マイナンバー実務検定3級 ⑦ 監督・法人番号・罰則

個人情報保護委員会による監督、法人番号の利活用、番号法の罰則を扱う分野です。法人番号は個人番号と異なりプライバシーの問題が生じにくいため、原則として当該法人の許可なく自由に利活用できる点が頻出です。罰則では、番号法独自の罰則は故意犯を対象とし過失犯を処罰する規定はないこと、不正な利益を図る目的での提供など一定の行為には国外犯規定も及ぶことが問われます。個人番号の桁数や漏えい防止の枠組みと合わせ、監督・罰則の全体像を整理しておきましょう。

この分野の問題25問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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203法人番号の利活用について正しいものはどれか。

  1. A個人番号と同様に、厳格な目的制限のもとでしか利用できない。
  2. B利用するには、必ず当該法人の代表者から書面による許可を得る必要がある。
  3. Cプライバシー侵害の恐れがほぼないため、原則として当該法人の許可なく自由に利活用できる。
  4. D行政機関のみが利用でき、民間企業は一切利用できない。
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正解:Cプライバシー侵害の恐れがほぼないため、原則として当該法人の許可なく自由に利活用できる。

法人番号は個人番号と異なりプライバシーの問題が生じにくいため、許可なく自由に利活用することが可能です。

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204番号法に基づく罰則の規定について正しいものはどれか。

  1. A故意による犯行だけでなく、過失による漏えい等も番号法によって処罰される。
  2. B罰則は行政機関の職員のみに適用され、民間人には適用されない。
  3. C法人に対する罰則規定は一切存在しない。
  4. D番号法では故意犯のみが処罰され、過失犯を処罰する規定は番号法にはない。
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正解:D番号法では故意犯のみが処罰され、過失犯を処罰する規定は番号法にはない。

番号法独自の罰則としては故意犯のみが処罰され、過失犯を処罰する規定はありません(他法令の適用はあり)。

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205番号法の罰則の国外適用について正しいものはどれか。

  1. A不正な利益を図る目的での提供など一定の行為については、国外で罪を犯した者にも適用される。
  2. B行政機関の職員が国外で犯した場合にのみ適用される。
  3. C日本国内で犯した罪にのみ適用され、国外犯には一切適用されない。
  4. D条約を締結している国の国民にのみ適用される。
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正解:A不正な利益を図る目的での提供など一定の行為については、国外で罪を犯した者にも適用される。

不正提供や盗用など特定の行為については、日本国外においてこれらの罪を犯した者にも罰則が適用されます。

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206法人番号の指定対象となる法人について、正しい記述はどれか。

  1. A活動実態がない法人は指定されない
  2. B会社法等の法令の規定により設立の登記をした法人は活動実態の有無に関わらず指定される
  3. C解散した法人は登記記録が閉鎖されていなくても指定されない
  4. D国税庁への申告実績がある法人のみ指定される
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正解:B会社法等の法令の規定により設立の登記をした法人は活動実態の有無に関わらず指定される

設立の登記をした法人は、活動実態の有無に関わらず法人番号が指定されます。

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207法人番号の対象とならないものはどれか。

  1. A設立登記をした株式会社
  2. B国の行政機関
  3. C日本に住民票を持たない外国人
  4. D法人でない一定の社団や財団
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正解:C日本に住民票を持たない外国人

法人番号は法人や団体等に付番される。外国人は個人のため該当しない(住民票があれば個人番号となる)。

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208番号法の提供制限違反に関する罰則等について正しいものはどれか。

  1. A勧告の対象にはなるが、刑事罰の対象にはならない。
  2. B罰金のみであり、懲役刑はない。
  3. C刑事罰の対象にはなるが、個人情報保護委員会の勧告対象ではない。
  4. D勧告の対象となり、それに反した場合等は刑事罰の対象となることがある。
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正解:D勧告の対象となり、それに反した場合等は刑事罰の対象となることがある。

違反行為は個人情報保護委員会の勧告対象であり、是正措置に反した場合等は刑事罰の対象となることがある。

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209法人が法人番号を利用・公開する際の制限について正しいものはどれか。

  1. A利用にあたって法人の許可は不要であり、原則自由に利活用できる。
  2. B取引先の許可を得なければ利用できない。
  3. C行政機関との取引に限り利用できる。
  4. Dプライバシー保護のため一切公開されない。
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正解:A利用にあたって法人の許可は不要であり、原則自由に利活用できる。

法人番号には個人のようなプライバシー侵害の恐れがないため、原則として自由に利活用できる。

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210番号法の罰則の適用対象として誤っているものはどれか。

  1. A故意に特定個人情報ファイルを不正提供した者
  2. B過失により特定個人情報を漏えいさせた者
  3. C人を欺いて個人番号を取得した者
  4. D日本国外で不正な利益を図る目的で個人番号を提供した者
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正解:B過失により特定個人情報を漏えいさせた者

番号法の罰則は故意犯のみを対象としており、過失犯を処罰する規定はない(他法令での処罰可能性は除く)。

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211法人番号が指定される対象に含まれないものはどれか。

  1. A設立登記をした株式会社
  2. B地方公共団体
  3. C個人事業主
  4. D国の機関(裁判所や国会等)
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正解:C個人事業主

法人番号は法人や一定の団体等に付番されるものであり、個人の事業主には付番されない。

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212番号法の罰則について、日本国外で特定個人情報を不正に提供した者への適用はどうなるか。

  1. A日本国内での行為に限定されるため適用されない。
  2. B罰金刑のみ適用される。
  3. C当該国の法律が優先して適用される。
  4. D国外犯であっても適用される規定がある。
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正解:D国外犯であっても適用される規定がある。

「不正な利益を図る目的で個人番号を提供したとき」などは、日本国外で罪を犯した者にも適用される。

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213法人番号と個人番号の違いとして正しいものはどれか。

  1. A法人番号は利用目的の制限がなく自由に利用でき、個人番号は利用範囲が法令で限定されている
  2. Bどちらも誰でも自由に利用できる
  3. Cどちらも利用が厳しく制限されている
  4. D法人番号は12桁、個人番号は13桁である
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正解:A法人番号は利用目的の制限がなく自由に利用でき、個人番号は利用範囲が法令で限定されている

法人番号は公表され誰でも自由に利用できますが、個人番号は利用範囲が法令で限定され、目的外利用が制限されます。

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214法人番号を指定・通知する機関の長は誰か。

  1. A総務大臣
  2. B国税庁長官
  3. C経済産業大臣
  4. D内閣総理大臣
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正解:B国税庁長官

法人番号を指定し、通知するのは国税庁長官です(法39条)。

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215番号法に基づき特定個人情報の取扱いを監督する機関はどれか。

  1. A総務省
  2. Bデジタル庁
  3. C個人情報保護委員会
  4. D国税庁
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正解:C個人情報保護委員会

特定個人情報の取扱いの監督は、独立した第三者機関である個人情報保護委員会が行います。

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216個人情報保護委員会が番号法に基づいて行える措置として適切でないものはどれか。

  1. A指導・助言
  2. B勧告・命令
  3. C報告徴収・立入検査
  4. D事業者の営業許可の取消し
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正解:D事業者の営業許可の取消し

委員会は指導・助言、勧告・命令、報告徴収・立入検査を行えますが、営業許可の取消しは権限外です。

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217個人情報保護委員会の性質として正しいものはどれか。

  1. A内閣府の外局として置かれる独立性の高い第三者機関
  2. B総務省の一部局
  3. C民間の任意団体
  4. D地方公共団体の付属機関
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正解:A内閣府の外局として置かれる独立性の高い第三者機関

個人情報保護委員会は内閣府の外局として置かれ、独立して職権を行使する第三者機関です。

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218個人情報保護委員会の命令に違反した場合の扱いとして正しいものはどれか。

  1. A民事賠償のみ発生する
  2. B罰則の対象となる
  3. C行政指導のみで罰則はない
  4. D何の措置もない
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正解:B罰則の対象となる

委員会の命令に違反した者は、番号法上の罰則の対象となります。

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219番号法の罰則のうち、最も重い類型として正しいものはどれか。

  1. A届出の数日の遅れ
  2. B軽微な書類の記載漏れ
  3. C個人番号利用事務等に従事する者による特定個人情報ファイルの不正提供
  4. D手数料の納付遅延
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正解:C個人番号利用事務等に従事する者による特定個人情報ファイルの不正提供

事務に従事する者等が特定個人情報ファイルを不正に提供する行為は、番号法で最も重く処罰されます。

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220不正な利益を図る目的で個人番号を提供・盗用する行為について正しいものはどれか。

  1. A行政機関の職員のみ対象である
  2. B民間人には適用されない
  3. C過失であれば常に不問となる
  4. D番号法の罰則の対象となる
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正解:D番号法の罰則の対象となる

不正な利益を図る目的での個人番号の提供・盗用は、番号法の罰則の対象となります。

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221偽りその他不正の手段により個人番号カード等を取得する行為について正しいものはどれか。

  1. A番号法上の罰則の対象となる
  2. B手数料を払えば適法となる
  3. C本人であれば不問となる
  4. D行政の許可があれば認められる
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正解:A番号法上の罰則の対象となる

偽りその他不正の手段で個人番号カード等を取得する行為は、番号法上の罰則の対象です。

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222番号法の罰則における両罰規定の説明として正しいものはどれか。

  1. A違反した従業者個人のみが処罰される
  2. B行為者だけでなく、その法人にも罰金刑が科されうる
  3. C法人は一切処罰されない
  4. D代表者のみが必ず逮捕される
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正解:B行為者だけでなく、その法人にも罰金刑が科されうる

両罰規定により、違反行為者本人に加えて、その者が属する法人等にも罰金刑が科されることがあります。

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223法人番号の桁数として正しいものはどれか。

  1. A11桁
  2. B12桁
  3. C13桁
  4. D14桁
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正解:C13桁

法人番号は13桁の数字で構成されます(個人番号は12桁)。

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2241つの法人に対して指定される法人番号の数として正しいものはどれか。

  1. A支店の数だけ指定される
  2. B事業所ごとに複数指定される
  3. C毎年更新され変わる
  4. D1法人につき1つ指定される
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正解:D1法人につき1つ指定される

法人番号は原則として1法人につき1つ指定され、支店や事業所ごとには付番されません。

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225人格のない社団等(法人でない社団・財団)に対する法人番号の指定について正しいものはどれか。

  1. A代表者または管理人の定めがある等一定の要件を満たし届け出れば指定されることがある
  2. Bいかなる場合も指定されない
  3. C個人番号が代わりに付番される
  4. D株式会社にのみ付番される
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正解:A代表者または管理人の定めがある等一定の要件を満たし届け出れば指定されることがある

法人でない社団・財団等であっても、代表者等の定めがある等の要件を満たして届け出れば、法人番号が指定されることがあります。

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226法人番号の基本3情報として公表されるものはどれか。

  1. A従業員数・売上・法人番号
  2. B商号又は名称・本店等所在地・法人番号
  3. C代表者の住所・資産・法人番号
  4. D設立年月日・資本金・法人番号
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正解:B商号又は名称・本店等所在地・法人番号

公表される基本3情報は、商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号です。

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227個人情報保護委員会への報告徴収や立入検査を拒んだ場合の扱いとして正しいものはどれか。

  1. A行政指導のみで終わる
  2. B任意であり拒否は自由である
  3. C罰則の対象となりうる
  4. D事業者の判断に委ねられる
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正解:C罰則の対象となりうる

委員会の報告徴収・立入検査を拒否し、又は虚偽の報告をした場合等は、罰則の対象となりえます。

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