作業環境測定士 ⑦ 特定化学物質(第1種)

第1種の選択科目で、特定化学物質の分析手法を中心に学ぶ分野です。吸光光度分析法(ランベルト・ベールの法則、吸光度と濃度・光路長の関係、セルの選択、発色条件)、ガスクロマトグラフ分析法(分離度、保持時間、検出器)など機器分析の原理が頻出です。各分析法の測定原理・適用対象・妨害要因を整理し、なぜその手法がその物質に適するのかを理解しておくと、応用的な出題にも対応できます。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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301吸光光度分析法における吸光度と試料液の濃度、光路長の関係として、最も適切なものはどれか。

  1. A濃度と光路長に比例する。
  2. B濃度と光路長に反比例する。
  3. C濃度に比例し、光路長に反比例する。
  4. D濃度に反比例し、光路長に比例する。
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正解:A濃度と光路長に比例する。

吸光度はランベルト・ベールの法則により、試料液の濃度と光路長に比例する。

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302吸光光度分析法において、ガラス製の試料セルの使用が適さない測定光として、最も適切なものはどれか。

  1. A可視光線
  2. B赤外線
  3. C近赤外線
  4. D紫外線
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正解:D紫外線

ガラス製の試料セルは紫外線を吸収するため、紫外線の測定には使用せず石英セルを使用する。

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303吸光光度分析法において、吸光度に依存しないものとして、最も適切なものはどれか。

  1. A試料液の濃度
  2. Bセルの光路長
  3. C入射光の強度
  4. Dモル吸光係数
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正解:C入射光の強度

吸光度 A = εcl において入射光の強度は関係しないため、吸光度は入射光の強度に依存しない。

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304吸光光度分析法において、発色のために試料液を加熱した場合の吸光度の測定方法として、最も適切なものはどれか。

  1. A加熱直後の温度が高い状態で速やかに測定する。
  2. B温度が安定する常温に戻してから測定する。
  3. C氷水で急速に冷却し、5℃以下にしてから測定する。
  4. D再度加熱し、沸騰している状態で測定する。
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正解:B温度が安定する常温に戻してから測定する。

発色のために加熱した場合は、温度が安定する常温に戻してから測定を行う。

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305ガスクロマトグラフ分析法の分離度(Rs)について、二つのピークがほぼ完全に分離されたとみなされる分離度の値として、最も適切なものはどれか。

  1. A0.5
  2. B1
  3. C2
  4. D1.5
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正解:D1.5

分離度が1.5のとき、二つのピークはほぼ完全に分離される。

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306ガスクロマトグラフ分析法における「保持時間」の定義として、最も適切なものはどれか。

  1. Aカラムに試料を導入後、分析対象成分のピークが出終わるまでの時間
  2. Bカラムに試料を導入後、ピークの高さが半分になるまでの時間
  3. Cカラムに試料を導入後、最初の成分が検出されるまでの時間
  4. Dカラムに試料を導入後、分析対象成分のピークが現れるまでの時間
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正解:Dカラムに試料を導入後、分析対象成分のピークが現れるまでの時間

保持時間とは、カラムに試料を導入後、分析対象成分のピークが現れるまでの時間をいう。

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307透過率が60%のとき、入射光と透過光の強さの比(透過光の強さ / 入射光の強さ)として、最も適切なものはどれか。

  1. A0.6
  2. B0.2
  3. C0.4
  4. D0.8
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正解:A0.6

透過率(%) = (透過光の強さ / 入射光の強さ) × 100 であるため、透過率が60%のとき、比は0.60となる。

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30825℃、1気圧の環境空気を1.00L/minで10分間吸引し、全量10mLの捕集液について吸光度を測定したところ0.350であった。フッ化水素濃度1.15×10^-8 mol/mLの標準溶液10mLの吸光度が0.450のとき、空気中濃度(ppm)に最も近いものはどれか。(捕集率100%、25℃1気圧で1molは24.5Lとする)

  1. A0.032 ppm
  2. B0.32 ppm
  3. C0.22 ppm
  4. D2.2 ppm
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正解:C0.22 ppm

捕集空気量は10L。捕集液中のモル数を求め気体体積に換算すると約0.22 ppmとなる。

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309可視部の吸光光度分析法で定量する場合に、もともと着色しているため発色操作を必要としない化学物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aアクリロニトリル
  2. Bペンタクロロフェノール
  3. Cジアニシジン
  4. Dマゼンタ
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正解:Dマゼンタ

マゼンタはもともと明るく鮮やかな赤紫色に着色しているため、発色操作を必要としない。

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310アクリロニトリルを吸光光度分析法で測定する際に、発色させるために加える試薬の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A4-アミノアンチピリン
  2. Bバルビツル酸及びピリジン
  3. CクロラミンT
  4. Dナフトキノンスルホン酸
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正解:Bバルビツル酸及びピリジン

アクリロニトリルは、バルビツル酸及びピリジンを加えて紫赤色に発色させる。

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311環境空気中のo-トリジンを吸光光度分析法で定量する際、抽出に用いる溶媒として、最も適切なものはどれか。

  1. Aトルエン
  2. Bキシレン
  3. Cクロロホルム
  4. Dメタノール
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正解:Cクロロホルム

o-トリジンはクロラミンTを加えて反応させ、生成する黄色酸化物をクロロホルムで抽出して定量する。

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312吸光光度分析法における標準溶液の調製において、標準物質として硫化ナトリウムを使用する測定対象物質として、最も適切なものはどれか。

  1. A硫化水素
  2. B臭化メチル
  3. Cシアン化水素
  4. Dフッ化水素
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正解:A硫化水素

硫化水素の標準溶液の調製に使用する標準物質は、硫化ナトリウムである。

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313シアン化カリウムの標準原液の調製に用いる溶媒として、最も適切なものはどれか。

  1. A水酸化ナトリウム溶液
  2. B精製水
  3. Cアセトン
  4. D希硫酸
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正解:B精製水

シアン化カリウムの標準原液の調製には精製水を使用する。酸性溶液を用いるとシアン化水素ガスが発生し危険である。

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314ガスクロマトグラフ分析法によるアクリルアミドの捕集において、蒸気(ガス)の捕集に用いる捕集材として、最も適切なものはどれか。

  1. Aグラスファイバーろ紙
  2. B硫酸含浸ろ紙
  3. C活性炭フェルト
  4. D活性炭チューブ
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正解:C活性炭フェルト

アクリルアミドには粒子と蒸気があり、粒子の捕集にはグラスファイバーろ紙、蒸気の捕集には活性炭フェルトを用いる。

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315ガスクロマトグラフ分析法の検出器のうち、還元炎(水素リッチな炎)を用いるものとして、最も適切なものはどれか。

  1. A水素炎イオン化検出器(FID)
  2. B炎光光度検出器(FPD)
  3. C電子捕獲検出器(ECD)
  4. D熱イオン化検出器(FTD)
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正解:B炎光光度検出器(FPD)

炎光光度検出器(FPD)は、水素を多量に使用するため還元炎を用いる。

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316活性炭に臭化水素酸を含浸・乾燥させたものを充填した捕集管を用いて試料空気を捕集し、2-ブロモエタノールとして誘導体化して測定する物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aアクリルアミド
  2. B塩化ビニル
  3. Cエチレンオキシド
  4. D酸化プロピレン
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正解:Cエチレンオキシド

エチレンオキシドは、臭化水素酸を含浸させた活性炭で捕集し、2-ブロモエタノールに誘導体化してガスクロマトグラフ質量分析法で分析する。

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317作業環境空気中の3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)を抽出後、誘導体化するために用いる試薬として、最も適切なものはどれか。

  1. A2,4-ジニトロフェニルヒドラジン
  2. B4-アミノアンチピリン
  3. C1-(2-ピリジル)ピペラジン
  4. DN-メチルトリフルオロアセトアミド
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正解:DN-メチルトリフルオロアセトアミド

MOCAは、N-メチルトリフルオロアセトアミドによって誘導体化した後、ガスクロマトグラフ質量分析法で分析する。

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318キャピラリーカラムを使用するガスクロマトグラフ分析法において、低濃度試料の分析に適していない試料導入法として、最も適切なものはどれか。

  1. A加熱脱着法
  2. Bプログラム昇温気化注入法
  3. Cクール・オンカラム注入法
  4. Dスプリット注入法
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正解:Dスプリット注入法

スプリット注入法は、注入試料の大部分が排出されるため、低濃度試料の分析には適していない。

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319ガスクロマトグラフ分析法で保持時間が同じ2つのカラムA(理論段数9000)とカラムB(理論段数5000)を用いた。カラムBのピーク幅とカラムAのピーク幅の比(WB/WA)に最も近いものはどれか。

  1. A1.34
  2. B0.56
  3. C0.75
  4. D1.8
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正解:A1.34

理論段数 n = (4tR / W)^2 より、Wは √n に反比例する。WB/WA = √(9000/5000) ≒ 1.34 となる。

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320カラムに導入された液体試料が、カラム入口付近で気化することなく、カラム内で緩やかに気化される注入方式として、最も適切なものはどれか。

  1. Aクール・オンカラム注入法
  2. B加熱脱着法
  3. C直接注入法
  4. Dスプリット注入法
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正解:Aクール・オンカラム注入法

クール・オンカラム注入法は、試料導入部とカラムの温度を低く保った状態で液体試料を直接注入し、カラム内で緩やかに気化させる方式である。

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321ガスクロマトグラフ分析法の検出器温度の設定について、最も適切な理由はどれか。

  1. Aカラム温度より低く保ち、成分の熱分解を防ぐため。
  2. Bカラム温度と同じに保ち、ベースラインを安定させるため。
  3. C常に室温付近に保ち、キャリアガスの流量変動を抑えるため。
  4. Dカラム温度より高く保ち、検出器の汚染を防止し感度を安定させるため。
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正解:Dカラム温度より高く保ち、検出器の汚染を防止し感度を安定させるため。

検出器温度は、検出器の汚染を防止し感度を安定させるため、カラム温度より高く保つ。

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322空気2.0Lを捕集した試料を5回測定し、気中濃度の平均値0.30 ppm、標準偏差0.02 ppmを得た。この測定法の検出下限濃度に相当する気中濃度として、最も適切なものはどれか。

  1. A0.02 ppm
  2. B0.06 ppm
  3. C0.10 ppm
  4. D0.20 ppm
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正解:B0.06 ppm

検出下限濃度は、標準偏差の3倍(3σ)とするため、0.02 ppm × 3 = 0.06 ppm となる。

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323定量下限濃度を求める場合、通常用いる標準偏差の倍数として、最も適切なものはどれか。

  1. A3倍(3σ)
  2. B10倍(10σ)
  3. C5倍(5σ)
  4. D20倍(20σ)
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正解:B10倍(10σ)

ガスクロマトグラフ分析法などの定量下限は、標準偏差の10倍(10σ)で求められる。

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324試料空気を1.0 L/minで10分間吸引し、捕集液で25 mLに定容した。GC分析でピーク面積1900を得た。0.40 µg/mLの標準液のピーク面積が4800のとき、空気中濃度(mg/m3)に最も近いものはどれか。

  1. A0.1 mg/m3
  2. B0.2 mg/m3
  3. C0.8 mg/m3
  4. D0.4 mg/m3
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正解:D0.4 mg/m3

捕集量は10 L。液中濃度は(1900/4800)×0.40 µg/mL。気中濃度 = (1900/4800)×0.40×25 / 10 ≒ 0.4 mg/m3。

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325高速液体クロマトグラフ分析法(HPLC)において、移動相が固定相よりも極性が高い方式の名称として、最も適切なものはどれか。

  1. A順相クロマトグラフ法
  2. B逆相クロマトグラフ法
  3. Cイオン交換クロマトグラフ法
  4. Dサイズ排除クロマトグラフ法
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正解:B逆相クロマトグラフ法

逆相クロマトグラフ法は、移動相が固定相よりも極性が高い(水などの極性溶媒と疎水性の高い固定相)方式である。

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326高速液体クロマトグラフ分析法の逆相クロマトグラフ法において、カラム温度を上げた場合のカラム圧力の変化として、最も適切なものはどれか。

  1. A粘度が上昇するため、カラム圧力は高くなる。
  2. B粘度が低下するため、カラム圧力は低くなる。
  3. C溶媒が気化するため、カラム圧力は急激に高くなる。
  4. D充填剤が膨張するため、カラム圧力は高くなる。
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正解:B粘度が低下するため、カラム圧力は低くなる。

逆相クロマトグラフ法では、カラム温度を上げると移動相の粘度が低下するため、カラム圧力は低くなる。

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327高速液体クロマトグラフ分析法において、1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)との反応を利用して測定する物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aトルエンジイソシアネート(TDI)
  2. B1,1-ジメチルヒドラジン
  3. Cジメチル-2,2-ジクロロビニルホスフェイト
  4. Dトルイジン
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正解:Aトルエンジイソシアネート(TDI)

1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)との反応を利用して測定するのは、トルエンジイソシアネート(TDI)である。

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328蛍光光度分析法において、一般的に検出器の温度が上昇したときの蛍光強度の変化として、最も適切なものはどれか。

  1. A無輻射遷移が起こりにくくなり、増加する。
  2. B分子間衝突が減少するため、増加する。
  3. C無輻射遷移が起こりやすくなり、減少する。
  4. D分子間衝突に関わらず、一定に保たれる。
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正解:C無輻射遷移が起こりやすくなり、減少する。

検出器の温度が上昇すると分子間衝突が増加し、無輻射遷移が起こりやすくなるため、蛍光強度は減少する。

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329アクリロニトリル用検知管において、プラスの妨害を示す物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aシアン化水素
  2. Bアンモニア
  3. Cホルムアルデヒド
  4. Dキシレン
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正解:Aシアン化水素

アクリロニトリル用検知管はシアン化水素を生成して測定するため、環境中のシアン化水素はプラスの妨害を示す。

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330エチレンオキシド用検知管において、プラスの妨害を示す物質として、最も適切なものはどれか。

  1. A高濃度アルコール
  2. Bホルムアルデヒド
  3. C二酸化硫黄
  4. D塩化水素
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正解:Bホルムアルデヒド

エチレンオキシド用検知管はホルムアルデヒドに分解して測定するため、環境中のホルムアルデヒドはプラスの妨害を示す。

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331シアン化水素用検知管において、マイナスの妨害を示す物質として、最も適切なものはどれか。

  1. A塩化水素
  2. Bアンモニア
  3. C硫化水素
  4. D二酸化硫黄
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正解:Bアンモニア

シアン化水素用検知管は酸性物質の生成により変色するため、塩基性であるアンモニアはマイナスの妨害を示す。

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332フッ化水素用検知管において、プラスの妨害を示す物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aキシレン
  2. Bトルエン
  3. C硝酸
  4. Dアンモニア
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正解:C硝酸

フッ化水素用検知管は酸性で指示薬が変色することを利用するため、同じく酸性である硝酸等はプラスの妨害を示す。

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333ベンゼン用検知管において、ベンゼンと同様な還元作用を示し、プラスの妨害を与える物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aキシレン
  2. Bアンモニア
  3. Cシアン化水素
  4. D塩化水素
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正解:Aキシレン

ベンゼン用検知管は還元作用を利用するため、キシレンなどの芳香族炭化水素はプラスの妨害を示す。

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334拡散セルを用いベンゼンの標準ガスを発生させた。発生流量1.0 L/min、25℃。5時間でベンゼンが0.0107 g蒸発した。この標準ガスの濃度(ppm)に最も近いものはどれか。(ベンゼンのモル質量78.11 g/mol、24.5 L/molとする)

  1. A9.9 ppm
  2. B11 ppm
  3. C16 ppm
  4. D19 ppm
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正解:B11 ppm

5時間での総流量は300 L。蒸発したベンゼンの体積は (0.0107/78.11)×24.5 L。濃度 = [(0.0107/78.11)×24.5 / 300] × 10^6 ≒ 11 ppm。

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33525℃において、ベンゼン1.00 gを容量1 Lの真空容器に密封した。容器内に気体として存在するベンゼンの質量が0.40 gと計算された場合、液体として存在するベンゼンの質量はどれか。

  1. A0.20 g
  2. B0.60 g
  3. C0.40 g
  4. D0.80 g
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正解:B0.60 g

密封した全体の質量1.00 gから気体となった質量0.40 gを差し引くと、液体の質量は0.60 gとなる。

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336塩素の濃度測定に用いる次亜塩素酸ナトリウム溶液の有効塩素濃度の標定において、終点を確認するために加える指示薬として、最も適切なものはどれか。

  1. Aフェノールフタレイン
  2. Bメチルオレンジ
  3. Cでんぷん
  4. Dグルコース
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正解:Cでんぷん

有効塩素濃度の標定にはヨウ素滴定が用いられ、終点の確認にはでんぷん(ヨウ素でんぷん反応)が用いられる。

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337塩素の濃度測定に用いる次亜塩素酸ナトリウム溶液の標定において、滴定に用いる溶液として、最も適切なものはどれか。

  1. Aチオ硫酸ナトリウム
  2. B水酸化ナトリウム
  3. C硫酸
  4. Dヨウ化カリウム
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正解:Aチオ硫酸ナトリウム

遊離したヨウ素をチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し、有効塩素濃度を求める。

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338液体捕集法の捕集率に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. A化学反応によって捕集する場合、捕集液の温度が低いと捕集率が低下することがある。
  2. B揮発性物質を単に捕集液に溶解させる場合、捕集液の温度が高いほど捕集率は高くなる。
  3. C捕集液内での気体の滞留時間が短いほど、捕集率は高くなる。
  4. D気体と捕集液との接触面積が小さいほど、捕集率は高くなる。
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正解:A化学反応によって捕集する場合、捕集液の温度が低いと捕集率が低下することがある。

化学反応によって捕集する場合、温度が低いと反応速度が遅くなり、捕集率が低下することがある。

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339次の測定対象物質のうち、グラスファイバーろ紙を使用する「ろ過捕集法」とTenax TA等の固体捕集剤を使用する「固体捕集法」の組み合わせで捕集を行う物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aフタロジニトリル
  2. Bコールタール
  3. Cシアン化カリウム
  4. D塩化ビニル
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正解:Aフタロジニトリル

フタロジニトリルは固体(粒子)と蒸気が混在するため、ろ過捕集法と固体捕集法の組み合わせで捕集する。

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340液体捕集法における必要最小吸引空気量 Q(L) を求める式「Q = (定量下限濃度 × 最終試料液の総量) / (B × C)」において、BとCの組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  1. AB: 0.01、C: 検出下限濃度
  2. BB: 1.0、C: 管理濃度
  3. CB: 0.1、C: 検出下限濃度
  4. DB: 0.1、C: 管理濃度
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正解:DB: 0.1、C: 管理濃度

定量下限は管理濃度の1/10に設定されるため、式中の分母は「0.1 × 管理濃度」となる。

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341作業環境空気中のホルムアルデヒドを捕集する際、シリカゲル捕集管に含浸させて誘導体化に用いる試薬として、最も適切なものはどれか。

  1. Aフルフラール
  2. B4-アミノアンチピリン
  3. CクロラミンT
  4. D2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)
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正解:D2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)

ホルムアルデヒドの捕集には、誘導体化のために2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を含浸させたシリカゲル捕集管が用いられる。

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342真空捕集瓶を用いた直接捕集法において、試料空気から水分を取り除くために試料採取口の前に接続する乾燥剤として、最も適切なものはどれか。

  1. A無水硫酸カルシウム
  2. B塩化コバルト
  3. C五酸化二リン
  4. D濃硫酸
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正解:A無水硫酸カルシウム

水分を取り除く場合、測定対象物質と反応・吸着しない無水硫酸カルシウムなどの乾燥剤をガラス管に詰めて接続する。

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343分子内にアミノ基(-NH2)を有し、常温で液体(融点-16℃、沸点200℃)である特定化学物質として、最も適切なものはどれか。

  1. A1,1-ジメチルヒドラジン
  2. Bアクリルアミド
  3. Co-トルイジン
  4. Dα-ナフチルアミン
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正解:Co-トルイジン

o-トルイジンは分子内にアミノ基を有し、常温で液体である。

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344常温で固体(融点84℃)であり、構造式内に二重結合とアミド基を持つ特定化学物質として、最も適切なものはどれか。

  1. Aフタロジニトリル
  2. B1,1-ジメチルヒドラジン
  3. Cアクリルアミド
  4. Do-トリジン
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正解:Cアクリルアミド

アクリルアミド(CH2=CH-CO-NH2)はアミド基を有し、常温で固体である。

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345有機化合物の官能基の名称と化学式の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  1. Aアミノ基 : -NH2
  2. Bイソシアネート基 : -N=C=O
  3. Cニトリル基 : -NO2
  4. Dカルボニル基 : -CO-
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正解:Cニトリル基 : -NO2

ニトリル基の化学式は-CNである。-NO2はニトロ基である。

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346エチレンオキシドの構造として、最も適切な説明はどれか。

  1. Aベンゼン環に塩素が3つ結合した構造をもつ。
  2. Bナフタレン環にニトリル基が2つ結合した構造をもつ。
  3. C炭素2個と酸素1個からなる三員環構造をもつ。
  4. D窒素原子を2つ含む直鎖状の構造をもつ。
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正解:C炭素2個と酸素1個からなる三員環構造をもつ。

エチレンオキシドは、炭素2個と酸素1個の三員環(エポキシド)構造をもつ。

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347次の化合物のうち、1気圧における沸点が最も低い(常温で気体になりやすい)ものとして、最も適切なものはどれか。

  1. Aジアニシジン
  2. Bアクリロニトリル
  3. Cクロロメチルメチルエーテル
  4. D酸化プロピレン
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正解:D酸化プロピレン

酸化プロピレンの沸点は34℃であり、この中で最も低い。

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348蛍光光度分析法によるα-ナフチルアミンの測定において、捕集後の処理として最も適切なものはどれか。

  1. A捕集液をアルカリ性にし、エチルエーテルで抽出する。
  2. B捕集液に亜硝酸ナトリウムを加え、ジアゾ化して測定する。
  3. C捕集液にクロラミンTを加え、黄色酸化物をクロロホルムで抽出する。
  4. D捕集液を加熱濃縮し、そのままガスクロマトグラフで分析する。
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正解:A捕集液をアルカリ性にし、エチルエーテルで抽出する。

蛍光光度分析法では、希塩酸に捕集した液をアンモニア水でアルカリ性にし、エチルエーテルで抽出して薄層クロマトグラフ法で単離する。

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349ベンゾトリクロリドを固体捕集法で捕集する際、用いられる捕集管の充填剤として、最も適切なものはどれか。

  1. A活性炭
  2. BTenax
  3. Cシリカゲル
  4. Dグラスファイバー
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正解:BTenax

ベンゾトリクロリドの蒸気はTenax管に捕集し、加熱脱着して分析する。

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350クロロメチルメチルエーテルの分子式(構造式)として、最も適切なものはどれか。

  1. ACl-CH2-CH2-Cl
  2. BCH3-CO-CH2Cl
  3. CC6H5-O-CH3
  4. DCH3-O-CH2Cl
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正解:DCH3-O-CH2Cl

クロロメチルメチルエーテルは、メチル基とクロロメチル基がエーテル結合(O)で結ばれた CH3-O-CH2Cl の構造をもつ。

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