① 用字
40問文書に用いる文字表記の正しさを問う、理論領域の土台となる分野です。漢字と平仮名・片仮名の使い分け、送り仮名や現代仮名遣い(じ・ず/ぢ・づ)、句読点の打ち方、算用数字と漢数字の使い分け、三けたごとのコンマなどが頻出します。「見る/観る」「致す/いたす」「事/こと」のような同訓語の書き分けもよく問われます。まずは書き分けのルールを一つずつ押さえ、楷書で丁寧に書く基本姿勢を身につけることが得点への近道です。
② 用語
40問ビジネスで使う言葉を正しく書き・使い分ける力を問う分野です。「所要/所用」「異議/異義」「務める/勤める/努める」のような同音・同訓の書き分け、四字熟語や慣用句の正しい漢字、誤字の識別が中心になります。あわせて「拝啓−敬具」「前略−草々」といった頭語と結語の対応、手紙用語(清祥・査収・所存など)の意味も頻出です。意味の違いを理解したうえで漢字と結びつけて覚えると、紛らわしい語も確実に区別できるようになります。
③ 書式
34問ビジネス文書の各要素をどの位置に何を書くか、レイアウトのルールを問う分野です。社内文書と社外通信文書それぞれの構成(前付け・本文・記書き・後付け)や、文書番号・受信者名・発信者名・表題・追伸などの書き方が問われます。社外文書だけに必要な時候の挨拶を含む前文、頭語と結語の対応もポイントです。書式を正確に覚えておくと文書作成が効率化するため、社内・社外の違いを対比しながら各項目の配置と役割を整理して押さえましょう。
④ 正確な文章
35問誤解のない正確な文章を書く力を問う分野です。「恐らく〜だろう」「決して〜ない」「必ずしも〜ない」のような呼応(副詞と述語の対応)、意味が重複した語(およそ約〜ほど、過半数を超えるなど)の削除が頻出します。あわせて「応対/応接/接待」の使い分けや、「以上・以下(その数を含む)」「超える・未満(その数を含まない)」といった数量用語の定義も問われます。文のねじれや重複を見抜き、簡潔で正確な表現に整える視点を養いましょう。
⑤ 分かりやすい文章
42問読み手に伝わりやすい文章を書く技術を問う分野です。社内文書の表題(件名)の付け方、箇条書きの型と番号の使い方、伝言メモの書き方、改行や短いセンテンスの工夫が頻出します。加えて、線グラフ・棒グラフ・帯グラフといった図表の使い分けと作成上の注意点も特徴的なテーマです。「結論を先に書く」「一項目一内容で箇条書きにする」といった構成の基本を押さえ、データに応じた適切なグラフを選べるようにしておくことが得点につながります。
⑥ 礼儀正しい文章
40問相手に失礼のない敬語と手紙のしきたりを問う分野です。尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別、「見る=拝見する」「言う=おっしゃる」などの敬語の型、二重敬語(ご拝見いたします等)の誤りが頻出します。自社・相手の会社を指す言葉(弊社・貴社・貴店など)や、様・殿・御中・各位といった敬称の使い分け、行頭・行末を避ける字配りのしきたりもポイントです。尊敬語と謙譲語をどちらの動作に使うかを正しく区別することが、この分野の得点の鍵になります。
⑦ 社内文書・社外文書
40問実際の文書を書く場面を想定し、社内文書と社外文書の表現の違いを問う分野です。社内文書は簡潔・平明を旨とし「〜のこと」「〜されたい」など指示・命令の文末を用いるのに対し、社外文書は時候の挨拶を含む前文や「ご査収ください」等の丁寧な依頼表現を用います。届出の帳票化、宛先や記書きの書き方、頭語と結語の対応も出題されます。同じ用件でも読み手が社内か社外かで言葉遣いが変わる点を意識し、両者を対比して整理すると理解が深まります。
⑧ 文書の取り扱い
40問作成した文書を送り・保管・処理する実務知識を問う分野です。封筒の宛名と敬称、親展・至急・公用などの外脇付け、極秘・社外秘といった機密文書の分類と廃棄方法が頻出します。あわせて一般書留・簡易書留・現金書留・速達・ゆうメールなどの郵便種別、料金別納・料金受取人払の制度、A判・B判の用紙規格、校正記号といった幅広い実務事項も出題されます。範囲が広いので、郵便・機密・用紙・校正のテーマごとに用語と取り扱いルールを整理して覚えるのが効率的です。