第251問球形粒子が空気中を落下する際の終末沈降速度に関する記述として、誤っているものはどれか。なお、粒子の終末沈降速度はストークスの式に従うものとする。
- A粒子の直径の2乗に比例する。
- B重力加速度に比例する。
- C空気の密度に反比例する。
- D空気の粘性係数に反比例する。
第1種の選択科目で、粉じんの挙動と測定技術を学ぶ分野です。粒子の終末沈降速度(ストークスの式)、ブラウン運動と拡散、サイクロン式分粒装置による吸入性粉じんの分粒、空気力学相当径、面積式流量計の温度補正、質量濃度測定用フィルターの選定が頻出です。粒子径と沈降・分粒の物理を数式とセットで理解し、測定機器の原理と特性を押さえることが、計算問題と機器問題の両方を得点する近道です。
この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.ガス流に押し流されるため、50%分粒粒径は大きくなる。
多段平行板式では流量を大きくするとガス流に押し流される粒子が増え、通過する粒子の50%分粒粒径は大きくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.秤量するフィルターは、秤量開始の直前までデシケーター等の密閉容器に保存する。
フィルターの温度を室温と同一にするため、少なくとも秤量開始の2時間前にはデシケーターから出し、天秤室内に静置する必要があります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.基底標準板としてアルミニウムを使用し、亜鉛は使用しない。
炭酸カルシウムが存在する場合、亜鉛の回折線角度と重なるため亜鉛板は使えず、アルミニウム板などに変更します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.静置後、グラスファイバーフィルターを用いて吸引ろ過を行う。
吸引ろ過にはグラスファイバーフィルターではなく、ポアサイズ0.8 μm程度のメンブランフィルターを用います。
この問題の解説ページを開く →正解:C.22.0 %
石英質量 = (43.0 - 0.7) / 0.96 = 44.06 mg。含有率 = (44.06 / 200.0) × 100 = 22.03 % となり、22.0 % が最も近いです。
この問題の解説ページを開く →正解:C.研磨作業における変換係数は、発生源からの距離によって異なることが多い。
発生源からの距離によって粒子の粒径分布が変化するため、質量濃度変換係数は異なることが多いです。
この問題の解説ページを開く →正解:B.対陰極物質より原子番号が1小さい物質を用いる。
Kβ除去フィルターには、対陰極物質より原子番号が1小さい物質(例:Cu対陰極に対するNiフィルター)が用いられます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.管電流及び管電圧を見直し、感度を上げて再度分析する。
確認できない場合は、管電流や管電圧を見直して感度を上げて再度分析し、それでも認められない場合に0%として扱います。
この問題の解説ページを開く →正解:B.インピンジャー内に試料が残っている場合は、交換せずに連続して次の試料を作製する。
インピンジャー内に試料が残っていても、試料を交換して再度発じんさせて次の試料を作製する必要があります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.管内にオリフィス板を置き、その前後の圧力差を利用する。
絞り式流量計は、管内を流れる気体の中にオリフィス板を置いたときに生じる上流側と下流側の圧力差が流量と一定の関係を示すことを利用しています。
この問題の解説ページを開く →正解:C.単位作業場所の粉じん濃度を代表できる位置
併行測定はA測定を実施した測定点に限らず、粉じんの発生状況や気流の影響等を考慮して、当該単位作業場所の粉じん濃度を代表できる位置で選定します。
この問題の解説ページを開く →正解:A.一定期間(1〜2年)ごとに校正を行う必要がある。
電子天秤は測定精度が高く感度の変化も少ないですが、設置場所を変えなくても一定期間ごとに校正を行う必要があります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.けい素と酸素のみが3次元的に結合し他の元素とは結合していない鉱物
遊離けい酸は、けい素が酸素と3次元的に結合し、他の元素とは化学的に結合していない状態の鉱物(石英など)を指します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.空気1立方センチメートル中に長さ5マイクロメートル以上の繊維として0.15本
石綿の管理濃度は、空気1cm3中に長さ5μm以上の繊維として0.15本と定められています。
この問題の解説ページを開く →正解:A.流速が速くなるほど小さくなる。
サイクロン式分粒装置では、流速が速くなるほど遠心力が強くなり大きい粒子が分離されるため、通過する粒子の50%分粒粒径は小さくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ルーツメーターによって校正された絞り式流量計
ハイボリウムエアサンプラー(100〜800 L/min以上)の流量校正には、ルーツメーターによって校正された絞り式流量計などを用います。
この問題の解説ページを開く →正解:B.粒径が大きくなるほど変換係数は大きくなる。
0.5μmより大きい粒子では、粒径が大きくなるほど質量あたりの粒子数が少なくなるため、質量濃度変換係数は大きくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.りん酸法による定量操作を選択してはならない。
クリストバライトは熱りん酸に溶解してしまう性質があるため、含有が認められた場合はりん酸法による定量操作を選択してはなりません。
この問題の解説ページを開く →正解:A.回折線のピーク位置のずれや回折線強度の低下をきたすことがある。
走査速度が速すぎると、検出器の応答遅れなどにより回折線のピーク位置のずれや回折線強度の低下をきたすことがあります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.Kβフィルターを用いた場合より強度は弱くなる。
モノクロメーターは特定の波長のみを取り出すためKβ線はほとんど除去されますが、Kβフィルターを用いた場合よりも全体の回折X線強度は弱くなります。
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