ネットワークスペシャリスト試験 ⑧ 性能

ネットワークの性能を評価し設計する分野です。帯域幅とスループットの違い、遅延の構成要素(伝送遅延・伝搬遅延・処理遅延・キューイング遅延)、ゆらぎの影響が基礎になります。トラフィック量の見積り、多重化と回線使用率、待ち行列の考え方による性能予測が中心テーマです。QoSでは優先制御と帯域制御の方式、シェーピングとポリシングの違いが問われます。計算問題が多く、公式を使える状態にしておくことが得点に直結します。

この分野の問題51問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

380応答遅延を構成する「サービス時間」に含まれる要素の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. Aシリアル化遅延時間、伝播遅延時間、ノード内処理時間
  2. Bシリアル化遅延時間、待ち時間、RTT
  3. C伝送時間、待ち行列時間、処理時間
  4. Dシリアル化遅延時間、アクセス集中による遅延時間、ノード内処理時間
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正解:Aシリアル化遅延時間、伝播遅延時間、ノード内処理時間

サービス時間は、シリアル化遅延時間、伝播遅延時間、ノード内処理時間の3つに分けて考えられる。

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381シリアル化遅延時間を求める式「(パケットサイズ)÷(伝送効率×回線帯域)」に基づき、シリアル化遅延時間が大きくなる要因はどれか。

  1. A回線帯域が広くなる
  2. B回線帯域が狭くなる
  3. C伝送効率が高くなる
  4. Dパケットサイズが小さくなる
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正解:B回線帯域が狭くなる

回線帯域は分母にあるため、回線帯域が狭くなると遅延時間は大きくなる。

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382M/M/1モデルにおける「待ち時間」を求める式として、使用率をρとした場合、正しいものはどれか。

  1. Aρ × サービス時間
  2. B(1-ρ) / ρ × サービス時間
  3. Cρ / (1-ρ) × サービス時間
  4. Dρ / (1+ρ) × サービス時間
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正解:Cρ / (1-ρ) × サービス時間

M/M/1モデルの待ち時間は「ρ / (1-ρ) × サービス時間」で表される。

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383M/M/1モデルの「使用率」を求める式を構成する要素として正しいものはどれか。

  1. A到着率、待ち時間、窓口数
  2. B到着率、待ち時間、パケットロス率
  3. Cサービス時間、待ち時間、窓口数
  4. D到着率、サービス時間、窓口数
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正解:D到着率、サービス時間、窓口数

使用率は「(到着率×サービス時間)÷窓口数」の式で表される。

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384Webサーバのアクセス集中による遅延対策として「スケールアウト方式」を採用した場合、待ち行列モデルにおいて何が変化して待ち時間が短縮されるか。

  1. A窓口数が増える
  2. Bサービス時間が短くなる
  3. C到着率が下がる
  4. Dパケットロス率が下がる
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正解:A窓口数が増える

サーバを増設(スケールアウト)することは、待ち行列に対する「窓口数」を増やすことを意味する。

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385ネットワーク上を流れる音声や動画などのストリームにおいて、パケットの遅延時間が変動することを何と呼ぶか。

  1. Aパケットロス
  2. Bジッタ
  3. Cエコー
  4. Dシリアル化遅延
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正解:Bジッタ

個々のパケットの遅延時間が変動し、パケット間隔が不均一になることをジッタ(遅延ゆらぎ)と呼ぶ。

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386ジッタによる品質劣化を防ぐため「ジッタ吸収バッファ」を用いる場合の副作用はどれか。

  1. Aパケットロスが完全にゼロになる
  2. B優先制御が効かなくなる
  3. Cバッファでの蓄積時間がストリームの遅延として加算される
  4. Dシリアル化遅延時間が減少する
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正解:Cバッファでの蓄積時間がストリームの遅延として加算される

ジッタ吸収バッファに蓄積される時間が全体の遅延として加算されるため、遅延が大きくなる副作用がある。

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387双方向の音声通信が、片方向の映像通信(動画配信)と異なり、品質劣化の要因として特に問題視されるものはどれか。

  1. Aシリアル化遅延とパケットロス
  2. Bジッタと待ち時間
  3. C帯域幅とプロトコルの種類
  4. Dエコーと遅延時間に対する厳しい要求
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正解:Dエコーと遅延時間に対する厳しい要求

双方向通信はリアルタイム性が求められるため遅延要件が厳しく、またエコーが発生する点が映像通信と異なる。

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388動画ファイルをすべてダウンロードする前に、受信したパケットから順次再生を開始する方式を何と呼ぶか。

  1. Aプログレッシブダウンロード
  2. Bマルチホーミング
  3. Cアドミッション制御
  4. Dポリシング
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正解:Aプログレッシブダウンロード

HTTPを用いてダウンロードしながら再生する方式をプログレッシブダウンロードと呼ぶ。

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389プログレッシブダウンロード方式の動画配信において、パケットロスによる再送遅延が発生しても、映像の乱れに直結しにくい理由はどれか。

  1. ATCPではなくUDPを利用しているから
  2. Bバッファで蓄積したデータを再生するため遅延やジッタが吸収されるから
  3. C常に最優先のQoS制御が行われているから
  4. D配信サーバが自動的にパケットを復元するから
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正解:Bバッファで蓄積したデータを再生するため遅延やジッタが吸収されるから

端末側でパケットをバッファに一旦蓄積してから再生するため、蓄積時間を超えない限りの遅延やジッタは吸収される。

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390出力キューに優先度を設け、上位のキューからすべてのパケットを取り出さない限り、下位のキューのパケットを取り出さない方式はどれか。

  1. AWRR
  2. Bシェーピング
  3. CPriority Queuing
  4. Dポリシング
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正解:CPriority Queuing

優先度の高いキューから優先的にすべてのパケットを取り出すスケジューリング方式をPriority Queuingと呼ぶ。

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391WRR(Weighted Round Robin)において、キュー1の比率を75%、キュー2の比率を25%に設定した場合、取り出されるパケット数の割合はどうなるか。

  1. A1対3
  2. B2対1
  3. C75対250
  4. D3対1
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正解:D3対1

75%と25%の設定では、取り出されるパケットの割合は「3対1」になる。

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392Priority Queuing方式のみを使用した場合、下位の優先度が設定されたキューのパケットはどうなるリスクがあるか。

  1. A上位のキューにパケットが到着し続けると全く送信されなくなる
  2. B破棄される前に自動的に帯域が拡張される
  3. C優先度にかかわらず均等に処理される
  4. D送信元に帯域不足が自動通知される
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正解:A上位のキューにパケットが到着し続けると全く送信されなくなる

上位キューから常にパケットを取り出すため、上位の通信が継続すると下位のパケットが転送されないリスクがある。

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393キュー1にPriority Queuing、キュー2とキュー3にWRR(比率75%と25%)を設定した場合、どのような順序でパケットが処理されるか。

  1. Aキュー1、2、3を順番に均等に処理する
  2. Bまずキュー1を全て処理し、その後キュー2と3を3対1の割合で処理する
  3. Cまずキュー2と3を処理し、余った帯域でキュー1を処理する
  4. Dキュー1とキュー2を優先し、最後にキュー3を処理する
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正解:Bまずキュー1を全て処理し、その後キュー2と3を3対1の割合で処理する

Priority Queuingが最優先されるため、キュー1を空にしてから、キュー2と3がWRRの重み付けに従って処理される。

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394複数の出力キューから、設定された重み付け(比率)に応じて順番にパケットを取り出すスケジューリング方式はどれか。

  1. Aポリシング
  2. BPriority Queuing
  3. CWRR (Weighted Round Robin)
  4. Dアドミッション制御
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正解:CWRR (Weighted Round Robin)

複数のキューから順番に、設定された比率でパケットを取り出す方式はWRRである。

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395バースト性を有するトラフィックを受信した際、超過分をバッファに一時蓄積し、送出レートを一定値以下に保って転送する帯域制御技術はどれか。

  1. APriority Queuing
  2. Bポリシング
  3. Cアドミッション制御
  4. Dシェーピング
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正解:Dシェーピング

超過パケットをバッファに蓄積して送出レートを平準化する技術をシェーピングと呼ぶ。

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396流入してくるトラフィック量を監視し、あらかじめ設定された流量を超過した分のパケットを廃棄する帯域制御技術はどれか。

  1. Aポリシング
  2. Bシェーピング
  3. Cアドミッション制御
  4. DRSVP
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正解:Aポリシング

設定値を超過したパケットを蓄積せずに廃棄する技術をポリシングと呼ぶ。

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397シェーピングとポリシングの動作の決定的な違いとして、正しいものはどれか。

  1. AシェーピングはTCPのみ、ポリシングはUDPのみに適用される
  2. Bシェーピングは超過分をバッファに蓄積し、ポリシングは超過分を廃棄する
  3. Cシェーピングは優先度を変更し、ポリシングは帯域を確保する
  4. Dシェーピングは超過分を廃棄し、ポリシングは超過分をバッファに蓄積する
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正解:Bシェーピングは超過分をバッファに蓄積し、ポリシングは超過分を廃棄する

設定値を超過した際、シェーピングはバッファに蓄積して平準化し、ポリシングは超過分を廃棄する。

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398ネットワーク回線を経由した印刷通信(バーストトラフィック)に対し、シェーピングを適用する主な目的はどれか。

  1. A印刷データの解像度を自動で下げるため
  2. B印刷の順序を優先的に処理するため
  3. C印刷通信を平準化し、高品質が求められる他の通信に影響を与えないようにするため
  4. D印刷用の経路を別の回線に切り替えるため
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正解:C印刷通信を平準化し、高品質が求められる他の通信に影響を与えないようにするため

一時的に大量に流れる印刷データを平準化することで、音声などの他通信への悪影響を回避する。

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399IPネットワークにおいて、通信を開始する前にフローごとに経路上へ帯域を予約する仕組みの総称はどれか。

  1. ADiffServ
  2. BECN
  3. CCSMA/CD
  4. DIntServ (Integrated Service)
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正解:DIntServ (Integrated Service)

通信開始前にフローごとに帯域予約を行う仕組みの規格化された総称をIntServと呼ぶ。

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400RSVP(Resource Reservation Protocol)において、送信元から宛先に向けて経路を確立するために送信されるメッセージはどれか。

  1. APathメッセージ
  2. BResvメッセージ
  3. CCEフラグ
  4. DCWRメッセージ
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正解:APathメッセージ

RSVPでは、送信元から宛先に向けて経路を確立するためのPathメッセージが送信される。

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401RSVPにおいて、帯域を実際に予約しながら送信元へ戻っていくメッセージはどれか。

  1. APathメッセージ
  2. BResvメッセージ
  3. CCEメッセージ
  4. DECEメッセージ
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正解:BResvメッセージ

宛先端末がPathメッセージを受け取った後、送信元へ向けてResvメッセージを返し、経路上で帯域予約を行う。

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402RSVPによる帯域予約が、インターネットのような大規模ネットワークで普及していない理由はどれか。

  1. ATCPコネクションにしか適用できないため
  2. BUDPストリーミングに対応していないため
  3. C経路上のルータが多数のフローの帯域を同時に管理せねばならず、負荷が大きすぎるため
  4. DDiffServに比べて設定できる優先度が少ないため
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正解:C経路上のルータが多数のフローの帯域を同時に管理せねばならず、負荷が大きすぎるため

各ルータがフローごとの状態を管理する必要があり、規模が大きくなるとルータの負荷が膨大になるためである。

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403RSVPのように、通信を開始する前にリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御する方式を何と呼ぶか。

  1. Aシェーピング
  2. Bポリシング
  3. CDiffServ
  4. Dアドミッション制御
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正解:Dアドミッション制御

通信開始前にネットワークへ帯域などのリソース確保を要求し、可否を判断する仕組みをアドミッション制御と呼ぶ。

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404RFC2474で標準化されたDiffServにおいて、優先度を格納するために再定義されたIPヘッダのフィールドはどれか。

  1. ADSフィールド
  2. BCoSフィールド
  3. CVLANタグ
  4. DECNフィールド
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正解:ADSフィールド

DiffServでは、従来のToSフィールドの上位6ビットをDSフィールドとして再定義している。

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405DiffServで優先度を表すDSCPは何ビットで構成され、何種類のクラスを定義できるか。

  1. A6ビットで64種類
  2. B3ビットで8種類
  3. C8ビットで256種類
  4. D2ビットで4種類
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正解:A6ビットで64種類

DSフィールド(8ビット)の上位6ビットがDSCPであり、2の6乗=64種類のクラス(PHB)を識別できる。

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406DiffServ登場以前(RFC791)、IPヘッダのToSフィールドの上位何ビットが優先度(プレシデンス)として使われていたか。

  1. A6ビット
  2. B2ビット
  3. C3ビット
  4. D8ビット
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正解:C3ビット

RFC791のToSフィールドでは、上位3ビットがプレシデンス(8段階の優先度)として定義されていた。

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407同一の優先制御ポリシ(DSフィールドの値の定義など)を持つネットワークの範囲を何と呼ぶか。

  1. AVLANドメイン
  2. Bコリジョンドメイン
  3. Cブロードキャストドメイン
  4. DDSドメイン
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正解:DDSドメイン

DiffServにおいて、同一の優先制御ポリシを共有するネットワーク群をDSドメインと呼ぶ。

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408ルータでIPパケットの優先制御を行う際、トラフィック種類ごとに任意の優先度値を設定できる特徴を持つ仕組みはどれか。

  1. ADiffServによるDSフィールドの活用
  2. BRSVPによる帯域予約
  3. CIEEE 802.1QによるCoS
  4. DECNによる明示的輻輳制御
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正解:ADiffServによるDSフィールドの活用

設計者が任意にトラフィック種類ごとの優先度値を設定できるのはDiffServのDSフィールドの特徴である。

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409パケットを廃棄することなく、ネットワーク上の輻輳を送信元ホストへ通知する仕組みはどれか。

  1. AIntServ
  2. BECN (明示的輻輳制御)
  3. CRSVP
  4. DCSMA/CA
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正解:BECN (明示的輻輳制御)

ECN(Explicit Congestion Notification)はパケット廃棄を伴わずに輻輳を通知し、送信量制御を促す仕組みである。

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410TCP/IPでECNを実現するために使用されるIPヘッダの領域はどこか。

  1. ADSフィールドの上位6ビット
  2. BVLANタグ内の優先度フィールド
  3. CToSフィールドの下位2ビット(ECNフィールド)
  4. DTCPヘッダのシーケンス番号
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正解:CToSフィールドの下位2ビット(ECNフィールド)

IPヘッダにおいて、旧ToSフィールドの下位2ビットがECNフィールドとして標準化された。

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411ECNを使用する際、TCPヘッダのコントロールフラグとして追加・定義されたものの正しい組み合わせはどれか。

  1. AURGとACK
  2. BSYNとFIN
  3. CCEとECT
  4. DECEとCWR
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正解:DECEとCWR

ECNの通信において、TCPヘッダ側ではECE(ECN-Echo)とCWR(Congestion Window Reduced)フラグが使われる。

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412ECN対応の通信において、経路途中のルータが輻輳を検知したとき、宛先ホストへ知らせるためにIPヘッダにセットするフラグはどれか。

  1. ACEフラグを1にする
  2. BECTフラグを0にする
  3. CECEフラグを1にする
  4. DCWRフラグを1にする
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正解:ACEフラグを1にする

ルータは輻輳を検知すると、IPヘッダのECNフィールドにあるCE(Congestion Experienced)フラグを1にして転送する。

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413CEフラグがセットされたパケットを受け取った宛先ホストは、送信元へ輻輳を知らせるために復路のパケットで何をセットするか。

  1. AIPヘッダのECTフラグを1にする
  2. BTCPヘッダのECEフラグを1にする
  3. CIPヘッダのCEフラグを0にする
  4. DTCPヘッダのCWRフラグを1にする
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正解:BTCPヘッダのECEフラグを1にする

宛先ホストは輻輳を通知するため、復路のパケットのTCPヘッダにてECE(ECN-Echo)フラグを1にセットする。

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414ECNにおいて、輻輳通知(ECEフラグ)を受け取った送信元ホストの正しい振る舞いはどれか。

  1. Aウィンドウサイズを拡大し、CWRフラグを1にして送信する
  2. B再送タイムアウトを無視して送信を続ける
  3. Cウィンドウを縮小し、通信相手に通知するためTCPヘッダのCWRフラグを1にして送信する
  4. DIPヘッダのCEフラグを1にして再送する
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正解:Cウィンドウを縮小し、通信相手に通知するためTCPヘッダのCWRフラグを1にして送信する

送信元は輻輳を回避するためにウィンドウサイズを縮小し、その旨を知らせるCWRフラグをセットして送信する。

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415送信元ホストが「輻輳が発生したら通知してほしい」と経路上のルータに依頼するため、送信パケットのIPヘッダにセットするフラグはどれか。

  1. ACEフラグ
  2. BCWRフラグ
  3. CECEフラグ
  4. DECTフラグ
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正解:DECTフラグ

送信元ホストはECN対応を示すため、IPヘッダのECT(ECN-Capable Transport)フラグを1にセットする。

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416イーサネットのVLANタグフレームにおいて、フレームの優先度を表す「CoS」が含まれる規格はどれか。

  1. AIEEE 802.1Q
  2. BIEEE 802.11
  3. CIEEE 802.3af
  4. DIEEE 802.1X
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正解:AIEEE 802.1Q

VLANの規格であるIEEE 802.1Qの中に、優先度を示す3ビットのフィールドが含まれている。

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417IEEE 802.1QのVLANタグにおいて、優先度(CoS)を表すフィールドは何ビットか。

  1. A2ビット
  2. B3ビット
  3. C6ビット
  4. D8ビット
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正解:B3ビット

VLANタグ内の優先度(CoS)フィールドは3ビットで構成されており、8段階の優先度を表現できる。

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418VLANタグの優先度(CoS)において、デフォルトの値と、最も高い優先度を表す値の組み合わせはどれか。

  1. Aデフォルト7、最高優先度0
  2. Bデフォルト1、最高優先度8
  3. Cデフォルト0、最高優先度7
  4. Dデフォルト0、最高優先度63
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正解:Cデフォルト0、最高優先度7

CoSは0〜7の値を取り、デフォルトは0、数値が大きいほど優先度が高いため最高は7である。

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419スイッチングハブがCoSの8段階を受信したものの、内部で2つのクラスしかサポートしていない場合、一般的にどのようにマッピングされるか。

  1. A全て低いクラスに割り当てられる
  2. B奇数が高いクラス、偶数が低いクラスになる
  3. Cランダムに振り分けられる
  4. D下位4つの優先度は下のクラス、上位4つの優先度は上のクラスにマッピングされる
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正解:D下位4つの優先度は下のクラス、上位4つの優先度は上のクラスにマッピングされる

クラス数が2の場合、0〜3が下のクラス、4〜7が上のクラスというように分割してマッピングされる。

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420VLANを用いていないリンクでイーサネットフレームに優先度(CoS)を付与したい場合、どのように対処すべきか。

  1. AVLANタグを挿入し、VLAN IDには0を格納して優先度を設定する
  2. BIPv4ヘッダのToSフィールドをMACヘッダにコピーする
  3. Cプリアンブルの直後に優先度ビットを追加する
  4. D宛先MACアドレスの一部を優先度に書き換える
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正解:AVLANタグを挿入し、VLAN IDには0を格納して優先度を設定する

VLANを用いていない場合でも、VLAN ID「0」を持つVLANタグを挿入することで優先度フィールドのみを利用できる。

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421大容量のコンテンツやアプリのアップデートに対し、多数のアクセスが一斉に集中しても高速な配信を実現するための仕組みはどれか。

  1. AVPN
  2. BCDN (Content Delivery Network)
  3. CIntServ
  4. DQoSルータ
正解と解説を見る

正解:BCDN (Content Delivery Network)

不特定多数に大容量コンテンツを高速配信するためのネットワーク基盤をCDNと呼ぶ。

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422CDNが「最寄りのエッジサーバ」を選択することで、レスポンスタイムの構成要素のうち改善されるのはどれか。

  1. Aシリアル化遅延
  2. Bサーバでの処理実行時間
  3. CRTT (伝播遅延時間)
  4. D利用者のISP内で発生しているアクセス集中による遅延
正解と解説を見る

正解:CRTT (伝播遅延時間)

ネットワーク的に近いエッジサーバを選択することで、パケットの往復時間であるRTTが短縮される。

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423CDNサービスを利用した場合、改善されない遅延要素はどれか。

  1. Aオリジンサーバの負荷
  2. BRTT (伝播遅延時間)
  3. Cエッジサーバ間の距離
  4. D端末が接続しているISP回線の帯域に起因するシリアル化遅延
正解と解説を見る

正解:D端末が接続しているISP回線の帯域に起因するシリアル化遅延

CDNは端末側のISP帯域を太くするわけではないため、帯域幅とパケットサイズに依存するシリアル化遅延は改善できない。

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424CDNサービスのDNSサーバは、一般的に誰のIPアドレスを基準にして最寄りのエッジサーバを選択するか。

  1. A端末のDNSフルリゾルバ (端末に登録されたDNSサーバ)
  2. Bコンテンツ配信サーバ (オリジンサーバ)
  3. C端末のデフォルトゲートウェイ
  4. Dエッジサーバのルータ
正解と解説を見る

正解:A端末のDNSフルリゾルバ (端末に登録されたDNSサーバ)

CDNのDNSサーバは、問い合わせを行ってきた端末のDNSフルリゾルバのIPアドレスを基準にエッジサーバを選択する。

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425端末がGoogle Public DNSなど自分からネットワーク的に遠い公開DNSサーバをフルリゾルバに指定している場合、CDNで起こりうる問題はどれか。

  1. ADNS問い合わせが拒否される
  2. B端末から遠いエッジサーバが選択されてしまい、最適ではなくなる可能性がある
  3. C自動的にオリジンサーバへ誘導される
  4. DRTTが最も短くなる
正解と解説を見る

正解:B端末から遠いエッジサーバが選択されてしまい、最適ではなくなる可能性がある

DNSフルリゾルバのIPを基準にするため、フルリゾルバが遠いと、端末にとっても遠いエッジサーバが選ばれるリスクがある。

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426遠隔のDNSフルリゾルバを利用している場合でも、CDN側が端末にとって本当に最寄りのエッジサーバを選択できるようにするDNS拡張技術はどれか。

  1. AEDNS0
  2. BDNSSEC
  3. CEDNS-Client-Subnet
  4. DDNS over HTTPS
正解と解説を見る

正解:CEDNS-Client-Subnet

EDNS-Client-Subnetは、DNSクライアントのサブネット情報を権威DNSへ通知することで、より正確な最寄りサーバ選択を実現する。

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427サーバ単体のリソース(CPUやメモリなど)を増強することで、処理能力を上げて応答遅延を改善する方式はどれか。

  1. Aスケールアウト
  2. Bリンクアグリゲーション
  3. Cマルチホーミング
  4. Dスケールアップ
正解と解説を見る

正解:Dスケールアップ

サーバの台数ではなく、単体の性能自体を向上させる方式をスケールアップと呼ぶ。

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428M/M/1モデルにおいて、処理能力(回線帯域など)が2倍になった場合、サービス時間はどう変化するか。

  1. A半分になる
  2. B変化しない
  3. C2倍になる
  4. D4分の1になる
正解と解説を見る

正解:A半分になる

サービス時間は処理能力(帯域)に反比例するため、処理能力が2倍になればサービス時間は半分になる。

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429ネットワーク機器において、出力キューごとの処理順序や比率を制御する技術全体を指す言葉はどれか。

  1. Aアドミッション制御
  2. Bスケジューリング
  3. CVLANタギング
  4. Dシリアル化
正解と解説を見る

正解:Bスケジューリング

Priority QueuingやWRRなど、キューからパケットを取り出す順序の制御を総称してスケジューリングと呼ぶ。

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430ライブ配信のストリーミングにおいて、TCPではなくRTPやUDPが使われることが多い理由として関連する記述はどれか。

  1. ATCPはマルチキャストができないから
  2. BTCPはDSフィールドを変更できないから
  3. CTCPの再送処理による遅延が、リアルタイムな映像の乱れに直結するから
  4. DUDPはパケットロスが絶対に発生しないから
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正解:CTCPの再送処理による遅延が、リアルタイムな映像の乱れに直結するから

TCPはパケット損失時に再送やウィンドウサイズ縮小を行い遅延を招くため、リアルタイム性を損なう原因となる。

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