⑦ 特定化学物質(第1種)
作業環境測定士 第334問
問題
拡散セルを用いベンゼンの標準ガスを発生させた。発生流量1.0 L/min、25℃。5時間でベンゼンが0.0107 g蒸発した。この標準ガスの濃度(ppm)に最も近いものはどれか。(ベンゼンのモル質量78.11 g/mol、24.5 L/molとする)
A9.9 ppm
B11 ppm✓ 正解
C16 ppm
D19 ppm
正解
B:11 ppm
解説
5時間での総流量は300 L。蒸発したベンゼンの体積は (0.0107/78.11)×24.5 L。濃度 = [(0.0107/78.11)×24.5 / 300] × 10^6 ≒ 11 ppm。
分野解説:⑦ 特定化学物質(第1種)
第1種の選択科目で、特定化学物質の分析手法を中心に学ぶ分野です。吸光光度分析法(ランベルト・ベールの法則、吸光度と濃度・光路長の関係、セルの選択、発色条件)、ガスクロマトグラフ分析法(分離度、保持時間、検出器)など機器分析の原理が頻出です。各分析法の測定原理・適用対象・妨害要因を整理し、なぜその手法がその物質に適するのかを理解しておくと、応用的な出題にも対応できます。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
作業環境測定士について
作業場の有害因子を測る国家資格
| 主催 | 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 |
|---|---|
| 出題形式 | 科目ごとのマークシート(五肢択一)方式。第1種・第2種の区分があり、共通科目に加え第1種は選択科目を受験する |
| 試験時間 | 共通4科目を各60分(労働衛生一般10:00〜11:00・労働衛生関係法令11:25〜12:25・デザインサンプリング13:35〜14:35・分析概論15:00〜16:00) |
| 受験料 | 第二種は共通科目11,800円。第一種は選択科目数により13,900円〜27,100円 |
| 合格基準 | 科目ごとに合格基準が定められている(科目合格制。詳細は公式サイトで要確認) |
| 難易度 | ★★★★☆ |
作業環境測定士の関連記事
デザイン・サンプリングから入る作業環境測定士の学習順
指定作業場の測定は原則として測定士が行う、という制度の位置づけが出題の背骨になります。労働衛生一般から関係法令、デザイン・サンプリング、分析概論まで9分野の攻略順と当日の運び方を示します。
科目が多く計算もある作業環境測定士の難所を分解する
第1種と第2種で必要な準備量は変わります。有害因子を測定・評価する国家資格として何が問われるのか、収録450問の分野構成をたどりつつ独学で届く範囲を線引きしました。
生物学的モニタリングの組合せで迷う作業環境測定士の要点
管理濃度、A測定とB測定、第1〜第3管理区分。まず評価の枠組みを固めてから、生物学的モニタリングの組合せ、吸光光度やガスクロマトグラフ、粉じんの物理、線量の単位換算へ進める早見の一覧です。