第一種衛生管理者 ⑤ 労働衛生B

作業環境の測定・改善と健康管理の実務を扱う分野です。必要換気量の計算、局所排気装置(フード・ダクト・ファン)の構造、作業環境測定のA測定・B測定と管理区分、労働衛生保護具、労働衛生管理統計、一次救命処置(心肺蘇生・AED)、出血・骨折・熱傷などの応急手当、脳・心臓疾患が頻出です。数値基準や装置の仕組みは正確に覚え、救急処置の手順は流れで理解しておくと得点につながります。計算問題も出るため、換気量や統計指標の式に慣れておきましょう。

この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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166事務室における必要換気量を算出する際、室内二酸化炭素基準濃度として用いられる数値はどれか。

  1. A0.1%
  2. B0.03%
  3. C0.01%
  4. D1.0%
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正解:A0.1%

必要換気量を算出する場合、室内二酸化炭素基準濃度は0.1%(1000ppm)を用います。

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167事務室の換気に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A自然換気は機械換気に比べて、必要なときに安定した換気量を得ることができる。
  2. B建物の密閉度が高く、自然換気が不十分な場合は機械換気を実施する必要がある。
  3. C人間の呼気の成分は、酸素が約4%、二酸化炭素が約16%である。
  4. D必要換気量が同じ場合、気積が小さいほど換気回数は少なくてすむ。
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正解:B建物の密閉度が高く、自然換気が不十分な場合は機械換気を実施する必要がある。

酸素濃度が18%未満になると酸欠状態になるため、自然換気が不十分な場合は機械換気が必要です。

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168事務室の必要換気量に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A必要換気量は、そこで働く人の労働の強度によって増減する。
  2. B二酸化炭素濃度などを常に低く抑えるため、換気回数を増やすと室内温度の低下をもたらす。
  3. C室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量は、労働強度に関わらず一定である。
  4. D必要換気量が同じ場合、気積が大きいほど換気回数は少なくてすむ。
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正解:C室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量は、労働強度に関わらず一定である。

室内にいる人が1時間に呼出する二酸化炭素量(必要換気量)は、労働の強度(エネルギー代謝率)によって増減します。

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169局所排気装置の構成要素であるファン(排風機)の設置位置として、適切なものはどれか。

  1. Aフードに接続した吸引ダクトの直前
  2. Bフードとダクトの中間
  3. Cダクトと空気清浄装置の間
  4. D空気清浄装置の後の、清浄空気が通る位置
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正解:D空気清浄装置の後の、清浄空気が通る位置

ファンは、空気清浄後の清浄空気が通る位置に設置します。

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170局所排気装置のダクト(搬送用導管)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aダクトの断面は円形のほうがよく、断面積が大きいと圧力損失は小さくなる。
  2. B主ダクトと枝ダクトとの合流角度は、主ダクトの排気の流れを良くするために90°とする。
  3. Cダクトの長さはできるだけ長くし、有害物質を確実に滞留させる。
  4. D断面積を大きくすると空気の流速が増加するため、粉じんが堆積しにくくなる。
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正解:Aダクトの断面は円形のほうがよく、断面積が大きいと圧力損失は小さくなる。

断面積が大きいと圧力損失は小さくなりますが、流速が不足するため粉じんは堆積しやすくなります。合流角度は45°を超えないようにします。

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171局所排気装置のフードの種類のうち、囲い式フードに分類されるものはどれか。

  1. Aルーバー型フード
  2. Bドラフトチェンバー型フード
  3. Cスロット型フード
  4. Dキャノピー型フード
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正解:Bドラフトチェンバー型フード

ドラフトチェンバー型は、作業面を除き周りが覆われている囲い式フードに分類されます。

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172作業環境測定におけるA測定の測定点の高さの範囲として、原則として正しいものはどれか。

  1. A床上30cm以上 100cm以下
  2. B床上50cm以上 100cm以下
  3. C床上50cm以上 150cm以下
  4. D床上120cm以上 150cm以下
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正解:C床上50cm以上 150cm以下

A測定の測定点の高さの範囲は、原則として床上50cm以上150cm以下です(騒音の場合は120cm〜150cm)。

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173作業環境測定におけるB測定の目的として、正しいものはどれか。

  1. A単位作業場所における有害物質の空気中の濃度の平均的な状態を把握する。
  2. B作業環境測定のためのデザイン(測定対象や日時)を決定する。
  3. C単位作業場所の床面の有害物質の堆積状況を把握する。
  4. D発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握する。
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正解:D発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握する。

B測定は、発散源に近接する位置で、労働者がばく露し得る最高濃度を把握するための測定です。

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174作業環境測定の結果、第3管理区分と評価された場合の措置として、適切なものはどれか。

  1. A施設、設備、作業方法の点検を行い、作業環境を改善するため必要な措置を講ずるとともに、有効な呼吸用保護具を使用する。
  2. B作業環境の改善等の措置を講ずることなく、労働者に有効な呼吸用保護具を使用させる。
  3. C施設、設備、作業方法の点検を行い、作業環境を改善するため必要な措置を講ずるよう努める。
  4. D現在の管理の継続的維持に努める。
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正解:A施設、設備、作業方法の点検を行い、作業環境を改善するため必要な措置を講ずるとともに、有効な呼吸用保護具を使用する。

第3管理区分は、作業環境改善の必須義務があり、併せて有効な呼吸用保護具を使用させる必要があります。

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175有害物質に対する作業環境改善方法について、優先順位が最も高いと考えられる対策はどれか。

  1. A全体換気装置の設置
  2. B有害物質の製造・使用の中止、有害性の少ない物質への転換
  3. C局所排気装置の設置
  4. D有害物質を取り扱う設備の密閉化と自動化
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正解:B有害物質の製造・使用の中止、有害性の少ない物質への転換

労働者の健康にきわめて有害な物質の場合は、それに代わる有害性の少ない物質への転換や製造中止が優先されます。

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176作業環境測定における評価基準についての記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. AA測定の第2評価値は、気中有害物質の算術平均濃度の推定値である。
  2. B評価はA測定とB測定の結果を総合的に判断し、評価が異なるときは悪いほうの評価を採用する。
  3. CA測定のみを実施した場合、第1評価値が管理濃度未満であれば無条件で第1管理区分となる。
  4. D単位作業場所とは、労働者の作業中の行動範囲などに基づいて設定された区域である。
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正解:CA測定のみを実施した場合、第1評価値が管理濃度未満であれば無条件で第1管理区分となる。

A測定のみの場合、第1評価値が管理濃度未満でも、第2評価値との関係等により第2管理区分になる場合があります。

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177粉じんを発散する作業工程の環境改善に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A設備の密閉化や自動化よりも、局所排気装置の設置を優先して検討する。
  2. B粉末の材料は、粒子が小さいものを使用するほうが有害性は低い。
  3. C全体換気装置のみを設置し、室内の空気を常に入れ替えるようにする。
  4. D品質等に悪影響がなければ、水などを噴射する湿式方法を採用する。
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正解:D品質等に悪影響がなければ、水などを噴射する湿式方法を採用する。

粉じんの発生が問題となる場合は、生産工程を見直し、品質等に悪影響がなければ湿式方法等を採用します。

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178労働衛生保護具である「防毒マスク」の吸収缶の色と対象ガスの組み合わせで、誤っているものはどれか。

  1. A有機ガス用 - 黄色
  2. Bアンモニア用 - 緑色
  3. Cハロゲンガス用 - 灰黒色
  4. D一酸化炭素用 - 赤色
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正解:A有機ガス用 - 黄色

有機ガス用の吸収缶の色は「黒色」であり、黄色は硫化水素用です。

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179労働衛生保護具の使用方法に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A酸素濃度が18%未満の場所でも、防毒マスクであれば使用できる。
  2. Bガス状の有害物質と粉じんが混在している環境では、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
  3. C防じんマスクのろ過材に付着した粉じんは、圧縮空気で吹き飛ばして除去する。
  4. D面体の接顔部に接顔メリヤスを使用すると密着性が高まるため、積極的に使用する。
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正解:Bガス状の有害物質と粉じんが混在している環境では、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。

粉じんとガスが混在する場合は、防じん機能を有する防毒マスクを選択しなければなりません。

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180酸素濃度が18%未満の場所(酸素欠乏危険場所)で使用できる呼吸用保護具はどれか。

  1. A防じんマスク
  2. B防毒マスク
  3. C自給式呼吸器
  4. D電動ファン付き呼吸用保護具
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正解:C自給式呼吸器

酸素濃度18%未満の場所では、ろ過式の保護具は使用できず、給気式である自給式呼吸器や送気マスクを使用します。

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181防音保護具に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A騒音のばく露から保護し、聴力障害の発生を防ぐために使用する。
  2. B耳栓やイヤーマフ(耳覆い)がある。
  3. C120dB以上の騒音環境では、耳栓とイヤーマフの併用が有効である。
  4. D防音保護具は騒音の大きさだけで選択し、作業内容は考慮しなくてよい。
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正解:D防音保護具は騒音の大きさだけで選択し、作業内容は考慮しなくてよい。

耳栓とイヤーマフの使用は騒音の大きさだけでなく作業内容等で決まります。120dB以上では併用が有効とされています。

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182健康保持増進対策(THP)における「健康測定」の主たる目的はどれか。

  1. A労働者の健康状態の把握と、その結果に基づいた健康指導(運動・栄養指導等)の実施
  2. B疾病の早期発見と治療
  3. C法定の定期健康診断の代替としての医学的検査の実施
  4. D業務上の過重負荷による脳血管疾患の労災認定
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正解:A労働者の健康状態の把握と、その結果に基づいた健康指導(運動・栄養指導等)の実施

健康測定の目的は労働者の健康の保持増進にあり、疾病の早期発見に重点を置く健康診断とは目的が異なります。

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183健康保持増進措置の実施スタッフとその業務の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A運動指導担当者 - 健康測定を実施し、個人ごとの指導票を作成する。
  2. B心理相談担当者 - 産業医の指示のもとメンタルヘルスケアを行う。
  3. C産業医 - 個々の労働者に運動プログラムの作成や指導を行う。
  4. D産業保健指導担当者 - メタボリックシンドロームの予防など、身体的健康のみの指導を行う。
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正解:B心理相談担当者 - 産業医の指示のもとメンタルヘルスケアを行う。

心理相談担当者は、健康測定の結果ケアが必要な場合などに、産業医の指示のもとメンタルヘルスケアを行います。

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184メンタルヘルスケアの「4つのケア」に該当しないものはどれか。

  1. Aセルフケア
  2. Bラインによるケア
  3. C家族や地域社会によるケア
  4. D事業場内産業保健スタッフ等によるケア
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正解:C家族や地域社会によるケア

4つのケアは、①セルフケア、②ラインによるケア、③事業場内産業保健スタッフ等によるケア、④事業場外資源によるケア、です。

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185運動機能検査における検査項目と内容の組み合わせで、誤っているものはどれか。

  1. A柔軟性 - 立位体前屈、座位体前屈
  2. B筋力 - 握力、上体起こし
  3. C平衡性 - 閉眼片足立ち
  4. D敏しょう性 - 自転車エルゴメーターによる最大酸素摂取量間接測定
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正解:D敏しょう性 - 自転車エルゴメーターによる最大酸素摂取量間接測定

自転車エルゴメーターによる最大酸素摂取量間接測定は、「全身持久性」の検査です。「敏しょう性」は全身反応時間を測定します。

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186労働衛生管理統計における「代表値」として該当しないものはどれか。

  1. A標準偏差
  2. B中央値
  3. C最頻値
  4. D平均値
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正解:A標準偏差

標準偏差は、データの代表値ではなく、「ばらつきの度合い」を示す指標です。

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187スクリーニング検査に関する用語の記述で、正しいものはどれか。

  1. A労働衛生管理では、スクリーニングレベルを高めに設定するため、偽陽性率が低くなっている。
  2. Bスクリーニングレベルを低めに設定すると、正常な人を有所見と判定する偽陽性率が高くなる。
  3. C偽陰性率とは、疾病なしの者を陽性と判定する率のことである。
  4. D偽陽性率とは、疾病ありの者を陰性と判定する率のことである。
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正解:Bスクリーニングレベルを低めに設定すると、正常な人を有所見と判定する偽陽性率が高くなる。

労働衛生管理ではレベルを低めに設定するため、疾病なしの正常な人を有所見とする「偽陽性率」が高くなります。

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188在籍労働者の延実労働時間数100万時間あたりの疾病休業件数の割合を示す統計指標はどれか。

  1. A病休強度率
  2. B疾病休業日数率
  3. C病休度数率
  4. D病休件数年千人率
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正解:C病休度数率

延実労働時間数100万時間あたりの疾病休業件数の割合は「病休度数率」です。

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189疾病休業統計の計算方法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A疾病休業延日数には、年次有給休暇のうち疾病によることが明らかなものも含める。
  2. B病休強度率は、在籍労働者の延実労働時間数1,000時間あたりの疾病休業延日数の割合である。
  3. C延実労働時間には、残業時間や休日労働時間数も算入する。
  4. D負傷が原因となって引き続き発生した疾病は、疾病休業件数には含めない。
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正解:D負傷が原因となって引き続き発生した疾病は、疾病休業件数には含めない。

負傷が原因となって引き続き発生した疾病についても、疾病休業件数に含めます。

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190一次救命処置における胸骨圧迫の方法として、正しいものはどれか。

  1. A胸骨の下半分を、胸が約5cm沈む強さで圧迫する。
  2. B胸骨の上半分を、胸が約10cm沈む強さで圧迫する。
  3. C1分間に50〜60回のテンポでゆっくりと圧迫する。
  4. D人工呼吸を組み合わせる場合、胸骨圧迫15回に対し人工呼吸を2回行う。
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正解:A胸骨の下半分を、胸が約5cm沈む強さで圧迫する。

胸骨圧迫は、胸骨の下半分を約5cm沈む強さで、1分間に100〜120回のテンポで行います(比率は30:2)。

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191一次救命処置の手順において、傷病者に反応がない場合の対応として最も適切なものはどれか。

  1. Aすぐに人工呼吸を10回連続で行う。
  2. B大声で叫んで周囲の注意を喚起し、119番通報とAEDの手配を依頼する。
  3. C傷病者を揺さぶりながら、顔に冷水をかけて様子を見る。
  4. D周囲の安全を確認する前に、まず胸骨圧迫を開始する。
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正解:B大声で叫んで周囲の注意を喚起し、119番通報とAEDの手配を依頼する。

反応がない場合は、大声で周囲に協力を求め、119番通報とAEDの手配を行います。

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192AED(自動体外式除細動器)の音声メッセージで「ショックは不要です」と流れた場合の直後の対応として、正しいものはどれか。

  1. A呼吸が戻ったと判断し、すべての処置を終了する。
  2. BAEDの電極パッドを素早く剥がし、回復体位をとらせる。
  3. C音声メッセージに従って直ちに胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続ける。
  4. D次の解析メッセージが流れるまで、傷病者から離れて5分間待機する。
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正解:C音声メッセージに従って直ちに胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続ける。

ショック不要のメッセージが流れた場合でも、心肺蘇生が必要な状態が続いている可能性があるため、胸骨圧迫を再開します。

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193成人の出血に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A体内の全血液量は、体重の約20分の1である。
  2. B短時間に全血液量の10分の1が失われると死亡する。
  3. C短時間に全血液量の5分の1が失われると死亡する。
  4. D短時間に全血液量の3分の1が失われると生命が危険な状態となり、2分の1が失われると死亡する。
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正解:D短時間に全血液量の3分の1が失われると生命が危険な状態となり、2分の1が失われると死亡する。

成人の血液量は体重の約13分の1(約8%)であり、3分の1を失うと生命が危険、2分の1を失うと死亡します。

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194止血法に関する記述のうち、最も簡単で効果に優れ、一般人が行う応急手当として推奨されているものはどれか。

  1. A直接圧迫法
  2. B間接圧迫法
  3. C止血帯法
  4. D直接圧迫法と止血帯法の同時併用
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正解:A直接圧迫法

直接圧迫法は、出血部位を直接圧迫する方法で、簡単で効果に優れるため一般的な応急手当として推奨されています。

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195骨折に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A不完全骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。
  2. B複雑骨折とは、骨が細かく粉砕された状態を指し、皮膚の損傷の有無は問わない。
  3. C単純骨折とは、皮膚の下で骨が折れ、皮膚には損傷がない皮下骨折をいう。
  4. D骨が皮膚から突出している場合、周りの神経や血管を傷つけるおそれがあるため戻してはいけない。
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正解:B複雑骨折とは、骨が細かく粉砕された状態を指し、皮膚の損傷の有無は問わない。

複雑骨折(開放骨折)は、骨折とともに皮膚や皮下組織が損傷し、骨折端が外に出ている状態を指します。

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196骨折の応急手当として、正しいものはどれか。

  1. A骨折が疑われる部位は、よく動かしてその重症度を判断する。
  2. B骨折部の固定のため手足に副子を当てるときは、その先端が手先や足先から出ないように短くする。
  3. C皮膚の損傷がひどいときは、傷と出血の手当も行う。
  4. D脊髄損傷が疑われる場合は、負傷者を柔らかい布団に乗せて搬送する。
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正解:C皮膚の損傷がひどいときは、傷と出血の手当も行う。

皮膚の損傷があるときは傷と出血の手当も行います。副子は先端が出るようにし、脊髄損傷疑い時は硬い板に乗せます。

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197熱傷(火傷)の重症度に関する分類で、皮下組織まで傷害が及び、皮膚が白っぽくなり組織が壊死する状態はどれか。

  1. AI度
  2. BII度
  3. CIV度
  4. DIII度
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正解:DIII度

I度は表皮まで、II度は真皮まで、III度は皮下組織まで傷害が及び、皮膚が白っぽくなり組織が壊死します。

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198熱傷および凍傷の応急手当として、誤っているものはどれか。

  1. A熱傷で水疱ができたときは、水疱を破ってから清潔なガーゼで覆う。
  2. B衣服の上から熱傷を負った場合は、皮膚が剥離することがあるため衣服を着せたまま冷やす。
  3. C化学薬品による損傷の場合は、すぐに流水を患部にかけて薬液を洗い流す。
  4. D凍傷の場合は、患部をこすらないようにしてぬるま湯で温める。
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正解:A熱傷で水疱ができたときは、水疱を破ってから清潔なガーゼで覆う。

水疱ができたときは、感染を防ぐため破らずに清潔なガーゼ等で軽く覆います。

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199脳血管疾患の「虚血性病変」に分類されるものはどれか。

  1. Aくも膜下出血
  2. B脳梗塞
  3. C脳出血
  4. D高血圧性脳症
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正解:B脳梗塞

脳血管疾患は、出血性病変(くも膜下出血・脳出血)と虚血性病変(脳梗塞)に大別されます。

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200虚血性心疾患に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A心筋梗塞は、心筋の一部分に可逆的虚血が起こる心臓発作である。
  2. B狭心症は、不可逆的な心筋壊死が起こる心臓発作である。
  3. C狭心症は、冠動脈の血液が一時的にとどこおるために起こり、発作は長くても15分以内に治まることが多い。
  4. D心筋梗塞の発作は、多くの場合長くても15分以内に治まる。
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正解:C狭心症は、冠動脈の血液が一時的にとどこおるために起こり、発作は長くても15分以内に治まることが多い。

狭心症は一時的・可逆的で15分以内に治まることが多く、心筋梗塞は不可逆的な壊死で長時間痛みが続きます。

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201脳・心臓疾患の発症要因等に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A運動負荷心電図検査は、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患の発見に有用である。
  2. B業務による明らかな過重負荷(過度のストレスや長期間の疲労)が加わることで、病変が増悪し発症する場合がある。
  3. Cくも膜下出血などの脳血管疾患は、長い年月の生活の中で血管病変等が徐々に進行して発症する基盤がある。
  4. D肥満、高血圧症、脂質異常症、糖尿病が合併すると、脳・心臓疾患に至るリスクが低下する。
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正解:D肥満、高血圧症、脂質異常症、糖尿病が合併すると、脳・心臓疾患に至るリスクが低下する。

これらは「死の四重奏」といわれ、合併すると深刻な脳・心臓疾患に至るリスクが『高まる』とされています。

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202人工呼吸を行う際の気道確保の方法として、テキストで推奨されているものはどれか。

  1. A頭部後屈あご先挙上法
  2. Bハイムリック法
  3. Cショック体位
  4. D回復体位
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正解:A頭部後屈あご先挙上法

人工呼吸を行う際には、後頭部を軽く下げて下あごを引き上げる「頭部後屈あご先挙上法」で気道確保を行います。

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203作業環境管理における「局所排気装置」の空気清浄装置の役割として、正しいものはどれか。

  1. Aファンの排風量を自動的に調節する。
  2. B有害物質を大気に放出する前に除去し、清浄空気にする。
  3. Cフードから吸い込む空気の流速を加速させる。
  4. D作業環境内に清浄な空気を送風する。
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正解:B有害物質を大気に放出する前に除去し、清浄空気にする。

空気清浄装置は、ダクトを通って運ばれてくる有害物質等を大気に放出する前に除去し、清浄空気にする装置です。

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