証券外務員二種 ⑦ 証券税制・財務分析

証券投資にかかる税金と、企業の財務諸表を読む分析手法を学ぶ分野です。所得税の納税義務者(居住者・非居住者)や所得区分、利子所得・配当所得・譲渡所得の課税、配当控除、少額投資非課税制度(NISA)といった証券税制が頻出です。あわせて貸借対照表・損益計算書の読み方や、安全性・収益性を測る財務指標も問われます。税率や控除率など数字を伴う問題が出るため、所得の種類ごとの課税方法と代表的な非課税制度を整理して覚えるのが得点への近道です。全41問収録しています。

この分野の問題41問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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244所得税の納税義務者における「居住者」の定義として正しいものはどれか。

  1. A国内に住所を有し、かつ20歳以上の個人
  2. B国内に住所を有し、または現在まで引き続き5年以上居所を有する個人
  3. C日本国籍を有し、かつ国内に生活の拠点がある個人
  4. D国内に住所を有し、または現在まで引き続き1年以上居所を有する個人
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正解:D国内に住所を有し、または現在まで引き続き1年以上居所を有する個人

居住者とは、国内に住所を有し、または現在まで引き続き1年以上居所を有する個人をいいます。

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245東日本大震災からの復興を図るための復興特別所得税の計算方法として正しいものはどれか。

  1. A各年分の所得税に係る基準所得税額の2.1%
  2. B課税される所得金額の2.1%
  3. C課税される所得金額の15.315%
  4. D各年分の所得税に係る基準所得税額の15.315%
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正解:A各年分の所得税に係る基準所得税額の2.1%

復興特別所得税は、各年分の所得税に係る基準所得税額(所得や利益ではなく税額)の2.1%が課税されます。

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246次のうち、税法上で「利子所得」に分類されないものはどれか。

  1. A預貯金の利子
  2. B公社債投資信託の収益の分配
  3. C公社債の利子
  4. D株式投資信託の収益の分配
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正解:D株式投資信託の収益の分配

株式投資信託の収益の分配は配当所得に分類されます。

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247財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄の利子所得の非課税制度について、非課税となる累積元本の最高限度額(両者を合わせた額)はいくらか。

  1. A350万円
  2. B500万円
  3. C1,000万円
  4. D550万円
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正解:D550万円

累積元本の非課税最高限度額は、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄を合わせて、1人あたり元本550万円とされています。

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248課税総所得金額等が1,000万円以下の場合における、株式等の配当所得に係る所得税の配当控除率はいくらか。

  1. A1.4%
  2. B2.8%
  3. C5%
  4. D10%
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正解:D10%

課税総所得金額等が1,000万円以下の場合、株式等に係る配当所得の控除率は所得税で10%(住民税は2.8%)です。

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249上場株式等の譲渡により生じた損失の繰越控除の特例について、繰越控除が認められる期間は最長で何年か。

  1. A翌年以後1年以内
  2. B翌年以後3年以内
  3. C翌年以後5年以内
  4. D翌年以後10年以内
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正解:B翌年以後3年以内

一定の要件を満たせば、譲渡損失はその年の翌年以後3年以内の上場株式等に係る譲渡所得や配当所得から繰越控除できます。

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250特定口座の開設に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A個人1人につき一業者・一口座であり、金融商品取引業者等が異なれば複数設定できる。
  2. B同一の金融商品取引業者等においては各営業所を通じて複数口座を設定できる。
  3. C個人1人につき全金融機関を通じて1口座しか設定できない。
  4. D法人のみ開設が可能であり、個人は開設できない。
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正解:A個人1人につき一業者・一口座であり、金融商品取引業者等が異なれば複数設定できる。

特定口座は個人1人につき一業者・一口座ですが、金融商品取引業者等が異なればそれぞれ設定が可能です。

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251NISA(少額投資非課税制度)における「成長投資枠」の年間投資枠はいくらか。

  1. A240万円
  2. B120万円
  3. C360万円
  4. D1,200万円
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正解:A240万円

成長投資枠で投資できる金額は年間240万円までと定められています。

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252NISA制度に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. Aつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能である。
  2. BNISA口座内で生じた譲渡損失は、他の口座の譲渡益と損益通算できる。
  3. C非課税保有限度額は総枠で1,800万円である。
  4. D非課税保有期間は無期限化されている。
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正解:BNISA口座内で生じた譲渡損失は、他の口座の譲渡益と損益通算できる。

NISA口座内の譲渡損失は、他の上場株式等の譲渡益と損益通算や繰越控除をすることができません。

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253税制適格ストック・オプションの課税の特例における年間の権利行使価額の「原則的な」上限はいくらか。

  1. A500万円
  2. B1,200万円
  3. C1,000万円
  4. D1,800万円
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正解:B1,200万円

原則1,200万円。ただし2024年改正で設立5年未満の会社等は2,400万円、一定要件で3,600万円まで拡大されています。

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254相続税における上場株式の評価額として、原則的に採用されるのは「課税時期(死亡した日)の終値」のほか、どの期間の最終価額の月平均額と比較して最も低いものか。

  1. A課税時期の属する月以前1か月間
  2. B課税時期の属する月以前6か月間
  3. C課税時期の属する月以前3か月間
  4. D課税時期の属する月以前12か月間
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正解:C課税時期の属する月以前3か月間

課税時期の終値と、課税時期の属する月以前3か月間の各月ごとの平均額のうち最も低い価額によって評価します。

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255貸借対照表の借方(左側)が表しているものはどれか。

  1. A資金の調達源泉
  2. B純資産の構成
  3. C資金の運用状況
  4. D経営成績の成果
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正解:C資金の運用状況

貸借対照表の借方(左側)は資金の運用状況を表し、貸方(右側)は資金の調達源泉を表します。

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256棚卸資産に該当しないものはどれか。

  1. A商品
  2. B仕掛品
  3. C特許権
  4. D原材料
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正解:C特許権

特許権は無形固定資産に分類されます。棚卸資産には製品、商品、半製品、仕掛品、原材料等が含まれます。

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257損益計算書における「売上総利益」の計算式として正しいものはどれか。

  1. A売上高 - 販売費及び一般管理費
  2. B売上高 - 売上原価
  3. C営業利益 + 営業外収益
  4. D経常利益 + 特別利益
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正解:B売上高 - 売上原価

売上高から売上原価を差し引いたものを売上総利益(粗利益)といいます。

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258損益計算書における「営業利益」が意味するものとして最も適切なものはどれか。

  1. A会社の一会計期間における最終成果を表す利益
  2. B会社が最初に稼ぎ出した利益(粗利益)
  3. C本来の業績のほか、財務活動を含めた会社トータルな業績を示す利益
  4. D企業本来の営業活動から稼ぎ出した利益(本業のもうけ)
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正解:D企業本来の営業活動から稼ぎ出した利益(本業のもうけ)

営業利益は企業本来の営業活動から稼ぎ出した利益(本業のもうけ)を示します。

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259キャッシュ・フロー計算書の表示区分に該当しないものはどれか。

  1. A営業活動によるキャッシュ・フロー
  2. B投資活動によるキャッシュ・フロー
  3. C生産活動によるキャッシュ・フロー
  4. D財務活動によるキャッシュ・フロー
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正解:C生産活動によるキャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー計算書は、営業活動、投資活動、財務活動の3領域に区分されます。

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260連結財務諸表の作成において、他の会社の意思決定機関を実質的に支配しているかどうかで判定する基準を何というか。

  1. A持株基準
  2. B議決権基準
  3. C支配力基準
  4. D非支配株主基準
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正解:C支配力基準

実質的にその会社の経営方針や財務方針等に関して支配しているかどうかで判定する基準を支配力基準といいます。

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261企業決算において、前年度と比較して「売上高が増加し、かつ経常利益が減少した状態」を何というか。

  1. A増収増益
  2. B減収減益
  3. C減収増益
  4. D増収減益
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正解:D増収減益

売上高が増加しても、経常利益が減少した状態を増収減益といいます。

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262「配当性向」を求める計算式として正しいものはどれか。

  1. A(配当金 / 当期純利益) × 100
  2. B(当期純利益 / 配当金) × 100
  3. C(配当金 / 資本金) × 100
  4. D(当期純利益 / 総資本) × 100
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正解:A(配当金 / 当期純利益) × 100

配当性向は、当期純利益に対する配当金の割合(配当金÷当期純利益×100)を示します。

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263自己資本利益率(ROE)を説明した文章として正しいものはどれか。

  1. A自己資本に対する売上高の比率を表す。
  2. B総資本に対する当期純利益の比率を表す。
  3. C自己資本に対する当期純利益の比率を表す。
  4. D総資本に対する営業利益の比率を表す。
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正解:C自己資本に対する当期純利益の比率を表す。

ROEは自己資本に対する当期純利益の比率を表し、株主から預かった資金をどれだけ有効に使っているかを示します。

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264総資本利益率(ROA)を「売上高純利益率」と「総資本回転率」に分解した式として正しいものはどれか。

  1. AROA = 売上高純利益率 + 総資本回転率
  2. BROA = 売上高純利益率 × 総資本回転率
  3. CROA = 売上高純利益率 - 総資本回転率
  4. DROA = 売上高純利益率 ÷ 総資本回転率
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正解:BROA = 売上高純利益率 × 総資本回転率

総資本純利益率(ROA)は、売上高純利益率と総資本回転率の積(掛け算)に分解されます。

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265企業の短期的な債務の返済能力を表す「流動比率」の望ましいとされる水準はどれか。

  1. A200%以上
  2. B150%程度
  3. C100%以下
  4. D50%以下
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正解:A200%以上

通常、流動比率は200%以上であることが望ましいとされ「2対1の原則」などともいわれます。

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266「固定比率」の計算式として正しいものはどれか。

  1. A(固定資産 / 総資本) × 100
  2. B(固定資産 / 固定負債) × 100
  3. C(固定負債 / 自己資本) × 100
  4. D(固定資産 / 自己資本) × 100
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正解:D(固定資産 / 自己資本) × 100

固定比率は(固定資産÷自己資本×100)で計算され、固定資産が返済の必要のない自己資本でまかなわれているかをみます。

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267安全性分析において、日本企業で適しているといわれる「固定長期適合率」の計算式における分母はどれか。

  1. A自己資本
  2. B自己資本 + 非支配株主持分 + 固定負債
  3. C自己資本 + 流動負債
  4. D総資本
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正解:B自己資本 + 非支配株主持分 + 固定負債

固定長期適合率の分母は「自己資本+非支配株主持分+固定負債」となります。

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268「自己資本比率」が高い企業の特徴として一般的にいえることはどれか。

  1. A他人資本に大きく依存しており、倒産リスクが高い。
  2. B短期的な資金繰りが悪化しやすい。
  3. C不況に対する抵抗力が強く、長期的観点から健全な発展が期待できる。
  4. D資本の回転期間が短く、効率性が極めて高い。
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正解:C不況に対する抵抗力が強く、長期的観点から健全な発展が期待できる。

一般に、自己資本比率が高いほど不況に対する抵抗力が強く、長期的観点から健全な発展が期待できる企業といえます。

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269ある企業の年間売上高が2億円で、総資本が5,000万円の場合の「総資本回転率」は何回か。

  1. A4回
  2. B2回
  3. C0.25回
  4. D10回
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正解:A4回

総資本回転率は、売上高÷総資本=2億円÷5,000万円=4回となります。

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270総資本回転率が3回の場合、「総資本回転期間」は何箇月か。

  1. A4箇月
  2. B3箇月
  3. C6箇月
  4. D9箇月
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正解:A4箇月

総資本回転期間は12箇月÷総資本回転率で求められるため、12÷3=4箇月となります。

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271損益分岐点分析において、「売上高の増減に関係なく発生する費用」を何というか。

  1. A限界費用
  2. B固定費
  3. C変動費
  4. D経常費用
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正解:B固定費

売上高の増減に関係なく発生する費用を固定費といいます。

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272ある会社の売上高が3,000万円、変動費が1,500万円、固定費が1,300万円であるとき、損益分岐点売上高はいくらか。

  1. A1,300万円
  2. B3,000万円
  3. C2,800万円
  4. D2,600万円
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正解:D2,600万円

損益分岐点売上高=固定費÷(1-(変動費÷売上高))=1300÷(1-(1500÷3000))=1300÷0.5=2,600万円です。

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273限界利益率を求める計算式として正しいものはどれか。

  1. A1 - 変動費率
  2. B1 - 固定費率
  3. C1 + 変動費率
  4. D1 + 固定費率
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正解:A1 - 変動費率

限界利益率は「1 - 変動費率」で求められます。

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274特定口座のうち「源泉徴収選択口座(源泉徴収あり)」を選択した場合の確定申告の取り扱いとして正しいものはどれか。

  1. Aいかなる場合でも確定申告を行うことはできない。
  2. B原則として確定申告は不要であるが、必要に応じて損益通算等のために確定申告することもできる。
  3. C確定申告は不要となるが、金融商品取引業者等が代わりに確定申告書を税務署に提出する。
  4. D投資家自らが損益を計算して確定申告明細書を作成しなければならない。
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正解:B原則として確定申告は不要であるが、必要に応じて損益通算等のために確定申告することもできる。

源泉徴収口座の場合は確定申告が不要ですが、他の口座との損益通算や繰越控除を行うために確定申告することもできます。

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275上場株式等の譲渡による所得に対して課される申告分離課税の税率(所得税および復興特別所得税+住民税)は合計でいくらか。

  1. A20.315%
  2. B20%
  3. C15.315%
  4. D25%
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正解:A20.315%

所得税および復興特別所得税15.315%に加え、住民税5%の合計20.315%が課税されます。

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276一般株式等の譲渡による所得と、上場株式等の譲渡による所得の間の損益通算について正しい記述はどれか。

  1. A制限なく損益通算ができる。
  2. B上場株式等の譲渡益から一般株式等の譲渡損を差し引くことのみできる。
  3. C両者の間での損益通算はできない。
  4. D一般株式等の譲渡益から上場株式等の譲渡損を差し引くことのみできる。
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正解:C両者の間での損益通算はできない。

「上場株式等の譲渡による所得」と「一般株式等の譲渡による所得」との間の通算はできません。

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277居住者が上場株式等の配当について「申告分離課税」を選択して確定申告した場合に可能となるものはどれか。

  1. A配当控除の適用
  2. B総合課税との併用
  3. C源泉徴収の免除
  4. D上場株式等の譲渡損失との損益通算
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正解:D上場株式等の譲渡損失との損益通算

申告分離課税を選択すると、上場株式等の譲渡損失と配当所得との損益通算ができます(配当控除は総合課税選択時に適用)。

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278居住者が上場株式等の配当金について、「総合課税」を選択して確定申告を行った場合に適用を受けられる制度はどれか。

  1. A譲渡損失の繰越控除
  2. B配当控除
  3. C確定申告不要制度
  4. D源泉分離課税
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正解:B配当控除

総合課税として確定申告をすることにより、二重課税の調整のための配当控除が認められます。

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279上場株式等の配当所得について、「確定申告不要制度」を選択した場合の税負担はどのようになるか。

  1. A非課税となる。
  2. B源泉徴収された税額を負担するだけで完了する。
  3. C累進税率が適用され、追加の納税が必要になることが多い。
  4. D配当控除が自動的に適用され還付を受けることができる。
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正解:B源泉徴収された税額を負担するだけで完了する。

確定申告不要制度を選択した場合、源泉徴収された税額を負担するだけで納税関係が完了します。

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280NISA(少額投資非課税制度)の「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用した場合、非課税保有限度額の総枠1,800万円のうち、成長投資枠として利用できる限度額はいくらか。

  1. A600万円
  2. B1,800万円
  3. C1,440万円
  4. D1,200万円
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正解:D1,200万円

非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠の限度額は1,200万円(内数)とされています。

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281「配当率」の計算において、分母となる勘定科目はどれか。

  1. A総資本
  2. B当期純利益
  3. C資本金
  4. D自己資本
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正解:C資本金

配当率は「配当金(年額) / 資本金(期中平均) × 100」で求められます。

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282割引債の償還差益に対する課税について、2016年1月1日以後に発行された割引債の正しい取り扱いはどれか。

  1. A発行時に18%の源泉分離課税となる。
  2. B償還時に非課税となる。
  3. C償還および譲渡による所得として15.315%(他に住民税5%)の申告分離課税となる。
  4. D総合課税の雑所得として課税される。
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正解:C償還および譲渡による所得として15.315%(他に住民税5%)の申告分離課税となる。

2016年1月1日以後発行の割引債の償還および譲渡による所得は、公社債の譲渡所得等として申告分離課税(合計20.315%)の対象となります。

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283財務諸表のうち、一定時点における企業の「財政状態(資産・負債・純資産)」を表す一覧表を何というか。

  1. A貸借対照表
  2. B個別注記表
  3. Cキャッシュ・フロー計算書
  4. D損益計算書
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正解:A貸借対照表

貸借対照表(バランスシート)は、一定時点における企業の財政状態を示す一覧表です。

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284資産の分類における「1年基準」の説明として正しいものはどれか。

  1. A営業循環過程外の項目のうち、原則として1年以内に現金化できるものを流動項目とする
  2. B1年以内に販売される予定の製品のみを固定資産とする
  3. Cすべての資産を1年以内に現金化できるかどうかのみで流動・固定に分類する基準である
  4. D1年を超えて現金化されるものはすべて当座資産として分類する
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正解:A営業循環過程外の項目のうち、原則として1年以内に現金化できるものを流動項目とする

1年基準は、営業循環基準外の項目について、1年以内に現金化できるものを流動項目とする分類基準です。

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