第185問降水ナウキャストの発表間隔と予報時間として正しいものはどれか。
- A5分毎に発表し、1時間先まで予報する。
- B10分毎に発表し、1時間先まで予報する。
- C5分毎に発表し、3時間先まで予報する。
- D10分毎に発表し、3時間先まで予報する。
数分先から季節先までの各種予報プロダクトを学ぶ分野です。降水ナウキャストや雷ナウキャスト、竜巻発生確度ナウキャストの発表間隔・予報時間、降水短時間予報の作成手法が頻出します。時間スケールが延びるほど個々の現象の予測は難しくなり、複数の初期値から計算するアンサンブル予報や確率的な表現が用いられる点が重要です。週間・季節予報の考え方も扱われます。各プロダクトの対象時間・更新頻度・作成方法を一覧で整理すると混同を防げます。
この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.活動度4は、雷が発生していない安全な状況を示す。
活動度4は激しい雷で落雷の危険性が非常に高い状況を示す。活動度は1(可能性あり)から4(激しい雷)へ段階的に高くなる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.気象レーダー観測値の誤差をアメダス等の地上降水観測で補正して作成する。
降水ナウキャストは気象レーダー観測値の誤差をアメダス等の地上降水観測で補正し、初期値とします。解析雨量とは異なります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.発生確度1以上は的中率が1〜7%と低いが、捕捉率は約80%と高い。
発生確度1以上は捕捉率が約80%と高い一方、的中率は1〜7%程度と低い。発生確度2は的中率7〜14%・捕捉率50〜70%程度である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.雷ナウキャストは活動度1〜4の4段階で雷の活動度を解析・予測する。
雷ナウキャストは雷の激しさや雷の可能性を活動度1〜4の4段階で表し、1時間先まで10分ごとに解析・予測する。
この問題の解説ページを開く →正解:A.15時間先まで予報する(6時間先までと7〜15時間先で手法が異なる)。
降水短時間予報は15時間先まで予報する。6時間先までは10分間隔・1km、7〜15時間先は1時間間隔・5kmで提供される。
この問題の解説ページを開く →正解:B.6時間先までは解析雨量を初期値とした移動予測に数値予報を加味して作成する。
6時間先までは解析雨量をもとにした降水域の移動予測に数値予報を加味し、7〜15時間先はMSM・LFMの統計処理で作成する。
この問題の解説ページを開く →正解:B.すべての予報期間において、地形による降水の盛衰を予報に含めている。
降水短時間予報は、すべての予報期間において地形性による降水の盛衰を予報に含めています。盛衰効果の大きさは毎回変わります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.7〜15時間先は数値予報(MSM/LFM)の統計処理を用いるため、新たに発生する降水域も予測できる。
7〜15時間先は数値予報の統計処理が主となるため、補外予報では捉えられない新たに発生・発達する降水域も予測できる。
この問題の解説ページを開く →正解:B.気象レーダーによる推定雨量を地上アメダス等の実測データを用いて補正して作成する。
解析雨量は、気象レーダー観測による推定雨量をアメダス等の降水実測データを用いて補正して作成します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.降水確率は、予報期間中に1mm以上の降水がある確率を予報したものである。
降水確率とは、1mm以上の雨や雪が降る確率であり、降水量や降水時間、面積を示すものではありません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ガイダンスから求めた降水確率が0以上5%未満の範囲であることを意味する。
天気予報ガイダンスで求めた確率が例えば4%の場合、四捨五入して0%と発表されます。雨が降る可能性が完全にないわけではありません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.一次細分区域単位で、天気、降水量、気温などを24時間(一部30時間)先まで3時間ごとに表示する。
時系列予報は、一次細分区域単位で各気象要素を24時間先(一部30時間先)まで3時間ごとに図形式表示したものです。
この問題の解説ページを開く →正解:B.スケールの大きい高気圧が接近する予報などで、移動速度の誤差が生じても高気圧圏内に該当しやすいため。
後半にスケールの大きい高気圧が接近する場合など、位相がずれても高気圧圏内に入りやすいため、後半の信頼度が逆転して高くなることがあります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.多数の予報結果のばらつきの大きさのこと。
アンサンブル予報における、予報結果のばらつきの大きさをスプレッドと呼びます。スプレッドが大きいほど予報精度は相対的に低くなります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.初期値の不確実性に起因するランダム誤差をアンサンブル平均によって縮小できる。
アンサンブル平均をとることで、プラスとマイナスのランダムな誤差が相殺され、ランダム誤差を縮小することができます。系統的誤差は除去できません。
この問題の解説ページを開く →正解:B.系統的誤差はアンサンブル平均を行っても縮小することはできない。
個々のメンバーに地形性などの同種の系統的誤差が含まれる場合、アンサンブル平均を行っても系統的誤差を縮小することはできません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.500hPaで-30℃の等温線におおむね対応し、冬の寒気のしきい値となる。
5400m線は500hPaで-30℃の等温線におおむね対応し、冬の寒気(降水があれば雪になる確率が高い)の目安となります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.相当温位線の集中している領域は明瞭な前線帯を表すことが多い。
相当温位は気温と水蒸気量に依存し、その集中帯は前線帯を表すことが多く、集中帯の南縁が850hPaの前線位置となります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.等高度線が低気圧性曲率を持つ部分で、一般に寒気場であり正の渦度が対応しやすい。
トラフ(気圧の谷)は低気圧性曲率を持ち、寒気場で正渦度が対応しやすく、トラフ付近やその少し前面は悪天になりやすい傾向があります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.チベット高気圧の東の尾根の張り出しが弱いとき、オホーツク海周辺で尾根が形成されオホーツク海高気圧が長居して冷夏となることがある。
チベット高気圧の東への張り出しが弱いと、オホーツク海周辺が尾根になりやすく、下層でオホーツク海高気圧が長期存在して北日本で冷夏となる場合があります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.過去30年間のデータを並べ、高い方から11番目〜20番目までの範囲を指す。
季節予報の気候的出現率は、過去30年間のデータを3等分し、11番目〜20番目を「平年並」と定義しています。幅を持った範囲となります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.平年より500hPa高度が低く、トラフ場が平均的に大きかったため平均気温が低かったことを示す。
高度が負偏差ということは、トラフ場の影響が大きく寒気が入りやすかったため、平均気温が低かった(冬なら西高東低の気圧配置が多かった)ことを示します。
この問題の解説ページを開く →正解:C.地上雨量計の実測値、または解析雨量で歴代1位や2位相当の短時間雨量を観測・解析した場合に発表される。
記録的短時間大雨情報は、地上雨量計の実測だけでなく、解析雨量で基準以上の値が解析された場合にも発表されます。
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