菓子検定3級 ② 生地(スポンジ・パイ・シュー・タルト・発酵生地)

洋菓子の骨格となる生地の種類と、膨らむしくみを学ぶ分野です。スポンジの共立て法と別立て法の違い、シュー生地が水蒸気で膨らむ原理、折り込みパイが層になる理由、フィナンシエやマドレーヌの生地の特徴などが問われます。とくに「何の力で膨らむか(気泡・水蒸気・メレンゲなど)」を生地ごとに区別できるかが得点の鍵です。製法の手順と失敗例(しぼむ・膨らまない)を結びつけて理解すると、応用問題にも対応しやすくなります。出題数は19問です。

この分野の問題19問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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22シュークリームが膨らむ理由として正しいものはどれか?

  1. A粘りのある生地が水蒸気を閉じ込めて膨張する
  2. Bイースト菌の発酵により膨らむ
  3. C卵白の泡が熱で膨張して膨らむ
  4. Dベーキングパウダーの炭酸ガスで膨らむ
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正解:A粘りのある生地が水蒸気を閉じ込めて膨張する

熱で水分が蒸気になり、粘りのある生地が蒸気を逃さずのびて膨らみます。

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23シュークリームと同じ生地でつくられるお菓子はどれか?

  1. Aマドレーヌ
  2. Bエクレア
  3. Cフィナンシエ
  4. Dマカロン
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正解:Bエクレア

絞り出す形をかえることで、同じシュー生地でエクレアやパリブレストなどをつくることができます。

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24シュークリームがオーブンの中で膨らんだ後、しぼんでしまうよくある失敗の原因は何か?

  1. A割れ目の間までしっかり焼き色をつけたから
  2. B生地を十分に練って粘りを出したから
  3. C焼き固まる前にオーブンを開けて冷気が入ったから
  4. D焼く前に生地に霧吹きで水をかけたから
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正解:C焼き固まる前にオーブンを開けて冷気が入ったから

生地が十分に焼き固まっていないうちに熱い水蒸気が冷えると、生地がしぼんでしまいます。

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25スポンジケーキの生地づくりで、卵黄と卵白を一緒に泡立てる製法を何というか?

  1. A別立て法
  2. B中種法
  3. C湯せん法
  4. D共立て法
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正解:D共立て法

全卵の状態、つまり卵黄と卵白を一緒に泡立てる製法を「共立て法」といいます。

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26スポンジケーキの「別立て法」の特徴として正しいものはどれか?

  1. Aふんわり軽く、もろくて口溶けのよいやわらかさになる
  2. B生地に流動性があり型に流して焼く
  3. Cきめが細かくしっとりしたやわらかさになる
  4. D全卵を湯せんで温めながら泡立てる
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正解:Aふんわり軽く、もろくて口溶けのよいやわらかさになる

別立て法はふんわり軽く、もろくて口溶けのよいやわらかさになる傾向があります。

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27共立て法で卵の泡立つ力を強めるために行う工程は何か?

  1. A氷水で冷やす
  2. B湯せんで温める
  3. C塩をひとつまみ加える
  4. Dレモン汁を加える
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正解:B湯せんで温める

全卵は卵白のみに比べて泡立ちにくいため、湯せんで温めて卵の泡立つ力を強めます。

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28スフレが大きく膨らむために生地に加える材料は何か?

  1. Aベーキングパウダー
  2. Bイースト
  3. Cメレンゲ
  4. Dゼラチン
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正解:Cメレンゲ

熱が加わるとメレンゲに含まれる空気が膨張し、生地を大きく膨らませます。

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29フィナンシエに使われる卵の部位はどれか?

  1. A全卵
  2. B卵黄のみ
  3. C卵殻カルシウム
  4. D卵白のみ
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正解:D卵白のみ

一般的なバターケーキとは異なり、フィナンシエには卵白だけを使用します。

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30シュークリームはいつの段階で生地に火を通すのが特徴か?

  1. A生地をつくる段階
  2. Bオーブンで焼く直前
  3. C型に流し込んだ後
  4. D焼き上がった後
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正解:A生地をつくる段階

シュー生地はつくる段階で火を通すのが特徴で、この作業によって生地に粘りが出ます。

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31ロールケーキを作る際、生地の厚みを均一にしないとどのような結果になるか。

  1. A生地が型にひっついて剥がれなくなる
  2. Bロール状に巻いたときに美しく仕上がらない
  3. Cクリームの水分を吸って崩れやすくなる
  4. D焼成中に生地が縮んでサイズが小さくなる
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正解:Bロール状に巻いたときに美しく仕上がらない

生地の段階で厚みを均一にしておかないと、ロール状に巻いたときに美しく仕上げることができません。

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32折り込みパイ生地の一般的な作り方として正しい説明はどれか。

  1. A生地とバターを混ぜ合わせ発酵させてから三つ折りにする
  2. B生地に液状のバターを流し込み冷やし固めてから伸ばす
  3. C小麦粉と水をこねた生地でバターを包み三つ折りを約6回繰り返す
  4. Dバターと砂糖をすり混ぜたものに小麦粉を加え層状に重ねる
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正解:C小麦粉と水をこねた生地でバターを包み三つ折りを約6回繰り返す

折り込みパイ生地は、小麦粉・バター・塩・水で作った生地でバターを包み、三つ折りを一般的に6回繰り返して層を作ります。

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33ハート形のパイ菓子「パルミエ」を作る際、生地を折りたたむときに打ち粉の代わりに使うものは何か。

  1. A小麦粉
  2. Bアーモンド粉
  3. Cココア
  4. D砂糖
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正解:D砂糖

パルミエは、生地を折りたたむ際に砂糖を打ち粉代わりに使い、砂糖を折り込んでキャラメル化させて焼き上げます。

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34クレープの原形といわれるフランス・ブルターニュ地方の「ガレット」の主な材料は何か。

  1. Aそば粉
  2. B大豆粉
  3. C米粉
  4. Dトウモロコシ粉
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正解:Aそば粉

クレープの原形は、そば粉を常食としたブルターニュ地方の「ガレット」というパンケーキだといわれています。

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35スポンジケーキの「共立て法」で作った生地と「別立て法」で作った生地の性質の違いで正しいものはどれか?

  1. Aどちらも強い保形性がある
  2. B共立て法は流動性があり別立て法は保形性がある
  3. C共立て法は保形性があり別立て法は流動性がある
  4. Dどちらも完全な流動性がある
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正解:B共立て法は流動性があり別立て法は保形性がある

共立て法は流動性があり型に流して焼きますが、別立て法は保形性があるため絞り出して形を作れます。

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36フィナンシェの生地にアーモンドパウダーと焦がしバターを入れる主な目的は何か?

  1. A膨らみを良くするため
  2. B日持ちを良くするため
  3. C香ばしさを出すため
  4. D色を黄色く仕上げるため
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正解:C香ばしさを出すため

一般的なバターケーキと違い、香ばしさを出すために焦がしバターとアーモンドパウダーが入っています。

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37フィナンシェを焼いた翌日、全体がしっとりとやわらかくなるのはどの材料の働きによるものか?

  1. Aバターが生地全体に染み渡るため
  2. B卵白が空気中の水分を吸収するため
  3. Cアーモンドの油分が溶け出すため
  4. D砂糖が水分を引き寄せるため
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正解:D砂糖が水分を引き寄せるため

糖分が多いため、翌日には砂糖が水分を引き寄せて全体にしっとりやわらかくなります。

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38ラング・ド・シャを焼いた際、縁の部分だけがこんがり色づき、真ん中が白っぽく焼き上がるのはなぜか。

  1. A焼いている最中に広がり、縁が真ん中よりも薄くなるため
  2. Bオーブンの熱が縁にしか当たらないため
  3. C真ん中にのみ卵白を多く配合しているため
  4. D絞り出す際に真ん中だけ生地を二重にするため
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正解:A焼いている最中に広がり、縁が真ん中よりも薄くなるため

生地がとてもやわらかく焼いている最中にも薄く広がり、縁が真ん中よりも薄くなるために焼き色の違いが生まれます。

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39折り込みパイ生地をオーブンで焼いた際、生地が高く膨らんでサクサクになる原理として正しいものはどれか。

  1. A生地に含まれるイースト菌が熱で急激に発酵するから
  2. B生地やバターの水分が水蒸気になり、生地の層を押し上げるから
  3. C重曹と酸性剤が反応して大量の炭酸ガスを発生させるから
  4. D卵白の気泡が熱膨張を起こして生地全体を持ち上げるから
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正解:B生地やバターの水分が水蒸気になり、生地の層を押し上げるから

生地やバターに含まれている水分が水蒸気になり、生地の層を押し上げて隙間ができることで高く膨らみます。

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40フィナンシエやマドレーヌなどの伝統的な焼き菓子について、形に関する特徴として正しいものはどれか。

  1. A生地を一晩寝かせてから焼くこと
  2. B必ずフランス産の小麦粉を使用すること
  3. Cそれぞれ専用の決まった型で焼いた形をしている
  4. D焼く前に必ずフッ素樹脂加工の型にバターを塗ること
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正解:Cそれぞれ専用の決まった型で焼いた形をしている

フィナンシエは金塊型、マドレーヌは貝殻型など、伝統的な焼き型の形も菓子名の大切な特徴とされています。

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