第193問著作権法が最終的な目的としているものは次のうちどれか。
- A文化の発展
- B産業の発達
- C経済の活性化
- D技術の進歩
著作権法の目的(文化の発展)から、著作物の定義、著作者、著作者人格権までを扱う分野です。著作物は「思想または感情を創作的に表現したもの」であり、単なる事実やデータ、アイデア(頭の中の構想)は保護されない点が重要です。著作権は出願・登録なしに創作した時点で自動的に発生する(無方式主義)点が産業財産権との大きな違いです。公表権・氏名表示権・同一性保持権からなる著作者人格権は一身専属で譲渡できない点も頻出です。産業財産権との違いを意識して学びましょう。
この分野の問題38問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.思想または感情を創作的に表現したものであること
著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」と定義されています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.事実の伝達にすぎず思想や感情の表現ではないため
客観的な事実やデータは、人間の考えや思い(思想や感情)が関わっていない事実の伝達にすぎないため著作物にはなりません。
この問題の解説ページを開く →正解:A.工業的技術を利用して量産できるため、文化の範囲に属するとは考えられず著作権法の保護対象外である。
産業の範囲にのみ属する工業製品のデザインは、文化の範囲に属するとは考えられず著作権法では原則保護対象外となります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.二次的著作物の著作者と、元となった著作物の著作者の双方の許諾が必要である。
二次的著作物を利用する際は、二次的著作物の著作者だけでなく、元の著作物の著作者の許諾も必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.編集著作物の著作者と、個々の素材の著作者の双方から許諾を得る必要がある。
編集著作物とその構成素材の双方に著作物性がある場合は、両方の著作者からの許諾が必要です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.情報の選択または体系的な構成によって創作性を有するものが該当する。
情報の選択又は体系的な構成により創作性を有するものをデータベースの著作物といいます。編集著作物からは除かれています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.作詞家が書いた歌詞と作曲家が作った楽曲からなる歌
歌詞と楽曲は別々に利用することが可能であるため、分離して利用できないという要件を満たさず、共同著作物には該当しません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.会社等の名義ではなく、必ず作成した従業員個人の名義で公表されること
職務著作の要件の一つに「会社等が自社の名義のもとに公表すること」があります(プログラムを除く)。
この問題の解説ページを開く →正解:B.制作、監督、演出などを担当し、全体的形成に創作的に寄与した者
映画の著作物の著作者は、全体的形成に創作的に寄与した映画プロデューサーや映画監督などと定められています。
この問題の解説ページを開く →正解:C.いったん公表した著作物については、公表権を主張することはできない
公表権は未公表の著作物に対する権利であり、いったん公表した著作物について主張することはできません。
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