知的財産管理技能検定3級 ① 特許法・前半(総論〜出願)

特許制度の総論から出願手続までを扱う土台の分野です。特許法の目的、発明の定義(自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの)、産業上利用性・新規性・進歩性といった特許要件、先願主義、職務発明、そして願書・明細書・特許請求の範囲などの出願書類、出願公開・出願審査請求・拒絶理由通知への対応までが問われます。用語の定義と要件を正確に押さえ、出願から審査までの流れを一本の線でつなげて理解することが得点の近道です。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1特許法が目的としていることとして、最も適切なものはどれか。

  1. A発明を保護・利用することで発明を奨励し、産業の発達に寄与すること
  2. B文化の発展に寄与し、著作物の公正な利用を図ること
  3. C小発明を保護し、物品の形状や構造の考案を奨励すること
  4. D商品やサービスの標識を保護し、業務上の信用の維持を図ること
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正解:A発明を保護・利用することで発明を奨励し、産業の発達に寄与すること

特許法第1条で、発明を奨励し産業の発達に寄与することが目的と規定されています。

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2特許法における「発明」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、実用的なもの
  2. B自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、高度のもの
  3. C自然現象を発見し、それを客観的に伝達可能な情報にまとめたもの
  4. D産業上利用可能な技術的思想の創作のうち、新規性のあるもの
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正解:B自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、高度のもの

特許法第2条1項で、発明は「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義されています。

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3次のうち、特許法上の「発明」に該当しないものはどれか。

  1. A従来品より低燃費を実現した新しい自動車用エンジン
  2. B新しい化学物質を合成する製造方法
  3. Cフォークポールの投球方法など個人の技能
  4. D天然物から人為的に抽出した新しい成分
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正解:Cフォークポールの投球方法など個人の技能

個人の技能は客観的に第三者に伝達できる技術的思想ではないため、発明に該当しません。

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4新しいコンピュータ言語が特許法上の「発明」として認められない理由として、最も適切なものはどれか。

  1. A著作権法によって保護されるべき対象だから
  2. B既に世界中で広く知られている公知の技術だから
  3. C単なる情報の提示にすぎず創作性がないから
  4. D人為的な取り決めにすぎず自然法則を利用していないから
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正解:D人為的な取り決めにすぎず自然法則を利用していないから

コンピュータ言語などの人為的な取り決めは自然法則を利用していないため、発明に該当しません。

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5特許が与えられる発明の種類として、「物の発明」と「方法の発明」がある。「方法の発明」の具体例として適切なものはどれか。

  1. A製品の製造方法や検査方法
  2. B自動車や電気製品の構造
  3. C医療における人間の手術方法
  4. Dコンピュータ言語の設計
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正解:A製品の製造方法や検査方法

新たな薬や機械などの「物の発明」のほか、製造方法や検査方法などの「方法の発明」も特許の対象です。

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6特許要件の一つである「産業上利用できる発明」における「産業」の範囲として、正しいものはどれか。

  1. A製造業に限られ、農業や漁業は含まれない
  2. B製造業のほか、鉱業、農業、漁業、サービス業なども広く含まれる
  3. C製造業および鉱業に限られ、通信業やサービス業は含まれない
  4. D商業的価値のあるものに限られ、医療行為や学術研究も産業に含まれる
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正解:B製造業のほか、鉱業、農業、漁業、サービス業なども広く含まれる

特許法における産業は、製造業だけでなく鉱業、農業、運送業、サービス業など広い意味で捉えられます。

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7日本国内において、「産業上利用できる発明」に該当しないとされているものはどれか。

  1. A大量生産が困難な手作りの日用品
  2. Bこれまでに存在しなかった新しい遊具の遊び方
  3. C人間を手術、治療、診断する方法
  4. Dインターネットを利用した新しいサービス業のシステム
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正解:C人間を手術、治療、診断する方法

人間を手術、治療、診断する方法(医療行為)は産業上利用できる発明に該当しないとされています。

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8特許要件である「新規性」の地理的判断基準について、正しいものはどれか。

  1. A日本国内で知られていなければ、新規性があると判断される
  2. B日本および特許協力条約の加盟国で知られていなければよい
  3. C出願人が事業を展開している国において知られていなければよい
  4. D日本国内だけでなく、世界中の他の国で知られていても新規性はない
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正解:D日本国内だけでなく、世界中の他の国で知られていても新規性はない

新規性の地理的判断基準は「世界」であり、他国で知られていれば新規性を失います。

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9特許出願における新規性の判断基準となる時期はいつか。

  1. A特許出願時
  2. B発明の完成時
  3. C出願審査請求時
  4. D出願公開時
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正解:A特許出願時

新規性の時期的判断基準は「特許出願時」です。午前中に発表して午後に同日出願しても新規性はありません。

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10ブログに発明の詳細を記載し、インターネット上に公開した。この場合、特許出願においてどのような問題が生じるか。

  1. A著作物として保護されるため、特許出願は一切できなくなる
  2. B電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明として新規性を失う
  3. C個人のブログであれば公然と知られたことにはならず問題はない
  4. D実際にそのブログが誰かに読まれたことが証明されなければ新規性を失わない
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正解:B電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明として新規性を失う

インターネット上の公開は「電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明」に該当し、新規性を失います。

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11特許要件の「進歩性」がないと判断されるのは、どのような場合か。

  1. A出願した発明がすでに世界中で広く知られている場合
  2. B発明の実施に多額の費用がかかり、産業上利用できない場合
  3. Cその技術分野における通常の知識を有する人が容易に発明できる場合
  4. D発明が公序良俗に反するおそれがある場合
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正解:Cその技術分野における通常の知識を有する人が容易に発明できる場合

進歩性がないとは、その分野の当業者(通常の知識を有する人)が容易に思いつくことを指します。

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12同一の発明について、異なった日に2以上の特許出願があった場合、誰が特許を受けることができるか。

  1. A先に発明を完成させた者
  2. B出願審査請求を最初に行った者
  3. C特許庁長官が指定した者
  4. D最先の特許出願人
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正解:D最先の特許出願人

日本は「先願主義」を採用しており、一番最初に特許出願をした者だけが特許を受けられます。

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13同一の発明について、同じ日に2以上の特許出願があった場合の取り扱いはどうなるか。

  1. A出願人に対して協議の命令が出され、協議で定めた一の出願人が特許を受けられる
  2. B抽選によって特許を受けることができる一の出願人が決定される
  3. Cいずれの出願人も特許を受けることができなくなる
  4. D先に発明を完成させたことを証明できた出願人が特許を受けられる
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正解:A出願人に対して協議の命令が出され、協議で定めた一の出願人が特許を受けられる

同日出願の場合は特許庁長官から協議命令が出され、協議で定めた一人が特許を受けられます。

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14次のうち、特許を受けることができない「公序良俗に反する発明や公衆衛生を害する発明」に該当するものはどれか。

  1. Aオゾン層を保護するための新しい化学物質
  2. B偽札の製造機や金塊密輸用チョッキ
  3. C個人で楽しむための新しい喫煙方法
  4. Dエネルギー保存の法則を利用した永久機関
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正解:B偽札の製造機や金塊密輸用チョッキ

偽札製造機や密輸用チョッキ、遺伝子操作によるヒト自体などは公序良俗に反する発明として特許を受けられません。

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15特許を受ける権利の発生に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A発明が完成すると、自動的にその発明の特許権が発生する
  2. B法人名義で研究開発を行った場合、法人が直接「発明者」となる
  3. C人間の創作活動によるため、発明者は自然人に限られる
  4. D未成年者は単独で特許を受ける権利を持つことができない
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正解:C人間の創作活動によるため、発明者は自然人に限られる

発明者は人間の創作活動によるため自然人に限られ、会社等の法人が発明者になることはできません。

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16会社の従業員が職務発明に関する特許を受ける権利を会社に譲渡した場合、従業員はどうなるか。

  1. A発明者としての名誉のみを与えられる
  2. B出願審査請求の費用を自己負担しなければならない
  3. Cその発明に関する一切の権利を失い、何も請求できない
  4. D会社から相当の金銭その他の経済上の利益を受けることができる
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正解:D会社から相当の金銭その他の経済上の利益を受けることができる

職務発明について特許を受ける権利を会社に譲渡した従業員は、会社から相当の金銭等を受けることができます。

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17特許出願をする際に、願書に添付して特許庁長官に提出しなければならない書類として、正しいものはどれか。

  1. A明細書、特許請求の範囲、必要な図面、要約書
  2. B明細書、手続補正書、必要な図面、要約書
  3. C特許請求の範囲、意見書、明細書、図面
  4. D発明者の履歴書、明細書、特許請求の範囲、要約書
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正解:A明細書、特許請求の範囲、必要な図面、要約書

特許出願には、願書に明細書、特許請求の範囲、必要な図面、要約書を添付して提出します。

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18明細書の「発明の詳細な説明」は、どの程度記載しなければならないとされているか。

  1. A発明の内容が一般の消費者に理解できる程度
  2. Bその技術分野における通常の知識を有する者が実施できる程度
  3. C発明の最も重要な部分が競合他社に漏れない程度
  4. D審査官が発明の新規性のみを判断できる程度
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正解:Bその技術分野における通常の知識を有する者が実施できる程度

明細書は当業者(通常の知識を有する者)がその発明を実施できる程度に明確かつ十分に記載する必要があります。

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19特許出願の内容が公開される「出願公開」は、原則としていつ行われるか。

  1. A特許出願と同時
  2. B出願審査請求があった日から1年後
  3. C特許出願の日から1年6カ月経過後
  4. D審査官による実体審査が完了した後
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正解:C特許出願の日から1年6カ月経過後

出願公開は、第三者の重複研究等を防ぐため、原則として出願日から1年6カ月が経過すると行われます。

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20出願審査請求は、原則としていつまでに行う必要があるか。

  1. A特許出願と同時
  2. B出願公開が行われた日から1年以内
  3. C拒絶理由通知を受けた日から30日以内
  4. D特許出願の日から3年以内
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正解:D特許出願の日から3年以内

審査を受けるには、出願日から3年以内に出願審査請求をする必要があります。

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21特許出願の日から3年以内に出願審査請求がされなかった場合、その特許出願はどうなるか。

  1. Aその特許出願は取り下げたものとみなされる
  2. B自動的に実体審査が開始される
  3. C出願公開が取り消され、秘密状態に戻る
  4. D審査が行われないまま特許権が設定登録される
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正解:Aその特許出願は取り下げたものとみなされる

3年以内に出願審査請求がない場合は、原則としてその出願は取り下げたものとみなされます。

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22国内優先権制度を利用して、すでに特許出願している発明を基に改良発明をひとまとめにして出願する場合、後の出願はいつまでにする必要があるか。

  1. A先の出願日から6カ月以内
  2. B先の出願日から1年以内
  3. C先の出願日から1年6カ月以内
  4. D先の出願日から3年以内
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正解:B先の出願日から1年以内

国内優先権を主張するには、先の出願日から1年以内に後の出願をしなければなりません。

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23国内優先権の主張を伴う特許出願が特許登録された場合、特許権の存続期間はいつから起算して20年となるか。

  1. A先の発明が完成した日
  2. B先の出願日
  3. C後の出願日
  4. D出願審査請求をした日
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正解:C後の出願日

国内優先権を主張した場合、特許権の存続期間は「後の出願日」から20年を経過するまでです。

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24国内優先権の主張を伴う特許出願における「出願公開」は、どの時点から1年6カ月を経過したときに行われるか。

  1. A後の出願日
  2. B出願審査請求をした日
  3. C先の出願の公開日
  4. D先の出願日
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正解:D先の出願日

国内優先権の主張を伴う出願は、「先の出願日」から1年6カ月を経過したときに出願公開されます。

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25特許権が発生する前の段階で「出願公開」が行われる主な目的は何か。

  1. A第三者による重複研究や重複投資、重複出願を防止するため
  2. B出願人が発明を早期に事業化できるように資金調達を支援するため
  3. C審査官が実体審査を開始するための準備期間を設けるため
  4. D出願人が発明の内容を修正・変更する機会を提供するため
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正解:A第三者による重複研究や重複投資、重複出願を防止するため

設定登録まで内容がわからないと第三者が同じ研究をしてしまうため、重複投資等を防ぐ目的で出願公開されます。

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26審査官から拒絶理由通知を受けた特許出願人が、拒絶理由を解消するためにとるべき対応として適切なものはどれか。

  1. A直ちに拒絶査定不服審判を請求する
  2. B指定された期間内に意見書や手続補正書を提出する
  3. C出願審査請求を取り下げて、はじめから出願をやり直す
  4. D国内優先権を主張して、審査期間の延長を求める
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正解:B指定された期間内に意見書や手続補正書を提出する

拒絶理由通知に対しては、意見書で反論したり、手続補正書で出願内容を修正したりして解消を図ることができます。

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27拒絶理由通知を受け、手続補正書により出願内容を補正する場合の注意点として、正しいものはどれか。

  1. A図面の補正は一切認められていない
  2. B補正は意見書を提出した後でなければ行うことができない
  3. C出願当初の明細書等に記載されていない新規事項の追加は禁止されている
  4. D補正によって拒絶理由が解消しなければ、自動的に特許査定となる
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正解:C出願当初の明細書等に記載されていない新規事項の追加は禁止されている

手続補正書の提出において、出願当初の明細書等に記載されていない発明を追記する「新規事項の追加」は禁止されています。

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28拒絶理由通知を受けた出願人がとりうるその他の対応として、認められているものはどれか。

  1. A特許権の存続期間を10年に短縮する手続き
  2. B他社の特許出願と統合する手続き
  3. C著作権の登録に切り替える手続き
  4. D実用新案登録出願や意匠登録出願に変更する手続き
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正解:D実用新案登録出願や意匠登録出願に変更する手続き

拒絶理由への対応として、出願の一部を分割したり、実用新案登録出願や意匠登録出願に変更することも可能です。

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29拒絶査定不服審判において「前置審査」が行われるのは、どのような場合か。

  1. A審判の請求と同時に手続補正書により出願内容の補正があった場合
  2. B拒絶理由通知に対して一度も意見書を提出しなかった場合
  3. C国内優先権を主張している特許出願であった場合
  4. D出願審査請求から1年以内に拒絶査定を受けた場合
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正解:A審判の請求と同時に手続補正書により出願内容の補正があった場合

審判請求と同時に手続補正が行われた場合、審判の前に拒絶査定をした審査官が再度審査する前置審査が行われます。

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30学会発表によって自ら発明を公知にしてしまった場合、新規性喪失の例外規定の適用を受けるためには、公知となった日からいつまでに出願しなければならないか。

  1. A30日以内
  2. B1年以内
  3. C1年6カ月以内
  4. D3年以内
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正解:B1年以内

新規性喪失の例外規定の適用を受けるには、発明が公知となった日から1年以内に出願する必要があります。

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31権利者の行為に起因して発明が公知となった場合に新規性喪失の例外規定の適用を受ける手続きとして、正しいものはどれか。

  1. A出願から1年以内に、適用を受けたい旨の証明書を提出する
  2. B出願と同時に証明書を提出し、30日以内に意見書を提出する
  3. C出願と同時に適用を受けたい旨の書面を提出し、出願から30日以内に証明書を提出する
  4. D出願前にあらかじめ特許庁長官の許可を得ておく必要がある
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正解:C出願と同時に適用を受けたい旨の書面を提出し、出願から30日以内に証明書を提出する

例外規定の適用には、出願と同時にその旨の書面を提出し、出願から30日以内に証明書を提出する必要があります。

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32拒絶査定不服審判での審理の結果(審決)に不服がある場合、次にどのような法的措置をとることができるか。

  1. A地方裁判所に民事訴訟を提起する
  2. B最高裁判所に直接上告する
  3. C特許庁長官に対して異議申し立てを行う
  4. D東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)に取消しを求める訴えを提起する
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正解:D東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)に取消しを求める訴えを提起する

審判の審決に不服がある場合は、東京高等裁判所(知的財産高等裁判所)に審決取消訴訟を提起することができます。

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33「発明」と「考案」の違いに関する記述のうち、特許法の保護対象として誤っているものはどれか。

  1. A特許法は日用品などの考案(小発明)を保護対象として規定している
  2. B発明は自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものである
  3. C実用新案法が保護する考案との違いを明確にするため「高度」と規定されている
  4. Dコンピュータ言語などの人為的な取り決めは発明には該当しない
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正解:A特許法は日用品などの考案(小発明)を保護対象として規定している

日用品などの考案(小発明)を保護するのは実用新案法であり、特許法では高度な発明を保護します。

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34産業上利用できる発明に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. A実験的にのみ利用される発明は、産業上利用できる発明に該当しない
  2. B農業や漁業、サービス業に関するものは、特許法上の「産業」には含まれない
  3. C個人的にのみ利用される発明は、産業上利用できる発明に該当しない
  4. D実際上、明らかに実施できない発明は、産業上利用できる発明に該当しない
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正解:B農業や漁業、サービス業に関するものは、特許法上の「産業」には含まれない

特許法における「産業」には製造業だけでなく、農業、漁業、サービス業なども広く含まれます。

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35特許を受ける権利を有する者の「意に反して」発明が公知となってしまった場合、新規性喪失の例外の適用を受けるための条件として誤っているものはどれか。

  1. A公知となった日から1年以内に出願しなければならない
  2. B出願する発明が新規性を喪失しなかったものとみなされる場合がある
  3. C発明が公知となった日から30日以内に出願しなければならない
  4. D秘密保持義務のある者に漏らされた場合であれば、そもそも公知とはならない
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正解:C発明が公知となった日から30日以内に出願しなければならない

意に反して公知となった場合でも、出願は公知となった日から「1年以内」に行う必要があります。

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36同一の発明について同日に2以上の出願があり、出願人同士の協議が成立しなかった場合の結果として正しいものはどれか。

  1. A審査官が最も技術的に優れていると判断した出願人が特許を受けられる
  2. B出願人全員が共同で特許権を取得することになる
  3. C特例として、特許庁長官の権限で一の出願人が決定される
  4. Dいずれの出願人もその発明について特許を受けることができない
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正解:Dいずれの出願人もその発明について特許を受けることができない

同日出願で協議が成立しなかったり、協議自体ができなかったときは、いずれの出願人も特許を受けられません。

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37特許出願や権利の帰属に関する記述のうち、正しくないものはどれか。

  1. A会社などの法人が自ら発明を行った場合、法人が「発明者」となることができる
  2. B会社はあらかじめ従業員の職務発明について特許を受ける権利を取得する契約を結べる
  3. C未成年者であっても発明者となりえる
  4. D発明を複数人で行った場合、その各人が共同発明者となる
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正解:A会社などの法人が自ら発明を行った場合、法人が「発明者」となることができる

発明は人間の創作活動によるため発明者は自然人に限られ、会社等の法人が発明者になることはできません。

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38特許出願に必要な書類に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A特許請求の範囲には、特許付与を求める発明を明確かつ簡潔に記載する
  2. B図面はすべての特許出願において必ず提出しなければならない必須書類である
  3. C願書には明細書、特許請求の範囲、必要な図面および要約書を添付する
  4. D要約書には特許出願に係る発明の概要を記載する
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正解:B図面はすべての特許出願において必ず提出しなければならない必須書類である

願書、明細書、特許請求の範囲、要約書は必須ですが、図面は「必要となる場合のみ」提出するため必須ではありません。

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39出願公開制度に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A出願日から1年6カ月が経過する前でも公開の請求をすることができる
  2. B一旦公開を請求すると、その請求を取り下げることはできない
  3. C自社の出願内容を秘密にするため、出願公開を拒否する手続きがある
  4. D出願公開されると「公開特許公報」に掲載される
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正解:C自社の出願内容を秘密にするため、出願公開を拒否する手続きがある

特許出願した以上は公開されるのが原則であり、出願公開を拒否して秘密にし続ける制度はありません。

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40出願審査請求に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A特許出願と同時に出願審査請求をすることも可能である
  2. B一旦出願審査請求を行うと、これを取り下げることはできない
  3. C故意に請求しなかった場合を除き、期間経過後も一定要件下で請求できる場合がある
  4. D出願審査請求を行うことができるのは、特許出願人本人に限られる
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正解:D出願審査請求を行うことができるのは、特許出願人本人に限られる

出願審査請求は特許出願人だけでなく、「誰でも」請求することができます。

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