健康管理能力検定3級 ① 時計遺伝子と体内時計

健康管理能力検定3級の土台となる、体内時計と時計遺伝子のしくみを学ぶ分野です。約24時間周期の日周リズム、体内時計の司令塔である視交叉上核(親時計)と全身の子時計、CLOCKやPER・CRYといった時計遺伝子が頻出します。あわせて、体のリズムと生活リズムの一致が健康につながること、時間栄養学・時間治療といった時間健康科学の考え方も問われます。以降のすべての分野の前提になるため、親時計と子時計の関係、リズムが乱れたときの心身への影響を丁寧に押さえておきましょう。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

1私たちの体に元々組み込まれている、朝起きて日中は活動し夜は眠るという約24時間のサイクルの生活リズムを何と呼びますか。

  1. A潮汐リズム
  2. B月周リズム
  3. C年周リズム
  4. D日周リズム
正解と解説を見る

正解:D日周リズム

私たちの体に元々組み込まれている約24時間周期のリズムは「日周リズム」と呼ばれています。

この問題の解説ページを開く →

2哺乳類の体内で日周リズムを刻む「体内時計の中心(司令塔)」として1972年に発見された脳の部位はどこですか。

  1. A大脳皮質
  2. B視交叉上核
  3. C下垂体
  4. D小脳
正解と解説を見る

正解:B視交叉上核

脳の中にある「視交叉上核」が体内時計の中心(司令塔)として発見されました。

この問題の解説ページを開く →

3視交叉上核の機能を調べる実験において、視交叉上核を壊したとき、および移植したときに起こる現象として正しい組み合わせはどれですか。

  1. A変化はなく、移植すると日周リズムが消える
  2. B日周リズムが強まり、移植すると消失する
  3. C日周リズムが消え、移植すると回復する
  4. D日周リズムが乱れ、移植しても戻らない
正解と解説を見る

正解:C日周リズムが消え、移植すると回復する

視交叉上核を壊すと日周リズムが消え、移植すると日周リズムが回復することが分かっています。

この問題の解説ページを開く →

4マウスを使った実験により、哺乳類で初めて「時を刻む遺伝子(時計遺伝子)」が発見されたのは何年ですか。

  1. A1997年
  2. B1972年
  3. C2014年
  4. D2000年
正解と解説を見る

正解:A1997年

1997年にマウスを使った実験により、哺乳類で初めて時計遺伝子が発見されました。

この問題の解説ページを開く →

5哺乳類で最初に発見され、名付けられた時計遺伝子はどれですか。

  1. ACLOCK
  2. BBMAL1
  3. CPER1
  4. DCRY1
正解と解説を見る

正解:ACLOCK

哺乳類で最初に発見された時計遺伝子は「CLOCK(クロック)」と名付けられました。

この問題の解説ページを開く →

62014年に発見されたと報告されている「最後の時計遺伝子」の名前は何ですか。

  1. AChrono
  2. BCLOCK
  3. CPER2
  4. DCRY2
正解と解説を見る

正解:AChrono

2014年に「最後の時計遺伝子」として報告されたのは「Chrono(クロノ)」です。

この問題の解説ページを開く →

7主な時計遺伝子のほかに、関連する遺伝子を合わせると、時計遺伝子は全部で何種類以上あると考えられていますか。

  1. A50種類以上
  2. B5種類以上
  3. C20種類以上
  4. D100種類以上
正解と解説を見る

正解:C20種類以上

主な時計遺伝子と関連する遺伝子を合わせると、20種類以上あると考えられています。

この問題の解説ページを開く →

8体内時計の司令塔である「親時計」を構成している、時計遺伝子が中心になって働く神経細胞はおおよそ何万個以上集まっていますか。

  1. A10万個以上
  2. B1千個以上
  3. C1万個以上
  4. D5万個以上
正解と解説を見る

正解:C1万個以上

親時計である視交叉上核は、神経細胞が1万個以上も集まってできています。

この問題の解説ページを開く →

9体内時計の司令塔である「親時計(視交叉上核)」に対し、全身の細胞や組織にある体内時計は何と呼ばれていますか。

  1. A中枢時計
  2. B孫時計
  3. C副時計
  4. D子時計
正解と解説を見る

正解:D子時計

全身の細胞や組織にある体内時計は「子時計」と呼ばれています(中枢の親時計=視交叉上核に対する呼称)。

この問題の解説ページを開く →

10親時計から司令を受けた子時計が、1日の中で体温や血圧などを変化・調節して作る、人間本来のリズムを何と呼びますか。

  1. A生活リズム
  2. B体のリズム
  3. C環境リズム
  4. D社会リズム
正解と解説を見る

正解:B体のリズム

体温や血圧、自律神経、ホルモン分泌などを変化させて作られる人間本来のリズムは「体のリズム」です。

この問題の解説ページを開く →

11起床、食事、運動、学習、就寝などを24時間の流れの中で行う、私たちの行動によるリズムを何と呼びますか。

  1. A遺伝子リズム
  2. B体のリズム
  3. C時間リズム
  4. D生活リズム
正解と解説を見る

正解:D生活リズム

起床、食事、排泄、運動、学習などを24時間の流れの中で行うものは「生活リズム」と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

12心身ともに健康であるといわれるのは、どのような状態のときですか。

  1. A時計遺伝子が24時間以上働くとき
  2. B生活リズムだけが規則正しいとき
  3. C体のリズムだけが活発なとき
  4. D体のリズムと生活リズムが一致しているとき
正解と解説を見る

正解:D体のリズムと生活リズムが一致しているとき

体のリズムと生活リズムが一致していると、心身ともに健康であるといわれています。

この問題の解説ページを開く →

13理想的な生活リズムにおいて、「起床後1時間以内」に行うことが推奨されている活動はどれですか。

  1. A朝食をとる
  2. B仕事を始める
  3. C入浴する
  4. D運動をする
正解と解説を見る

正解:A朝食をとる

理想的な生活リズムでは、起床後1時間以内に朝食をとることが示されています。

この問題の解説ページを開く →

14理想的な生活リズムにおいて、夜の入浴時にお勧めの入浴方法として記載されているものはどれですか。

  1. A深夜に長風呂をする
  2. B熱めのお風呂で短時間入浴
  3. C冷たいシャワーのみで済ませる
  4. D少しぬるめのお風呂でゆっくり入浴
正解と解説を見る

正解:D少しぬるめのお風呂でゆっくり入浴

夜は少しぬるめのお風呂でゆっくり入浴することが理想的な生活リズムとして挙げられています。

この問題の解説ページを開く →

15一度乱れた体内時計を元の状態に戻すには、一般的にどれくらいの期間がかかるとされていますか。

  1. A数日
  2. B数時間
  3. C1週間
  4. D1ヶ月
正解と解説を見る

正解:A数日

一度乱れた体内時計をもとの状態に戻すには数日かかるとされています。

この問題の解説ページを開く →

16生活リズムの乱れにより、体内時計の乱れた状態が「2〜3日」続くと現れる心身の不調として、テキストに明記されているものはどれですか。

  1. A疲れやすい、眠気で日中の活動に支障をきたす
  2. B激しい頭痛、発熱が慢性化する
  3. C血圧が急激に低下し起き上がれなくなる
  4. D視力が著しく低下する
正解と解説を見る

正解:A疲れやすい、眠気で日中の活動に支障をきたす

リズムが乱れた状態が2〜3日も続くと、疲れやすい、眠気で日中の活動に支障をきたすなどの不調が現れます。

この問題の解説ページを開く →

17不規則な生活が慢性化し、体の機能のリズムが乱れることで引き起こされる病気の原因として、テキストの図に明記されていないものはどれですか。

  1. A糖尿病
  2. B認知症
  3. C高血圧
  4. Dがん
正解と解説を見る

正解:B認知症

不規則な生活の慢性化による原因として、肥満、糖尿病、高血圧、がんが挙げられていますが、認知症は記載されていません。

この問題の解説ページを開く →

18体内時計という時間の視点から、日常生活のタイミングを科学し、健康リスクを低減させる生活のあり方を研究する学問を何と呼びますか。

  1. A生活健康科学
  2. B時間生物学
  3. C時間健康科学
  4. D遺伝子生活学
正解と解説を見る

正解:C時間健康科学

日常生活のタイミングを科学し健康リスクを低減させる生活のあり方を研究するものは「時間健康科学」です。

この問題の解説ページを開く →

19食・栄養なども「摂取時刻(タイミング)」で効果が異なるという考え方に基づく分野を何と呼びますか。

  1. A時間運動学
  2. B時間薬理学
  3. C時間栄養学
  4. D時間治療
正解と解説を見る

正解:C時間栄養学

摂取時刻タイミングで効果が異なるという食・栄養の考え方は「時間栄養学」と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

20薬の効果を高めるために、体のリズムに合わせて1日の中で最も適切な薬の投与時刻を設定する治療の試みを何と呼びますか。

  1. A時間遺伝子学
  2. B時間運動学
  3. C時間栄養学
  4. D時間治療
正解と解説を見る

正解:D時間治療

体のリズムに合わせて最も適切な薬の投与時刻を設定する試みは「時間治療」と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

21免疫系に作用する抗がん剤(オプジーボなど)において、全死亡率が低下することが知られている投与のタイミングはどれですか。

  1. A午前よりも午後
  2. B午後よりも午前
  3. C夜間の一斉投与
  4. D毎食後の均等投与
正解と解説を見る

正解:B午後よりも午前

オプジーボなどの抗がん剤は、午後より午前の投薬により全死亡率が低下することが知られています。

この問題の解説ページを開く →

22インフルエンザワクチンは、どの時間帯に接種すると抗体値が上がるとする研究結果が報告されていますか。

  1. A昼間に接種する
  2. B朝に接種する
  3. C夜間に接種する
  4. D夕方に接種する
正解と解説を見る

正解:B朝に接種する

インフルエンザワクチンは、朝に接種すると昼間に接種するより抗体値が上がるという研究結果があります。

この問題の解説ページを開く →

23体内時計を利用した「時間治療」において、将来的に影響を与える可能性があるとテキストに明記されているものはどれですか。

  1. A予防接種を受ける時刻
  2. B睡眠をとる時間帯
  3. C運動を施行する時刻
  4. D食事を摂取する時刻
正解と解説を見る

正解:A予防接種を受ける時刻

インフルエンザワクチンの研究結果などから、将来的に予防接種を受ける時刻にも影響を与える可能性があります。

この問題の解説ページを開く →

24現代社会において、夜間でもコンビニなどで人工的な強い光を浴びることが引き起こす、健康上の主な問題は何ですか。

  1. A時計遺伝子の種類の減少
  2. B体内時計と生活リズムのずれ
  3. C視交叉上核の神経細胞の死滅
  4. D体のリズムの完全な消失
正解と解説を見る

正解:B体内時計と生活リズムのずれ

人工的な強い光やスマホ画面の明るさなどにより、体内時計と生活リズムのずれが問題となっています。

この問題の解説ページを開く →

25理想的な生活リズムにおいて、夕食時の過ごし方として推奨されている行動はどれですか。

  1. A夜遅くにバランスよく昼食
  2. Bテレビを見ながら急いで夕食
  3. Cゆっくり噛んで楽しく夕食
  4. D部屋を明るくして就寝前にドカ食い
正解と解説を見る

正解:Cゆっくり噛んで楽しく夕食

理想的な生活リズムとして「ゆっくり噛んで楽しく夕食」が挙げられています。

この問題の解説ページを開く →

26私たちの体を構成している1つ1つの細胞に組み込まれており、各細胞の活動をコントロールしている遺伝子(情報)を何と呼びますか。

  1. A子遺伝子
  2. B親遺伝子
  3. C時計遺伝子
  4. D環境遺伝子
正解と解説を見る

正解:C時計遺伝子

細胞に組み込まれ、体内時計の基本となり活動をコントロールしているのは「時計遺伝子」です。

この問題の解説ページを開く →

27テキストに記載されている時計遺伝子のうち、「PER1」や「PER2」の読み方として正しいものはどれですか。

  1. Aペアワン、ペアツー
  2. Bピーイーアールワン、ピーイーアールツー
  3. Cピリオドワン、ピリオドツー
  4. Dパーワン、パーツー
正解と解説を見る

正解:Dパーワン、パーツー

PER1、PER2はそれぞれ「パーワン」「パーツー」という読み方が記載されています。

この問題の解説ページを開く →

28テキストに記載されている時計遺伝子のうち、「CRY1」「CRY2」の読み方として正しいものはどれですか。

  1. Aクライワン、クライツー
  2. Bシーアールワイワン、シーアールワイツー
  3. Cクリスタルワン、クリスタルツー
  4. Dクライングワン、クライングツー
正解と解説を見る

正解:Aクライワン、クライツー

CRY1、CRY2はそれぞれ「クライワン」「クライツー」という読み方が記載されています。

この問題の解説ページを開く →

29私たちの体において、明け方から徐々に上昇し、朝スムーズに起床できるように働く生体機能の組み合わせとして正しいものはどれですか。

  1. A心拍数と視力
  2. B体温と血圧
  3. C血糖値と代謝活動
  4. D自律神経と排泄機能
正解と解説を見る

正解:B体温と血圧

私たちの体には、明け方から徐々に体温と血圧を上昇させ、朝スムーズに起床できるように働くリズムがあります。

この問題の解説ページを開く →

30「時間治療」に関する研究が進められている病気・症状として、テキストの本文中に明記されているものの組み合わせはどれですか。

  1. A糖尿病・がん・肥満
  2. B高血圧・不整脈・狭心症
  3. Cインフルエンザ・がん・認知症
  4. D頭痛・不眠・高血圧
正解と解説を見る

正解:B高血圧・不整脈・狭心症

時間治療は、高血圧や不整脈、狭心症の治療などで研究が進められていると明記されています。

この問題の解説ページを開く →
健康管理能力検定3級の全分野一覧へ戻る