医療経営士3級 ⑧ 医療倫理/臨床倫理

医療現場で求められる倫理的な判断の枠組みを学ぶ分野です。中心となるのはビーチャムとチルドレスが提唱した医療倫理の4原則(自律尊重・善行・無危害・正義)で、それぞれの意味と適用場面が繰り返し問われます。あわせて臨床倫理の考え方や、実際の意思決定で複数の原則が対立する場面での調整の視点も対象です。4原則の定義を正確に区別し、具体的なケースに当てはめて考える練習をしておくと、応用的な設問にも対応できます。出題数は36問です。

この分野の問題36問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

276ビーチャムとチルドレスが提唱した「医療倫理の4原則」に含まれないものはどれか。

  1. A正義原則
  2. B善行原則
  3. C無危害原則
  4. D誠実原則
正解と解説を見る

正解:D誠実原則

医療倫理の4原則は「自律尊重原則」「無危害原則」「善行原則」「正義原則」であり、誠実原則は含まれません。

この問題の解説ページを開く →

277「医療倫理の4原則」のうち、患者が十分な情報提供を受けた上で自らの意思で医療行為を選択する権利を尊重すべきとする原則はどれか。

  1. A自律尊重原則
  2. B善行原則
  3. C無危害原則
  4. D正義原則
正解と解説を見る

正解:A自律尊重原則

自律尊重原則は、判断能力のある患者の自己決定権を尊重し、医療者がその意思決定を支援すべきとする原則です。

この問題の解説ページを開く →

278「医療倫理の4原則」のうち、医療者は患者の利益となるように行動し、最善を尽くさなければならないとする原則はどれか。

  1. A善行原則
  2. B正義原則
  3. C自律尊重原則
  4. D無危害原則
正解と解説を見る

正解:A善行原則

善行原則は、患者の利益を第一に考え、疾病の治癒や苦痛の緩和など最善の医療を提供すべきとする原則です。

この問題の解説ページを開く →

279「医療倫理の4原則」のうち、患者に対して身体的・精神的な危害を与えてはならない、あるいは不必要な苦痛を避けるべきとする原則はどれか。

  1. A正義原則
  2. B善行原則
  3. C無危害原則
  4. D自律尊重原則
正解と解説を見る

正解:C無危害原則

無危害原則は、「患者に害を与えないこと」を基本とし、医療行為に伴うリスクを最小限に抑えるべきとする原則です。

この問題の解説ページを開く →

280「医療倫理の4原則」のうち、限られた医療資源を公平・公正に分配し、患者を不当に差別してはならないとする原則はどれか。

  1. A自律尊重原則
  2. B無危害原則
  3. C正義原則
  4. D善行原則
正解と解説を見る

正解:C正義原則

正義原則は、人種や社会的身分、経済力などで差別せず、医療資源や負担を社会的に公平に配分すべきとする原則です。

この問題の解説ページを開く →

281医療者が「患者にとってこれが最善である」と自己の価値観で判断し、患者の意思を軽視して一方的に治療を決定する態度はどれか。

  1. Aコンプライアンス
  2. Bアカウンタビリティ
  3. Cインフォームド・コンセント
  4. Dパターナリズム
正解と解説を見る

正解:Dパターナリズム

パターナリズム(父権主義)は、医療者が患者を保護する名目で、患者の自己決定権を制約し一方的に治療を決定する態度です。

この問題の解説ページを開く →

282信仰上の理由で輸血を拒否する成人患者に対し、医師が「生命を救うため」と無理に輸血を行った場合、主に侵害されたと考えられる倫理原則はどれか。

  1. A正義原則
  2. B無危害原則
  3. C善行原則
  4. D自律尊重原則
正解と解説を見る

正解:D自律尊重原則

生命を救う善行原則に基づく行為であっても、患者の自己決定を無視することは「自律尊重原則」の侵害となります。

この問題の解説ページを開く →

283インフォームド・コンセントと「自律尊重原則」の関係に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  1. A医療者の責任を免除する手続きである
  2. B患者の同意があれば一切説明は不要となる
  3. C患者の自己決定権を保障する点で自律尊重原則を具体化したものである
  4. D一度同意すると撤回は認められない
正解と解説を見る

正解:C患者の自己決定権を保障する点で自律尊重原則を具体化したものである

インフォームド・コンセントは、患者が十分な説明を理解した上で自ら決定できるようにするもので、自律尊重原則を具体化した実践です。

この問題の解説ページを開く →

284判断能力が十分でない小児に医療を行う場面で、インフォームド・アセントの考え方に沿った対応として最も適切なものはどれか。

  1. A子どもには一切説明せず保護者だけで決める
  2. B年齢や理解度に応じて本人にも説明し、納得(賛意)を得るよう努める
  3. C本人が嫌がっても理由を説明しない
  4. D保護者の同意があれば本人の意向は無視してよい
正解と解説を見る

正解:B年齢や理解度に応じて本人にも説明し、納得(賛意)を得るよう努める

インフォームド・アセントでは、同意能力が不十分な小児にも理解度に応じて説明し、本人の納得(賛意)を得る努力が求められます。

この問題の解説ページを開く →

285第二次世界大戦中の非人道的な人体実験への反省から、1947年に定められた「被験者の自発的同意の絶対的不可欠性」をうたう倫理規範はどれか。

  1. Aリスボン宣言
  2. Bシドニー宣言
  3. Cニュルンベルク綱領
  4. Dヘルシンキ宣言
正解と解説を見る

正解:Cニュルンベルク綱領

ニュルンベルク綱領は、ナチスによる人体実験の反省から、医学研究における被験者の自発的同意を求めた最初の国際的規範です。

この問題の解説ページを開く →

2861964年に世界医師会が採択した、「ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則」を定めた宣言はどれか。

  1. Aジュネーブ宣言
  2. Bリスボン宣言
  3. Cヘルシンキ宣言
  4. Dシドニー宣言
正解と解説を見る

正解:Cヘルシンキ宣言

ヘルシンキ宣言は、ニュルンベルク綱領を発展させ、患者の健康・権利の保護を科学的・社会的利益よりも優先するよう定めた研究倫理の基本です。

この問題の解説ページを開く →

2871981年に世界医師会が採択した、患者の自己決定権や情報に関する権利など「患者の権利」について包括的に定めた宣言はどれか。

  1. Aニュルンベルク綱領
  2. Bシドニー宣言
  3. Cリスボン宣言
  4. Dジュネーブ宣言
正解と解説を見る

正解:Cリスボン宣言

リスボン宣言は、良質な医療を受ける権利や選択の自由、自己決定権など「患者の権利」に関する国際的なガイドラインです。

この問題の解説ページを開く →

288世界医師会が採択した宣言に関する記述のうち、明確に誤っているものはどれか。

  1. A「ジュネーブ宣言」は医師の職業倫理に関する誓いである
  2. B「ヘルシンキ宣言」は医学研究における被験者の保護を規定している
  3. C「リスボン宣言」はヒトを対象とする医学研究の倫理的原則を定めたものである
  4. D「シドニー宣言」は死の判定に関する倫理的指針を示している
正解と解説を見る

正解:C「リスボン宣言」はヒトを対象とする医学研究の倫理的原則を定めたものである

「リスボン宣言」は患者の権利に関する宣言です。ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則を定めたものは「ヘルシンキ宣言」です。

この問題の解説ページを開く →

289古代ギリシャの「ヒポクラテスの誓い」を現代風に改め、1948年に世界医師会が採択した医師の職業倫理に関する誓いはどれか。

  1. Aニュルンベルク綱領
  2. Bジュネーブ宣言
  3. C東京宣言
  4. Dリスボン宣言
正解と解説を見る

正解:Bジュネーブ宣言

ジュネーブ宣言は、人道主義に基づく医師の職業倫理を宣誓するもので、「ヒポクラテスの誓い」の現代版とされています。

この問題の解説ページを開く →

2901968年に世界医師会が採択した、臓器移植の進展を背景に「死の判定(脳死)」に関する指針を示した宣言はどれか。

  1. Aシドニー宣言
  2. Bヘルシンキ宣言
  3. C東京宣言
  4. Dジュネーブ宣言
正解と解説を見る

正解:Aシドニー宣言

シドニー宣言は、臓器移植技術の発展に伴い、死の判定(脳死の概念)に関する倫理的ガイドラインを示したものです。

この問題の解説ページを開く →

291患者が将来の意思決定能力低下に備え、希望する医療やケアについてあらかじめ家族や医療者と話し合い、共有するプロセスを何と呼ぶか。

  1. Aアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
  2. Bセカンドオピニオン
  3. Cインフォームド・アセント
  4. Dインフォームド・コンセント
正解と解説を見る

正解:Aアドバンス・ケア・プランニング(ACP)

ACP(人生会議)は、終末期等における自らの意向を前もって話し合い、変化に応じて繰り返し見直す重要な意思決定支援のプロセスです。

この問題の解説ページを開く →

292終末期において、回復の見込みがない場合に過剰な延命治療を拒否し、自然な死を迎えたいという自らの意思を前もって記した書面を何と呼ぶか。

  1. Aインフォームド・コンセント
  2. Bセカンドオピニオン
  3. Cクリニカル・パス
  4. Dリビング・ウィル
正解と解説を見る

正解:Dリビング・ウィル

リビング・ウィル(生前の意思表明)は、終末期の医療方針に関する自己決定権を行使するための重要な手段です。

この問題の解説ページを開く →

293心肺停止状態に陥った際、本人や家族の事前の希望に基づき、心肺蘇生措置を行わないとする指示を何と呼ぶか。

  1. ASDM(Shared Decision Making)
  2. BDNAR(Do Not Attempt Resuscitation)
  3. CQOL(Quality of Life)
  4. DACP(Advance Care Planning)
正解と解説を見る

正解:BDNAR(Do Not Attempt Resuscitation)

DNARは「蘇生措置を行わない指示」を意味し、終末期において患者の尊厳を保つために医療チーム間で共有される方針です。

この問題の解説ページを開く →

294不治かつ末期の患者に対して、無意味な延命措置を行わず、苦痛の緩和を図りながら人間としての尊厳を保ちつつ自然な死を迎えることを何と呼ぶか。

  1. A積極的安楽死
  2. B尊厳死
  3. C間接的安楽死
  4. D自殺幇助
正解と解説を見る

正解:B尊厳死

尊厳死は、過剰な延命治療を差し控えたり中止したりすることで、患者の尊厳を保ちながら自然な死(平穏死)を迎えることを指します。

この問題の解説ページを開く →

295耐え難い肉体的苦痛を伴う末期患者の要望に応じ、医師が致死薬を投与するなどして意図的に患者の死を早める行為を何と呼ぶか。

  1. A間接的安楽死
  2. B積極的安楽死
  3. C消極的安楽死
  4. D尊厳死
正解と解説を見る

正解:B積極的安楽死

積極的安楽死は、意図的に生命を絶つ行為であり、日本では法的に認められておらず倫理的にも大きな議論があります。

この問題の解説ページを開く →

2962010年に全面施行された「改正臓器移植法」における、脳死下での臓器提供の要件に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A本人の書面による意思表示がなくても家族の承諾があれば提供が可能となった
  2. B本人が提供の意思を示していても家族が拒否した場合は提供できる
  3. C本人が生前に臓器提供を明確に拒否している場合は提供できない
  4. D15歳未満の子どもからの脳死下での臓器提供が可能となった
正解と解説を見る

正解:B本人が提供の意思を示していても家族が拒否した場合は提供できる

本人が提供の意思を示していても、家族が拒否した場合は臓器提供を行うことはできません(家族の承諾が必要)。

この問題の解説ページを開く →

297意識不明などで患者本人に同意能力がない場合、医療者が治療方針について話し合い、本人の意思を推定して決定を代行する者を何と呼ぶか。

  1. A代諾者(キーパーソン)
  2. Bオムブズマン
  3. Cソーシャルワーカー
  4. Dコンプライアンス・オフィサー
正解と解説を見る

正解:A代諾者(キーパーソン)

患者に自己決定能力がない場合、家族などの「代諾者」が本人の最善の利益や推定意思に基づき治療の同意を代行します。

この問題の解説ページを開く →

298胎児の段階で染色体異常や先天性疾患の有無を調べる「出生前診断」において、倫理的に最も懸念されている問題はどれか。

  1. A医療保険の財政圧迫
  2. B医師の労働時間の増加
  3. C命の選別(優生思想)につながる恐れ
  4. D人工妊娠中絶の技術的困難さ
正解と解説を見る

正解:C命の選別(優生思想)につながる恐れ

出生前診断は親の自己決定権や不安軽減に役立つ一方、障害のある命の排除(優生思想)につながる倫理的懸念が指摘されています。

この問題の解説ページを開く →

299医師などの医療従事者が、業務上知り得た患者の秘密を正当な理由なく他人に漏らしてはならないとする倫理的・法的義務を何と呼ぶか。

  1. A守秘義務
  2. B応召義務
  3. C記録保存義務
  4. D説明義務
正解と解説を見る

正解:A守秘義務

守秘義務は刑法等に規定されており、患者のプライバシーを保護し医療者との信頼関係を築くための根幹となる義務です。

この問題の解説ページを開く →

300医療者の「守秘義務」が例外的に解除され、患者の同意なく情報を開示することが倫理的・法的に許容されるケースはどれか。

  1. A医師が自身のSNSで、名前を伏せて患者の珍しい症例を面白おかしく投稿する場合
  2. B民間保険会社から患者の病歴について電話で問い合わせがあった場合
  3. C患者の勤務先の上司から、今後の出世に関わるとして健康状態を聞かれた場合
  4. D法令に基づき裁判所から正式な情報開示の命令や要請を受けた場合
正解と解説を見る

正解:D法令に基づき裁判所から正式な情報開示の命令や要請を受けた場合

守秘義務の例外として、法令に基づく義務(感染症の届出や裁判所の命令)や、他者の生命に重大な危険が迫っている場合などが挙げられます。

この問題の解説ページを開く →

301災害時などで多数の負傷者が発生した際、限られた医療資源を有効に活用するため、治療の優先順位を決定する「トリアージ」が主に基づく倫理原則はどれか。

  1. A無危害原則
  2. Bパターナリズム
  3. C自律尊重原則
  4. D正義原則
正解と解説を見る

正解:D正義原則

トリアージは、限られた医療資源を社会全体で最大限かつ公平に活用するためのものであり、「正義原則」の適用例とされます。

この問題の解説ページを開く →

302認知症患者が点滴の管を抜いてしまうのを防ぐために「身体拘束」を行う際、医療現場で生じる主な倫理的葛藤はどれか。

  1. A転倒等を防ぐ「無危害原則」と患者の自由を奪う「自律尊重原則」の葛藤
  2. B「善行原則」と「正義原則」の葛藤
  3. C「守秘義務」と「説明義務」の葛藤
  4. D「パターナリズム」と「トリアージ」の葛藤
正解と解説を見る

正解:A転倒等を防ぐ「無危害原則」と患者の自由を奪う「自律尊重原則」の葛藤

身体拘束は、患者の安全を守る(無危害・善行)目的で行われますが、患者の身体的自由(自律尊重)を奪うため、深刻な倫理的葛藤を生みます。

この問題の解説ページを開く →

303古代ギリシャに起源を持ち、「患者の利益を第一とし、害を与えないこと」「秘密を守ること」など、医師の倫理の原点とされる誓いはどれか。

  1. Aシドニー宣言
  2. Bヒポクラテスの誓い
  3. Cニュルンベルク綱領
  4. Dヘルシンキ宣言
正解と解説を見る

正解:Bヒポクラテスの誓い

ヒポクラテスの誓いは、西洋医学における医師の倫理的規範の原点であり、現代のジュネーブ宣言の基礎となっています。

この問題の解説ページを開く →

304終末期医療などにおいて、単なる延命だけでなく、患者が人間としての尊厳を保ち、身体的・精神的に満足のいく生活を送ることを重視する概念はどれか。

  1. ADNAR(Do Not Attempt Resuscitation)
  2. BEBM(Evidence Based Medicine)
  3. CSDM(Shared Decision Making)
  4. DQOL(Quality of Life)
正解と解説を見る

正解:DQOL(Quality of Life)

QOL(生活の質)は、生命の長さだけでなく、患者の人生の豊かさや満足度を総合的に評価し重視する概念です。

この問題の解説ページを開く →

305国際的な倫理宣言と内容の組み合わせとして、明確に誤っているものはどれか。

  1. Aニュルンベルク綱領 ── 世界医師会が採択した医師の職業倫理に関する誓い
  2. Bヘルシンキ宣言 ── ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則
  3. Cリスボン宣言 ── 患者の自己決定権など患者の権利に関する宣言
  4. Dシドニー宣言 ── 脳死を含む死の判定に関する指針
正解と解説を見る

正解:Aニュルンベルク綱領 ── 世界医師会が採択した医師の職業倫理に関する誓い

世界医師会が採択した医師の職業倫理に関する誓いは「ジュネーブ宣言」です。ニュルンベルク綱領は人体実験の反省に基づく研究倫理の規範です。

この問題の解説ページを開く →

306日本における「がん告知」の歴史的変遷と倫理的背景に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A「パターナリズム」の徹底により、医師が告知の有無を独断で決めることが現在でも推奨されている
  2. B現在でも「無危害原則」が最優先され、患者に精神的ショックを与えないよう家族にのみ告知することが法的に義務付けられている
  3. Cがん告知は「正義原則」に基づき、全ての国民に一律の治療を行うために開始された
  4. Dかつては患者本人に告知しないことが一般的であったが、現在は「自律尊重原則」に基づく自己決定権の保障として告知が定着している
正解と解説を見る

正解:Dかつては患者本人に告知しないことが一般的であったが、現在は「自律尊重原則」に基づく自己決定権の保障として告知が定着している

かつてのパターナリズムから脱却し、患者の「知る権利」と「自律尊重原則(自己決定権)」が重視されるようになり、がん告知が一般的になりました。

この問題の解説ページを開く →

307医療従事者が高い専門性と倫理観を持ち、患者の利益を最優先に行動し、社会からの信頼に応える態度や規範を総称して何と呼ぶか。

  1. Aコンプライアンス
  2. Bリスクマネジメント
  3. Cアカウンタビリティ
  4. Dプロフェッショナリズム
正解と解説を見る

正解:Dプロフェッショナリズム

プロフェッショナリズム(専門職業的自律)は、自らの専門性に誇りを持ち、高度な倫理観と責任感で患者や社会に尽くす態度を指します。

この問題の解説ページを開く →

308医師が医学的情報と選択肢を提示し、患者が自らの価値観や意向を伝え、両者が協働して最適な治療方針を決定するアプローチはどれか。

  1. ANBM(Narrative Based Medicine:物語に基づく医療)
  2. BEBM(Evidence Based Medicine:科学的根拠に基づく医療)
  3. CSDM(Shared Decision Making:共同意思決定)
  4. DDPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)
正解と解説を見る

正解:CSDM(Shared Decision Making:共同意思決定)

SDMは、医療者の一方的な決定(パターナリズム)ではなく、患者と医療者が情報と価値観を共有し共に意思決定を行うプロセスです。

この問題の解説ページを開く →

309主治医の診断や治療方針について、患者が納得して意思決定をするために、別の医療機関の医師に第2の意見を求めることを何と呼ぶか。

  1. Aトリアージ
  2. Bセカンドオピニオン
  3. Cアドバンス・ケア・プランニング
  4. Dインフォームド・コンセント
正解と解説を見る

正解:Bセカンドオピニオン

セカンドオピニオンは、患者の自己決定を支援するため、主治医以外の専門家の意見を聞き、治療方針の選択に役立てる制度です。

この問題の解説ページを開く →

310「安楽死」の概念に関する記述として、明確に誤っているものはどれか。

  1. A消極的安楽死とは、過剰な延命治療を差し控えたり中止したりすることである
  2. B日本では、積極的安楽死は法律で明確に権利として認められ法制化されている
  3. C尊厳死とは、不治で末期の患者が人間としての尊厳を保ちつつ自然な死を迎えることである
  4. D積極的安楽死とは、医師が致死薬を投与するなどして意図的に患者の死を早めることである
正解と解説を見る

正解:B日本では、積極的安楽死は法律で明確に権利として認められ法制化されている

日本では積極的安楽死を合法とする法律は存在せず、過去の判例でも極めて厳格な条件が示されており、法制化はされていません。

この問題の解説ページを開く →

311日本の「臓器の移植に関する法律」における脳死の取り扱いに関する説明として、最も適切なものはどれか。

  1. A臓器提供を前提とする場合に、法定の脳死判定を経て人の死とされる
  2. B脳死はあらゆる場面で一律に人の死とされる
  3. C脳死判定は家族の希望だけで省略できる
  4. D心停止後でなければ臓器提供は一切できない
正解と解説を見る

正解:A臓器提供を前提とする場合に、法定の脳死判定を経て人の死とされる

臓器移植法では、臓器提供を前提とする場合に、法定の厳格な脳死判定を経て脳死が人の死とされます。

この問題の解説ページを開く →
医療経営士3級の全分野一覧へ戻る