マイナンバー実務検定3級 ⑥ 保護評価・保護法特例

特定個人情報保護評価制度と、番号法が個人情報保護法の特例として持つ独自ルールを学ぶ分野です。番号法は個人情報保護法の特別法で、同一事項では番号法が優先し、法定例外を除き本人の同意があっても目的外利用を認めない点が個人情報保護法との大きな違いです。保護評価はファイルを保有する前に漏えいリスクを事前評価・公表する制度で、基礎項目・重点項目・全項目の3種類の評価書やしきい値判断(対象人数・取扱者数・重大事故の有無)が頻出です。開示・訂正・利用停止請求も押さえましょう。

この分野の問題14問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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189死者の個人番号に関する規定の適用について正しいものはどれか。

  1. A安全管理措置等、個人番号を対象とする規定については死者の番号にも適用される。
  2. B死者の番号は個人番号に該当しないため、番号法の対象外である。
  3. C死者の特定個人情報は、誰でも自由に収集・公開してよい。
  4. D遺族の許可がなければ、行政機関であっても死者の番号を削除しなければならない。
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正解:A安全管理措置等、個人番号を対象とする規定については死者の番号にも適用される。

個人番号には死者のものも含まれ、安全管理措置など個人番号を対象とする規制は死者の番号にも適用されます。

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190個人情報保護法と番号法において同一の事項が規定されている場合の適用関係はどれか。

  1. A原則として個人情報保護法が優先して適用される。
  2. B番号法は個人情報保護法の特別法であるため、番号法が優先して適用される。
  3. C当事者が自由にどちらの法律を適用するか選択できる。
  4. D両方の法律が適用され、より重い罰則がある方が選ばれる。
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正解:B番号法は個人情報保護法の特別法であるため、番号法が優先して適用される。

番号法は個人情報保護法の特別法に位置づけられるため、同一事項が規定されている場合は番号法が適用されます。

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191安全管理措置における「事務取扱担当者」の範囲として最も適切なものはどれか。

  1. A外部のシステム保守業者のみを指す。
  2. B役員のみで、一般の従業員は含まれない。
  3. C特定個人情報を取り扱う事務に従事する者で、正社員・派遣社員・役員等を含む。
  4. D正社員のみで、派遣社員やアルバイトは含まれない。
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正解:C特定個人情報を取り扱う事務に従事する者で、正社員・派遣社員・役員等を含む。

事務取扱担当者は、指揮監督下で当該事務に従事する者すべてを含み、正社員・派遣社員・役員等が該当します。

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192特定個人情報の取扱いにおける番号法と個人情報保護法の関係について正しいものはどれか。

  1. A番号法は公的機関のみに適用され民間には個人情報保護法のみ適用される
  2. B番号法には目的外の利用制限がなく個人情報保護法が優先される
  3. C特定個人情報は個人情報保護法の適用対象から完全に除外されている
  4. D特定個人情報は、法定の例外を除き本人の同意があっても目的外利用が禁止される点で個人情報保護法と異なる
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正解:D特定個人情報は、法定の例外を除き本人の同意があっても目的外利用が禁止される点で個人情報保護法と異なる

個人情報保護法は同意による目的外利用を認めますが、番号法は法定の例外を除き同意があっても目的外利用を禁止しています。

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193特定個人情報保護評価制度の目的として最も適切なものはどれか。

  1. A特定個人情報の漏えい等のリスクを事前に評価・公表し国民の信頼を確保すること
  2. B事業者の売上向上を図ること
  3. C個人番号の桁数を決めること
  4. Dマイナンバーカードの普及率を高めること
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正解:A特定個人情報の漏えい等のリスクを事前に評価・公表し国民の信頼を確保すること

特定個人情報保護評価は、ファイルを保有する前にリスクを評価・公表し、漏えい等を予防し信頼を確保する制度です。

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194特定個人情報保護評価を実施する主体として原則正しいものはどれか。

  1. A一般の民間事業者
  2. B行政機関や地方公共団体などの個人番号利用事務実施者
  3. C個人事業主
  4. Dすべての従業員
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正解:B行政機関や地方公共団体などの個人番号利用事務実施者

特定個人情報保護評価は、行政機関・地方公共団体等を中心に、情報提供ネットワークを使用して情報連携を行う健康保険組合等も実施対象となり得ます。

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195特定個人情報保護評価は、特定個人情報ファイルをどの段階で実施するものか。

  1. Aファイルを保有した後
  2. B評価は任意で時期に定めはない
  3. Cファイルを保有しようとする前(事前)
  4. D漏えい事故が起きた後
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正解:Cファイルを保有しようとする前(事前)

特定個人情報保護評価は、ファイルを保有しようとする前にあらかじめ実施する事前評価です。

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196特定個人情報保護評価書の種類として正しいものはどれか。

  1. A簡易版・詳細版の2種類
  2. B初級・中級・上級
  3. C甲種・乙種・丙種
  4. D基礎項目評価書・重点項目評価書・全項目評価書
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正解:D基礎項目評価書・重点項目評価書・全項目評価書

評価書には、基礎項目評価書・重点項目評価書・全項目評価書の3種類があります。

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197特定個人情報保護評価における「しきい値判断」で考慮される要素として適切でないものはどれか。

  1. A事業者の資本金額
  2. B対象人数
  3. C重大事故の発生の有無
  4. D事務取扱担当者(取扱者)数
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正解:A事業者の資本金額

しきい値判断は対象人数・取扱者数・重大事故の有無等で行い、資本金額は要素ではありません。

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198地方公共団体が全項目評価書を作成する場合に求められる手続として正しいものはどれか。

  1. A手続は不要で内部決定のみでよい
  2. B住民から意見を聴いた上で、第三者点検を受ける
  3. C税務署長の許可を得る
  4. D対象者全員の同意書を集める
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正解:B住民から意見を聴いた上で、第三者点検を受ける

地方公共団体等は住民の意見を聴いた上で第三者点検を受けます(国の行政機関等は国民の意見聴取後に個人情報保護委員会の承認を受けます)。

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199特定個人情報保護評価のしきい値判断について正しいものはどれか。

  1. A対象人数に関わらず必ず全項目評価が必要
  2. B対象人数に関わらず常に重点項目評価が必要
  3. C対象人数が1,000人未満の場合は、原則として評価の実施義務の対象外となる
  4. D対象人数が多いほど評価項目は少なくなる
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正解:C対象人数が1,000人未満の場合は、原則として評価の実施義務の対象外となる

しきい値判断は対象人数で大きく分かれ、1,000人未満は原則実施義務の対象外、1,000人以上で基礎項目評価等が必要となります(取扱者数500人以上や重大事故の有無も考慮)。

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200番号法と個人情報保護法の関係について正しいものはどれか。

  1. A両者は同一の法律である
  2. B番号法は個人情報保護法と無関係の独立した法律である
  3. C個人情報保護法が番号法の特例である
  4. D番号法は個人情報保護法の特例を定める位置づけである
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正解:D番号法は個人情報保護法の特例を定める位置づけである

番号法は個人情報保護法の特例を定める法律であり、同一事項では番号法が優先して適用されます。

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201特定個人情報の開示・訂正・利用停止の請求について正しいものはどれか。

  1. A本人は個人情報保護法等に基づき請求できる
  2. B一切認められていない
  3. C事業者の同意がなければ請求できない
  4. D行政機関に対してのみ請求できる
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正解:A本人は個人情報保護法等に基づき請求できる

本人は、個人情報保護法等の規定に基づき、自己の特定個人情報の開示・訂正・利用停止等を請求できます。

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202特定個人情報の取扱いに関して本人から苦情の申出があった場合の対応として適切なものはどれか。

  1. A対応する義務はない
  2. B事業者は苦情の適切かつ迅速な処理に努める
  3. C苦情はすべて委員会へ転送する
  4. D本人に再申出を禁止する
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正解:B事業者は苦情の適切かつ迅速な処理に努める

事業者は、特定個人情報の取扱いに関する苦情の適切かつ迅速な処理に努めることが求められます。

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