問われます。40問と出題数が多く、以降の融資・為替分野の理解にもつながる基礎なので、契約の性質と免責のしくみを丁寧に押さえましょう。
この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:D.悪意または重大な過失のある譲受人に対して、譲渡の無効を対抗できる
預貯金債権については、譲渡制限の意思表示につき悪意または重大な過失のある譲受人等に対し、その譲渡の無効を対抗することができる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.自らの出捐により自己の預金とする意思をもって契約をした者が預金者である
客観説は、自らの出捐により本人自らまたは代理人等を通じて預金契約をした者が預金者であるとする。
この問題の解説ページを開く →正解:B.税務官庁から適法な令状に基づき調査を受けた場合
顧客の友人からの預金残高の問い合わせは免除事由に該当せず、これに回答すれば秘密保持義務違反となる。他の3つは免除事由となり得る。
この問題の解説ページを開く →正解:A.定型約款を契約内容とする旨の合意があれば、個別条項も合意したものとみなされる
定型約款は、これを契約内容とする旨の合意等があれば、個別の条項についても合意したものとみなされる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.印鑑照合を相当の注意をもって行えば、偽造・変造の事故があっても銀行は責任を負わない
相当の注意をもって印鑑照合を行い、相違ないと認めて取り扱えば銀行は責任を負わない。
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